【大明皇妃(だいみんこうひ)全62話】55・56・57話のあらすじとネタバレ|立太子と禅杖

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では「大明皇妃〜Empress of the Ming〜」(全62話)についてあらすじ全話とネタバレと感想を書いていきます。

ドラマの中で描かれるのは一人の女性の波乱と慈愛に満ちた一生、ドラマティックな人間模様と本格的な歴史考察をお楽しみください。

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大明皇妃の登場人物とキャスト

  • 孫若微そんじゃくび…本名:景若微。靖難せいなんの役の混乱時、若微の両親は孫愚に娘を託した。
  • 胡善祥こぜんしょう…本名・景蔓茵。若微の妹。孫愚に預けられるが混乱の中はぐれてしまい、皇太子・朱高熾と朱高煦に助けられる。胡尚儀の養子として育つ。
  • 朱瞻基しゅせんき…永楽帝の孫。父は皇太子・朱高熾、母は張妍。
  • 孫愚そんぐ…若微の親に救われた過去から、その娘を助け育てる。将軍をしていた。
  • 聶興じょうきょう…靖難の役で都を追われた者の一人。熱血。
  • 徐浜じょひん…靖難の役で都を追われた。若微に寄り添う。
  • 永楽帝えいらくてい朱棣しゅてい。甥であった建文帝を討ち皇帝になる。
  • 朱高熾しゅこうし…永楽帝の長男であり皇太子。慈悲深く体が弱い。肥満体型。
  • 朱高煦しゅこうく…永楽帝の次男。漢王。腕っぷしが強く思い切りがいい。
  • 朱高燧しゅこうすい…永楽帝の三男。趙王。従順に見えて狡猾。
  • 張妍ちょうけん…皇太子妃。弟がいる。
  • 胡尚儀こしょうぎ…尚儀局を管理する役人。胡善祥を引き取り冷たいながらも、愛情を持って育てる。
  • 建文帝けんぶんてい…どこかに逃げ延びたらしいが…?
  • 于謙…科挙に合格した才人、変人。朱瞻基と若微の力になる。
  • 楊士奇…老臣。明のために永楽帝の代から官吏として尽くしてきた。
  • 朱祁鎮…正統帝、朱瞻基と若微の息子。
  • 朱祁鈺…景泰帝、朱瞻基と蔓茵の息子。
  • 王振…朱祁鎮のお気に入り宦官。

大明皇妃のネタバレあらすじ55話から57話まで!

第55話 「母の祈り」

祁鈺の独断で、オイラトへの砲撃が開始された。若微は敵陣に捕らわれている祁鎮が殺されかねないと案じ、祁鈺を非難する。徐浜(じょひん)の機転で事態は収束し、オイラトは撤退。だが祁鎮は依然としてオイラトに捕らわれていた。徐浜は自ら敵地に赴き、祁鎮のそばで仕えることを申し出る。戦いは終わり、若微は息子の帰還をひたすら祈る。一方、北京へ帰ってきた善祥は、自分の孫を皇太子に立てることを考えていた。

