【君、花海棠の紅にあらず・全49話】43・44・45話のネタバレとあらすじと感想|決戦前夜

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

みるこ
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この記事では、

「君、花海棠の紅にあらず(きみ、はなかいどうのべににあらず)」のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。

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君、花海棠の紅にあらずの登場人物

  • 商細蕊:京劇役者
  • 程鳳台:商人、妻は范湘児、姉は程美心、妹は察察児
  • 范湘児:富豪の娘、夫は程鳳台
  • 范漣:范湘児の弟、恋人は曽愛玉
  • 程美心:程鳳台の姉、夫は曽万釣
  • 察察児:程鳳台の妹
  • 姜栄寿:京劇協会の会長、商細蕊の養父 商菊貞の兄弟弟子
  • 姜登宝:京劇役者、父は姜栄寿
  • 鈕白文:梨園協会所属
  • 商菊貞:商細蕊の養父
  • 鄭原木:商会の会長
  • 曽愛玉:范漣の恋人
  • 蒋夢萍:商細蕊の姉弟子、夫は常之新
  • 常之新:范湘児の従兄、妻は蒋夢萍
  • 曽万釣:司令官、妻は程美心
  • 曹貴修:父は曽万釣

【全49話】「君、花海棠の紅にあらず」あらすじ・ネタバレ・感想

「君、花海棠の紅にあらず」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第43話「逆転の世界」

高楼で発声練習をする水雲(シュイユン)楼一座の者たち。商細蕊(シャン・シールイ)は弟子たちに役者という生業の真髄を語る。一方、四喜児(スーシーアル)は病のため街なかで奇行を繰り返し、商細蕊もその姿を目にする。そんな四喜児は、敬愛してやまない役者の名を口にするのだった。衣装を身にまとわず歌だけの公演を終えた商細蕊は、新たな野望を程鳳台(チョン・フォンタイ)に打ち明ける。

