【鬼谷子・全52話】46・47・48話のネタバレとあらすじと感想|光と闇

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では、

「鬼谷子・聖なる謀」について

全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。

鬼谷子の登場人物

  • 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
  • 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
  • 今淑…韓の公主、韓王の妹
  • 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
  • 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 鍾萍…王禅の養母
  • 子布…史太晧の弟子
  • 呉起…楚の将軍、変法を唱える
  • 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
  • 嘯公…魏の朝臣

【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想

「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第46話「今淑の帰還」

韓に戻った今淑は王禅への恨みを晴らすため姫元伯と手を組むことを決意し、王権を行使するべく兄である韓王を追い詰めていく。一方、姫元伯は周へ連れ帰った王禅にハン宮で自分の思いや理想を語り、王禅を処刑しようとするが、公子臧らが危機一髪で王禅を救う。そんな中、魏では魏王が天子の座を手に入れんと権力欲に溺れ、奴隷の身分となったコウ娥は1人、屈辱に耐え続けていた。

ネタバレ「今淑の帰還」

韓の王宮。今淑は兄 韓王に肉親の情が何よりも固い絆だと話す。

失望させないでほしいという、今淑なりの忠告だ。

周。智児は柱に縛り付けられ、女性が食事を与えている。

食事を拒否する智児に女性は、姫元伯が智児の自害を恐れて縛ったと教える。

そこへ姫元伯がやってきた。

「憎いのはわかるが食べろ、どんな願いでも叶える」

「死なせて、魂となってあの人を探すわ」

智児の中には恋人への思いしかない。

山中。奴隷商人は奴隷たちを連れて野営。

深夜、奴隷商人の1人が姮娥に襲いかかった。

姮娥は男に噛みつき「殺しなさい、度胸があるならね」と言う。

そこへ仲間がやってきて、姮娥に手を出せば魏王にとがめを受けると止めた。

周。智児は自ら首を絞め、自害をはかる。

しかし、死にきれない。

智児は恋人のため、姫元伯を殺しかたきを討つと決意した。

姫元伯は食事をする智児を見て、顔をほころばせる。

韓の王宮。韓王はまた酒を浴びるほど飲んでいる。

そこへ倩児がやってきて止めた。

韓王は今淑を修羅に変えてしまったと嘆く。

今淑が韓王を責めないのは使いみちがあるからだ。

そのために今淑は怒りに耐えていると韓王は話した。

韓王は話の流れで倩児が今淑の間者だと気付く。

倩児は「お側にいたからわかる、あなたは慈悲深い人」と理解を示す。

