🔥瓔珞(エイラク)|46話・47話・48話あらすじ・ネタバレ感想|爾晴とち狂う

こんばんわ〜、みるこです!

「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」(原題:延禧攻略)

46・47・48話のあらすじとネタバレ感想を書いていくので未視聴の方はご注意を!

それでは、登場人物をちょっと整理してからネタバレ感想書いていきます!

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「瓔珞」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

「瓔珞」48話までの登場人物まとめ

  • 魏瓔珞ぎえいらく…令嬪から令妃へ‼寵愛を独占爆走中!
  • 純貴妃じゅんきひ…市で盗品が売られていた事件から浮上できない
  • 皇后・輝発那拉ホイファナラ…瓔珞の策を面白がっている
  • 爾晴じせい…信頼を取り戻そうと本性を隠し「良い奥様」熱演中。だが墓穴。
  • 嘉賓かひん…策士策に溺れる。幽閉。
  • 小全子しょうぜんし…延禧宮で盗みを働いていたが、紆余曲折、瓔珞のしもべに。

「瓔珞」あらすじ・ネタバレ・感想まとめ

「瓔珞」第46話 連環の計

純貴妃は皇太后を喜ばせるため、江南の街を模した市を宮中に立てる。 
だが純貴妃に案内されながら市を見て回っていた皇太后や妃嬪たちは、後宮から盗まれた調度品が売られていることに気づく。 
皇太后は気分を害し、純貴妃の信用は失墜してしまう。 
一方、富察皇后の忌日に参拝に訪れた富察傅恒は、同じく弔いに来た魏瓔珞と鉢合わせする。 
傅恒は魏瓔珞に入内した理由を尋ねるが、魏瓔珞ははぐらかし、傅恒に都を離れろと言うのだった。 

