【大明皇妃・全62話】34・35・36話のあらすじとネタバレ|慈愛の皇帝

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では「大明皇妃〜Empress of the Ming〜」(全62話)についてあらすじ全話とネタバレと感想を書いていきます。

ドラマの中で描かれるのは一人の女性の波乱と慈愛に満ちた一生、ドラマティックな人間模様と本格的な歴史考察をお楽しみください。

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大明皇妃の登場人物とキャスト

  • 孫若微そんじゃくび…本名:景若微。靖難せいなんの役の混乱時、若微の両親は孫愚に娘を託した。
  • 胡善祥こぜんしょう…本名・景蔓茵。若微の妹。孫愚に預けられるが混乱の中はぐれてしまい、皇太子・朱高熾と朱高煦に助けられる。胡尚儀の養子として育つ。
  • 朱瞻基しゅせんき…永楽帝の孫。父は皇太子・朱高熾、母は張妍。
  • 孫愚そんぐ…若微の親に救われた過去から、その娘を助け育てる。将軍をしていた。
  • 聶興じょうきょう…靖難の役で都を追われた者の一人。熱血。
  • 徐浜じょひん…靖難の役で都を追われた。若微に寄り添う。
  • 永楽帝えいらくてい朱棣しゅてい。甥であった建文帝を討ち皇帝になる。
  • 朱高熾しゅこうし…永楽帝の長男であり皇太子。慈悲深く体が弱い。肥満体型。
  • 朱高煦しゅこうく…永楽帝の次男。漢王。腕っぷしが強く思い切りがいい。
  • 朱高燧しゅこうすい…永楽帝の三男。趙王。従順に見えて狡猾。
  • 張妍ちょうけん…皇太子妃。弟がいる。
  • 胡尚儀こしょうぎ…尚儀局を管理する役人。胡善祥を引き取り冷たいながらも、愛情を持って育てる。
  • 建文帝けんぶんてい…どこかに逃げ延びたらしいが…?
  • 于謙…科挙に合格した才人、変人。朱瞻基と若微の力になる。
  • 楊士奇…老臣。明のために永楽帝の代から官吏として尽くしてきた。
  • 朱祁鎮…正統帝、朱瞻基と若微の息子。
  • 朱祁鈺…景泰帝、朱瞻基と蔓茵の息子。
  • 王振…朱祁鎮のお気に入り宦官。

大明皇妃のネタバレあらすじ34話から36話まで!

第34話 「翻された反旗」

高煦は洪熙(こうき)帝・高熾が読み上げた先帝の遺詔は偽物だと言い放ち、理由を述べ始める。本物であることは楊士奇が証明できると反論する瞻基に、高燧は意味深な言葉を告げて高煦とともに北京をあとにする。高熾は高煦たち賊軍と戦にならないよう手を尽くすが、高煦と高燧は皇甫雲和(こうほうんわ)とともに檄文(げきぶん)の作成を進め、瞻基もまた高熾の方法に納得できずいらだっていた。そんなある夜、楊士奇のもとに済南(さいなん)が落とされたとの知らせが届き…。

