【鬼谷子・全52話】34・35・36話のネタバレとあらすじと感想|呉起の信頼

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では、

「鬼谷子・聖なる謀」について

全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。

鬼谷子の登場人物

  • 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
  • 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
  • 今淑…韓の公主、韓王の妹
  • 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
  • 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 鍾萍…王禅の養母
  • 子布…史太晧の弟子
  • 呉起…楚の将軍、変法を唱える
  • 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
  • 嘯公…魏の朝臣

【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想

「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第34話「哀しみの太鼓」

呉起を討つため楚の太子に接近する王禅。訝しむ太子に王禅は”3日後に呉起は母親の命日で墓参りに訪れる”という情報を伝え、太子に呉起を討たせようと謀る。一方、周の太子、宏は、手加減せずに武芸を指南した姫元伯を、その正体も知らずに兄のように慕う。王后は宏と姫元伯を召し、2人の目の前で、姫元伯の亡き母の皮で作られた太鼓にハサミを入れ、姫元伯を威嚇するのだった。

ネタバレ「哀しみの太鼓」

太子府。王禅は太子に謁見。

「魏にとっては呉起のほうが脅威、なので手を組みたい」と申し出る。

太子は王禅を疑う。

する当然は「楚国を離れたのは国にとって最大の敵を消したいから」と離間が策略であることを素直に話した。

太子はどんな利益をもたらすことができるか聞く。

王禅は呉起の3日後の居場所を教えることができるという。

「3日後は母親の命日、生きている限り供養に行くだろう」

王禅は太子の兵士が3000人だと聞き出し「精鋭たちに呉起を始末させろ」と言って立ち去った。

韓の駅館。王禅は今淑のもとへ。

今淑はご機嫌で舞を舞っている。

王禅は「楚を離れ韓に帰ったほうがいい」と言った。

「私が心配?」

「明日からは1人で十分だ」

「うそつき、心配なくせに」

「足かせになる、今度は楚王を攻めに行くんだ」

「男なら対処できるわ…後悔している?」

「共にいればいるほど後悔が増してくる、昔とは別人だ」

「早くそう思えてたら愛してくれた?