サクッとネタバレ

乾隆帝が訪れた翌朝、瓔珞えいらく小全子しょうぜんしを呼び出し「私のためならどんなことでもすると言ったわよね」と笑う。

何をするかは、すぐにわかると。


3ヶ月がたった。

寄贈された品、王侯や高官の夫人達の寄付もあり、蘇州街はたいへん賑わっている。

「今は一部の高官しか来られないが、いずれは門の外に移動し庶民に開放する」と純貴妃は話す。

皇后は「市で内務府の不用品を売ることで諸経費や寄付を賄おう」と皇太后に言うが、それを遮るように純貴妃は自分の手柄を語る。

皇太后は大喜びだ。


一行が市を歩いていると、皇太后がある店の前で足を止める。

そこでは寿康じゅこう宮から紛失したものが売られていた。

皇后や瓔珞のものもある。

純貴妃は「関知していない」と逃れようとする。

瓔珞は市の準備は目も回る忙しさ、気づかぬのも無理はないと純貴妃をかばう。

しかし嘉賓かひんは「手癖の悪い太監の背後には大勢の協力者がいるはず、袖の下を受け取り一役買ったのやも」と言う。

純貴妃は本当に何も知らない、調べさせるのでお許しをと頭を下げるが、皇太后は気を悪くし去っていった。

それに続いて皇后も、名声を損ねてしまうので調べるように、と言いつける。

残った瓔珞は、「延禧宮は他と違って余裕がない」からと盗まれたものを持って帰らせる。

純貴妃は瓔珞の策略にはめられたと怒りを顕にする。


純貴妃のもとに愉妃ゆひがやってくる。

市での盗品事件で純貴妃の名声は地に落ちていた。

愉妃は、皇太后と陛下は純貴妃を信じているので元通りになるはず、瓔珞は自分が懲らしめると申し出る。


瓔珞は小全子を使って盗品の売渡先を知り、そこから買い戻して市に並べたのだ。

明玉は上出来だと小全子を褒める。

褒美を渡しにやってきた瓔珞に、小全子はまた「なんでもする」と調子のいいことを言う。

瓔珞は「あなたが忘れても私はそれを覚えている」と釘を差した。


富察府では傅恒が香り袋を探している。

そこへ青蓮がやってきて「着替えをする時に落としたので汚れを拭っておいた」と差し出す。

傅恒は「勝手にさわるな」と怒り、青蓮を下がらせた。


庭では爾晴と侍女が息子を探し回っている。

爾晴は通りかかった傅恒の弟・傅謙ふけんにも探してくれるよう頼む。


息子・福康安フカンガは書房に隠れていた。

傅恒はそれを見つけ乳母を呼んでくるよう言いつける。

不義の子に見向きもしなかった傅恒だが、菓子を見ているのに気がつくと膝に載せそれを与えてやる。

そこへ爾晴が飛んきてものすごい剣幕で息子を取り返した。

「無実のものには手を出さない」疑いの眼差しで見る爾晴にそう告げると母親としての責任を果たせと叱った。


家柄・見た目・地位・功績・なにを取っても申し分ない傅恒に嫁いだ爾晴を誰もが羨む。

「息子への接し方を見ていると関係修復は可能なはず、他の女に夫人の座を明け渡しても?」と侍女に言われた爾晴はじっと鏡を見つめている。

その夜、下着姿で傅恒の寝台にもぐりこんだ爾晴。

すがりつき「復讐は果たした、今後は幸せに暮らしたい、何でも言うことを聞く」と話す。

しかし、傅恒はそれを受け入れず「今更後悔しても埋め合わせはできない、道を踏み外した、もう富察傅恒の妻ではない」と部屋を出た。

青蓮は傅恒を慰める。


