🌸明蘭(めいらん)才媛の春|37・38・39話|策士、ただじゃ策に溺れない

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この記事では衛星劇場で放送中の「明蘭〜才媛の春〜」について、あらすじとネタバレを掲載していきます。

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登場人物一覧

  • 盛明蘭せいめいらん:主人公。盛家の四女。母は衛恕意。
  • 顧廷燁こていよう:寧遠侯爵家の次男。
  • 衛恕意えいじょい:盛紘の側室。売られて盛家に入った。
  • えい氏:衛恕意の妹。
  • 小蝶こちょう:衛恕意の侍女。
  • 小桃しょうとう:明蘭の侍女。
  • 盛紘せいこう:盛家の主。官吏(通判)。側女の息子。
  • 盛夫人せいふじん:盛家前当主の正妻。明蘭のおばあちゃん。盛紘とは血が繋がっていない。
  • 王若弗おうじゃくふつ:盛紘の正室。長柏・華蘭・如蘭の母。
  • 盛長柏せいちょうはく:長男。王若弗の息子。本の虫。顧廷燁の友。
  • 盛華蘭せいからん:長女。王若弗の娘。袁家の嫡次男 袁文紹えんぶんしょうと結婚。
  • 盛如蘭せいじょらん:三女。王若弗の娘。
  • 林噙霜りんきんそう:盛紘の側室。寵愛されている。おとなしいふりをして策略を巡らせる。
  • 盛長楓せいちょうふう:次男。林噙霜の息子。投壺とうこで顧廷燁に負ける。
  • 盛墨蘭せいぼくらん:次女。林噙霜の娘。母親に似てずる賢い。
  • 周雪娘しゅうせつじょう:林噙霜の侍女。
  • 斉衡せいこう:平寧郡主と斉国公の一人息子。明蘭を想っている。
  • 平寧郡主へいねいぐんしゅ:斉衡の母。気位がエベレスト級。
  • 斉国公せいこくこう:斉衡の父。
  • 不為ふい:斉衡の侍従。
  • 顧偃開こえんかい:顧廷燁の父。顧家の当主。
  • 秦氏しんし:顧廷燁の継母。顧廷煒の母。
  • 顧廷煜こていいく:顧偃開の長男。顧廷燁とは腹違い。
  • 顧廷煒こていい:顧廷燁の三男。顧廷燁とは腹違い。
  • じょうばあや:顧廷燁の乳母。
  • 朱曼娘しゅばんじょう:元芸妓。顧廷燁の妾。書蓉と書昌の母。
  • 書蓉しょよう:顧廷燁と朱曼娘の娘。
  • 書昌しょしょう:顧廷燁と朱曼娘の息子。
  • 石頭せきとう:顧廷燁の護衛。
  • 余嫣然よえんぜん:余家の娘。明蘭の親友。
  • 余嫣紅よえんこう:余嫣然の腹違いの妹。余嫣然を虐げる。
  • 丹橘たんきつ:盛夫人が明蘭に与えた侍女。
  • 翠微すいび:盛夫人が明蘭に与えた侍女。
  • 劉氏りゅうし:王若弗が娘の時代から仕える侍女。
  • 九児きゅうじ:劉氏の娘。
  • 可児かじ:長楓のお手つきになった侍女。
  • 媚児びじ:侍女。
  • 銀杏ぎんきょう:長柏に思いを寄せる侍女。
  • 賀弘文がこうぶん:医者。明蘭を想う。
  • 曹錦綉そうきんしゅう:賀弘文の親戚の娘。
  • 栄飛燕えいひえん:栄貴妃の妹。斉衡との縁談が持ち上がるが…
  • 嘉成県主かせいけんしゅ:邕王の娘。斉衡を見初める。
  • 氏:永昌伯爵家の正妻。明蘭を気に入り嫁にしようとする。
  • 梁晗りょうかん:永昌伯爵家の六男。母は呉氏。
  • 魏行首ぎこうしゅ:妓女。顧廷燁が贔屓にしている。
  • 趙宗全ちょうそうぜん:禹州を治める皇族。
  • 趙策英ちょうさくえい:趙宗全の息子。
  • 海朝雲かいちょううん:名門海家の娘。長柏に嫁ぐ。
  • 淑蘭しゅくらん:盛家本家の娘。孫志高に嫁ぐが…
  • 品蘭ひんらん:盛家本家の娘。明蘭と仲良し。
  • 文炎敬ぶんえんけい:優秀な文人。あまり裕福ではない。明蘭との婚姻が持ち上がるが…
  • 段成氷だんせいひょう:顧廷燁の軍仲間。
  • 耿介川こうかいせん:顧廷燁の軍仲間。鬼嫁が居る。
  • 沈従興しんしょうきょう:将軍。沈皇后の弟。
  • 兗王えんおう:王位を狙い、趙宗全を始末しようと企む。
  • こう夫人:王若弗の姉。やばい女。
  • しん皇后:趙宗全の妻。
  • 劉貴妃りゅうきひ:趙宗全の側妻。
  • 申和珍しんかちん:・・・
  • 白亭預はくていよ:白家の財産をすべて手に入れた顧廷燁を恨んでいる。
  • 鄒氏すうし:沈従興の側妻。
  • 張氏ちょうし:沈従興の正妻。英国公の一人娘。
  • 康兆児こうちょうじ:康家の娘。康夫人に利用される。
  • 康晋こうしん:康夫人の息子。
  • 康海豊こうかいほう:康夫人の夫。
  • 屠二とじ:顧廷燁の護衛。
  • おう夫人:王若弗と康夫人の母。
  • 王世平おうせいへい:王夫人の息子。

