【瓔珞・全70話・最終話まで】ネタバレ全話とあらすじと感想|紫禁城に燃ゆる復讐の王妃

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

みるこ
みるこ

この記事では、瓔珞のネタバレあらすじ感想を全70話掲載していきます。

中国ではテレビ放送が中止に追い込まれたという問題作「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」(原題:延禧攻略)

夏だしカラッとスカッっとした話がみたいなと探していたら、やられたらひたすらやり返す・誰にも負けない・それしきで勝てるとでも?なんていう昨今見ないくらいの勢いが目に飛び込んできたんでスカッとしたくて視聴決定。

ついでに予告編を見ると、音楽から衣装からメイクから、何から何まですごくおしゃれで、さらに主人公・瓔珞を演じるウー・ジンイェンがくすりとも笑わないことに心持っていかれちゃったよ…ちょっと満島ひかりに似てる。

それでは、登場人物をちょっと整理してから全70話のネタバレ感想書いていきます!

「瓔珞」全話まとめ

「瓔珞」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ ) 1・2・3・4・5・6・7・8・9

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70(最終回)

番外編「瓔珞2」Netflixで配信中!

配信

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DVD情報

三話までの登場人物ちょっと紹介

  • 魏瓔珞ぎえいらく…姉の死の真相を探るため女官として王宮へ。
  • 魏瓔寧ぎえいねい…瓔珞の姉。王宮で死んだ。瓔珞の母親代わりだったらしい。
  • 吉祥きっしょう…同じく女官。鈍くさいので、いびられ対象。
  • 錦繍きんしゅう…女官。瓔珞が気に入らない。
  • 玲瓏れいろう…女官。同じく瓔珞が気に入らない。
  • ほう女官…瓔珞たちの管理役。あまり善人ではなさそう。
  • ちょう女官…繍坊を取り締まる。瓔珞を助けてくれる。
  • 乾隆帝けんりゅうてい…賢帝。皇后を大切にしている。辛辣だがユーモアもある。
  • 李玉りぎょく…乾隆帝お付きの総管太監。
  • 皇后 富察ふちゃ…優しくたおやかな人。高貴妃に悩まされる。息子をなくして弱りきっている。
  • 高貴妃こうきひ…THE嫌な女。皇后の座を狙っている。
  • 嫻妃かんひ 輝発那拉ホイファナラ…上の二人と同期。まだ妃の身分であることを母親に叱責される。
  • 怡嬪いひん…愉貴人を大切に思っている。
  • 愉貴人ゆきじん…気が弱い。妊娠中。
  • 烏雅うや…吉祥が転けて水をぶっかけられた女。
  • 舒貴人じょきじん…試験に通ったものの性格が悪い。
  • 慶常在けいじょうざい…優しい雰囲気。弱いながら舒貴人を咎める。
  • 斉佳慶錫ちじゃけいしゃく…瓔珞の姉の恋人。王宮の侍衛。御曹司。

今作の主人公・魏瓔珞

演じるのはウー・ジンイェン(呉謹言)

ぶっ飛び系ヒロイン、毒をまかれようが枯れないど根性タイプ

皇后・富察容音

演じるのはチン・ラン(秦嵐)

ブログ主が一番推しのキャラクター

慈愛の人

乾隆帝・愛新覚羅弘暦

演じるのはニエ・ユエン(聶遠)

責任感のあまり女を粗末にしがち

嫻妃・輝発那拉淑慎

演じるのはカーメイン・シェー(佘詩曼)

皇后と同じ時期に後宮に入った古参

女官・明玉

演じるのはジャン・ズーシン(姜梓新)

富察皇后の女官、ちょっとおバカでわかりやすくてやきもちやき

ブログ主的に中国ドラマ史上一番好きなキャラクター

高貴妃・高寧馨

演じるのはタン・ジュオ(譚卓)

最高の悪役

御前侍衛・富察傅恒

演じるのはシュー・カイ(許凱)

富察皇后の弟

辮髪頭がなによ!!っとなるほどイケメン小顔バリカッコいい。

本作で誰よりも誠実で芯のある人かも

女官・爾晴

演じるのはスー・チン(蘇青)

富察皇后の女官

自分本意な女

実は高貴妃役でオーディションを受けたけど爾晴やらない?って声がかかったらしい。

第1話 運命の紫禁城


清の第六代皇帝・乾隆帝けんりゅうていの治世。後宮では皇后・富察ふちゃ氏が皇帝の寵愛を一身に受けていたが、子を亡くして失意の底におり、高貴妃こうきひにその座を狙われていた。ある日、紫禁城で新たな妃嬪ひひんを迎えるための秀女選抜が行われる。重臣の娘たちが最終審査に臨む中、新米女官の吉祥きっしょうは誤って令嬢の衣に水をかけてしまう。厳しい罰を与えられる吉祥に、同じく新米女官の魏瓔珞ぎえいらくが救いの手を差し伸べる。瓔珞は選抜に合格する秘策を令嬢に伝授するが

第1話無料公開中

サクッとネタバレ

紫禁城に新米の女官たちがやってくる。

名門の生まれではない彼女たちは、秀女選抜で宮中にやってきた重臣の娘たちの装いを羨ましく眺めている。

無駄話をしながらその横を通りかかった時、吉祥きっしょう錦繍きんしゅうに「叶わぬ夢よ」と小突かれた。

その衝撃で転び、手に持っていた桶の水を烏雅うやにかけてしまう。

これから皇帝に謁見し試験を受けるという時に衣を汚された烏雅は、吉祥の手を靴で踏みつける。

それを見かねて止めに入った瓔珞えいらくは靴底にはすの彫り物があることに気がつく。

粉に香り袋の粉で赤い色を付けそれを靴底の溝に入れ込むと、烏雅の歩いた後に蓮の花が咲いた。これに気を良くした烏雅は吉祥を許し去っていった。


試験の場に、乾隆帝・皇后富察フチャ高貴妃こうきひが揃う。

烏雅の番がやってきて、床に咲いた蓮の花に目を留めた乾隆帝は靴を脱がせその底に細工がしてあることに気がつく。

小賢しい真似をしただけでなく、禁じられている纏足てんそくであること、さらに金蓮歩きんれんぽに由来する王は暗君であったことなどから、烏雅だけでなく父もろとも罰せられてしまった。