否定しないのね、この幸せをもう少し…」

今淑は王禅に甘え、しなだれかかる。

王禅は繰り返し「楚を離れろ」と言った。

太子府。公子ソウは拷問を受けていた仲間のもとへ。

「呉起の情報を得るため、若のためなら死んでも悔いはない」

公子ソウは仲間に苦しむ仲間にとどめを刺した。

海岸。魏王と姮娥は海にやって来る。

古琴を奏でる魏王に、姮娥は「鳴らしてみても?」と聞いた。

穏やかな時間を過ごす。

楚の皇宮。姫元伯は太子 宏の修練を見ている。

練習相手の兵士は、太子の剣が触れてもいないのに苦しみだして倒れていく。

練習を終えると、太子は姫元伯に評価を聞いた。

姫元伯は「本音と建前どちらがいいですか?」と聞き返す。

太子は兵士に詰め寄ると1ヶ月もの間猿芝居の稽古をしていたと激怒した。

姫元伯は太子に稽古をつける。

そして、どこを狙えば痛みを与えられるか教えた。

太子は姫元伯に武芸を指南してほしいと頼む。

そして無邪気に「もし兄上なら手を携え敵を倒せるのに」と笑った。

太子は姫元伯を連れて王后の部屋へ。

そこにはなぜか祭祀の太鼓があった。

王后は「皮の下に何が隠されているのか疑問だったの」と姫元伯飲めの前で皮にハサミを入れる。

皮の下には何もなかった。

王后は大切な大鼓を傷つけ天子が激怒する姿を見てみたいと言う。

王后は髪を切り、それを糸にして太鼓の皮を縫い合わせた。

さらに、姫元伯に太子のことを「唯一の継承者」と言わせ、太子の踏み台にさせ身分の違いを思い知らせた。

その夜、周の天子は切り裂かれ縫われた大鼓の前にいる。

そこへ姫元伯がやってきた。

天子は「がらんどうの大鼓がなぜ重いのか確かめたかったのだろう」と王后のことを指摘。

そして「中にあるのは愛、恨みのみ」といった。

復讐すべき相手は前魏王の血脈だ。

それは王后 姫雯と魏王 姫暋。

天子は手で太鼓を激しく叩いた。

王后はその音に怯える。

郊外。周の天子は精衛軍を人知れず育成していた。

1人で10人の役割をするという兵士を姫元伯に贈る

天子は「楚を切り札に姫暋を追い詰める」という。

すでに王禅逃亡は策だと見破っていた。

天子は、姫元伯の「情を捨てきれない弱さ」を指摘。

高貴なものと卑しいものは同じ陣営には立てない、王禅と真の友になることは出来ないと忠告する。

その頃、太子も兵を集めている。

精衛の20人に呉起を殺せと命じた。

感想:魏王のお姉さま

天子のことを愛しているからあんな行動に出るの?ただ利用された恨みがあるから?怖すぎて震えたわ。

そして太子のパスっぷりよ…お兄ちゃんよりひどくない?

なんだか血なまぐさいし、まあこんな時代でこんなテーマだから人が死ぬのは仕方ないんですが、ほっこりシーンが魏王と姮娥の場面っていうのが複雑よ。

帰ってきて許弋!!お笑い担当が1人もいなくなっちゃった…

王禅はおちゃらけたところがあるけど、今そんな事してる場合じゃないし、姫元伯は真面目だし、諸侯はピリピリしてるし…新たなお笑い担当を求めます!

第35話「懐柔の第一歩」

王禅より情報を得た楚の太子は、母親の墓参りに訪れた呉起を暗殺すべく刺客を放つ。だが逆に、王禅から知らせを受けた呉起の伏兵に反撃され刺客たちは全滅、窮地に立たされる。呉起は参謀を遣わし、太子に変法を認めるよう迫るが、姫元伯が姫氏を引き連れて太子を支持、呉起と王禅に公然と敵対する。一方 呉起の信頼を得るため、王禅は同じく呉起の命を狙う魏王の回し者 鐘葉を殺害、呉起の懐へと入っていくが…。