オイラト。

礼部尚書となった徐浜はオイラトに向かいエセンに謁見した。

エセンの側には太監 喜寧がいて「礼部尚書は楊栄だった!偽物だ!」とイチャモンを付ける。

徐浜は「お前こそ偽物だ」と言い負かしエセンに気に入られた。

景泰元年 エセンは撤退し北京は防衛された。

皇宮。

皇太妃として胡善祥が皇宮に戻った。

若微は胡善祥とその家族とともに食卓を囲む。

その席で朱祁鈺の正妃は「宮を出る、もう虐待は嫌…」と夫に耳打ち。

しかし朱祁鈺は「皇后として同居すべき」と聞き入れない。

その話が聞こえたのか若微は「ここを皇后の居室にして皇太妃には新しい場所を用意する」と提案した。

胡善祥は昔から使っている場所で過ごすと言って聞き入れない。

それどころか「道観で修行がしたい」と言い出した。

朱祁鈺が親政を取るようになれば若微とともに身の振り方を考えなければいけないというのだ。

胡善祥は皇后に息子を連れてこさせ、わざと太皇太后と呼ぶ。

それは孫を皇太子にという意図が含まれていた。

若微は驚いて席を立つ。

すると朱祁鈺が追いかけてきて「母の考えを知らなかった」と弁明した。

若微はそれ以上問い詰めず「楊士奇たちは退官を願い出ている、慰留の宴を開いてほしい」と頼んだ。

若微は「道観で共に修業をする」と決意する。

宴の席。

朱祁鈺(景泰帝)は言われた通り宴を開いた。

その席で楊栄は「太上皇をなんとしても救い出してほしい」と懇願。

残る二人の意見も同じだ。

朱祁鈺は「母のために世継ぎを早く決めたい」と無理を言いだした。

楊士奇は「解放を前に太子を立てれば批判を招く」と止める。

皇宮。

若微は道観から道士を選び法要を行うことにした。

戦で亡くなったすべての人を弔う大法要だ。

オイラト。

礼部侍郎 李実が書状を持ってエセンに謁見する。

李実は朱祁鎮の帰京を願い出るが、朱祁鈺自ら記したという書状には帰京について書かれていない。

太監 喜寧は「皇帝は解放を望んでいないんだろ〜?」と揚げ足を取った。

その頃、朱祁鎮は徐浜の抗議を静かに聞いている。

皇宮にいた頃とはまるで違う態度だ。

感想:胡善祥の息子

なんだか勘違いしてたかも。

どうひねくれ返っても胡善祥の息子だもんね。

見せてる部分が本心だとは限らないわけだ。

若微の前では従順に振る舞うけど、臣下を前にすれば欲望を剥き出しにする。

若微に逆らえないのは有る種 母の恐怖と同じようなものを感じているからかな。

それにしたって正妃がかわいそうだよ。

虐待されてるの知ってて一緒にいろって酷にも程があるでしょうが。

うーん、なんだか若微たちは朱祁鎮(正統帝)を取り戻したいけど朱祁鎮は草原で暮らしたほうが幸せなのでは?だからといって朱祁鈺に国を任せるわけにも…?

第56話 「明かされた事実」

オイラトでは祁鎮が徐浜を先生と呼び、多くのことを学んでいた。祁鎮は徐浜から春に北京へ帰れそうだと聞くも、チムグとの間に子供が生まれていたこともあり、複雑な思いを抱く。一方、太上皇である祁鎮から禅譲(ぜんじょう)を授からねば正統な皇帝になれない祁鈺は、そのために息子の立太子ができず焦っていた。礼法を重んじる礼部との確執を経て、祁鈺は少しずつたがが外れていく。そんな中、若微は皇后から衝撃の事実を聞かされる。