その頃、手に怪我をしてしまった吉祥はうまく刺繍ができない上に血で布を汚してしまう。

誰も助けないことを見かねた瓔珞は、ほぼ完成していた自分の作品と取り替えさせ残り少ない時間で見事な刺しゅうを完成させたが、他の受験者が不正だと声を上げた。

呉総管ごそうかんに真偽を問われた瓔珞は、吉祥のものと自分の刺しゅうを並べて見せ「これは1つの図案であったが、効率を考え別々に刺繍した。どちらも未完成なのに不正と言えるか?」と意見を述べる。

つまらぬ騒動より女官は手を動かすべきと考えた呉総管は、声を上げたものを追放し、瓔珞たちを採用することにした。


富察皇后のもとに皇帝から絵と額が届く。

3年前に第2皇子を亡くしそれからというもの意気消沈している皇后に、一国の王妃であるという責務を忘れるなという訓戒だと侍女たちは話す。

富察皇后を目の敵にしている高貴妃のもとにも、違う文字が書かれた絵が届く。高貴妃は、皇后を虐げるな・勤勉な妃になれと言っているのだと怒り狂う。嘉嬪かひん・金氏はそうではないとなだめる。

嫻妃かんひ輝発那拉ホイファナラのもとにも同じものが送られる。高貴妃と同じ時期に後宮に入ったが、未だ妃の身分である彼女を母親は責め立てる。しかし彼女はどこ吹く風。

乾隆帝は、みな暇すぎるから余計なことを考えすぎる、だから宮訓図を与えることで無駄に考えさせたのだという。特に意味はないのだった。

乾隆帝の時代

この時代の中国ドラマをみるのは初めてで少々戸惑っております。なんせ一個前に「永遠の桃花」を見たので、ちょっとこのギャップに脳みそがバグってしまった感じ。

1話でまず特徴的だなあと思ったのは、京劇のような発声の吹き替え。オープニングがもろ京劇風なのは仕様だけども、この時代の高貴な女性たちはみなこういう話し方をしていたんだろうか?よく聞くと高貴妃だけが顕著にそう聞こえるけど、流行りってこと?

もっと中国文化に詳しければ、あのお母さんに小言を言われまくっていた輝発那拉の場面でも読み取れることがたくさんあるはずなんだけどとちょっとしょんぼり。

しかし刺繍不正事件の瓔珞の言い分はすごいな?ゴリ押しにもほどがあるけど、まあそういう場所だよってことかな。

第2話 枇杷膏の秘密


高貴妃は愉貴人が懐妊したことに気づき、子を流すために策を弄する。怡嬪は愉貴人を守るため高貴妃に盾突くが、返り討ちに遭い自害に追い込まれた。高貴妃の企みを見抜いた瓔珞は、思わず真相を愉貴人に告げてしまう。妃嬪たちの権力争いに巻き込まれそうになる瓔珞を守ったのは、上司の張女官だった。出過ぎた真似を慎むよう叱責された瓔珞は、自害した怡嬪を批判する。姉の復讐に燃える瓔珞にとっては自害など考えられないことだった。

サクッとネタバレ

掃除と刺繍の試験に合格した瓔珞えいらくたちは、ほう女官の下に配属された。

寝床は共同でとても狭い。刺繍試験の一件で瓔珞をよく思わない錦繍きんしゅうや他の女官たちは、嫌味を言うも無視され、腹いせに瓔珞の寝床に水をまく。

それを見て部屋を飛び出していった瓔珞はおけを抱えて戻ってきたかと思うと、錦繍にその水をぶちまけさらに寝床にも水をまいた。

その行動にあっけにとられた錦繍は、方女官に知らせると騒ぎ立てるが、瓔珞に胸ぐらを掴まれ

「知らせれば部屋のものは共同責任で追い出される」

と凄まれる。

本来気性が荒いのだからこれ以上絡むなら考えがあると脅したてていたところに、騒ぎに気づいた方女官が声を掛ける。

瓔珞は「茶器の水を誤って布団にこぼしてしまっただけだ」と話し、誰も咎めを受けることはなかった。


瓔珞は眠れぬ夜に過去のことを思い出していた。

姉である魏瓔寧ぎえいねいが死去した際、送られてきた大きな木の棺に斧を振り下ろし蓋をこじ開けた瓔珞。

父・魏清泰ぎせいたいや一族のものも駆けつけてきて「棺を開けるなど呪われてしまう」と騒ぎ立てる。

だが瓔珞は、病気で死んだとされた姉の首に絞殺の跡があることに気が付き、「これを見ろ!」と怒鳴り散らす。

それを見た一族の者たちは「宮中で不貞を犯しその罪を償うため自殺したのだ」と話し始める。

一族の者が助けてくれたことなどない、父が一族に見捨てられようと構わない。瓔珞は王宮に入り姉を殺した犯人を探すと宣言した。


高貴妃こうきひは体調不良だという愉貴人ゆきじんが懐妊しているのではないかと察する。侍医をつれてやってくると無理やり脈を取り薬を飲ませようとした。

そこへ怡嬪いひんから知らせを受けた富察ふちゃ皇后がやってくる。

皇后が侍医に尋ねると、肺に熱が溜まっていたため枇杷膏びわこうを飲ませていたという。

それを聞いた怡嬪いひんは「それは嘘だ身ごもっているので毒を飲ませようとしたのだ、昨夜の席で病気だと嘘をついたのは高貴妃から子を守るためだ」と言ってしまう。

皇后の呼んだ別の侍医がやってきて薬を調べると、確かに毒ではなく枇杷膏だった。

高貴妃は不敬の罪で怡嬪を罰しろと皇后に高圧的だ。怡嬪の味方をするのなら後宮の主たる資格がないとまで言う。

それを見た怡嬪は、自らの過ちであることを認め罪を受けると申し出る。


方女官が新米女官たちの持ち物検査をしていると瓔珞の荷物から陶器の瓶に入った粉が出てくる。

瓔珞はそれは故郷の土だというが、くるみとごまの粉だと思った方女官は口に入れる。

間違いに気づき、怒った方女官は去っていくが、実はそれは瓔珞の姉の遺灰だった。

皆が朝食を食べる中、早くから繍坊しゅうぼうにやってきた瓔珞はちょう女官に姉を知っているかと聞く。

多くの女官がいる中でそのものは知らないし、妃嬪ひひんと同じ文字を持つその名前は宮中では使えないためきっと他の名前を名乗っているだろうと言われる。その名を出して探し回っては悲惨な目に会うので気をつけろと忠告してくれる。