ネタバレ「懐柔の第一歩」

呉起の母の墓。呉起が供養を行っている。

そこに忍び寄る太子の兵。

太子の兵が呉起に襲いかかると、周囲に掘られていた穴の中に転落。

反撃に合い、20人の兵士は生き埋めにされてしまった。

王禅は呉起に、太子の精衛を一網打尽にする策を授けていたのだ。

呉起は王禅の策を「見事だ」と称賛する。

王禅は「投降させて楚王に差し出すと思っていた」と話す。

「戦いは死あるのみ」と呉起は言う。

楚の都。呉起は王禅を連れて街に出た。

王禅はその理由について「私への信頼を示し、呉起と組んだと見せつけたい」と読む。

呉起はそれに加えて「民に姿を見せるため」と言った。

「無事である姿を見せれば、民は私の進める変法に信頼を寄せる」

太子府。一方、太子は作戦が失敗し困り果てている。

側近が提案する策はどれも役に立たない。

そこへ呉起の参謀が現れた。

そして「変法の条項に署名を、そうすれば呉起が守り神になり今後も贅沢に暮らせる」と竹簡を差し出す。

太子は拒絶し、それを投げ捨てた。

すると参謀は楚王直筆の勅書を取り出し「変法を阻むものは殺せ」という言葉を見せる。

脅された太子は署名をしようとするが、そこへ姫元伯が来て止めた。

姫元伯は「死人に口なし、証拠などない」と太子をかばう。

さらに、太子に味方する姫姓の貴族たちを引き連れてきた。

貴族たちは奴隷制こそ周王室の秩序、と太子の側につく。

参謀は立ち去るしか無くなった。

養蚕場。姮娥が蚕の世話をしている。

そこへ魏王がやってきた。

魏王は姮娥が王禅を思い続けることが理解できないようだ。

「なんとも思わない女と肌を重ねるか?」

「傷つけに来たのですか」

「傷つけたのは王禅だ」

「大丈夫、立ち直れます」

「日に日に憔悴し傷口の血も痛々しい、王禅は献身に少しも報いない」

「報われようとは思っていない」

「王禅はそなたがいてもいなくても道を変えない、できるのは心から消すこと」

「それは大王様のお考え、今もあの人は国のために命をかけている」

姮娥は「朝堂で見せた王禅への怒りは芝居」と魏王を納得させ出ていった。

馬屋。王禅は呉起の馬を見ている。

「将軍の命を助けた馬では?」

王禅が言い当てると呉起は嬉しそうに「白竜」という名前を教えた。

呉起は母を気遣う以上に、白竜を大切にしてきたと話す。

そして「母を捨て妻を殺したのは事実、私は獣以下だ」と本心を語った。

王禅は見事 呉起の信頼を得る。

そこへ、馬を献上したい商人が来ていると知らせが入った。

呉起はその承認が、姫雯の送り込んだ遊侠の鐘葉だと見破っている。

呉起は王禅に一仕事命じた。

商人の前に出た呉起は馬を褒める。

呉起が近づいた瞬間、鐘葉が襲いかかった。

しかし返り討ちにされる。

偽物の呉起の正体は王禅。

鐘葉を殺し、信頼を得ることに成功した。

太子府。姫元伯は「見込んだのは太子の身分」と話す。

そして楚王への謁見を頼んだ。

白竜と呉起の墓。

呉起は白竜と埋葬される予定の墓を王禅に見せる。

そして、変法の難しさを語った。

王禅の持つ変法への気概を認め、楚王に推挙してもいいという。

感想:姮娥の思い

姮娥は魏王を闇の中から救ってくれるかな…?

魏王が完全に闇落ちしちゃうと王禅の帰る場所が無くなって危険だし、そこも考えて動いていそうだけどどうなの。

しかし光属性の女は強いわね。

落ちても光を放っているわよ。

こればっかりは今淑には真似できないから、姮娥の持つ聖女の素質は羨ましいだろうな。

王禅に好かれていること以上に嫉妬してそう。

さて、王禅はせっせと呉起に取り入って信頼を得ました。

うまいこと策を進めているけど、本当にうまくいくのかな

第36話「楚王への忠誠」

呉起と王禅、楚の太子と姫元伯、そして今淑公主が楚の王宮に集い、楚王に謁見。呉起の推挙を受けた王禅は、楚の軍事上の弱点を指摘することで自らの有用性を訴え、楚王への帰順を誓う。一方の姫元伯も、天子の意向として楚王への忠心を示す。葵丘の会盟の屈辱が忘れられず猜疑心を強める楚王は、王禅と姫元伯の忠心を試すかのように2人を鞭で打ち据える。そして今淑は、韓からの献上品としてその身を捧げたいと楚王に申し出る。

