ミーユエ〜王朝を照らす月〜のあらすじとネタバレ感想の記事です。
今回は56話から、蕩が王になったことでやりたい放題の姝、ユエは稷と共に燕に人質として送られることに…その道中、義渠の翟驪が現れて…の続きです。
ミーユエ|第56話「極寒の地」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第56話のネタバレ
サクッとネタバレ
翟驪は人質として燕に行くことはない、ユエと息子の稷も受け入れ秦と戦う覚悟もあるという。しかし燕にいく決意は揺らがない。義渠君・翟驪は極寒の地に無一文で向かうユエに宝石箱と毛皮を渡した。
燕についた、泰にも雪は降るがそこは豪雪地帯。比べもにならないほどの寒さに香児は熱を出してしまう。翟驪の毛皮がなかれば命も危うかった。
駅館を管理している駅丞の韓伍は凍えながらやってきたユエたちに良くしてくれる。社錦将軍は恵后から預かってきた文と宝物を宰相夫人になった茵に渡しに行き、駅丞に賄賂を渡すとそのまま秦に帰ってしまった。
頼るものがいないユエたちは燕の易后となった大公主に手紙を書くものの、駅丞にことづけたところで茵が邪魔を届かぬ返事を待つばかり。信用ならないと思ったユエは直接王宮の門番に言付けるも、そこにも茵の息がかかっていて邪魔をされる。
もっと苦しめてやろうと考えた茵は、駅丞に火をつけるよう命じる。夜中に家事になったものの葵姑が気づいた為逃げ出せた。しかし、稷の外套を取りに戻ってしまった葵姑は命を落としてしまった。
ユエは全てを売って葵姑の立派な弔いをするという。
細かくネタバレ
- 翟驪は燕には行かず自分の女になれとユエを抱きしめる。しかしユエの決意は固く「自分の人生は自分で選ぶ」という。
- 翟驪は旅立つユエに路銀と毛皮を贈る。
- 燕は泰とは比べ物にならないほどの寒さで、なれない環境に香児は熱を出してしまう。
- 駅館を管理する韓伍は初めこそ、それなりに接してくれたものの宰相夫人である茵に買収されてからは路銀をむしり取るだけで何もしてはくれない。
- ユエの旧友・大公主(現・燕の易后)に手紙を書くものの一向に返事がない。
- 社錦将軍は燕につくと、姝からの文と贈り物を茵に届け泰に帰ってしまう。
- 駅丞はあてにならないと気がついたユエは直接王宮に文を届けに行く。しかし、そこにも茵の息がかかっていて…
- ユエと葵姑がいないすきに部屋に入った駅丞は路銀が入った宝箱を見つける。
- 茵の指示で駅丞は駅館に火をつける。稷の外套を取りに戻った葵姑はとうとう逝ってしまう。
- ユエは何もかも売って葵姑のために立派な弔いをするという。
カァー!かっこいい!
自分で持ってこないところがまた素敵…この路銀がなけりゃ死んでたけど、多すぎたからこそまた悲劇を呼ぶなあ…えぐっ
ユエたちが滞在することになった駅館は公的な人間に宿舎や食料を提供する国の施設、そこを管理しているのが駅丞である韓伍。丞というのは官吏の役職名らしい。
ということは一応公務員なのに、賄賂でしか動かないしあっちこっちで賄賂を貰いまくりでなんの機能も果たしてない。燕恐ろしや。
そして久しぶりの茵さん、お派手になりましたね。興味がなさすぎて何も書けない。だって葵姑が…葵姑が…
ミーユエ|第57話「旧敵」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第57話のネタバレ
サクッとネタバレ
ユエが放火と盗みに気がついたときにはすでに駅丞は逃げていた。葵姑の葬儀を出すどころではない。ユエは何者かの陰謀が動いていると感じている。
新しい駅丞がやってくるものの、この人物も茵が裏で糸を引いていた。米も炭も渡されず飢えと寒さに苦しむ日々。ユエは書を書きそれを売ることでなんとか金を得るがそれも僅かなものだ。
茵の昔からの侍女が易后の侍女にユエの不遇を伝える。しかし、蘇秦のことで行き違いがあったことが怨みとなっている大公主は助ける気がない。宰相・郭隗も下からの報告で「秦からの人質は十分な暮らしをしているのに尊大に振る舞い部屋を燃やした」と聞いていたため静観を進める。
ユエは黒幕が宰相府にいると知り、郭隗にあってみることに。真っ直ぐに問いかけるも知らなかったと言われ黒幕かどうかはっきりしない。
その後、旧友からお召しと言われ贈り物の着物を着て出かけていくと呼んだのは易后ではなく茵。帰るのなら着物を脱いで行けと言われユエと稷は肌着一枚で外に追い出される。外で待っていた侍女に支えられ駅館を目指そうとするも凍えて歩けない。そこへ蘇秦が通りかかる。
細かくネタバレ
- 火事の後始末をしていると香児が宝箱がないことに気がつく。ユエは駅丞が火をつけ宝箱を盗んだと気がつくが、すでに駅丞は逃げていた。
- ユエは誰かの陰謀が働いている気がするという。
- 新しい駅丞がやってくる、しかし失火の責任を問うと言われさらに秦人は野蛮だ、懲らしめなければなどと言う。炭も米ももらえない。
- 茵の侍女が易后の侍女・青青にユエのことを内緒で伝える。
- ユエは16年もの間流浪し晋の王になった文公の話を稷にし、飢えと寒さをなんとか凌ぐ。
- 侍女の口からユエのことが易后に伝わるが、過去の誤解を恨んでおり助ける気はない様子。宰相・郭隗のもとには「十分な暮らしをしているのに尊大に振る舞い火まで出した」と伝わっているようで、易后は静観することにした。
- 黒幕が宰相府にいると突き止めたユエは宰相・郭隗に会ってみることに。直球に聞いてみると郭隗は冷遇されていることは知らなかったという。
- 旧友からお召があったと言われ湯浴みをして出かけていく、つらい日々は終わりと喜んだのもつかの間、ユエを呼んだのは茵だった。
- 茵は帰るのなら贈り物の着物を脱いで行けと言われ肌着のまま追い出される。
- 凍えていたところへ蘇秦の馬車が通りかかる。
もうお目にかかることもないでしょうとユエも思ってたんだな
俺も思ってたよ^^
好みのタイプの女ならいくらでも意地悪してと思うけど茵ちゃんは演技も顔もいただけなーい。退場!退場!!