朝食を済ませやってきた玲瓏れいろうと共に張女官の手伝いをすることになった瓔珞は、永和えいわ宮で頬をぶたれている怡嬪の姿を見る。

顔を腫らし口から血を流す怡嬪を愉貴人は抱きついてかばうが、結局連れて行かれてしまう。しきたりでは顔は叩けないはずだ、しかし高貴妃は辱めるためその罰を与えた。

採寸のため愉貴人の部屋にやってきた瓔珞は、彼女がうわ言のようにつぶやく「枇杷膏…殺そうとしたはず」という言葉から咄嗟に、「枇杷の新しい葉には毒が含まれます」と話してしまう。

張女官に咎められるも、普通は古い葉で作るが誰もその理由を知らない、新しい葉は毒を含むからだと伝える。

それを聞いた愉貴人は皇后の前でその証言をしてほしいと瓔珞を連れて行こうとするも、張女官が頭を下げてくれたことで難を逃れる。


瓔珞は罰として繍坊の外で膝をついている。張女官がやってくると瓔珞は雲を数えていたという、明日からは雲の刺繍ができると。犯した罪を認めず「罪はないのだから嘘はつけない」という瓔珞を張女官は永和宮につれていく。

そこにいたのは首をつって自害した怡嬪だった。

「これでわかったでしょう」と言う張女官に、瓔珞は辱めを受けたなら耐え抜き報復すべきだ、自害するなど愚かだと走り去っていく。

イラつき霊柏れいはく(木)を殴っていた瓔珞のところへ乾隆帝がやってきてしまう。30回の杖罪に処されそうになった瓔珞は…

モブ女官の判別がつきません。

どれが吉祥で、錦繍で、玲瓏ですか!?さすがに瓔珞はわかるけども、みんな同じ髪型で服で薄メイクなもんで判別がつかないんだよ。早く出世して。

女官の衣装も他の使用人衣装もすごく可愛いから、なんか妃嬪様たちとの区別がいまいちつかないし…見慣れない!明玉ちゃんなんかも妃に見える。装飾品判断もなかなか…

話の感想は今の所、あの斧で棺をぶっ叩くシーンが強烈でよくわかりません。すげえ女だなと言う気持ちでいっぱいです。

第3話 霊柏を騙る者


乾隆帝が大事にしている、霊柏れいはくと呼ばれる木に八つ当たりをする瓔珞。そこを乾隆帝に見られ罰せられそうになるが、霊柏が夢に現れたと言葉巧みに乾隆帝を騙して難を逃れる。その後、衣を届ける途中に生前の姉と恋仲であった侍衛の斉佳慶錫に遭遇。その場を目撃した玲瓏は、瓔珞に密会の疑いがかかるよう方女官へ告げ口する。一方の乾隆帝はお付きの総官太監・李玉に命じて、霊柏を騙った女官を捜すように命じていた。捜索はついに繍坊にも及び

サクッとネタバレ

霊柏れいはくに触れた理由を「夢に現れた木が背中がかゆいと言うので掻いてやったのだ」という瓔珞えいらく乾隆帝けんりゅうていは咎めず去っていく。

張女官によると、暑い日に「木がずっと自分のために日陰を作っているようだ」と乾隆帝が話したため、人々の噂になったのだという。


皇太后のもとを訪れた乾隆帝は小言を言われる。皇后を偏愛することは良いが、後宮に足を運ばないのは良くない。しかし乾隆帝は聞く耳をもたず去っていく。

霊柏の一件を思い出した乾隆帝は急いで戻ると女官を探す。そしてついでに、皇太后に最近の忙しさを報告した李玉の尻を一蹴り、もう一つ蹴って罰すると、女官を探せと言いつけた。


長春ちょうしゅん宮では明玉めいぎょくが愉貴人を追い返したことを咎められていた。高貴妃こうきひの話をしているところへ乾隆帝がやってくる。

皇后は「祭壇を用意しようとしたが体調が悪いのだから無理をするなと侍女が止めていた」と真実を隠す。

高貴妃のもとに金剛般若経が届けられる。

李玉は「最近血気盛んすぎるので、これを写経することで心も落ち着くだろう」と乾隆帝の命を伝える。後でやるわと言う高貴妃だが、終えるまで見届けなければならないのだと言われ渋々始めることに。


瓔珞は、衣を届ける途中に生前の姉と恋仲であった侍衛じえい斉佳慶錫ちじゃけいしゃくに遭遇する。

その場を目撃した玲瓏は、瓔珞に密会の疑いがかかるよう方女官へ告げ口。

斉佳慶錫は魏瓔寧ぎえいねいと恋仲であったが所詮は御曹司、貴賤の身である姉が女官として奉公していてもその様子を気にかけていなかったと話す。

しかし、いつでも頼ってほしいと瓔珞を心配する素振りを見せた所に、方女官がやってくる。

瓔珞は部屋の扉を勢いよく開け倒れ込んできた方女官に籠をかぶせると棒で叩きのめす。そのすきに斉佳慶錫は逃げていった。

瓔珞は「用を足したくて探し回っていたが、見つからないので物置小屋に入った」と話し、それを覗かれたから棒で叩いたのだと正当防衛を主張する。

腰を痛めた方女官が追求してくるのは半月後だろう。瓔珞はそこで姉の遺品を見つけた。

方女官が落としたのだろうと考えた瓔珞は、女官の氷精に遺品の飾り結びのことを尋ねる。するとそれは阿満あまんという女官の持ち物で彼女は罪を犯して追い出されたのだという。

阿満のことを話したと女官から聞いた方女官は「魏瓔珞」と言う名になにか思い出した様子。


繍坊に舒貴人じょきじん慶常在けいじょうざいがやってくる。瓔珞の入れ知恵で王宮を追放された烏雅うやと共にいた者たちだ。舒貴人は瓔珞を見つけると、故意ではなかったのかと話すが瓔珞は知らぬふりを通す。


あまりにも女官が見つからないことに腹を立てた李総管りそうかんは、片っ端からしらみつぶしに探し始める。

そしてとうとう、瓔珞の繍坊にやってくる。張女官の機転でその場を抜け出す事ができた瓔珞は李総管から逃れた。

おにぎりくん

李玉総管可愛いな。おにぎり大好きぃ!って言ってみて。夜中のテンションよこれ。

女たちはみんな美しくて良いんだけどさ、これ男はみんな前面丸剃りなの?なんだっけ辮髪?いや〜長髪フェチなんであの頭でかっこいい!!とはどうしてもならねえや。夜華様帰ってきて。

今の所、主人公がまったく痛い目にあって無くて素晴らしい。毎回視聴者が苦水を飲まされる展開が大暴走するのに今回どうしたことか3話まできてもまったくその気配がなくて、むしろ物足りない。足りないの!!もっとちょうだい!