「明蘭〜才媛の春〜」(37・38・39話)

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それでは、あらすじとネタバレ感想始まります。40話から先の続きは下のリンクから!随時更新していくのでチェックしてください。

第37話

ネタバレ

明蘭は如蘭の味方をすると言う。

だが王若弗が許すことは無いだろうし厳しい道になると話した。


賀家を訪れた盛夫人と明蘭。

賀夫人は「弘文の母は病弱で姉の嫁いだ曹家が唯一心の頼り」と話す。

そこへ賀弘文の母の遣いが来て明蘭だけが部屋に呼ばれた。


賀弘文の母の枕元には賀弘文の伯母とその娘曹錦綉がいる。

この伯母が曲者らしく明蘭に「1人くらい屋敷に側女がいても、犬や猫を飼うのと同じ」と曹錦綉を押し付けようとする。

病床にいる賀弘文の母はこの伯母に言われるがままのようだ。

明蘭は「そうなるとあなたは側妻の母?それとも親戚?」と聞く。

すると伯母は「親戚に決まっている」と答えた。

親戚であれば敬わなくてはならない、でも側妻の母ならば使用人と同じ、そこに嫡庶の身分も加わってややこしいとからかう。

伯母は憤慨。

そこへ賀弘文がやってきて明蘭をかばう。

さらに盛夫人と賀夫人が入ってくる。

「明蘭は弘文の妹のようなもの、よそ者が口を出した」と盛夫人は縁談話をなかったことにする物言いをした。

さらに「恩赦があったと言っても罪人は本籍地に帰らなければならず、都に残るのは許されていないはず」と流罪になった伯母一家を脅す。

盛夫人は明蘭を連れて帰ってしまった。


賀弘文は「曹錦綉を娶らないと決めたのに」と賀夫人に言う。

だが時既に遅し、曹家を野放しにしたためもう問題は取り繕えない所まで来てしまったのだ。

賀弘文は「両家のために決着をつける」といった。


如蘭に呼び出された明蘭。

王若弗の姉・康夫人が王家のいとことの縁談話を如蘭に持ってきたらしい。

如蘭は文炎敬を思っているためなんとかして阻止してほしいと明蘭に頼んだ。

明蘭は文炎敬はいい人だけど実家は貧しく粗野で教養もない、嫁げば苦労すると如蘭にいう。

だが如蘭は「嫁いで苦労しないことなんてある?」と言う。

華蘭も苦労しているし、墨蘭は流産した。

明蘭はそれを聞き驚く。


盛家。

賀弘文が盛夫人に会いに来る。

賀弘文は曹家に行き、曹錦綉を母の養女として兄妹になる提案をしたらしい。

顔には殴られたあとがある。

曹錦綉はそれを聞いて自害を図り「過去に嫁いで側妻になるも婚家の正妻に毒をもられ子を産めない体になった」と話したらしい。

罪人の印があり子供も産めない、これではどこにも行き場がない。

盛夫人は賀弘文の話を明蘭に伝えた、

明蘭は如蘭の言葉で考えを変えたらしく「賀弘文とそこまで想い合っているわけでもないので、尊敬しあいいい夫婦になれるかも」と言い出す。

そして銭をためて各地をめぐり馬球や釣りがしたいと話した。

男のために憎々しい顔になるのは人生がもったいないという明蘭を見て盛夫人は呆れ顔だ。


勝利を収め帰路につく顧廷燁と趙策英。

沈従興の妻が禹州で非業の死を遂げ、妻の実家はその妹を後妻にしたいと考えていると話している。

だが趙宗全は英国公の娘を沈従興に嫁がせると決めているらしい。

2人は揉め事が起きそうだと話す。


都に戻った顧廷燁は揉め事に巻き込まれないよう早速嫁取りの準備を開始。

澄園(顧廷燁の屋敷)の外では以前顧廷燁を見下していた者たちが婚姻を申し込みに殺到していた。

長柏と顧廷燁のいる部屋に次々運び込まれる贈り物、顧廷燁は「すべて盛家のものだ」と言い出す。

意味のわからない長柏だが、顧廷燁に「お前たち父子は謀反の中で落ち着き払っていた、私が出世してもおもねることなく接してくれる、そこで盛家の娘を娶りたい」と言われ合点が行く。

