こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
【如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~】
85・86・87話のあらすじとネタバレを紹介していきます。
未視聴の方はご注意ください。
DVD情報
登場人物一覧まとめ(ネタバレなし)
- 烏拉那拉青桜…皇后。烏拉那拉皇后の姪。父は那爾布。弘暦と幼馴染。
- 愛新覚羅弘暦…乾隆帝。父は雍正帝、養母は皇太后。
- 皇太后…鈕祜禄氏。弘暦の養母。先帝皇后と争ってきた。
烏拉那拉皇后・先帝皇后…雍正帝の正妻。第3皇子 弘時の養母。如懿の叔母であり、皇太后にはめられて死んだ。富察琅嬅…乾隆帝の皇后。今最も勢いのある富察家の娘。息子をなくして心身ともに弱りはて、川に落ちて退場。高晞月…慧貴妃。父は高斌。皇太后にに薬を盛られて死んだ。蘇绿筠…純皇貴妃。乾隆帝に疑われたまま死んだ。金玉妍…衛嬿婉に陥れられ庶人になり、病で退場。朝鮮出身。- 珂里葉特海蘭…愉妃。
葉赫那拉意歡…舒妃。皇太后の間者。子供を失い絶望して焼身自殺。黄綺瑩…儀嬪。水銀中毒により退場。白蕊姫…玫嬪。死産し出家。慶貴人に毒を飲ませ死罪となった。- 陳婉茵…婉嬪。
- 拜爾果斯氏…恪嬪。蒙古出身。
- 巴林湄若…穎嬪。蒙古出身。
- 博爾済吉特厄音珠…豫妃。蒙古出身。衛嬿婉に振り回され牢屋行き。
- 索綽倫…瑞貴人。
- 陸沐萍…慶妃。モブ。
- 李玉…養心殿の太監(イケメン枠)
- 進保…養心殿の太監(とてもいいこ)
- 惢心…青桜の侍女(後宮の良心)だったが、江与彬に嫁いだ。
- 三宝…如懿の太監。
阿箬…慎常在から貴人へ、さらに嬪まで位が上がるが…。青桜の侍女だった。如懿を裏切り、皇后派閥に合流した。乾隆帝の側仕えになる。茉心…高晞月の侍女。天然痘に感染し退場。星旋…高晞月の侍女。疥癬により退場。蓮心…富察琅嬅の侍女。皇后の思惑で王欽と結婚させられるが、如懿に救われた。皇后の死後、川に身投げし退場。素練…富察琅嬅の侍女。皇后のため暗躍。金玉妍に殺される。- 張廷玉…朝廷の高官。
凌雲徹…御前侍衛。如懿の手助けになる。衛嬿婉の陰謀により身動きが取れなくなって、死を選ぶ。- 趙九宵…冷宮の侍衛。凌雲徹の同僚。瀾翠に惚れている。
- 茂倩…凌雲徹の嫁。豫嬪に唆され如懿を陥れようとし、農村送りになった。
- 衛嬿婉…皇貴妃。暗躍中。
- 春嬋…衛嬿婉の侍女。
瀾翠…衛嬿婉の侍女。用済みになり始末。- 王蟾…衛嬿婉の太監。
- 江与彬…侍医。惢心と同郷。
斉汝…侍医。避妊薬などを処方している。皇太后の命令で妃嬪を害していたことがバレ、乾隆帝に始末された。王欽…養心殿の太監。蓮心と結婚したが…- 趙一泰…皇太后の太監。
- 福珈…皇太后の侍女。
進忠…養心殿の太監。衛嬿婉に始末された。- 恒娖・恒媞…皇太后の娘。
- 璟瑟…乾隆帝の第1皇女。母は富察琅嬅。蒙古に嫁いだが出戻ってくる。
- 容珮…翊坤宮女官。惢心の代わりに如懿に仕える。
- 欽天監…天象をよむ。インチキおじさん。衛嬿婉に買収される。
田氏…産婆。生き別れの娘が難病で金が必要。衛嬿婉に協力し拷問されて退場。扎斉…海蘭の甥。金の無心に来る。衛夫人…衛嬿婉の母親。息子・左禄が一番大事。- 左禄…衛嬿婉の弟。
- 蕓児…胡蕓角と名前を変える。産婆・田氏の娘。難病を患っている。衛嬿婉に「母親の仇は皇后」と吹き込まれた。
- 寒香見…容嬪。寒部出身。絶世の美女で、乾隆帝に惚れ込まれる。
皇子一覧まとめ(ネタバレ注意)
生母 | 名前 | 備考 | |
1 | 哲妃(哲憫皇貴妃) | 永璜 | 養母:如懿・純貴妃 |