ネタバレ「逆転の世界」

高楼。商細蕊は男たちを連れて高楼に出かけ発声練習をさせる。

「人の心をつかめば梨園の王になれる

舞台の上では役者が王で観客は臣下だ、役者が泣かせれば観客は泣き、笑わせようとすれば笑う、ここまで人の心を動かせるものはない、至極の生業だ」と真髄を語った。

水雲楼。商細蕊が練習から戻ると程鳳台が鳥の世話をしながら待っていた。

そこへ「奇行を繰り返す四喜児を饅頭を餌に連れてきた」と座員が知らせる。

ペニシリンが禁薬となり闇市で高騰、薬が手に入らなくなった四喜児は梅毒が脳に回ったのだ。

商細蕊が急いで門前に出ると、四喜児は犬のように這いつくばっている。

哀れな師匠の姿を見て、小周子は逃げ出してしまった。

座員たちが口々に四喜児を罵るなか、商細蕊はその姿を憐れみ外套を着せる。

すると四喜児は「みんな知らないんだ、私がどれだけあなたを敬愛しているか、私の恩人よ」と話を始め、商細蕊に頭を下げた。

四喜児は立ち去ってしまう。

商細蕊は「四喜児は寧先生を妬んで毒薬を飲ませ喉を壊そうとした、あの様子では事実は違う様子…」と程鳳台に話す。

そして「私も落ちぶれて同じ末路をたどるかもしれない」と言った。

程鳳台は「私がいる限りそんなことにはならない!」と激怒する。

第一楼。商細蕊は歌だけの公演をすると言い出した。

衣装や化粧で飾らず、目新しい芝居を見せるのだ。

商細蕊はいつものままの小周子を舞台に呼び「私以上の役者になる」と紹介した。

次は十九。

「確かな腕を、持ち技をいくつも教えてくれた」と紹介する。

観客はいつもと違う演目を楽しんだ。

商細蕊は「日本軍に京劇を消される前に映画に残したい」と程鳳台に頼んだ。

程鳳台は第一楼で商細蕊の芝居をフィルムに収める。

姜家。呆然としている姜栄寿、そこへ商細蕊が弔問に現れた。

「お願いがあってきた、上海で崑曲が不評だった時、己のうぬぼれと時の流れの恐ろしさを実感した。

全土が陥落する日がくれば、陥落を待たず京劇は破壊される、そうなる前に仙人歩法を映像に残したい」

商細蕊の提案に驚く姜栄寿は「映像で残す価値があるというのか」と聞き返した。

商細蕊は「素晴らしい技があるのは確か、敬服しています」と姜栄寿のことを認める。

あっさりとすべてを理解し、その先を見据える商細蕊の決意を知り、姜栄寿は笑い、そして顔を覆って泣き出した。

「いったい何を争い奪い合ってきたのか…しかし20年遅かった、もうこなせない」

「師伯…」

「ついにそう呼んでくれたな、伝授してやるからお前が舞え」

商細蕊は姜栄寿に叩頭した。

程家。曹貴修から軍営に来るよう連絡が入った。

そこへ察察児がやってきて「日本の荷を運んでいるのね、本当に敵の手伝いをしてるの?どんな事情でも敵に協力してはだめ!」と兄を止める。

察察児は兄の裏切りを信じたくない、程鳳台は家族を守るための行動を責められる。

その日、2人はわかり合うことが出来なかった。

翌日、程鳳台は出張だと言って軍営に出かける。

そこへ察察児が出てきて「過ちを侵さないで!国賊は悲惨なことになる、中国は勝ち占領は終わる、行かせないわ」と銃を向けた。

感想:浅知恵

うーん、これは范湘児に一本。確かに学校へ行かせず、真相のご令嬢だったらこんな騒ぎは起こさなかっただろう。

でもこのご時世に学校なんて行けば、そりゃ偏った思想を植え付けられるよな。そんでお兄ちゃんが何も説明してくれないから疑ってしまう。

まあ、小さな頃からいつでもそばにいて助けてくれた身内なら信頼しろよと思ったりもする…白目

ひどい仕打ちを受けたわけでもないのに、これだからお嬢さんはよお!なあノブ!

ちょっともう色々起こりすぎていて追えてません!序盤がスローペース過ぎたんじゃないの?

今回だけで、四喜児に映画撮影に仙人歩法に察察児に…もりもりフルーツポンチたべたい。

第44話「翻弄」

商細蕊(シャン・シールイ)は謝罪に来た雪之誠(シュエジーチョン)を受け入れず、縁を切ると告げる。一方、日本軍の荷の輸送業務に赴く程鳳台(チョン・フォンタイ)は、道中、無惨な村の様子を目の当たりにするのだった。そんな中、商細蕊は義兄から食事に招待される。商細蕊の予想どおり、義兄は頼み事を打ち明ける。程鳳台は所有する留仙(りゅうせん)洞の爆破計画を曹貴修(ツァオ・グイシウ)から告げられ、その作戦への同行を求められる。