葬儀の場。

朱高煦(漢王2)は集まった親族や藩王たちを前に「遺詔は偽物」と言い放った。

朱高熾が死因を明かさず、朱瞻基が崩御を秘密にしたことが証拠だという。

さらに朱高燧(趙王3)も声を上げ「皇太子の側室は靖難の遺児だ」と暴露した。

朱瞻基は「すべて楊士奇が証明できる」と反論。

しかし二人は聞く耳を持たず、遺詔を破り捨て立ち去った。

その夜、朱瞻基は漢王府と趙王府に攻め入るがすでに2人は逃げ出した後。

公印を持っていたため門を開けざるを得なかったという。

胡善祥(蔓茵)の部屋。

胡善祥は安歌を呼び、胡尚儀の話を聞く。

安歌は胡尚儀を疎ましく思っておらず、その立場を理解していた。

安歌はいとこの紹介で入ったが、そのいとこはお酒に溺れて死んだという。

北京は新年を迎えた。

皇后となった張妍や若微や胡善祥が集まり、新年の食事の用意をしている。

そこへ朱高熾(皇帝1)と朱瞻基が戻ってきた。

朱高熾は戦をせず和解しようと条件を出したが、朱高煦たちは応じないという。

そればかりか、治める土地を選んでいいのなら北京城を明け渡せとまで言ってきた。

さらに奸臣の首か放蕩息子(朱瞻基)を送ってくれば話に応じるという。

朱瞻基は叔父たちを攻撃しない父親にいらだっていた。

しかしその父は「国が正道から外れれば見捨てられ、民の慈悲を忘れれば見下される

侮辱を受け入れ、耐え許すことこそ難しい

この座につくものは、自身よりも天下や民を大切にしなければならない」と諭す。

反乱軍。

朱高煦(漢王2)は皇甫雲和に檄文(意見や主張を書いた文書)を作らせていた。

そこには朱高熾が聖旨を偽造し、兵を交代させ命を狙ったと書かれている。

朱高燧の計画を聞いた朱高煦はまず済南を落とすことに決めた。

康煕元年、漢王が反旗をひるがえす。

皇宮。

楊士奇のもとに済南での敗戦の知らせが届いた。

このまま江南7省を攻められれば危うい状況だ。

朱瞻基と楊士奇が話し合っていると、于謙が飛び込んできた。

御史の1人が「于謙はマフムードに情報を売った」と上奏したため辞職に追い込まれたようだ。

助けを求める于謙を朱瞻基は皇太子府に迎える。

健于の家。

その夜、健于の前にマフムード(ハシジュス)が現れた。

ハシジュスは「錦衣衛が捕らえに来る、一緒に来い」と手を差し伸べる。

さらに朱高煦たちが「北京を攻めたら山海関の外の土地を渡す」と申し込んできていることを伝えた。

于謙はハシジュスを拒否、錦衣衛に捕らわれ牢に入る。

牢。

朱瞻基が于謙を迎えに来る。

于謙は出る気がないらしく、マフムードの話を教えた。

このままでは本当に帝位の簒奪が起こってしまう。

朱瞻基は急いで父の元へ。

その頃、皇后となった胡善祥の懐妊が発覚。

朱高熾(皇帝1)は子供に「祁鈺」と名付けた。

感想:子供が出来た!?

え!?蔓茵懐妊!??やることはやってたの!?

ど???いやまあ嫁だし…しかも正妻だし…????

まって!!!漢王の子供…ではないか、時間が開いてるもんな。

もうあっちこっちめちゃくちゃになっていて大変です。

朱高熾(皇太子1)の言うことももちろん分かるけど、慈悲だけで国が治められたら軍はいらないじゃんね。

もちろん外敵に対抗するすべは必要だけど、それさえ情でなんとか出来るとか言っちゃいそうだ。

于謙とハシジュスの組み合わせが好きなので、ここの絡みがもっと見たい。

第35話 「君主の道」

瞻基は高煦と高燧を武力で抑えようと考えていたが、高熾は楊士奇の身柄を高煦に引き渡したうえ、瞻基を南京に追いやってしまう。瞻基は南京で高煦たちに対抗できず悶々としていたが、とうとう高熾は危篤に陥る。その知らせを受けた瞻基は、永楽年間の奏状をひもときながら学びを深め、父宛てに文を書く。高熾はいまわの際で息子の改心を知り、安らかに眠りにつく。翌年、皇帝となった瞻基は高煦が率いる反乱軍と対峙する。