2 | 皇后・富察琅嬅 | 永璉 | 喘息で逝去(海蘭疑惑) |
3 | 純貴妃・蘇绿筠 | 永璋 | |
4 | 嘉妃・金玉妍 | 永珹 | |
5 | 愉妃・珂里葉特海蘭 | 永琪 | 養母:如懿 |
6 | 純貴妃・蘇绿筠 | 永瑢 | |
7 | 皇后・富察琅嬅 | 永琮 | 天然痘で逝去 |
8 | 嘉妃・金玉妍 | 永璇 | |
9 | 嘉妃・金玉妍 | ー | 夭折 |
10 | 舒妃・葉赫那拉意歡 | ー | 虚弱 |
11 | 嘉妃・金玉妍 | 永瑆 | |
12 | 如懿 | 永璂 | |
13 | 如懿 | ー | 夭折 |
14 | 衛嬿婉 | 永璐 | |
15 | 衛嬿婉 | 永琰 |
【全87話】「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」あらすじとネタバレと感想
「如懿伝」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第85話 口封じ
如懿は第12皇子・永璂を皇貴妃・衛嬿婉から守るため皇太后に託す。
海蘭の侍女・葉心と如懿の侍女・容珮は、衛嬿婉の侍女・春嬋を連れ去り、安華殿に縛り付けた。
如懿が祈りを捧げる後ろで、容珮は衛嬿婉の悪事について春嬋を問い詰める。
だが春嬋は口を割らない。
容珮は「進忠も瀾翠も殺された、次はお前かも…」と春嬋に不安を植え付け開放した。
太監・王蟾は春嬋が連れ去られたことを衛嬿婉に報告する。
衛嬿婉は「誰にもばれないように探せ」と命じた。
夜になり帰ってきた春嬋はありのままを話し「悪事については何も言わなかった」と伝える。
だが衛嬿婉は春嬋を疑っている。
その夜も如懿は薬で活力を補い、経幡を作り続けている。
皇太后が永璂を宮殿に引き取った。
衛嬿婉は「皇子の食事に細工をすることができなくなった」と春嬋から知らされる。
春嬋は「皇太后は年を召しており長くない、機会はある」と励ますが、衛嬿婉は疑いの眼差しだ。
皇太后と乾隆帝とともに食事をする永璂。
皇太后の宮に来る前に住んでいた尚書房の食事が良いと言いだし、乾隆帝に叱られる。
皇太后は「それなら尚書房の食事を調べて、永璂の好物を作らせる」と提案する。
乾隆帝は承諾した。
食事を調べられていると知った衛嬿婉は焦る。
凌雲徹と如懿が逢引している幻覚を見せるために第12皇子・永璂に使ったキノコは、長期服用すると内臓を蝕むらしい。
永璂はさらなる副作用でキノコに依存症状を示しているのでは、と春嬋は言う。
衛嬿婉は春嬋がキノコについて安華殿で如意たちに話したのではないかと疑い問い詰めた。
春嬋は「天に誓って言っていない」と否定する。
第15皇子・永琰を擷芳殿に迎えに行った帰り、
衛嬿婉は「父は立派だが全て従わなくていい、母子の絆が一番大事、将来何が起こっても母を守り心を一つにしなければならない」と教える。
影でその話を聞いていた太監から、公主・璟瑟の耳にその話が入る。
璟瑟は乾隆帝に報告。
衛嬿婉の悪影響が及ぶと考えた乾隆帝は、第17皇子を穎妃、第9公主を恪嬪、永琰は寿康宮の太妃に育てさせろと命じた。
女官・毓瑚は勅命を遂行。
泣き叫ぶ衛嬿婉だが永琰は連れて行かれる。
さらに蒙古の妃嬪たちは衛嬿婉に礼をしなくてもいいということになった。
衛嬿婉は春嬋が連れ去られてから様々な出来事が始まったと激高。
そして気を失う。
その夜も如懿は経幡を作っている。
衛嬿婉は疑ったことを詫びて侍女・春嬋に自分の紅を塗ってやる。
春嬋は主の心遣いに涙を流して喜ぶが、紅には毒が含まれていた。
衛嬿婉は春嬋に母の墓参りを命じ、悪事がばれないよう後宮から出した。