時代考証に金と時間をかけたというだけあって、細かな描写が数多く出てくる。ボーって見てたら見逃してしまいそう。皇帝が起きたら上げる花火なんて、なんかもう尊いんだが面白いんだかわからなくなってくるよ。昔からあの爆竹チックなものが文化にあるのね。

4話からの登場人物まとめ

  • 魏瓔珞ぎえいらく…団子の怨みは団子で晴らす。ヤンキー系ヒロイン。
  • 玲瓏れいろう…繍坊の女官。嘘つきぶりっこ。
  • 皇后富察ふちゃ…息子を亡くし、皇后としての務めを果たせずいたが純妃のおかげで復活。
  • 高貴妃…皇后の座を狙う。
  • 純妃 蘇氏…寵愛を望まない珍しい妃。
  • じょ貴人 納蘭なーらん氏…新入り。寵愛を得ようとアピール全開。
  • 富察傅恒ふこう…皇后の弟。侍衛。

第4話 後宮の主として

3年前に子を亡くして以来、果たすべき責務も手につかず、いまだ悲嘆に暮れる皇后。そんな姉が立ち直ることを願う弟の富察傅恒は、純妃に力添えを請う。純妃はさっそく皇后を訪ねて話し相手を務めつつ、皇后自ら目を覚ますよう誘導した。結果、皇后はこれまでの自分の至らなさに気づき、後宮の統率に取りかかることを側室一同の前で宣言する。皇后を疎んじる高貴妃は面白くない。ある日、瓔珞は突然高貴妃の呼び出しを受け、儲秀宮へ向かい…

サクッとネタバレ

富察傅恒ふちゃふこうに見初めてもらおうと彼の行く手に転がり出た錦繍きんしゅう

だがまったく相手にされない。

瓔珞は彼女を咎める。

紫禁城で侍衛じえいと密通などすれば、皇后の弟である富察傅恒はよくとも錦繍の命など無いも同然だ。

瓔珞の話す様子をこっそり聞いていた富察傅恒は「男は畜生だとは誤解があるようだが陛下もか?」と尋ねにくる。

瓔珞は咄嗟に機転を利かせ切り抜けるが、富察傅恒は彼女が気に入った様子。


姉のもとを訪れた富察傅恒は皇后が大切にしている長命鎖を外に投げ捨ててしまう。

亡くなった息子にゆかりあるものらしい。

悲しみを忘れ皇后の務めを果たすように姉を叱責するが、皇后は弟が乾隆帝の差金でやってきたと勘違いし罵る。

富察傅恒はそれでも、一族のために姉を正気に戻す必要があった。

今や、高氏の勢いは絶大でその勢力はいずれ政務にまで及ぶ。乾隆帝を困らせないためにも皇后が立ち上がる必要があるのだ。


富察傅恒は偶然通りかかった純妃に姉を助けてくれるよう申し出る。

長春宮へやってきた純妃じゅんひ

そこへお茶を持ってきた侍女の目が赤いことに気がついた皇后は理由を尋ねる。

侍女は昨年年季明けだったが出られず許嫁には「もう待てないので他の娘を探す」と言われてしまい悲しんでいた。

皇后は長春宮の侍女がそんな事になっているとも気が付かず暮らしていたのかと我に返る。純妃は次女の苦境を知らせ間接的に気づかせようとしたのだ。


富察傅恒が持ってきた乾隆帝からの贈り物は、息子・永璉えいれんを皇太子に冊封さっぷうするという書状だった。

死後書かれたものではなく、まだ永蓮が存命中、密かに乾隆帝が書いたものらしい。

息子への強い愛情を知った皇后は己の罪深さに涙する。


皇后は妃嬪たちの前で今後騒ぎを起こすものがいれば看過しないと宣言する。

怡嬪いひんについては病死であったため手厚く葬り家族も厚遇しなくてはと言うと、高貴妃が割り込んできて「大罪を犯し自害したのに手厚く葬るなど…」とまた不遜な態度を取る。

しかし皇后が他の妃嬪にどちらが正しいか問うと高貴妃の味方をするものはいなかった。


嫻妃かんひは純妃と世間話をしている。嫻妃は他の妃の望みははっきりと分かるが、あなたの望みだけはまったくわからないと言う。

儲秀ちょしゅう宮に衣を届けた帰りに侍女・芝蘭しらんと会った玲瓏れいろうは、彼女に取り入ろうと香り袋の房飾りを交換すると申し出る。

玲瓏は腕を褒められ、わざと瓔珞と枇杷膏びわこうの話をする。


芝蘭に呼ばれ高貴妃に謁見した瓔珞は大声を出しバカのふりをする。

瓔珞は自ら「枇杷には毒がある」という話をするが、ここまでバカの芝居をすればわざわざ瓔珞が愉貴人に教えたとは誰も思わない。

そして高貴妃の食べていた団子を食べたことがないので、食べてみたい…とまで言い出し…

団子うまそう

中国ドラマあるある、主役が全然出てこない。

今回の主役は皇后様よ。そしてその弟、富察傅恒めちゃくちゃかっこいいのに丸刈り。なんなのその頭!!!いやなでもな、江戸の漫画読んでて最初は髷が受け入れられないけど、読み進むうちにそんなこたあ関係ねえ!ってなってくるのかも。

皇后様が復活されたので一安心かと思いきや、高貴妃のわかりやすい悪役ぶりで見えていない他の側室のほうが怖いのではないかと思った回でした。嫻妃と純妃が恐ろしい。嫻妃はただの仏教オタクで、純妃は清少納言と中宮定子みたいな関係でいいですけど…そうは行かないんだろうな。