胡善祥の懐妊が発覚し、朱高熾(皇帝1)は初孫に「祁鈺」と名を贈った。

そこへ朱瞻基が駆け込んでくる。

不意打ちで懐妊を知った朱瞻基は嬉しそうだ。

しかし状況は緊迫していた。

朱瞻基は叔父たちがマフムードと結託し直隷(江河下流にある行政機関)を攻めようとしていることを伝える。

武力で抑えるべきと進言するが、朱高熾は認めない。

その夜、朱瞻基は父に呼び出された。

聖旨により「都を出て南京で勉学に励め」と命じられる。

従うしかない朱瞻基は南京へ向かった。

反乱軍。

朱高熾(皇帝1)は楊士奇を朱高煦(漢王2)のもとへ送り込んだ。

于謙は投獄し、皇太子は南京へ追い出し、元凶である楊士奇を差し出す。

朱高煦の条件を叶えたのだ。

しかし、いざ楊士奇を送り込まれて困ったのは叔父2人。

反乱軍は奸臣の静粛を目的に掲げている。

その奸臣を先に始末してしまえば決起の目的がなくなってしまうのだ。

楊士奇を始末することも出来ず、朱高煦は監禁させた。

南京。

南京に送られた朱瞻基は蜘蛛の巣だらけの書庫に通される。

そこには永楽帝の22年間の記録が全て収められていた。

これをすべて読めと命じられている。

南京には若微と胡善祥(蔓茵)も一緒に連れてこられていた。

若微はなだめるが、朱瞻基はふてくされてしまう。

ある日、徐浜が朱瞻基の前に現れる。

徐浜は朱瞻基を叱責し「藩王たちは暴君に従わない、文を書いて説得するべき」と助言した。

去り際、徐浜は若微を大切にすると約束してほしいと願い出る。

朱瞻基は承諾した。

北京。

朱高熾(皇帝1)の容態は日に日に悪化し、もういつ亡くなってもおかしくない状況に…

朱高熾は息子に「生死に関わらず戻ってはならない、言いたいことがあれば文を書け」と勅旨を出した。

皇帝の寝殿。

朱高熾が危篤に…

そこへ朱瞻基から文が届いた。

「祖父上が亡くなり、私は策略を企て正道から外れました

利害だけを追い、君主の道を知らぬものに国は担えません」

朱瞻基は傲慢で身勝手だったことを父にわびた。

息子の改心を知り、朱高熾は安心して息を引き取った。

康煕元年5月 康煕帝が崩御。

朱瞻基が即位し宣徳と改元した。

8月 反乱平定のため親征。

反乱平定のために軍を出した朱瞻基だが攻撃はしない。

叔父たちに文を書くと、于謙に預け届けさせた。

その頃、叔父たちは反乱が思い通りに進まず言い争いをしている。

朱高燧(趙王3)は楚王に兵士を出させるため出かけるという。

そこへ軍報が届いた。

朱高煦(漢王2)の護衛を10年務め、朱高熾に寝返った男からの文だ。

本営。

その夜、朱瞻基の前に父が現れる。

朱高熾は「目を覚ませ敵が来たぞ」と告げ姿を消した。

護衛の男に手引された朱高煦(漢王2)は本営を襲撃。

朱瞻基は夜着のまま馬に乗り草原へ逃げ出す。

感想:パパ大好きだったよ

朱高熾崩御(´;ω;`)

最後まで慈愛の人だった…

永楽帝と違ってはっきりとなくなる場面がありました。

この人だからこそ、慕う人々に囲まれて旅立つって演出か?

張妍が顔を歪めて失った悲しみを現していたのが印象的でした。

朱瞻基の反発に同調してしまうのでなんとも複雑だが根本的には嫌いになれないタイプ。

さて、朱瞻基が即位し漢王との戦を始めるのかと思いきや朱高熾の遺志を継ぎ、軍は出せども攻撃はしない状態に。

夜襲は作戦のうちでなにか変化をもたらそうとしているのかな?

第36話 「謀反の結末」

宣徳(せんとく)帝・瞻基は、高煦の奇襲を受けるも、一命を取り留めた。この一件で瞻基は、自軍の多くの兵の肉親が敵軍に属していることに気づく。帝位を巡る朱(しゅ)家の争いのために、明の兵が同士打ちをしようとしているのだ。考えを改めた瞻基は、無益な戦いを回避するよう敵軍に呼びかけ、ついに高煦を捕らえる。一方、善祥は、お腹の子が皇太子になる見込みだと知り、得意の絶頂にあった。しかし、思いもかけない悲劇が彼女を襲う…。