海蘭は春嬋が出かけるのを確認し、江与彬に報告。
春嬋の後をつけた江与彬は、道端で倒れた春嬋に解毒薬を飲ませ助けた。
その頃、宮中の海蘭は太監・王蟾に「春嬋が死んだ」と話す。
信じようとしない王蟾だが「殺したのは誰だかわかる?秘密を知るものはみんな死んであなた一人になった…次は…」と恐怖を植え付けた。
乾隆帝は体調が悪いようで咳をしている。
数刻後、毓瑚が人参汁を持ってくると机に伏せ昏倒していた。
毓瑚は内密に江与彬を呼び診察させた。
駆けつけた衛嬿婉は一晩中付き添った。
江与彬の診断を侍医たちは分析している。
衛嬿婉はその中にいた包侍医に目配せし、江与彬の診断が正しいか尋ねた。
包侍医は「脳の病が再発し、あまり状況が良くない」と衛嬿婉に話す。
王蟾は「万一に備え、嫡子である第12皇子・永璂が跡取りにならないよう手を打たなければ」と衛嬿婉をそそのかした。
江与彬は乾隆帝の薬に何かを混ぜている。
江与彬が包侍医に見せたのは偽の診断書で、何か企みがある様子だ。
衛嬿婉は皇太后が「皇太子の名前が書かれた秘密の箱」について話すのを聞く。
それは以前、毓瑚が持っているのを目にしたものだったため隠し場所は知っている。
衛嬿婉は息子を皇太子にするべく動き始めた。
感想:自ら罠にはまる衛嬿婉
中国字幕版を先に見てからの本放送みました!
結構初期から登場し辛酸を嘗めてきた衛嬿婉、栄華を掴むかと思いきやここで自ら罠にハマっていきます。
正直、やっとかよ…って感じなんで、この小娘で最後まで引っ張ることもなかったんじゃないかなとか文句が出る。
若い頃の髪型のほうが似合っていたし、このもみあげ貼り付け好きじゃないんだよね。
衛嬿婉の役者さんがますます安っぽく見えてしまって、如懿はこんな女に負けたのか…という気持ちになる。
さあ、追い込まれてきたわけですが乾隆帝を殺しそうな目で睨んでおりましたな。
その間も如懿は翊坤宮から出ることなく経幡を作り続けている。
第86話 暴かれた真実
皇貴妃・衛嬿婉は誰もいないのを確認しそっと昏睡状態の乾隆帝に近づいていく。
だが死角に江与彬がいて驚く。
衛嬿婉は江与彬に休むよう言い乾隆帝のそばへ。
呼びかけても目を覚まさないことを確認し、衛嬿婉は乾隆帝の私室に入る。
そして掛け軸の裏に隠された太子密建の箱を取り出した。
中には皇太子の名を記した勅書が入れられるが、第5皇子・永琪が死んだ折に乾隆帝が燃やしてしまったため空だった。
衛嬿婉は偽造した勅書をその中に入れようとする。
そこへ目を覚ました乾隆帝が現れ、衛嬿婉は驚き紙を落としてしまった。
同じ頃、翊坤宮の如懿は経幡を完成させていた。
養心殿。乾隆帝は衛嬿婉を問い詰める。
偽造された勅書には「第15皇子・永琰を皇太子とする」と書かれている。
衛嬿婉は乾隆帝の容態が良くないと知り「国の未来を案じてのことだった」と釈明。
その時、海蘭が入ってきた。
海蘭は「彼女は息子のためなら何でもする、第5皇子・永琪のことも殺した」と口にし暴露を始める。
衛嬿婉は田氏の娘 胡蕓角そそのかし早くから永琪のそばに潜り込ませ、永琪を如懿から遠ざけるように仕向け、最終的に死へと追いやった。
海蘭に悪事をバラされた衛嬿婉だが「海蘭は息子・永琪が亡くなった悲しみから私に罪を着せようとしている」と抵抗する。
そこへ証人が入ってきた。
江与彬が助けた侍女・春嬋だ。
衛嬿婉は始末したはずの人間が現れ驚く。
春嬋は田氏のことや、その娘である胡蕓角を使い衛嬿婉が何をしたか告発する。
しかしまだ罪を認めようとしない衛嬿婉に、海蘭は独断でさらなる証人を用意したという。
入ってきたのは衛嬿婉の弟・左禄だった。