富察皇后の忌日、傅恒は長春宮に出向き弔いをする。

養心殿に向かおうと宮を出たところで太監の少年とぶつかり、供え物の汁で衣が汚れてしまう。

衣を洗い乾かす間、傅恒は長春宮で待つことに。

そして着替えを持ってきた小路子しょうろしという太監に「供え物をこぼせば死罪、今日のことは絶対に口外するな、宮中では慎重に」と忠告する。


傅恒は長春宮を出ようとしたところで、皇后の弔いに来ていた瓔珞に呼び止められる。

瓔珞は明玉に見張りを頼み話をすることに。

傅恒は瓔珞が入内した理由について「可能性は2つだ、姉上の死の真相を探るためか、私への当てつけか」と尋ねる。

瓔珞は皇后の復讐であることを話さない。

「何を企んでいるのか知らないが覚えていてくれ、誰の犠牲にもなるな、自分の幸せを追い求めろ、困ればいつでも駆けつける、君は人間だ」傅恒がそう話しているところへ、嘉賓と乾隆帝がやってくる。


嘉賓は、それみたことかと事実を見せつける。

詰め寄る乾隆帝に、瓔珞は「偶然あって話をしただけ、信じてもらえないならお手上げだ」と言う。

立ち去ろうとした乾隆帝だが、傅恒の袖からこぼれ落ちたかんざしを嘉賓が見つけ、「これは何?」と騒ぎ出す。

それは梔子くちなしの花をあしらった瓔珞のものだった。

以前、小全子が盗み嘉賓の手に渡り策略に使われたらしい。

明玉は紛失したものであると言い、傅恒も着替えた時に仕込まれたと話すが、証拠がない。


瓔珞は突然笑い出し、「嘉賓、芝居が臭すぎて見ていられないわ」と言う。

そして小全子を呼ぶと、「これは嘉賓の企みで簪を盗むよう命じられた」と証言させる。

証言しなければ純貴妃のもとに行かせると脅していたのだ。

嘉賓は否定するが、「寝床の下に頂いた銀子がある、侍女の蘭児を問い詰めればわかること」と話したため、蘭児もひれ伏し嘉賓の仕業だと確定した。

乾隆帝は嘉賓の頬を打つと、儲秀宮への幽閉を命じる。


策に気がついたのは、小全子が盗もうとした盗品の中から手巾を見つけたときだという。

盗品を逢引の証拠に使われると気がついた瓔珞は、小全子をとどまらせることにした。

嘉賓は去っていく瓔珞に、「陛下は逢引を目撃した、お互い再起は望めない」と高笑いする。


乾隆帝を怒らせたことで延禧えんき宮は冷遇されている。

女官や太監たちは内務府に呼び出され鐘粹しょうすい宮や承乾しょうけん宮で活路を見出しているというのだ。

感想:小全子かわいいやん

今回の終わりでケツ打たれたのかフラフラしてたわ。一人ぼっちだった瓔珞が、一歩また一歩と進みながら人に恵まれていくのはとても微笑ましいね。彼女の人柄に気がつけた人物だけが残る。

前回のことで信用してくれたのかと思ったら、もう嫉妬してるよ。まあ瓔珞が本当に思っているのは富察傅恒だから、事実は事実なんだよね。

「瓔珞」第47話 雪解け

瓔珞と自分との過去にこだわる乾隆帝が瓔珞を冷遇していると知った傅恒は、乾隆帝に釈明するが、怒りを買ってしまう。 
純貴妃は瓔珞に皇太后へ贈る刺繍絵を作るよう依頼した。 
出来上がった刺繍絵を皇太后は絶賛する。 
純貴妃は、作者が瓔珞だということを隠したが、乾隆帝は察していた。 
冬支度もされていない延禧宮で、寒さに震え、古傷の痛みに耐えながら次の作品に取り組む瓔珞。 
その姿を盗み見た乾隆帝の心は、少しずつ変化していく。 