そして子供が出来たことを告げた。

韓王は味方ができると喜ぶ。

そこへ今淑がやってきて「軍の巡閲に出かける」と告げた。

韓王は子供を守るため、倩児の懐妊を秘密にする。

今淑は将軍と密会。

韓の全軍を従わせ、韓の実質的な支配者となる。

周の王宮。

泮宮。楚から連行された王禅は泮宮へ。

姫元伯と王禅、2人にとってそこは因縁の場所だ。

姫元伯は、王禅や自分のようなものが導き手であり、考えのない賤民には何も出来ないと説いた。

王禅は「この世に抑圧と奴隷制度がある限り、俺は戦い続ける」と真っ向から対峙。

考えを変えない姫元伯に王禅は、

「お前の母上は奴隷だった、お前が守っている制度が母上を殺したんだ」と告げる。

姫元伯は受け入れられず「母が死んだのは父に強大な権力がなかったからだ…」とつぶやいた。

そして王禅の処刑を命じる。

草原。兵士は王禅の処刑を決行。

そこへ公子臧たちが現れ、王禅を救い出す。

魏の王宮。魏王は権力欲の泥沼に身を沈めている。

周王朝を転覆させ、6国を併呑し天下を得る野望に飲み込まれていた。

その頃、王禅は公子臧たちから報告を受けている。

公子臧は笵渠とともに王禅の移送を追跡。

そこへ周の王宮にいる田清からの密報が入り救出に向かったと話した。

各国の奴隷は呼応し、周楚韓は同盟間近だ。

公子臧は「今は身を隠しては?」と助言する。

しかし王禅は「天に生かされた以上計画を進める」と言った。

王禅は、

「公子臧は楚に戻り情報を

笵渠は諸国をめぐり、かつての義士たちと連絡を

孫吉は奴隷や民のもとに戻り、伝え歩け

4手に分かれ時期が来たら一気に天下を覆す」と決断する。

そして王禅は姮娥が奴隷になったことを知らされる。

周の王宮。姫元伯は兵士から「王禅を奪われた」と報告を受ける。

その夜、姫元伯は過去の悪夢を見てうなされる。

そこへ忍び寄る智児…

姫元伯が飛び起きると、

「うなされるほど悪事を重ねてきたの?」と聞いた。

智児は姫元伯への憎しみと、複雑な思いを語る。

それを聞いた姫元伯は「初めて愛を知った、この先の人生をともに歩みたい」と智児を抱きしめた。

姫元伯が湯浴みをしていると、智児が湯浴みの世話にやってくる。

智児は世話をしながら短刀を手にとった。

感想:処刑する気なんてなかった

姫元伯はなんであんな適当な処刑の仕方を命じた?

あんないかにも襲ってくださいっていう草原で…

やっぱり本命は王禅だな^^智児なんてお呼びじゃないのよ!

姫元伯と王禅の対比がすごく面白い構図なのに、横やりが結構入るから気が散る。

姮娥今淑は仕方ないとして、智児まで入ってくると何が何やら…

王禅は闇に飲まれても光を失わない光属性、姮娥も同じだから2人は惹かれ合う。

姫元伯と今淑は完全に闇、闇の中で光を求めてやまない。

姫元伯よ、求めるべきは王禅だよ^^

第47話「禅譲の寄せ餌」

情人を殺され復讐を企む智児の心は姫元伯に読まれていた。一方、楚王の死により魏王の台頭を肌で感じた周の天子は、王鼎を魏王に下賜すると天下に告げ、魏王を周都へと招く策を考える。だが、その知らせが罠だと察知した魏王は応じようとはしない。警戒する相手の興味を引くべく、天子は大勝負に打って出る。重病を装い太子の宏に譲位すると告げたのだ。それを聞いた王后は喜ぶどころか、漠然とした不安と恐怖を覚えるのだった。