左禄は衛夫人が娘である衛嬿婉の罪を全てかぶって死んだと証言する。
さらに姉から銀子を貰い、海蘭の甥・扎斉に渡していたことも白状した。
衛嬿婉はまだ抵抗を見せる。
春嬋は第13皇子だけでなく、舒妃の息子第10皇子、如懿の娘第5公主、穎妃の娘第6公主の件にも衛嬿婉が関わっていると話して追い詰めた。
そして最近は第12皇子を排除するため動いていたと話す。
太監・王蟾は怯えて罪を認めてしまった。
春嬋は凌雲徹と関係があったのは衛嬿婉の方で、皇后だった如意を邪魔に思い あらゆる噂で陥れようとしたと話す。
凌雲徹を呼び出し「子供を作ろう」と誘惑したこともあったと話す。
乾隆帝は激怒。
衛嬿婉はまだ言い逃れをする。
策にはめられたのは自分の方だ、皇帝が目覚めたタイミングで証人が三人やって来るのはおかしい、きっと翊坤宮のお方(如懿のこと)が皇帝と自分を殺そうと策を弄したのだと涙ながらに語る。
そこへ皇太后がやってきた。
皇太后は第12皇子の食事に毒キノコが混入されていたと報告。
そのキノコは以前も使われたもので、長期服用すれば内臓を損ない死に至るが、死因を特定されることはないものだという。
衛嬿婉は乾隆帝にキノコを投げつけられた。
皇太后は如懿が策を用意したが、自ら選んではまったのは衛嬿婉だと話す。
そして如懿の作った経幡を預かってきたという。
その経幡には、今まで衛嬿婉に殺された罪のない者たちの名前が書かれていた。
皇太后は「衛嬿婉が人々に謝罪し、その経幡を安華殿に収め、魂を煉獄から解放し安らかな眠りにつかせたい」という如懿の願いを告げる。
衛嬿婉は両脇を抱えられ頭を押さえつけられ、経幡に叩首させられた。
如懿は翊坤宮で祈っている。
そこへ容珮が来て「長い時がかかったが罪を暴くことができた」と言った。
如懿は「それでも…去った人々は戻らない」と悲しそうだ。
乾隆帝は人払いをする。そして毓瑚に命じ、牽機薬を持ってこさせる。
その毒はめったに使われることがないもので、体を折り曲げるほどに苦しむらしい。
衛嬿婉は口をこじ開けられ毒を飲まされる。
衛嬿婉は「皇帝は夫だったが、私の心を与えたことはない、従うが誠意はない、それは後宮の妃嬪たちにも言えることだ。ただ1人 翊坤宮のお方を除いて…しかし皇帝は彼女を閉じ込めた」と言い乾隆帝をあざ笑った。
衛嬿婉は宮に返され血を吐いてもがき苦しむ。
毓瑚は「死なせず苦しませろ」と命じられていた。
翌朝、翊坤宮の扉が開かれた。
海蘭や容妃、穎妃・恪嬪など、如懿のことを思っていた妃嬪たちが一挙に駆けつける。
だが如懿は誰にも会おうとしない。
宮の中から如懿の咳が聞こえ、妃嬪は動揺する。
円明園から戻ることを許された李玉は、皇后の金冊と玉璽を返しにやってきた。
だが如懿は李玉に会わず、金冊も玉璽も受け取らないと容珮に伝えさせる。
如懿が皇后の証を受け取らず、乾隆帝は頭を抱えている。
そこへ皇太后が。
皇太后は衛嬿婉の悪事を知り如懿に協力したと話す。
皇太后は「如懿は権力も皇后の称号も何一つ求めなかった、ただ愛があっただけ」とその一途な思いに感服すると話した。
毓瑚に解毒薬を飲まされた衛嬿婉は、王蟾と春嬋に声をかけられ目覚めた。
衛嬿婉は「まだ永琰がいる」と野心を見せる。
春嬋は皇帝から賜った毒キノコの汁を衛嬿婉に飲ませた。
これから毎日同じ時間に与えられ、衛嬿婉は苦しみにもがくことになる。
翊坤宮に乾隆帝がやってきた。
如懿は枯れてしまった緑梅の世話をしている。
乾隆帝は健康状態を尋ね「木蘭囲場の狩りについてきてほしい」と言う。
だが如懿は「長旅に耐えられない」と断った。
乾隆帝は「去っていった人たちのことは忘れるように、そして狩りから戻ればまた皇后として支えてほしい」と言う。