草原。

小さな湖のほとりで朱祁鎮は徐浜の話を聞く。

話の終わりに意見を求められ、朱祁鎮は「功臣は大切にすべき」と答えた。

それを聞いた徐浜は「天下の福だ」と微笑む。

皇宮。

数年たち朱祁鈺の息子は少し大きくなった。

利発な息子を朱祁鈺は可愛がっている。

一人で先に食事をしていた胡善祥のもとへ向かうと「大法要に行くべきだった」と話し始めた。

胡善祥はあまり体の具合が良くない様子。

皇帝の寝殿。

朱祁鈺は于謙を呼び、皇太子を立てる相談をする。

胡善祥に急かされたようだ。

于謙は「皇太子を立てるということは太上皇の帰還を望まないということ」と道理を説明。

しかし朱祁鈺は聞き入れない。

于謙は「史書には記される、名誉を守るべきだ」と説得した。

オイラト。

すっかりオイラトに寝返った太監 喜寧は「朱祁鎮を殺せば若微と朱祁鈺が反目し、朝廷が荒れれば絶好の機会が来る」とエセンに吹き込む。

バヤン・テムルは「名声に関わる」と反対。

しかしエセンは朱祁鎮を天幕に呼びだし柱に縛り付ける。

騒動を知った徐浜はすぐに朱祁鎮のもとへ。

床を這い命乞いするふりをして、エセンを人質にとった。

朱祁鎮を逃がせと要求する。

朱祁鎮は「草原はオイラト人のもの、私達は逃げられない

我らは来世で兄弟に」と諦めきっていた。

そこへチムグが飛び込んできて「目の前で自害する」と脅し、2人を救う。

大法要の会場。

若微は朱祁鎮の無事を祈り続けていた。

そして天の声を聞いたと話す。

それは「朱祁鎮は無事に帰る、降りかかる全ての災難は強風に吹かれ飛んでいく」というもの。

そしてまた季節がめぐり、オイラトで暮らす朱祁鎮とチムグの間に子供が生まれた。

徐浜は「春になれば北京に戻れる」と嬉しそうに話す。

しかし朱祁鎮は浮かない顔だ。

その頃、喜寧の提案で軍議が開かれていた。

喜寧は朱祁鎮を護送して城門を落とし、北京に攻め入る作戦を提案。

エセンは乗り気だが、バヤン・テムルは気に食わない様子。

皇宮。

朱祁鈺(景泰帝)は芸人を呼び太上皇を馬鹿にする芝居をさせている。

そこへ若微が来た。

朱祁鈺は太監 興安のせいにしてその場を逃れる。

朱祁鎮(正統帝)を帰郷させるつもりはないようだ。

若微が部屋に戻ると、皇后が泣きながら駆け込んできた。

皇后は「出家のお許しを、立太子がかなわないのは皇后のせいだと皇太妃(胡善祥)に攻められ生き地獄だ」とすがった。

しかし若微は朱祁鎮のこともあり願いを叶えられないと話す。

すると取り乱していた皇后は叩頭し「私が愚かだった」とある秘密を暴露した。

それはオイラトが交換条件として金銀を要求しているが、朱祁鈺はその品を使者には渡さず焼却しているというもの。

朱祁鈺は皇太妃のいいなりだという。

「立太子を諦めず太上皇は戻らない」

皇后はそれだけ行って急いで立ち去る。

若微は慌てて上質な衣や宝石を女官 双喜に持たせ追いかけさせた。

しかし胡善祥に「あなたの施しなど受けない!」と投げ帰される。

太和殿。

官吏たちは「正式に譲位されていないため、太上皇が禅杖の儀式をしなければ立太子はできない」と朱祁鈺をなだめている。

朱祁鈺は怒りのあまり官吏を杖刑に処した。

街。

于謙の前に徐有貞が現れた。

感想:礼法ってなあに

官吏たちは礼法を使って朱祁鈺…というか胡善祥を押し止められてよかったね。

でも朱祁鎮は帰りたくない感じだよ??子供も生まれたし…でもあの暮らしは無理があるので…でも帰ってきても…どうなるのよこの話!

さて、朱祁鈺の嫁 皇后が耐えかねて若微に助けを求めました。

でも揉めたくないから助けないってよ。

え?なんか言い訳してたけど、結局息子ちゃんが可愛いから余計なことできないの!ってことだよね?違った?

どうしてこうも血のつながった息子のこととなると2人とも狂っちゃうんだろうか。

若微は行き過ぎた愛情、胡善祥は復讐の道具(´・×・`)

第57話 「禅譲の詔」

吹雪が続くある日、エセンが北京へ使者を送り明と和睦を結ぶとの知らせが祁鎮たちのもとへ届く。それを聞いた徐浜は、喜寧(きねい)に使者団への同行を願い出るも一蹴されてしまう。だがチムグの説得により同行できることに。さらに、祁鎮の帰還の障壁となっているものの一つを排除すべく、徐浜らはバヤン・テムルに協力を仰ぎ、先だって宣化(せんか)城へ密書を届けて欲しいと頼む。そして徐浜、喜寧を含むオイラトの使者団は北京への道中、宣化城へ立ち寄り…。