団子の続きが気になる次回。

第5話 偽りの妊娠


儲秀宮に呼ばれた瓔珞は、愚か者を装って難を逃れた。一方繍坊では、瓔珞を告発しようと躍起になる錦繍と方女官が、瓔珞と侍衛のあいびきを突き止める。内務府に瓔珞が身ごもったと訴えるが、それはすべて瓔珞の策略だった。人を陥れるために侍衛との密通を装い、服用すると腹が膨らむ高嶺土を使って妊娠に見せかけていたのだ。瓔珞の潔白が証明され、罰を受ける錦繍と方女官。方女官を追い詰めた瓔珞は、亡くなった姉の遺品を手に入れ…

サクッとネタバレ

高貴妃はありったけの団子を瓔珞に与える。

「大食いを許してくれる高貴妃様はお優しい!」と言い続ける瓔珞をみて、ただの愚か者だと判断し追い出す。

だが、嘉嬪かひん 金氏は瓔珞の演技を見抜いていた。


夜になり瓔珞が戻らないことで女官たちは、逢引だ…災難にあったのだと好き勝手を言う。

そこに戻ってきた瓔珞を見て玲瓏れいろうは悔しそうな表情だ。

翌朝、食堂で玲瓏を問い詰める瓔珞。

暴露したことを認めた玲瓏に、幸福も困難も共にしましょうと口にくず団子を押し込む。

そして、食べなければ儲秀宮と通じたことを張女官にバラすと脅した。


繍坊では錦繍きんしゅうが他の女官たちに「瓔珞が逢引した現場を見た」と話している。

瓔珞は張女官に呼ばれ、噂であっても呉総管ごそうかんの耳に入れば守ってあげられないと言われる。

錦繍は瓔珞を追い出すため絶対にしっぽを掴んでやると言う。


その夜、玲瓏は瓔珞が抜け出したのを確認すると寝返りを打つふりをして錦繍を起こし後をつけさせた。

翌日、方女官に呼ばれた玲瓏は逢引相手を探すよう命じられる。


瓔珞を監視しながら決定的な証拠が得られず3月がたった。

瓔珞は近頃、食べては吐きを繰り返し腰回りが太くなったようだ。

着替えている瓔珞を見て確信した錦繍は方女官に知らせる。

方女官は侍衛と密通し懐妊した罪で瓔珞を訴える。


瓔珞は調べに向かう前に、呉総管に「私を訴えたものはどうなる?」と問う。「他人を貶めたものは打ち据え追放だ」と総管は答えた。

瓔珞は生娘だと証明された。

呉総管に罪を問われ、方女官も錦繍もお互いに罪をなすりつけ醜態を晒す。

結局、錦繍は20回打たれ辛者庫しんじゃこ(紫禁城最下層、汚い仕事をさせられる)行き、方女官は40回打たれ追放されることになった。


方女官には打たれた後に半刻の猶予が与えられた。

部屋で休んでいるところへ瓔珞がやってきてネタバラシをする。

高嶺土こうりょうどという粘土質の土を服用することで胃腸の調子を悪くし腹を膨らませていたと瓔珞は話す。

そして、姉のことについて問い詰めるが、方女官が中々白状しないため「日頃の悪行を訴え出て追放では済まなくされたいか?」とさらに脅しをかける。

方女官は詳しいことは何も知らない、ただ遺品の金銭を着服したと、それがある場所を指し示す。

飾り結びのことについても問い詰めると魏瓔寧ぎえいねいから贈られたのだとまた嘘をつく方女官。

その飾り結びは姉の出発前夜に、瓔珞が夜通しかけて12本作ったうちの1つだった。

姉はそれを肌身離さず持っていた譲るわけがない。

団子を食わされたら団子を食わす

やり返し方がわかりやすくてヤンキーみたいだよ瓔珞ちゃん。

オラ!食え!!って…善良な主人公ばかり見てきたからか誰が悪役なのか混乱してきましたよ。瓔珞は本当に主人公なんだよね?タイトルで壮絶なネタバレをしている通り、復讐に燃えながら紫禁城の王妃になるんだよね?しかしこの日本版タイトル最悪やろ。この数文字で物凄いネタバレを仕込んでいく。誰が考えたの!!

さー雑魚をドンドコ成敗していってのし上がる姿が楽しみなんだけど、全70話なので気長に行きましょう。

ついでに、高嶺土とは、カオリナイトを主成分とする粘土質の土のことだそうです。市販の便秘薬や化粧品なんかにも入っているカオリンと言う成分がそうみたい。あれを食べると腹が膨らむのかあ、へー。