草原。

朱瞻基は朱高煦(漢王2)に矢を射られ落馬した。

永楽帝が死んだときのことを問い詰められ「高煦が謀反を起こしさえしなければ私達は家族だ」と言ったことを伝える。

朱高煦が激怒し朱瞻基の首めがけて剣を振り下ろした。

そこへ将軍 樊忠が駆けつけ、朱高煦は笑いながら逃げていく。

皇后の寝殿。

胡善祥は養母だった胡尚儀を呼び出した。

そして「引き取ってくれたおかげでこの子がいる」と感謝する。

胡尚儀を説得し、同じ宮に住まわせることにした。

本営。

本営に戻った朱瞻基は「内通者がいる」と怒りをあらわにした。

兵士を並べ問い詰める。

そこへ樊忠が「自軍と敵軍の兵がやり取りしていた文」を持ってきた。

朱瞻基の軍に属する多くの兵の肉親が敵軍に所属しているため、やり取りをしているのだという。

このまま戦を始めれば「帝位を巡る争いにより、将兵は肉親同士で殺し合った」と後世に伝わってしまう。

朱瞻基は考えを改め「投降したものには報奨を与えると親族に向けて文を書け」と命じた。

反乱軍。

その頃、于謙は朱瞻基の文を持って朱高煦(漢王2)のもとへ。

読み上げ始めた于謙は妙にくだけた文体の文に驚いた。

「王の位と称号は残してあげるので都に戻ってください

追伸、于謙に楊士奇を伴わせ返してくださいね!」

于謙は拘束される。

楚王府。

朱高燧(趙王3)の前に徐浜が現れた。

徐浜は朱高熾が朱瞻基を南京に送ったのは、南方の藩王たちに接近させるためだと明かす。

朱高熾は北京を朱高煦(漢王2)たちに譲ったが、朱高煦は帝位の簒奪しか頭になかった。

藩王たちはそんな皇帝を望まない。

そこで藩王たちは朱高熾の崩御後、朱瞻基の即位を上奏した。

朱瞻基の親征は叔父たちに投降の機会を与えるためだったのだ。

戦場。

朱瞻基の軍と反乱軍が対峙する。

戦の前に投降する兵士たちが現れた。

それを合図に朱瞻基は龍旗を手に敵陣へ。

「今すぐ武器を捨て家族の元へ、罪に問うことはない!」

反乱軍に所属していた兵士たちは朱瞻基を称え受け入れた。

朱高煦(漢王2)は戦わずして敗北する。

皇宮。

胡善祥(蔓茵)のもとに朱瞻基から朝鮮人参酒が届いた。

朱瞻基がお腹の子供を皇太子にする気だと知った胡善祥は得意の絶頂に。

その夜、若微を呼び出すと一緒にその酒を飲む。

そしてかつて話した「朱一族が手にした天下の半分を私達が得る」という話を持ち出し、やり遂げたと笑った。

その時、そばに控えていた安歌が胡善祥を階段から突き落とした。

激しく転がり落ちた胡善祥は腹を打ち出血。

安歌は心眉のいとこで、心眉を殺された恨みを晴らしたのだ。

安歌は飛び降りて自害してしまった。

皇后の寝殿。

胡善祥は寝台の上で苦しんでいる。

そこへ戦勝の知らせが届いた…

天幕。

朱瞻基は捕らえた朱高煦(漢王2)を呼び出す。

そして宗廟で懺悔をしろと命じた。

朱瞻基も過ちを認める文書を出すという。

感想:悪事はその身に帰る

あらら、心眉を始末したばっかりに跳ね返ってきちゃったよ。

うまく使えば腹心になったはずの心眉をその場の感情で始末したのが仇となったな。

なんか話の筋はすごくわかりやすいんだけど、登場人物が感情を語らないのでみんな何考えてる…?って不安になってくる。え?漢王?ハハッ(^^)

こっちで勝手に補いながら見てるけど、結局若微は朱瞻基をどう思ってるんだよ。

蔓茵ちゃんはね、わかりやすいね。

皇后になって子供も皇太子って言われて超ごきげんだったからね。

次回、37・38・39話はここから!

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