ネタバレ「翻弄」

程家。察察児が程鳳台に銃を向けた。

程鳳台が背を向けて歩き始めた瞬間、察察児は発砲してしまう。

弾は外れ、出ていく兄を見ながら察察児は「行かないで戻ってきて」と号泣した。

水雲楼。雪之誠が謝罪にやってきた。

商細蕊は軍に深く関わる九条家の人間である境遇をあわれむ。

雪之誠は「私は戦争が嫌いです、だから隠れていたのに北平に連れ戻され、次に逃げたら撃ち殺すと兄に言われた」と経緯を話した。

商細蕊は雪之誠を受け入れず、縁を切る。

その頃、輸送業務のため軍営を目指していた程鳳台は途中の街に立ち寄る。

お茶を飲むため人を探すが、街には人影がなかった。

葛さんは早く立ち去ろうと促すが、程鳳台は街を確認するため車を降りる。

そこには、殺された人々の遺体が散乱していた。

ショックを受けた程鳳台は埋葬するための穴を掘る。

商細蕊は義兄 商龍声と夕食を取る。

商龍声は「四喜児が昨夜逝去し、葬儀で揉めているため喪主を頼みたい」という。

そこへ奥の部屋から女性が出てきた。

傷の手当を済ませた様子を見た商細蕊は奥の部屋に誰かいるのかと尋ねる。

そこには日本軍から睨まれている商龍声の友人がいた。

四喜児の葬儀に紛れ込ませ北平から逃がすというのだ。

男に対面した商細蕊は、協力することにする。

軍営。程鳳台は曹貴修と合流。

そこで化学兵器を見せられる。

九条は山東から東北へ同じものを100個秘密裏に運ぶつもりらしい。

化学兵器を運ばせないためにも留仙洞を爆破しなければならない。

程鳳台はトンネルの設計図を渡し、曹貴修を信頼することにした。

程鳳台は九条に付き従い留仙洞へ、曹貴修はある作戦を実行するという。

北平。四喜児の葬列が外地の墓地を目指して進んでいく。

検問に差し掛かると、日本軍の軍犬がけたたましく吠えた。

日本兵に「異臭がするので棺を開けろ」と命じられる。

すると、商龍声は商細蕊に「棺の中にはペニシリンなどの薬品がある、早く届けなければ」と耳打ちした。

騙されていたと知った商細蕊だが、雪之誠こと九条和馬を頼って無事に葬列を外地に送り出した。

しかし、日本軍と話す商細蕊を見た民衆は「親日だ」と陰口を…

雪之誠は「困難に遭遇すれば全力で助けます」と商細蕊に言う。

森。商兄弟が散歩している。

商龍声は商家の重荷をすべて商細蕊に背をわせたことを謝罪した。

その昔、商龍声には弟がいた。

しかし、弟は商菊貞の厳しい稽古で腰を折り、死んでしまう。

そこで商菊貞は商細蕊を養子に迎えることにする。

幼い商細蕊は自分の出自を覚えていた。

しかし、天性の役者だと才能を見抜いた商菊貞は、必死に探す曽家の人間から商細蕊を隠す。

商細蕊は出自を話すたびに養父に殴られたため、恐怖で全て忘れてしまったのだ。

すべてを告白した商龍声は「役者を辞めて自分の人生を生きろ」と商家から逃げるよう言った。

商細蕊は顔を歪めて「芸に費やした20年は返ってこない、これからも姓は商だ」と言って走り去る。

その夜、商細蕊は逃した男性の手当をしていた女性と話をする。

商細蕊は女性が延安(共産革命の聖地)の出身だと言い当てた。

「誰もが食べ物と職に困らない国を」という女性の話に感激した商細蕊は「飛行機を贈ります」と言う。

程家。家に戻った程鳳台は察察児の失踪を知らされる。

外聞を気にした范湘児たちは秘密裏に捜索し、それが災いしてかまだ見つかっていないという。

程鳳台はすぐに号外に出して、察察児を捜した。

妓楼。商細蕊を呼び出した杜洛城は、何年も寝かせていた「鳳仙伝」という演目の事を話す。

感想:受け入れられない

幼い商細蕊はちゃんと自分の出自を覚えていたのに、天性の役者だと知った養父が親元に返さないために隠したとか最悪じゃん。

ガチで引いてしまったわよ。

それなのに商細蕊と来たら、商家の人間だと言って振り切ってしまうし…

しかも実子に厳しい訓練を強いて殺してしまうとか…もうわかんない、時代云々は言い訳にならないレベルで酷い。

お兄ちゃんが善の心を持ってたことが唯一の救いだろうか。

うーん、しかしなあ、曽家が没落したことを思えば遅かれ早かれどこかに売りに出されたりしてもおかしくなかったのかも、全て定められているのならあらがってほしい。

第45話「別々の道」

察察児(チャーチャーアル)が家出したことで憔悴する程鳳台(チョン・フォンタイ)。耳に入ってくる情報に藁(わら)をもつかむ思いで妹を捜す程鳳台は、金づるとして利用されてしまう。一方、行方が分からないままの察察児は、新聞で意志を発表する。程鳳台は北平を離れることを決意し、商細蕊(シャン・シールイ)に同行を望む。そんな中、程鳳台は坂田大佐から留仙(りゅうせん)洞の輸送路について話を持ちかけられる。