如懿のことを待つ、と。
如懿はやっと口を開く。
「蘭因絮果」という言葉、若い時には「なぜ想いあった2人が離れ離れになるのか」と悔やまれたが、今は理解できる。
「咲き誇る花もいずれ散る」と。
乾隆帝は何も言わず宮を出た。
養心殿に戻った乾隆帝は「蘭因絮果」と書き記す。
李玉に意味を問われると「男女の運命の始まりは美しい、しかし最後には尽きる」と教えた。
如懿は乾隆帝と並んで書かれた肖像画を取り出し、ハサミを入れた。
自分の描かれた部分を切り取るとそれを燃やしてしまう。
感想:皆さんにも責任が
なんか全面的に味方しましたよとかって善人ヅラしてるけど…?皇太后も衛嬿婉の悪事隠し手伝ったじゃん。
あれがなかったらもっと早く発覚したかもよ。
乾隆帝は衛嬿婉が経幡に頭下げてるのも座ってみてるけど、半分はお前の責任だからな!!っていうイライラよこれ。どこにぶつけたらいいの。
そんな中で衛嬿婉は最後に唾はいていってくれました。
あのおっさんが栄華に酔ってるところへ「後宮の女は誰もお前なんか愛してないし尊ばない、ただ1人だけ善と情で接した人も自ら追い落とした」とな!ははー!!気持ちいいぜ。
最終話 第87話 緑梅の記憶
乾隆帝は木蘭囲場へ出掛けた。
如懿は久しぶりに翊坤宮を出て、思い出の城楼に登った。
その夜、如懿は翊坤宮の外に座り空を眺めている。
容珮は体調を気遣い中へ入るよう促すが、如懿は「座ってお茶を飲みなさい」と命じた。
如懿は初めて紫禁城に来て弘暦と出会ったときのこと、結婚し初夜を迎え、巡り巡って皇后になったこと、孤独の頂に近づくため一歩一歩進んでいった、そう容珮に話す。
「全ては昨日のようで、全ては起こらなかったことのよう…だからまだ彼を恋しく思うのだろうか…いいえ…」如懿は言う。
「最近はいろいろな人のことを考える。
叔母、阿箬、富察琅嬅、高晞月、蘇绿筠、金玉妍、葉赫那拉意歡、そして衛嬿婉のことさえも。
永璜と永琪が生きていれば、第5公主と第15皇子も成長している。
それならどんなにいいことか…全てが起こらなければ、彼らもここに座ってお茶を飲み話をしてるのだろうか。
皇帝でさえもここに…」
如懿は容珮にお茶を勧める。
だが容珮は如懿に差し出すだけで飲もうとはしない。
戸惑う容珮に如懿は熱心にお茶を勧める。2人はお茶を飲み静かな時間を過ごした。
しばらくして、如懿はお茶を取り替えるよう容珮に言う。
一人になると如懿は傍らにおいてある緑梅に目をやった………
容珮が戻ると、如懿は椅子の背に頭を預け眠っているように見える。
だが側には永璂への手紙が置かれ、そのまま目をさますことはなかった…
木蘭囲場の乾隆帝に知らせが届く。
朝になりやっと進保から報告を聞いた乾隆帝は、如懿が結核を患い薬を拒んでいたと知る。
乾隆帝は慶貴人に怒鳴り散らし、全ての使用人を追い出した。
容珮は如懿に殉じた。
妃嬪が集まり翊坤宮で葬儀が行われる。
乾隆帝は門の前まで来るが一歩を踏み出せない。
そこへ第12皇子・永璂が来る。
如懿が永璂に残した手紙を乾隆帝は受け取った。
そこには「永璂、いい子、泣かないで。お母さんはただの病気です。そして今は病気から脱して自由になっている。あなたの生涯に渡る健康と平和を願っている、あなたが自由になることを願っているし、したくないことはしなくていい」と書かれていた。
乾隆帝は如懿に会わず去った。
李玉は如懿の最後の一日を乾隆帝に話す。
目の前には枯れた緑梅と、切り取られた肖像画が置かれていた。
乾隆帝は宮廷画家 郎世寧を尋ね、切り取られた絵を修復するように言う。
だが郎世寧は「あの時、皇帝は掟を破って皇后の手を握った。お互いがお互いを思っていた。私はそれを書いたのだから、破壊された絵は破壊されたままであるべき、2度と書くことはできない(超絶意訳)」と拒絶した。