第6話 消えた孔雀糸

サクッとネタバレ

「許されぬ罪を犯した」方女官の口からそれを聞いた瓔珞は張女官に真相を尋ねる。


瓔珞の姉に阿満あまんと名付け一番弟子としてかわいがっていた方女官だが、ある日阿満は一晩行方をくらましてしまう。

翌朝、御花園の築山から汚れた肌着が見つかり、呉総管に捕らえられた阿満。

方女官は柔和な彼女がそんなことをするはずがないと考え問い詰めるが「強いられたのではない」という。

皇太后の体調が悪かったため死罪を免れ、杖罪50回から追放となったが、その後の自害についてはあやふやだ。

瓔珞は姉の首に絞殺の跡があったことを話す。


遺品の中にあった玉佩ぎょくはい富察傅恒ふちゃふこうのものだった。瓔珞は彼が犯人では…と疑い始める。

舒貴人じょきじん李玉りぎょくに頼み、御花園で歌を歌って通りかかった乾隆帝の気を引くが、「どこにも柳などないぞ、目が悪いのか」と言われてしまう。

相手にされず、そんなに歌が好きなら一晩中歌っていろと命じられた。


純妃じゅんひは花びらを浮かべた水で体を清める。

乾隆帝が訪れるとわかっていたようだ。

純妃は、わざと皇后と高貴妃の話を持ち出し、さらに高氏が勢力を増しては…と政に関わる話までし始める。

後宮が政に口をだすのはご法度だ。

純妃は乾隆帝を拒むため、毎度あらゆる策を講じるらしい。


追い払われた乾隆帝は皇后の長春宮へ。

皇后富察は、近頃あまりに浪費や贅沢をしすぎているのではないかと後宮の先行きを不安視する。

そこで、皇后自ら造花を身に付け室内を簡素にすることで模範となることを乾隆帝に話した。

乾隆帝は同意し、共に寝床につくが、すがりよる皇后の腕をのけると背を向けて眠ってしまった。


皇后に長衣を献上することになり、その刺繍に瓔珞が抜擢された。

刺繍を施す糸は、孔雀くじゃくの羽と金銀糸を編み込んだもので光が当たると七色に光るという。

貴重なその糸に何かあっては行けないと食事も取らず見張るという瓔珞に、吉祥きっしょうは交代で見張ることを申し出る。

瓔珞が食事をしていると共同部屋で火事が起こる。

吉祥もそれを聞きつけ見張りを忘れてやってくる。

その姿を見た瓔珞は急いで繍坊に向かうが、長衣はずたずたに切られ孔雀糸は消えていた。

いい思いばかりしてバチが当たったのだと騒ぎ立てる他の女官に、長衣は繍坊全体での献上品なのだからお前たちも首を切られると怒鳴りつける。


皇后の誕生日がやってきた。遅れてやってきた高貴妃は、皇后に純金の子宝観音を贈る。

子供を失った悲しみをさらにえぐる行為だ。

高貴妃は自分はまだ若いので子供に恵まれる機会もあるから必要ないが、皇后には必要だろうと笑う。

そのころ、瓔珞は長衣を作るため賭けに出ていた。

悪口言うより

ボヤ出すほうがよっぽど罪が重いと思うんですがどうなんですか。

すでに完成した長衣を見ながら外で話してる玲瓏の話こっそり聞いてんの流石だわ。あれで犯人だと確信したでしょ。どう始末するんだろう。始末とか言ってしまった…ヒロインなのに…

ヒロインはサバサバしてて良いんだけど(演技はあまり…)皇后様が高潔すぎて面白くないよ。そんなんじゃ負けちゃうよ。そしてやっぱり純妃が好きなのは皇后様なの?愛の試練なの?やだ〜!超麗しい!みた〜い!辮髪べんぱつおじさんより百合でしょ。

それにしても純妃をずっと見てると、ふとした瞬間片桐はいりに見えちゃって…なにが!?事件が始まるんですか!?ってなっちゃうよぉ。

7話からの登場人物まとめ

  • 魏瓔珞ぎえいらく…繍坊女官から皇后様の侍女に昇格、姉の死の真相を探る。
  • 皇后富察ふちゃ…皇后の政務に復帰したが、高貴妃に狙われる。
  • 高貴妃こうきひ…皇后を失脚させようと悪巧み。
  • 嘉嬪かひん 金氏…高貴妃のブレーン。第4皇子の母。
  • 吉祥きっしょう…繍坊女官。ぼんやりとろいけどいい子、瓔珞の味方。
  • 玲瓏れいろう…繍坊女官。嘘つき娘。
  • 嫻妃かんひ…弟がピンチ、善の心が強い人。
  • 富察傅恒ふちゃふこう…皇后の弟。宮中の侍衛。

第7話 繍坊の対決


皇后の誕生日当日、長衣を献上した瓔珞。しかし使われたのが孔雀糸でないことは、一目で皇后に見抜かれてしまう。瓔珞は機転を利かせてその場を切り抜けるが、祝宴が終わり一同が去った後、孔雀糸が盗まれた事実を皇后に伝える。さっそく犯人捜しが行われる中、吉祥は玲瓏の罠にはまり、罪を着せられ命を落とす。繍坊では乾隆帝の常服を担当する刺繍女官を名選ぶことになり、瓔珞は親友を陥れた玲瓏に腕前を競い合う刺繍対決を申し込むが