ネタバレ「別々の道」

妓楼。杜洛城は長年温めていた「鳳仙伝」という演目のことを話した。

かつては演じられないと思っていたが、今の商細蕊に演じられない役はないため新演目を作ろうというのだ。

商細蕊は同意し準備を始める。

水雲楼。察察児の失踪で憔悴している程鳳台は、オンドル(床暖房)で温まっている。

そこへ戻ってきた商細蕊が声をかけるが元気がない。

やっと口を開いた程鳳台は「置き手紙があった、考えが異なるから縁を切る、探さなくていいと…」妹の仕打ちが堪えている様子。

商細蕊は「二旦那は奥様が名節を重視して機会を逃したと怒っている、奥様は二旦那が軍と絡むから悪いと思っている」とそれぞれの考えを言い当てた。

驚く程鳳台に商細蕊は「裕福な家の女性は同じ心のひだを持つのです」と言う。

そこで程鳳台は「なぜ国賊かと聞かない?」と尋ねた。

「ありえない」

「もしなったら?」

「悪さをせぬよう足を折って養います^^」

二人は笑い合う。

そこへ葛さんがやってきて「日本軍が捕まえた中に似た女性がいる」と知らせた。

北平駅。商細蕊と程鳳台は急いで北平駅へ。

しかし、女性の中に察察児はいなかった。

調べが終わると女達は強制的に列車の中へ。

商細蕊が「どこへ?」と尋ねると、1人の女が「良家の子女を妓楼に売るつもりなんです」と泣きついた。

商細蕊は女達を助けようと兵士に暴力をふるい、かばった程鳳台は頭を殴られ気絶した。

病院。商細蕊が眠っている程鳳台の白髪を抜いている。

目を覚ました程鳳台は抜いた白髪の束を見せられ「黒いのが混じってる、ハゲてしまうだろ」と抜くのを禁止した。

「娘さんをどこへ?」

「上海の范家の紡績工場だ、妹の失踪に乗じて揺すってきたので金を渡し解決した」

程鳳台は弱みに付け込まれ、金づるとして利用された経緯を説明する。

そして「もう探さない、諦めた」と涙を流した。

その頃、察察児は荷車に乗って延安を目指していた。

手帳に「元気よ、安心して」と書くが斜線を引いて消してしまう。

水雲楼。水雲楼は骨董品を売って軍用機を買おうと荷物の整理をしている。

そこへ程鳳台がやってきて「金がいるなら、君の水雲楼の株を抵当に金を貸すぞ」と申し出た。

商細蕊はあっさり承諾して株を渡す。

程鳳台はその中にあった商細蕊の身売り証文をポケットにしまい込んだ。

「有効な証文を」と言われた商細蕊は、程鳳台の手のひらに拇印を押して笑う。

腰を落ち着けた程鳳台は察察児が見つかったと話し始めた。

「延安にいる曹貴修の知り合いの情報、縁を切ると新聞に発表し、戻りたがらない」

延安のことを知っている商細蕊は「あそこな大丈夫」と口を滑らせる。

程鳳台に尋ねられるが「内緒」と言って何も話さなかった。

そして程鳳台は「用事が済んだら2月には北平を離れる、上海へ、それから香港またはイギリスに」と別れを告げた。

戦争が終わらなければ帰れないという程鳳台に、商細蕊は「漬けこまれた私のせいです」と責任を感じる。

「一緒に上海へ」

商細蕊は思っても見なかった言葉に目をうるませぐっとこらえた。

「いつかは別れの時が来る、安心して極楽浄土へ行って下さい」

「縁起が悪いぞ」

司令部。程鳳台は坂田のもとへ出向き、物資の輸送で九条が留仙洞を通るよう仕向けることに。

留仙洞を使うことをしぶる程鳳台に、坂田は「曹貴修の後ろ盾があるからと調子に乗るな」と脅しをかけた。

程鳳台は「秘密の物資のことや匪賊に捕らわれた部下のことをバラすぞ」と脅し返した。

坂田は匪賊に奪われた物資を取り戻すよう程鳳台に頼むしかない。

水雲楼。商細蕊は用意した大金を延安の女に渡す。

そして、兄弟水入らずで話をし、2人を見送った。

そこへ、程鳳台が「また物資を運ぶ」と知らせにやってきた。

商細蕊は「新しい演目には間に合わない、明晩来て下さい、一部をお見せします」と申し出る。

程家。その日、朝食に豪勢な食事が用意されていた。

范湘児は何も言わず程鳳台に食べさせると「范漣の婚約式を手伝ってくる」と席を立つ。

第一楼。その夜、商細蕊は将軍と遊女の話である鳳仙伝を披露した。

しかし、途中で芝居をやめると程鳳台を連れて劇場の外へ。

夜の街。食事を終えた2人は話をしながら歩いている。

商細蕊は「自分の愚かさに気がついた」と話し始めた。

感想:終盤

あと四話で終わりだとはとても思えないんだけど!?

どっちかというと、終わってほしくないが正しいな。

こんなに尊い絆があっていいのだろうか…すべて理解できているわけじゃないし京劇の部分に込められた深い意味もわからないけど、2人がいつの間にか別れの言葉に顔を歪めるほどの絆で結ばれていることがもう…もう!!!

いや~なんかBLできない世界線いいね。なんかそっちのほうが好みだわ。

次回、46・47・48・49(最終回)はここから!

全話、ネタバレ一覧はここから!

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