長柏にどの妹だ?と聞かれた顧廷燁「もちろん美人で気立てが良いあの娘」と答えた。


盛家。

長柏は「顧廷燁が如蘭を娶りたいらしい」と父母に報告。

王若弗と盛紘はずっこける。

長柏は続けて「馬球でもよく会い気立てがよく美人でいい娘だと褒めていた」というが、盛紘は「それは明蘭のことのように聞こえるが…?」と不審な顔。

だが長柏の思い込みにより2人は如蘭を娶ってもらえると浮かれ始める。


もちろん如蘭は拒否。

部屋にこもって出てこなくなったので、王若弗は明蘭に説得させようと呼ぶ。

明蘭は顧廷燁のいい部分を話し説得しようとする。

だが如蘭は「文炎敬に嫁ぎたい」と聞き入れない。

コントみたいになってきた

長柏がボケをかまして父母ずっこける。

笑うやろ。

長柏は何を勘違いしたのか完全に如蘭のことだと思ってるし、そんな長柏に乗せられて王若弗も盛紘も乗り気になっちゃってもう!

どう考えても明蘭でしょうよ。

この時代の人はこんなに回りくどいのか?如蘭ちゃんを見習いなさいよ。

賀弘文のことはどうでもいいけど、親戚に寄生されるって最悪だなあ。

今の日本じゃそこまで聞かないけど、人付き合い無理勢からしたら最悪の事態である。

第38話

ネタバレ

羽州から取り寄せた土で皇宮内に畑を作った皇帝。

顧廷燁や沈皇后は交代が畑を耕す姿を見ている。

顧廷燁は「取れた麦を分けてください、婚姻の祝いに」と言い出した。

それはめでたいと喜んだ皇帝はどこの娘か尋ねる。

顧廷燁は「盛家の正室の娘」と答えた。


盛家。

王若弗は神仏に祈っている。

そこへ劉さんがきて「陛下が直々に婚姻を定めると…」と報告。

王若弗は急いで如蘭のもとに。


如蘭はまだ反抗していた。

そこへ入ってきた王若弗は「陛下が婚姻を定める、逆らえば盛一族は死罪になる」ともっともらしく如蘭に話した。

如蘭はなんとか文炎敬と一緒になろうと「科挙で優秀なものを替え玉にしたらいい、ほら文炎敬とか」と提案。

だが聞き入れられるはずもなかった。


王若弗の機嫌がいいと盛夫人は言う。

如蘭が墨蘭よりも格上の家に嫁ぐことになって有頂天の王若弗は珍しく笑顔で答える。

盛夫人は顧廷燁の複雑な家庭事情を心配するが、そんなことは聞こえていないようだ。


明蘭と如蘭が話をしている。

如蘭は「何があろうと忘れられない、何をしていても思い出してしまう」と文炎敬への気持ちを話した。

明蘭だって斉衡が娶りたいと言えば喜んで嫁ぐでしょう、そう言われた明蘭は口ごもってしまった。

如蘭はもう文炎敬のことしか考えられないようだ。

顧廷燁と長柏は珍しく玉清観にやってくる。

その帰り道どこからか女の泣く声と「盛家を裏切れない」という言葉が聞こえてきた。

長柏が慌てて見に行くと、そこには如蘭と文炎敬の姿があった。


盛家。

如蘭の侍女は打たれ、盛紘は如蘭に自害を迫る。

盛紘はすぐに長柏を顧家へ送り、破談にしてくれるよう頼ませていると言う。

明蘭も如蘭のことを思って慌てている。

盛夫人には海朝雲が「如蘭は別れを告げに行っただけ」と報告した。


翌日、盛夫人に盛紘と王若弗が話をしている。

様子が気になった明蘭は部屋の前まで来て足を止めた。

昨夜顧廷燁に破談を申し入れに言った長柏は「娶りたいのは明蘭だ」と言われたらしい。

王若弗は「顧廷燁は正室の娘としか言っていないし、私の養子になっている明蘭を嫁がせれば丸く収まる」と言い出す。

盛夫人は大激怒。

「私の明蘭を嫁がせるくらいなら尼にする」と言い出す。

王若弗は「華蘭のことも考えてほしい、夫は顧廷燁の配下なので辛い目に合うかも…」と言う。

盛夫人はいつも実子ばかりを気にかけ、明蘭のことを顧みない王若弗を怒鳴りつけた。