ネタバレ「禅譲の寄せ餌」

姫元伯の屋敷。姫元伯が湯浴みをしている。

そこへ智児がやってきて、短刀を隠し持ち湯船に入った。

姫元伯は智児に口づける。

智児はそのすきを見て、姫元伯の首元に短刀を突きつけた。

姫元伯は智児の復讐心に気付いており、驚かない。

「努力してお前の望む自由を与えた」

「愛する人を選ぶ自由は失ったわ、恩で縛って永遠に奴隷にしたかったのよ」

「そんなことは望まない、ただ愛して幸せに」

「私の心に愛はない、憎しみだけ」

姫元伯は智児を抱きしめ、短刀を腹に突き刺した。

「お前は智児ではない、心にいた智児ではない」

姫元伯は最愛の智児を殺してしまう。

周の王宮。周の天子は魏王に王鼎を下賜する決定を下した。

その目的は下賜の儀のため周都へやってきた魏王を殺すこと。

単なる復讐ではなく、周の栄光がかかっている。

周の天子は息子 姫元伯にすべてを話し、対策を立てるよう言った。

周の礼制には「随行者が100人を超えてはならない」というものがある。

姫元伯はその礼制を魏王が破った時、それを理由に討つことを提案した。

さらに、周の天子が密かに育て姫元伯に譲った精鋭部隊を利用することになる。

魏の王宮。魏王は周の天子からの招待状を受け取った。

魏王は嘯公に「行くべきか?」と意見を求める。

嘯公は周の天子の意図など何も分からず、行くべきだと話した。

その時の魏王には周の天子の考えが手にとるように読み取れた。

周の礼制で随行者が100人に絞られること、精鋭部隊を率いて首を取りに来ていること。

魏王は周の天子秘蔵の部隊を始末するため刺客を放った。

公子昴を楚との国境に駐留させ「15日間守り抜け」と命じる。

魏王は「ここまでするのは周都に行かないため」と言った。

周の王宮。周の天子は魏王が周行きに応じないと報告を受けた。

そこで、王鼎を下賜する儀と太子への譲位を同時に行うことで、魏王をおびき出そうと考える。

太子が即位すれば、裏で太子を支えるのは魏王になるだろう。

同時に儀式を行えば、すべての権力を魏王に譲ると宣言しているも同じことだ。

この甘い誘いに魏王が乗ってこないはずはないと、周の天子は考えた。

そして、姫元伯と供に王后を騙す芝居を始める。

太子と王后のもとに「天子が吐血し卒倒した」と知らせが入った。

王后が駆けつけると、天子は「寿命が尽きるのも近い、太子に譲位する」と話す。

王后は得も言われぬ恐怖に襲われた。

そして父 先代魏王が「順風満帆だと感じたら災いの前兆」と言っていたことを思い出す。

その頃、王禅は姮娥を見つけるため山中を歩いていた。

奴隷商人に連れられ大梁を目指す姮娥は水も飲ませてもらえない。

周の王宮。太子は太子妃に命じて、即位祝いの宴を企画。

そこへ王后がやってきて叱りつけた。

「病が芝居だったらどうするの?」

それを聞いた太子は青ざめ謝罪する。

王后は「従順でへりくだった孝行息子でいなさい」と息子に言った。

王后は天子に呼ばれ寝所へ。

天子は太子の後ろ盾に王后を指名した。

そして、天子は本心を話し始める。

「即位した私に権力などなかった、当初は先代魏王が操り、亡くなると王后が引き継いだ

認めよう、実権を奪還したいと思っていた

だがもう解放されたい」

2人は憎しみだけを互いの絆とする生活を24年間も送っていたと認める。

王后はついに、姫元伯の母である奴婢について聞いた。

「寝言で名前を呼んでいた、しぶしぶ私を抱くときも呼ぶのはいつもあの名前だった

身代わりだと思い知らされた」

天子は「憎んだのがどんな女だったか知りたいか?」と聞き返す。

感想:失速

変法の発布、今淑の闇落ち、ここが終わってから急激に失速中。

失速というのか最後に向かって力を蓄えているのか。

静かなのが余計に不気味な気もする。

でも余計な場面が多くなってるからちょっと話数あまっちゃったんだろうな?ここまでうまく構成されてるんだから、話数縛りなくていいのに。

さて、周の天子は愛した女の息子に継承させるためひと芝居中。

王后があっさり騙されるはずもないので、裏をかいた工作をしてそうです。

主役 王禅は姮娥を探しに山の中。

うーん、ここ数話あまりネタがない。

第48話「魏王の欲望」

魏王は権力への欲を深め、禅譲と王鼎の下賜の儀を魏の大梁で執り行うよう周の天子に書簡を送る。その頃、魏王の姉である周の王后は、夫の愛を確かめるべく問いかけていた。だが天子の答えは「一度も愛したことはない」。姫元伯は王后をハン宮に呼び出し、自らの母親と王后との違いを話し始める。奴隷として大梁に連れ戻されたコウ娥は競売で嘯公に買われるも、その直後、嘯公はコウ娥を奴隷商人に与える。そんなコウ娥を姚子英が救うが…。