ネタバレ「楚王への忠誠」

魏の王宮。呉起と王禅、楚の太子と姫元伯、今淑公主が参内した。

楚王は鹿をさばき、太監に勅使を読み上げさせた。

5月3日王禅が都に到着

5月4日呉起将軍と面会

5月5日呉起将軍が墓参り、20人が生き埋めに

5月6日姫元伯が太子と面会

楚王は行動を調査済みだ。

そして、王禅に目をつけ「葵丘の会盟での屈辱」について話す。

王禅は「私が参ったのは楚の軍事を把握しているからです」と口を開いた。

会盟のあと、楚は東の配備を強化、それにより西と北の守りが手薄になった。

王禅は軍備の弱点を指摘し、楚の都を陥落させる策を話す。

楚王は見事な計画に息を呑んだ。

実行に移さないのは姫暋(魏王)の気概がないから。

運だけで王の座を手に入れた男だと侮辱する。

楚王は「余には気概があるというのか?」と聞いた。

王禅はワニのような貪欲な獣を飼っている事が証拠。

覇者は古来から貪欲なものと楚王を認める。

楚王は気分を良くしたのか「見事な弁才、ひとまず首は取らない」と王禅を褒めた。

次のターゲットは太子だ。

楚王は親不孝者と息子をなじる。

そして死者を浄土に導く祭器である鹿の角を見せ軽く脅した。

その最中、姫元伯が声を上げる。

姫元伯は楚王を天子が支持し、王鼎にふさわしい品格があると評価していることを伝えた。

楚王は「王鼎は権力と栄誉を保証してくれぬどころか、災難を運んでくる

諸侯に余を討つ理由を与えたいのだろう」と意図を見破る。

次は今淑だ。

今淑は「この今淑が贈り物です、永遠に大王様のおそばに…韓と楚が真の盟友として共に栄えるために」と手を差し出す。

楚王は永遠とはあれのこと、と鹿の首を指した。

そして「考え直せ、1日時間をやろう」と言う。

そして全員に鹿の生き血を混ぜた酒を配った。

楚王はそれを飲み干し、王禅が痛みの元凶だと声を上げる。

王禅は「私を殺して気が済むなら殺して下さい!」と答えた。

姫元伯も「権杖で打たれた傷が痛むなら、痛みをお分け下さい」と言う。

楚王は2人の忠誠を試すため、牛革のバキバキの鞭で打たせた。

王禅が苦しむ様子を見ていた今淑は耐えられなくなり、やめてほしいと申し出る。

「王禅とゆかりでもあるのか」

「好まぬだけです…」

楚王は涙を流す今淑の目の下に点々と血の跡をつける。

「誰のために泣く?」

楚王はさばいていた鹿に斧を振り下し続けた。

今淑はあまりの恐ろしさ震えが止まらない。

呉起府。王禅をかばい呉起も打たれる。

側近は王禅が正殿から出て姿を消したと報告した。

しかし呉起は王禅のことを信用している。

韓の駅館。今淑は王禅の手当をする。

そして「楚王に会いに行く」といった。

王禅はもう一度「楚を出ろ」と告げる。

今淑はそれに答えず「あの夜が私達の始まり、別れの前に抱いてほしい、これが運命なら受け入れる」と言った。

姫元伯の宿。姫元伯の傷を智児が手当てする。

姫元伯は智児の涙をぬぐってやった。

「私まで痛くなってきて…」

姫元伯は大丈夫だと言って安心させる。

草原。深夜、王禅は野焼きをしている。

そこへ呉起がやってきて何をしているのか聞いた。

王禅は「野焼きをし強い草を生やすことで強い軍馬を育てます、それを罪滅ぼしに」と話す。

呉起は王禅の気遣いに感心する。

「我らは命を分け合う兄弟となる、私はそなたを信じる、信じ抜く」

魏の王宮。魏王は女遊びをしている。

そこへ姮娥がやってくるが引き返した。

魏王はすぐに追いかけ釈明をする。

「他国の王は女で気晴らしをすると聞いた…んだ…」

姮娥は以前は尊敬していたが、今は失望していると話す。

魏王は姮娥への思いが押さえきれなくなっていた。

「苦痛に耐えてきたがもう限界だ

王禅の代わりに痛みを癒やしたい

私は愛に捕らわれた無力な男だ

この手は王禅のために失われた…」

姮娥は「私にとってよき兄のような存在

結ばれる日は来ないでしょう」と断った。

楚の皇宮。楚王は女二人がたわむれる様子を見ている。

飽きてしまったのか、こん棒を渡して殴れと命じた。

剣で脅され、女はもうひとりの女を強く打ち付ける。

そこへやってきた今淑は逃げ出した。

しかし楚王が追ってくる。

「黙って去るのか?」

感想:ゴールデンウィークだ!

5月5日はこどもの日!

いや、なんかゴールデンウィークにせっせと働いてたのかなって思ったら面白くなっちゃって。

しかしこの時代の暦ってなに?5月とかあるの?

はいはい、そして魏王は我慢できなくなって玉砕覚悟で告白してしまいました。

見事に散ったわけですが、王禅のためを思えば姮娥は魏王を受け入れといたほうがいいと思います。

だって今淑にもちょっと気がありそうだったし、すきな女みんな王禅が持っていっちゃうって前も言ってたし…ちょっといい気分にさせとかないと平気で裏切りそう。

呉起のおじちゃんはなんかすげえいい人だな、どうするんだ?

次回、37・38・39話はここから!

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