サクッとネタバレ

小全子しょうぜんしは杖刑80回に処され、行き場がなくなったらしい。

忠犬となり延禧えんき宮のために忠誠を誓う、という彼を瓔珞は宮に置くことに。


明玉は瓔珞の食事が粗末になり、嫌がらせを受けることに腹を立てていた。

乾隆帝が冷遇するのは、傅恒との過去があるからだと瓔珞は話す。

傅恒が戦地から戻ったため、その姿を見るたび、瓔珞との過去を思い出す。

辛くて心がうづくのだと。


そこへ、純貴妃がやってくる。

純貴妃は宮から人が消えたことを指摘し、看過できないと話す。

遠回しに嫌味を言う純貴妃に、瓔珞は何の用事で来たのか率直に聞く。

瓔珞の刺繍作品を皇太后に届けると、いたく喜ばれたため、観音の刺繍絵をひと月で刺してほしいというのだ。

「皇太后に」と言われたものを断れば礼儀に反する、瓔珞は引き受けることに。


昼も夜もなく、瓔珞は針を刺し続ける。

側では明玉と小全子が彼女を支えている。

ある日、内務府に出向いても手に入れられなかった炭を小全子が持ってきたことを不審に思った明玉は彼を問い詰める。

すると「海蘭察はいらんちゃ様からだ」というのだ。

明玉はすぐに礼を言い行く。

松柏香、体を温める鍋料理、咳を止める枇杷びわ膏、炭だけではない手助けに明玉は素直に感謝する。

明玉が去ると、物陰から傅恒ふこうが出てきた。

炭を贈ったのは海蘭察だが、その他は傅恒によるものだったのだ。

傅恒は陰ながら、瓔珞を守り支えている。


完成した観音図に皇太后は感激する。

瓔珞が作ったものだが、純貴妃が下絵を書き繍坊で作ったものということになっている。

そこへ乾隆帝がやってきて、「観音の髪は糸ではなく人の髪のように見える」と指摘する。

純貴妃は動揺するが、漢族にとっては信仰の証ですと切り抜ける。

しかし、観音の額にある血の跡を紅点としてごまかしている事に気がついた乾隆帝。

皇太后はこれだけ臨機応変な女官なら会ってみたいと純貴妃に相談する。

純貴妃は戸惑い、これは1人が仕上げたものではないので後日、日を改めて…と場を濁そうとするが、乾隆帝に「母上は褒美を与えたいのだ」と言われ逃げられなくなる。


その帰り道、乾隆帝は瓔珞が繍坊にいたことを思い出した。


海蘭察と傅恒が手合わせしているところへ乾隆帝がやってきた。

乾隆帝は「手合わせを」と言い出すが、「私は戦地で敵を殺す技を学んだので陛下を傷つける恐れがある」と断る。

乾隆帝は「お前は政務においても慎重すぎる」と咎めるが、傅恒は同じ過ちを繰り返さないようにしているのだと話す。

瓔珞のことだと気がついた乾隆帝だが、言葉を濁し去ろうとする。

しかし傅恒は「あの時許してくだされば令嬪れいひんは私の妻になっていた」と言い出す。


傅恒は、他の誰でもなく瓔珞だからこそ乾隆帝が寛容になれないのだと指摘し、過去と向き合おうとしないのだと話す。

怒りに任せて冷遇するのは、嫉妬にかられて己を見失ったからだと。

令嬪を大切にしてくれなければ、無理にでも娶らなかったことを悔やむ。

乾隆帝は黙っていた。


母親の慰霊に訪れた和親王・弘昼こうちゅうは皇太后と出くわす。

皇后が裕太妃の侍女・百霊の話をすると「魏瓔珞が母・裕太妃を殺したと百霊が言うので根拠を問う」と弘昼は話す。


一方、瓔珞はお経の刺繍を命じられていた。

明玉は辛者庫しんじゃこで傷めた手を酷使すれば古傷が開き布地を汚す、今回は新しい布を手に入れられたから良かったがと不満を漏らす。

そこへ、弘昼が待ち構えていた。

「罪は償わせるぞ」と言い、明玉の手を踏みつける弘昼。

今度は傅恒が現れ弘昼から二人を守ってくれる。

傅恒は弘昼に気をつけるように、そして乾隆帝に会った、君の幸せを祈ると言った。


小全子が「海蘭察から」と手荒れに効く軟膏を持ってくる。

明玉はその送り主が傅恒であることに「さすがの私でも気がつく」と瓔珞をからかう。

しかし瓔珞は薬を使おうとせず、炭も片付けておいてと言う。


瓔珞の様子が気になった乾隆帝は部屋の中を覗き見する。

そこには傷めた手で寒さに震えながら刺繍をする彼女の姿があった。

瓔珞は気がつくが知らぬふりをする。


声をかけずに養心殿に戻った乾隆帝は、李玉に「気になるなら延禧宮へ?」と尋ねられ怒る。

気になるのではない、冷遇された妃を虐待するのが許せないのだとは言うが、結局延禧宮へ炭と瑠璃灯を届けるよう命じる。


刺繍が出来上がった。

嫌がらせのためにさせていたが、純貴妃はこれを利用しようと思いつき、刺繍の屏風とともに届けさせるよう言った。


炭を届けさせたのに礼に来ない瓔珞に乾隆帝は苛ついている。

その夜、李玉の手引で瓔珞は侍衛の変装をして養心殿に潜り込む。

側にいる瓔珞に気づかず長い間話していた乾隆帝だが、侍衛の様子がおかしいことに気が付く。

瓔珞だと気がついた乾隆帝はあっけにとられる。

瓔珞は、私が恋しくなかったのか、陛下は傅恒に嫉妬しているのだ、陛下は狭量だと嫌味を話す。

乾隆帝はタジタジだ。

「過去は過去、今は今、陛下の女子となった以上は絶対に裏切らない」と真剣な眼差しの瓔珞は…

感想:人影

窓の人影でばれないように腰をかがめて延禧宮に忍び込む乾隆帝で笑った。最初の印象からだいぶずれてきてる。いいよいいよ!

純貴妃は陥れるタイプじゃなくて、精神的な苦痛をじわじわ与えるタイプなんだけど、サイコパスっぽくて怖い。自分の苦しみにも無頓着なら良かったのにね。

「瓔珞」第48話 非道な仕打ち

魏瓔珞は太監に扮して乾隆帝の前に現れると、二心はないことを保証する。 
魏瓔珞はその後も、想いを託した凧や、音を奏でる灯籠など奇想天外な方法を使い、乾隆帝の心をとらえて離さない。 
夜伽の機会を奪われてばかりで面白くない妃嬪たちは、業を煮やして輝発那拉氏に泣きつく。 
一方、魏瓔珞を失った富察傅恒は、使用人の青蓮に癒しを求めていた。 
だが爾晴はそれを快く思わず、何とかして青蓮を亡き者にしようと画策を巡らせる。 