サクッとネタバレ

瓔珞えいらくは完成した長衣を持って皇后の前に出る。

その姿を見た高貴妃こうきひ嘉嬪かひん 金氏は驚きを隠せない。

瓔珞が長衣を見せることをためらっているところへ、乾隆帝からの贈り物が届く。

恒例の絹織物に加え、特別に箱型の時計を改造して作った化粧箱もある。


それを見た高貴妃はイラつき、喉が痛むため祝宴に参加できないと退席していく。嘉嬪 金氏もそれに続いた。

とうとう瓔珞が長衣を見せなければならなくなった。

皇后はすぐに動物の毛だと気づいたが、瓔珞の弁解を聞くことに。

瓔珞は「この刺繍は鹿の尾の毛を使っており、金銀の糸を控えることで皇后の倹約の意向に沿うようにしたのだ」と話す。


瓔珞は全員が帰った後で、皇后に真相を話す。

孔雀糸が盗まれたため仕方なかったのだと。

皇后はわかっていたが、あえて瓔珞を罰しなかったのは不愉快なことを避けたかったからと話す。

さらに皇后は、瓔珞が侍女に促されても中に入ろうとしなかった理由を聞く。

それは、寵愛されている皇后に陛下の贈り物が届けばご機嫌になり自分の罪を許してもらえるかも知れないという魂胆だったと瓔珞は話す。

皇后は一瞬怒ったものの笑いだし、罰としてもう一着常服を作るよう命じた。


皇后は瓔珞を気に入り長春宮へ入れるつもりだ。さらに、孔雀糸の盗みは徹底的に調べさせるように命じた。


瓔珞は皇后に取り入るために逆境を利用したのだと吉祥きっしょうに話す。

瓔珞は下賜品を女官たちに見せ、「もし傷でもつければ不敬罪になってしまう」と話す。

皆が寝静まった深夜、玲瓏は下賜品のしまってある戸棚を開けようとするが、気がついた瓔珞が騒ぎだす。

孔雀糸を盗んだのもお前だろう、と問い詰められるが玲瓏はあなたに嫌われているから見せてと言えなかっただけなの…と他の女官にすがり自害をほのめかしてその場を収める。


吉祥の誕生日を祝うため、瓔珞は厨房で刺繍品と麺料理を交換する。

悪意のない吉祥を気に入っている瓔珞は刺繍を施した手巾も贈った。


皇后が孔雀糸を盗んだ犯人を探していると知った玲瓏は、吉祥を利用し糸を隠してある場所に行かせる。

ちょうどそこへ張女官と呉総管がやってきて、吉祥は捕らえられてしまう。

翌日、吉祥は死罪になった。


ショックを受ける瓔珞。

ひどい刺繍をして張女官に叱られる。

この機会に瓔珞の座を奪ってやろうと玲瓏は躍起になる。

そんなある日、乾隆帝の衣を作る女官が病気になり手伝いが1人必要だという話になる。

瓔珞はその仕事は腕の良いものが行うべきであるから玲瓏と腕くらべをさせてくれと言い出す。


3日かけて瓔珞と玲瓏は刺繍をしていく。

自信があった玲瓏だが、瓔珞の熱意をみるうちに「負けるのでは」という不安に襲われ焦り始める。

玲瓏は瓔珞の常服と自分のものをすり替えた。

瓔珞は問い詰めるが、天に誓ってもあれは自分が刺繍したものだと譲らない。


献上された常服を来た乾隆帝は首元に残っていた針で怪我をしてしまう。

呉総管はすぐに玲瓏を捕らえに繍坊へやってくる。

玲瓏は瓔珞が作ったものだから自分のせいでは無いと喚くが、連行される。

瓔珞は投獄された玲瓏に会う。

吉祥を殺したことを問い詰めると、あんなとろい子は死んでもおかしくないと開き直る。

玲瓏への刑は、杖罪80回のうえ寧古ねいこ塔への流刑だ。

罪の重さの謎

盗みが死罪で、皇帝の体に傷がついたら…?

そっちのが死罪じゃないの!?

そもそも、全部玲瓏の罪なんだから償ってもらわなくっちゃねえ。瓔珞さん頑張って。

さて、これで他に倒さなきゃいけない女がいなくなったわけですが、もう繍坊に用はないってことですかね。

次の舞台は長春宮!繍坊の女官服も可愛いけど、明玉ちゃんくらいには着飾ってほしい。このドラマは衣装がちょっと古めかしくて素敵だわ。

第8話 玉佩の持ち主


玲瓏に復讐を果たした瓔珞は、皇后の侍女として仕えることになり長春宮に移る。彼女は玉佩の持ち主を突き止めるため傅恒に近づくが、それが気に入らない先輩侍女の明玉は瓔珞をいびり、皇后にも悪口を吹き込む。だが大雨が降った夜、皇后は自分の大切な花壇を人で守ろうとする瓔珞の姿を見て、すべてを察する。一方、乾隆帝は鄂善の収賄に関連して、張廷玉と鄂爾泰を呼び出すと、先帝の重臣であろうとも徒党を組めば容赦しないと言い放ち

サクッとネタバレ

玲瓏が流刑に処された寧古塔までは遠く険しい山道らしい。

それを聞いて玲瓏は「見捨てないで」と瓔珞にすがるが、すでに手遅れだ。

瓔珞は彼女に別れを告げる。


長春宮に移った瓔珞は、さっそく皇后付きの侍女・明玉めいぎょくにいびられる。

ただの刺繍女官だった彼女がいきなり皇后の侍女になるなど大出世だ。

外の掃除を命じられた瓔珞は、富察傅恒の姿を見つけわざと彼の佩玉はいぎょくを落とし気づかせる。

策略どおり佩玉を取りに瓔珞の前に現れた富察傅恒は、御花園で落としたもので字が彫られている…と佩玉の特徴を述べたため瓔珞はそれを返す。


富察傅恒と瓔珞が話す様子を見ていた明玉は嫉妬する。

そして「大殿を掃除しろ」と言いつけ、どれだけ掃除をしてもやり直せといじめた。

明玉は富察傅恒がどれだけ瓔珞にふさわしくないかこれ見よがしに語るが、瓔珞はそれを聞いて笑う。

喧嘩になりそうなところへ爾晴じせいがやってきて二人の間に割って入り、その場を治めた。


他の侍女からも無視されている瓔珞。明玉は瓔珞の当番も強引に奪い取り、皇后の瓔珞に対する心象を悪くする。

雨の降りそうな気配に、皇后の大切にしている茉莉花まつりかを心配する瓔珞。

明玉に「風が出ているから大雨になる」と伝えるも、聞く耳を持たない。それどころか、怠け者で役立たずだと皇后に話す始末。


その夜、雷とともに大雨が。

皇后は飛び起きて花の様子を見に行く。

すると、瓔珞がすでに茉莉花に油布をかけて回っていた。それを見た皇后は全てを悟る。


騒動が一段落し、瓔珞はずぶ濡れになった女官たちに生姜の汁物を配る。

冷えた体があたたまるようにと、油布を取りに行く途中に思いつき作っていたらしい。

4人の女官のうち、琥珀こはくだけはそれでも瓔珞を嫌う。


長春宮に高貴妃と嘉嬪がやってきた。

瓔珞を呼びつけると捕まえ舌を切ろうとするが、騒ぎを聞きつけ出てきた皇后が止める。

瓔珞は「私は自分が愚か者だと言っていない、生まれつきの顔が愚かなのだ。」と屁理屈を言う。

皇后は爾晴に「侍女の不始末は宮の主が裁くもの、例外は陛下と皇后だけ。侍女を始末したければみことのりが必要だ」と規則を語らせる。

こう言われては高貴妃も手を出せない。


皇后は一体何をして高貴妃を怒らせたのだと瓔珞に尋ねる。

枇杷膏びわこうのことを愉貴人ゆきじんに伝えたのは自分で、それを知って高貴妃に呼び出されたため愚か者を演じたのだと素直に話す。

それを聞いて皇后は笑い出す。

「あなたは賢いけれど高貴妃は執念深い」気をつけてと助言された。


宮に戻った高貴妃は奴婢ぬひに不遜な態度を取られたと怒り狂っていた。

しかし嘉嬪は瓔珞などより、今は愉貴人を取り除かねばと話す。

臆病者は放っておいても、と高貴妃は考えるが、愉貴人がもしも皇子を産めば形勢が逆転してしまう。

そうならないために、怡嬪の後を追ったことにして始末してしまえば良いのでは?と提案した。


乾隆帝は、張廷玉ちょうていぎょく鄂爾泰オルタイを呼び出し、先帝はお前たちの功績を重く見て大廟に祀るよう言い残している、鄂善の収賄に関係していないと言うなら忠臣であるよう努めよ、徒党を組めば容赦しないと言い放つ。