于謙の屋敷。

于謙が自宅に戻ると徐有貞が待ち構えていた。

徐有貞は南京への左遷を免れるため于謙に口利きを頼みに来たようだ。

しかし、于謙は取り合わない。

皇宮。

その頃、皇后が若微に会いに行ったことで胡善祥は激高していた。

そこへ戻った朱祁鈺(景泰帝)を部屋に連れ込むと「皇族の子に産んで申し訳ない、皇帝になる姿は見られない」と涙を流した。

オイラト。

徐浜は朱祁鎮(正統帝)の姿が見えないことに気づいて慌てて探す。

すると朱祁鎮は吹雪の中 服を脱いで雪の上で寝ていた。

徐浜はすぐに天幕へ連れ帰り体を温めてやる。

意識が戻った朱祁鎮は「私は生きたくない…」とつぶやいた。

徐浜は激怒し過去のことを教える。

「私はお前の家族を殺すために南京へ来た!お母上を愛している!しかしお母上はお前を捨てられなかった」

朱祁鎮は徐浜に襲いかかり「お前を殺してやる」と息巻いた。

徐浜は朱祁鎮が助かったことに安堵する。

そこへ裏切り者の太監 喜寧が入ってきた。

喜寧はエセンが北京に使者を送り、明と和睦を結ぶと話す。

徐浜はチムグに「エセンを納得させ同行を許可させろ」と頼んだ。

皇宮。

若微は胡善祥を皇宮の外れに呼び出した。

そして「息子を帰還させれば言うことを聞く」と朱祁鎮の帰京を懇願する。

胡善祥は皇太后になるのは私だったと恨み言。

さらに朱祁鎮の命を握っていると脅して立ち去った。

オイラト。

徐浜と朱祁鎮は天幕にバヤン・テムルを招き「宣化城に密書を矢文で放ってほしい」と頼む。

バヤン・テムルは朱祁鎮を気に入って守ってきたためその願いを聞き入れた。

密書は無事宣化城へ届けられる。

数日後、立派な毛皮を着た喜寧は得意顔でオイラトの使者団を率いて宣化城へ入った。

その中には徐浜もいる。

密書で知らされた作戦通り、喜寧が中にはいるとすぐに城門が閉じられた。

徐浜は喜寧を斬首。

オイラトの兵士には「使者として一緒に行けば褒美を与える」と約束する。

徐浜の作戦は成功し、若微と涙の再開を果たした。

太和殿。

北京に戻った徐浜は朱祁鈺(景泰帝)に謁見。

良馬と毛皮はオイラトの誠意だと伝える。

しかし朱祁鈺は「宣化城を奪う気だったと聞いた」と問い詰めた。

徐浜は動じず「禅譲し立太子を」という朱祁鎮の言伝を伝えた。

朱祁鈺はすぐに態度を変え「すぐに迎えに行け」と兄の帰還を許す。

息子の立太子に心躍る朱祁鈺。

于謙はついでに杖刑を受けた官吏の葬儀と徐有貞の復職も認めさせた。

徐有貞は「北京で星の鑑賞を」と命じられる。

感想:このままでは終わらない

Wiki見ちゃったから次の皇帝もその次もわかるわけで…どこからどうなってどんでん返しするんだろう。

もう後はどこまでやるのか気になるな。

若微が主人公なので若微が傷害を終えるまでかな???

それにしても胡善祥はこれで満足しないだろうから、朱祁鎮(正統帝)が帰ってきて何をするのか恐ろしさでいっぱいである。

若微も息子のことになると甘々なのでなんともしがたいし。

若微と徐浜と朱祁鎮とチムグと子供でどこかに旅立てないのかな。

次回、58・59・60話はここから!

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