乾隆帝は幼い日、如懿と過ごした思い出とともに城楼に登った。
そして信頼と愛情の輝かしい日々を想い涙を流す。
もう如懿はいない。
乾隆帝は勅命を出す。
如懿の葬儀は皇后として行わず、皇貴妃のものとして行う。
宮殿内の如懿に関する全ての記録や肖像画を消す、そして烏拉那拉氏は死んだと布告する。
如懿は蘇绿筠と同じ墓に埋葬された。
皇太后はなぜこんなことをしたのか乾隆帝に問う。
乾隆帝は「彼女は宮殿内にいるべきではない」という。
皇太后は彼女を自由にしたいのかと言った。
9年後
乾隆帝は養心殿内に梅塢という離宮を作った。
そこには枯れてしまった如懿の緑梅が置かれている。
数日滞在していた乾隆帝は皇太后に呼び出され出掛けていく。
第13皇子・永琰が結婚し、皇太子に選ばれることになった。
公主たちも結婚し宮を出ている。
皇太后は狂った衛嬿婉に永琰を会わせるべきではない、解決策をと言った。
白髪の老婆のような風貌した衛嬿婉はいつものようにキノコ汁を飲む。
だがそれは鶴頂紅(時代劇でおなじみヒ素)だった。
衛嬿婉はもがき苦しみ死んだ。
嘉慶4年、白髪になった乾隆帝は杖を突きながら歩いている。
太上皇となり永琰に皇位を譲った。
タンスから金細工の箱を取り出すと中には、如懿の刺繍した手巾と如懿が切り落とした髪の束が入っていた。
乾隆帝は自らの髪を切り落とし、その箱の中にそっと納める。
太監が茶を入れ戻ってくると、枯れていた緑梅に芽が出ている。
太監はすぐに乾隆帝に伝えるが、椅子に座ったまま息絶えていた。
1799年、89歳でこの世を去る。
その後烏拉那拉氏の女性が宮殿に入ることはなかった。
〜完〜
感想:自由
乾隆帝に罪を償う機会を与えなかったこと、衛嬿婉まで乾隆帝を叱責したこと、如懿が悟りの境地に達したわけではなく後悔もあったこと、なんかを描いていたのが良かった。
あのおっさんは、また如懿が皇后としての道を受け入れて側にいたとしても同じことを繰り返したと思う。だから如懿は死ぬことで永遠に弘暦の気持ちを縛り付けることができた。まあそんなことがしたかったとは思えないけど、ザマァ^^と思いますな。
意外だったのは、如懿が最後に「もしも」の話をしたこと。
皇后になったことを後悔しているだろうし、皇后だった自分が憎いとも思っていそう。衛嬿婉を憎むこともできるけど、自分への謝罪を要求するのではなく死んでしまった人たちへ謝ることを望んだ。
「善」であり続けようとした彼女が、そんな中で悟りを開くのではなくて、もしも彼らが生きていたらどんな情景があったか…笑い合って話をしてお茶を飲んでいたら嬉しい…と口にして儚い人間性をひしひしと感じた。
儚く美しい終わり方だ…と浸っていたら最後に爺がでてきてちょっと台無しにしていったな?といらついたんだけどこれは私だけか?
爺になった乾隆帝が如懿の断髪した髪に自らの毛髪を合わせて同じ箱に入れる場面…
同じ墓に入ることはないから、せめてここでは一緒にという表現なんだろうけど!?キモくない!?
如懿はもう皇后からも弘暦の妻という地位からも開放されて自由になったのに、死を間際に後悔を捨てきれない爺に寄り添われても迷惑なだけな気がしますわ。
史実があるだけにつじつま合わせに必死になった感じがした脚本。ちょっと残念だなと思うけど、女性が人として扱われない時代に自分を貫き生きた如懿の物語が見られたのは幸せでした。
如懿伝ロスで他のドラマが見られない現象発動中!ではまた。
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