顎善の件に関わったものは、すべて処分し皇帝の威信を世に知らしめるという。


嫻妃かんひは皇帝の靴や衣を真心込めて作るが、その愛情が伝わっていないと侍女は嘆く。

そこに嫻妃の母がやってきて、鄂善の収賄に関与した弟が投獄されたという。

皇帝に命乞いをしてくれと母は頼むが、重臣である鄂善が投獄されたのだから陛下に命乞いなどすれば気持ちを損ねてしまう…と嫻妃は頑なだ。

どれが本当の瓔珞なのかわからなくなる怖い

彼女は姉を殺した犯人を探すという目的のために行動しているから、すべての行動に何かしらの意味付けを感じてしまって、本来の瓔珞ってどういう性格の人物なのかまったく見えてこない。

お姉ちゃんの棺に斧をぶちかましてた時は素なんだろうか…そうだとしても相当やべえ女だなおい。あ、あと吉祥に接する時は打算も策略もなかったはずだからあれは本当の彼女だよね。そう考えてみると、つくづく素の状態がないヒロインだな…

話しても大丈夫だと思えれば素直に話すし、嘘を付くところはつくし、こういう生き方ができたらという憧れはある。難しいな瓔珞ちゃん。

第9話 太監の凶行


身重の愉貴人は怡嬪を亡くして以来、悲しみのあまり体調が良くなかった。それを侍医から聞いた皇后は様子を見に行こうとするが、風邪が悪化すると侍女に止められ、代わりに瓔珞が遣わされる。永和宮に到着し、太監が愉貴人を殺そうとしているのを目撃した瓔珞は、とっさに太監を気絶させ、助けを求めて外へ飛び出す。だが狙ったように現れた高貴妃によって取り押さえられそうになったため、慌てて宮殿に逃げ込み、助かる方法を考えるが

サクッとネタバレ

嫻妃かんひは母が父に無断でやってきたことを知り、弟の命乞いはしないと告げる。過ちを犯したのなら処罰を受けることは当然だと。


懐妊している愉貴人の調子が思わしくないという。

頻繁にめまいに襲われ治療も思うようにいかない。

原因は心労があるからだろうと侍医じいは皇后に話す。

皇后はそれを聞いて、風邪を引いている中、見舞いに出向こうとするが爾晴じせいに止められる。


嫻妃のもとへ純妃がやってくる。

「法は一人の法にあらず」と1人が秩序を乱せば全体が崩れてしまうという手紙を見つけ、純妃は嫻妃に本心を尋ねる。

命乞いをしたいのであれば皇后にお願いするべきと純妃は進言したが、皇后に頼ればその派閥に巻き込まれ己を失ってしまうと拒んだ。


皇后の使いとして瓔珞が永和宮へ行くことになった。

宮の扉を叩くが誰も出てこない。

物音が聞こえ中に入ると太監たいかんが愉貴人の首を締めていた。

太監に花瓶で殴りかかり、落ちていたかんざしを首に刺し、頭を蹴り飛ばして抵抗する瓔珞。

外に飛び出て助けを呼ぼうとするが、そこへ高貴妃が来てしまう。

瓔珞は扉に鍵をかけ中へ入らせないようにし、助けを呼ぼうと火鉢に布をかけ火をつけた。


高貴妃は駆けつけた富察傅恒に、瓔珞が愉貴人を襲っていたと叫ぶ。

しかし、富察傅恒は現場を見て、まず瓔珞に何があったのかを尋ねた。

瓔珞はあるがままを話し、目覚めた太監に真相を聞く。太監は皇后に命令されたと口にした。


そこへ皇后もやってくる。

皇后を前にしても太監は、黒幕は皇后であると言う。

太監は歯に仕込んでいた毒を噛んで死んだ。


皇后の罪は明白だと言い始めた高貴妃に瓔珞が言い返す。

ならばなぜ皇后は自分を見舞いによこしたのだ、太監と共謀であったならなぜ私を襲う必要があったのか、皇后が太監の処分を命じたならなぜ武器を持っていないのか、そしてなぜ、高貴妃は多くの太監を引き連れ永和宮にやってきたのかと問いただす。

高貴妃はそれでも言い逃れをするが、太監の言葉だけで皇后が犯人だと決めつけたことは不敬の罪に値する。

高貴妃は謝罪をするを得なくなり、皇后に反省を言い渡された。


傷だらけになった瓔珞に、富察傅恒は傷薬をくれる。

女の姿を直視できないと、よそを見ながら「朝晩体に塗れ」と瓔珞に告げる不器用な態度だ。

瓔珞は、火事を起こしたのは大声を出すよりも確実に人を呼べるからで、高貴妃を問い詰める事ができたのは「虎の威を借る狐」だったからと説明する。

瓔珞は彼に、阿満は姉で母親代わりだったと話す。

富察傅恒は阿満を知らないと言った。


皇后は高貴妃を告発しないと瓔珞に言う。

愉貴人が宮中で怡嬪の供養をしていたことは大罪に値する。

高貴妃を訴えるなら愉貴人も罪に問われてしまうだろう。

今はそれよりも愉貴人が無事に子を生むことのほうが大切だと皇后は考えた。


高貴妃は怒り狂って侍女を責めている。

そこへ嘉嬪がやってきて、計画は失敗してしまったが愉貴人がショックを受けているなら子供が無事に生まれる保証はないと話す。

話を遮るように太監がチン(わんわんお)を持って部屋に入ってきた。

高貴妃の兄である高恒からの贈り物だ。

これを見て機嫌が良くなった高貴妃。有能な父と兄がいる限り自分の地位は安泰だと考える。

腕っぷしが強すぎ

乱闘シーン何度も拝見いたしました、なんとお強いのでしょう瓔珞さん。

花瓶で頭パァン!首しめられてたとこから簪ブスーッ!の頭蹴り飛ばして扉で強打、まだ立ち上がるんで扉に額を力いっぱい叩きつけてたよ。強い。暴漢にあったら参考にします。

今回、初のロマンスなシーンがありました。でもそこでも姉のことを探るためお芝居しているような感じなんだよね。彼女がそのままの素顔を出せる人が現れるといいんですが…

高貴妃の策はたいしたことないけど、高貴妃のブレーン嘉嬪 金氏が鬱陶しい。彼女は第4皇子の母親だから息子を皇太子にでもしたいのだろうか?それには皇后派につくわけにいかず高貴妃についているけど、普通に扱いにくくて嫌な女だなと思ってそうだ。

次回、10・11・12話はここから!