大公主は冷たい女だなあ、人柄を見てればそんなことしないのがわかるだろうに、慣れない恋心を姝に利用されちゃったのが痛いです。
結局、葵姑の弔いはできたの???
ミーユエ|第58話「救いの手」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第58話のネタバレ
サクッとネタバレ
蘇秦はユエたちを助け、なにか助けられることがあればいつでも言ってくれと言い残し駅館を去る。茵がなぜ宰相夫人になったかを聞いたユエは大体察しが付くと茵の現状を推察した。
蘇秦からユエたちの本当の状況を聞いた易后は聞いていた話と違うと憤り郭隗に調べさせる。蘇秦によって登用の件は誤解であったことが伝わりなんとか助けられないかと思案する。
現状を知った郭隗はすぐに夫人である茵の仕業だと気がつく。問い詰めるものの、大国・楚の公主であり可愛い孫娘のような茵に泣きわめかれると、たまらずあやまり倒しご機嫌取りにかんざしを与える。
ユエのもとに仲買人の五婆という人物がやってくる。彼女は陶尹という人物がユエの書いた書をもっと必要としているので肉や絹織物と引き換えに書いてくれないかと依頼してくる。手付に、食料と炭、さらにお金も手にすることができた。飢えと寒さで限界に来ていたユエたちには天の救いである。
またもや茵の策略で駅館を追い出されそうになっていたユエは五婆に家の紹介を頼む。
細かくネタバレ
- 蘇秦はユエたちを駅館に送ると、医者を呼び外套を買い戻してくれた。
- 茵は結婚の破談から長らく行き遅れていたが、王后として燕に嫁ぐことになる。しかしその途中、斉が侵略し燕は戦場に危うく殺されかけ、男やもめの郭隗に嫁いだという。
- 茵は富と権力を利用するため郭隗のもとに身を寄せ、郭隗は楚の公主である茵に頭が上がらないのだろうとユエは考える。
- そのころ易后と郭隗は蘇秦に会っていた。蘇秦はそこでユエたちが昨日凍え死にしそうになていたことを話す。郭隗はすぐに状況を調べると出ていく。
- 蘇秦はユエが登用を阻止したわけではないと易后の誤解を解く。誤解は解けたものの、燕は弱小国であり易后は祖国の力を借りなければ国を立て直して行けないと考えている。そのために「人質を冷遇しろ」という恵后・姝の命令に逆らえないのだ。
- 郭隗は茵の仕業だと知り問い詰めるが、泣きわめかれ結局ご機嫌取りにかんざしをプレゼント
- 易后は朝廷の実権を握る郭隗を怒らせるわけにもいかず、密かにユエを救う手立てを考える。
- ユエのもとへ、西市の仲買人・五婆という人物がやってくる。陶尹という人物がユエの「詩経」を高く評価し買い取りたい、さらに新しい書をもっと書いてほしいというのだ。手付に、炭と穀物、さらに金も。
- 駅丞から茵にこのことが伝わり、駅館にいては手が出せないから追い出せと命じる。
- 秦の朝廷で冉は苦難を迎えていた。ならず者を官吏にし、暴挙の限りを尽くす泰王に司馬将軍は辞職を申し出る。司馬将軍はなぜ太子を廃そうとしていた恵文王を止めたのだと樗里疾に憤る。
- 期日が来ても五婆が現れない。やっと見つけてきた五婆は取引がなくなってしまったので肉や絹織物は渡せないという。しかし代わりに家を探してくれることに。
孫を可愛がるおじいちゃんかよ!
茵の悪事がバレたんで、もう終わり?と拍子抜けしてたら、逆に泣きわめかれてご機嫌取りしてたしこりゃだめだわ。
そもそもなんで行き遅れになってたはずの茵が燕の王后として嫁げることになったのかな?楚から貰えるなら誰でも良かったって?はは^^