サクッとネタバレ

瓔珞は真摯に皇后と乾隆帝に仕えると語る。

そして「また私を疑うことがあれば、二度と陛下には会わない」と言いたい放題だ。

さらに「冷遇は愛情の裏返し、少し誇らしい。」と乾隆帝の本心を言い当てると、瓔珞は笑った。


乾隆帝は取り上げた梔子クチナシの花は3倍にして返してやるというが、瓔珞は肥桶のニオイ消しになったからもういらないという。

機嫌を損ねた瓔珞に、乾隆帝は他の美しい花を贈ると約束する。

さらに、冷遇されいじめを受けて手はしもやけだらけになったと訴えると、今後誰にも悪い噂は流させない、害するものがいれば死罪にすると約束した。


富察府では傅恒が酒を飲んでいる。

傍らには青蓮が。

傅恒は「初めて陛下に一杯食わせた」と話し始める。

まず傅恒は、純貴妃と嘉賓を陥れた瓔珞の策に気づいていた。

しかしそれだけでは乾隆帝の心を捕らえられないと考えた瓔珞は、傅恒を利用することにした。

長春宮で瓔珞に呼び止められた時、それに気がついたが協力したらしい。

瓔珞は乾隆帝と傅恒との禍根を利用し、わざと激怒し冷遇されるよう仕向けていた。

そうすることで乾隆帝を翻弄出来るからだ。

しかし乾隆帝もそれに気がついていないわけではない。

幼い頃から一度読んだ書物は二度と忘れないほど優秀な男にわからないわけがない。

だが、心を捉われる感覚が新しく身を任せているのだ、と傅恒は指摘した。


酒を取りに部屋から出てきた青蓮を、爾晴が庭から睨みつけている。


乾隆帝は養心殿で瓔珞に絵を教えている。

純貴妃の絵を見たことがあるかと口を滑らせた乾隆帝に、瓔珞は型破りな絵を書きへそを曲げてみせる。

すると乾隆帝はご機嫌取りに必死だ。

その様子を見ていた徳勝は「令嬪様のような女子は宮仕えで初めてみた」と話す。

李玉は、感情のままに振る舞い接し方を変えないからそう見えるのだという。


純貴妃が何度も謁見に訪れていたと李玉が言うので、乾隆帝は鐘粹宮に向かうよう命じる。

しかし、その道中にたこが飛んでくる。

そこに書かれた詩を読んだ乾隆帝は瓔珞のもとへ行くことに。


翌日、やっと鐘粹宮にやってきた乾隆帝に、純貴妃は「市で売られていた盗品の出どころは古物商で、買い付けに来たのは宮中の太監だろう」と話す。

純貴妃は必死に、これは策謀で、皇子を産み皇太后様にも目をかけられる自分は新しい妃嬪の目障りとなり、巧妙に仕組まれた罠にはめられた、と主張する。

しかし、外から太鼓と箏の音がすることに気を取られた乾隆帝は聞いていない。

聞いていないどころか、話を遮り出ていってしまった。


乾隆帝が音の出る方に向かうと、そこでは瓔珞が仕掛けを施した灯籠とうろうを飛ばしていた。

音の出る灯籠に興味津々の乾隆帝は仕掛けを言い当ててご機嫌だ。

「月を愛でよう」と瓔珞を誘うが、「疲れたので帰って寝る」と瓔珞はそっけない。

しかし乾隆帝は瓔珞を姫抱きすると無理やり連れて行ってしまった。


承乾宮では、珍児が「令嬪は誰よりもずる賢く、陛下が他の妃嬪の元へ行こうとすれば必ず邪魔をする」と皇后に話している。

しかし皇后は瓔珞をかばう。

どんな境遇だろうと、自分の才覚だけでのし上がってくると褒める皇后だが、男でないことは残念だと言う。


夜伽の機会を瓔珞に奪われ続けている妃嬪たちは皇后に訴える。

口々に批判する妃嬪たちだが、慶貴人だけは瓔珞を庇う。

皇后に話を振られた純貴妃は「妃嬪は陛下を楽しませなければならない、その技量のないものが何を言っても無駄だ」とはねつける。

さらに純貴妃は、琉球国や安南国、ロシアからの貢物が山積しているので早めに売り払うべきだと話題を出す。

かつては富察皇后が対応していたが放置されていると、暗に皇后の至らなさを批判するためだ。

皇后は、やっとまともな話題が聞けた、皆も純貴妃のように冷静を保ちなさいと叱る。

そこへ、瓔珞が令嬪から令妃れいひに封じられたという知らせが届く。


傅恒は乾隆帝に、安寧の横領について報告している。

死罪に処さねば民は納得しないと主張する傅恒だが、和親王・弘昼が大所帯を養わなければならなかったのだから大目に見るべきだと横槍を入れてくる。

乾隆帝は厳しく叱責するが職を解くことはしないと判断した。


富察府では爾晴の息子が池にはいって遊んでいる。

そこへ青蓮がやってきて、池から引き上げる。

だが、ちょうどそこへ爾晴が。

爾晴は息子を害そうとしたから、と青蓮を捕らえさせた。


傅恒が家に戻ると、青蓮が息子を池に突き落とした事になっていた。

青蓮は実家に帰らせたという。

富察の母が部屋を出ると爾晴は「側室に迎えない限りいじめない、家に帰して嫁がせるほうがいい」とまともなことを言う。


傅恒が街に出ると、妓楼ぎろうから逃げた女が追われ道端で殴られていた。

それは爾晴が嫁入りさせると嘘を付き、妓楼に売られた青蓮だった。

傅恒は連れ帰り手当させるが、青蓮は自害しようとする。

死の床で、青蓮は「手を握ってもらえませんか」と傅恒に言う。

感想:青蓮ちゃん

うそでしょ、死なないよね!?青蓮ちゃん!?医者が首を横に振って出ていったんだよ…フラグか…

爾晴はやっと好かれて来たのに、なんでまたこんな嫌われるようなことしちゃうのか。嫉妬心が抑えられなかったににしても自分の身の方が大事でしょうよ。はあ。

この物語の中で誰が一番怖いか考えてみると、圧倒的に爾晴なんだよね。確実にあの件にも絡んでるから。輝発那拉もあれだけど、あの人はまだ傍観者であるから。

次回、49・50・51話はここから!

全話、まとめ記事はここから!