ネタバレ「魏王の欲望」

周の王宮。

周の天子の寝所。周の天子は姫元伯の母であり、唯一愛した女がどんな女だったか話す。

24年も前の記憶は薄れていると告げ語り始めた。

「黄昏時に、前魏王が私の寝床から連行していった

助けてくれると期待の眼差しを向けられたが、私にはどうすることも出来なかった」

話が終わると王后は、

「私達の間に愛はないと?」と聞く。

天子は「なかった、一瞬もな」と答えた。

王后は何も言わず立ち去ろうとする。

天子は引き止め「新天子を支配するものを知るために来たのでは?」と聞いた。

返事を待たず、周の天子は「そなたの弟だ」と告げる。

王后が立ち去ると姫元伯が姿を表す。

隠れてすべて聞いていたようだ。

天子は「あれの顔を忘れると思うか?お前は母親に瓜二つだ」と話した。

次は姫元伯の出番だ。

魏の王宮。魏王のもとに譲位の知らせが届いた。

魏王は「焦りすぎて本音が隠せていない」と笑う。

そして「儀式は大梁で自ら執り行う」と返事を出した。

話を聞いていた嘯公は、魏王が天子の位を譲り受けようとしていることに気づく。

魏王はあっさりとそれを認め、嘯公は恐ろしさに震えた。

周の王宮 泮宮。王后は姫元伯に呼び出される。

姫元伯の姿はなく、あの太鼓が置かれていた。

王后は大鼓に触れると「あなたの肌はなめらかなまま、私は24年間で失われてしまった」と話した。

王后は24年間の苦しみを語る。

そこへ姫元伯が現れた。

姫元伯は、自らの母と王后の違いは「場」だと話す。

「あなたは王后として豪華な寝所で暮らしているがそれだけ、

母は王宮で最も重要な泮宮という位置に24年間変わらず鎮座している」と言った。

話を聞いていた王后はそれを否定し、2人の違いは息子にあると言った。

王后の産んだ太子は弱く、姫元伯は強さを持っているというのだ。

姫元伯は「強さの理由はこれが母だから」と大鼓を指す。

そして、見せつけるように天子即位の所作を行った。

王后が咎めると、姫元伯は「大梁の男を真似ただけ」と話す。

姫元伯は魏王が何度もこの所作を行い、事前練習を重ねているとあざ笑った。

そして「魏王に王后の皮膚で太鼓を作らせれば太子は強くなる」と告げる。

姫元伯は王后に叩頭し「周に忠実なら永遠に服従しますよ」と言った。

魏の都 大梁。姮娥は大梁に戻ってきた。

魏王の指示により奴隷の競売にかけられる。

嘯公は姮娥を落札し、奴隷商人に下げ渡した。

奴隷商人は姮娥の右肩に奴隷の烙印を押す。

そして、納屋に連れ込むと姮娥に襲いかかった。

そこへ、かつての仲間 姚子英が現れ男を殺す。

姚子英は「大王は見限った、魏を離れろ」と姮娥に告げた。

姮娥はフラフラとどこかへ行ってしまう。

魏の王宮。姚子英は「姮娥を逃しましたお許しください」と魏王に報告。

そして、権力欲に飲み込まれた魏王を叱責した。

「従ってきたのは奴隷制度を廃し国を強くするため

しかし今、魏の貴族は以前にもまして腐敗している

変法を止めてはならない」

魏王は「まさに忠臣、そちの道を行け」と送り出す。

部屋を出た姚子英は、魏王の差し向けた兵士に後ろから狙われる。

姚子英はすぐに気づくが、歯向かわず矢を受け死んだ。

韓の王宮。韓王のもとに「周は公主を韓の王と認めた」と知らせが入った。

感想:ヒーローはいない

ヒロインを助けるヒーローは登場しませんでした。

しかし常々このほうが好ましいと思っているので(好みの問題)姮娥は奴隷の烙印を押され奴隷商人に襲われても、この話の流れならなんかもう仕方ないと思える…のに姚子英が手を出しちゃって犠牲になりました!どしてー!

ほっときなさいよ!恩人の娘だけどさあ…もうこの時代命あればそれで…

皆自分を守るのに必死なはずなのに、よく他人を助けるな。

次回、49・50・51話はここから!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です