その話を外で聞いていた明蘭は立ち尽くしている。

海朝雲に声をかけられ部屋へ戻った。


追加の科挙が実施され合格者が発表された。

斉衡は見事合格。

文炎敬も合格したようだ。


斉国公家。

斉衡はすぐに平寧郡主に合格を報告する。

静かに喜び祝わなくてはと話す母に斉衡は「それよりも…」と言う。

平寧郡主は「沐浴し体を清め盛家に行ってくる、必ず話をまとめるわ」と笑った。

斉衡は喜び部屋を飛び出していく。


華蘭を訪ねた明蘭。

食事をしていると侍女がやってきて「実様が泣き止まない」と話す。

華蘭は明蘭を置いて行ってしまった。

するとなぜかそこへ顧廷燁がやってきた。

「夫婦になるのだから話くらいしよう」という顧廷燁に、明蘭は「なりません!」と言ってさろうとする。

誠意を持って話に来たという顧廷燁に、しぶしぶ明蘭は席についた。


明蘭は「最初から私を娶るつもりだった、盛家はあなたの罠に落ちたんだわ」と指摘。

顧廷燁は明蘭が川に落ちた時から娶ると決めていたらしい。


その頃、盛家には平寧郡主が婚姻を申し込みにやってきていた。


実は明蘭の縁談がうまく行かなかったのは最初から最後まで顧廷燁の仕業だった。

都に戻った顧廷燁は、盛家について調査。

すると盛夫人が賀家と懇意にしている。

皇帝に願い出たが「力づくで奪え」と言われ助けてもらえない。

調べるうちに賀家には流罪になった曹家という親戚がいると知る。

賀弘文の親しいいとこ、これは利用するしか無い。

恩赦を出して曹錦綉を婚家から身請けし「本籍地に戻らず都へ行け」とそそのかした。

すると曹錦綉は期待通り賀弘文に泣きついた。


王若弗は贈り物を持って訪ねてきた平寧郡主を出迎えた。

平寧郡主は「息子が科挙に受かったのは私塾のおかげ、お礼を持ってきた。祝宴を開くので参加してほしい」と話す。

すると王若弗は「二人の娘が一気に嫁に行くことになり忙しくて参加できない」と言う。

平寧郡主は驚き「明蘭さんの相手は?」と尋ね顧廷燁だと知り2度驚く。

王若弗は聞かれてもいないのに、かつての仕返しとばかりに喋り続けた。

平寧郡主は婚姻を口にせず帰っていく。

いらぬ心配

みんな揃って顧廷燁に振り回されてたのね…

まんまと騙されたわ!!!

ただの行き違いかと思ったら、最初に明蘭を娶るって言ったんじゃ話にならないから如蘭のように思わせておいてうまいこと話をすり替えようとしてたのか。

こんな悪巧みするやつを夫にしていいの明蘭ちゃん!!

私はもう明蘭が幸せならそれでいいよ勢(ボスはおばあさま)ですからもう…

ていうことは曹錦綉ちゃんは婚家を出られてよかったということ?

子供も産めないまま囚われていたところを顧廷燁が助けたことになるのか。

なぜか悪巧みをするのに善行につながってしまう嫌味な男だよまったく。

ところで皆さん、斉衡のこと覚えてました?

あたしゃすっかり忘れてましてね、そうだね君、嫁さん死んだから明蘭ちゃんと結婚できるんだったね。

でもまあこのまま顧廷燁に持っていかれますわな。

斉衡が明蘭のことでうじうじ悩んでいた時はちゃんと励ましていたし、そのへんは本当にいいやつだよ顧廷燁。

第39話

ネタバレ

「もし我慢して賀家に嫁いでいたらどうした」と明蘭は聞く。

顧廷燁は「妥協しないたちなので」とさらなる暴露を始めた。

文炎敬の家柄や人となりをしっかり調べ、盛家の体面や如蘭が傷つかないようにした。

さらに、盛家の人々の性格などについて長柏に探りを入れどう動くか考えていたというのだ。

明蘭は怒り出し「あなたなんてただのならず者!」と言って走り去っていった。


明蘭が去ると離れていた石頭が寄ってきて「あんなに怒らせて何を言ったんです」と呆れる。

だが顧廷燁は「大成功」だと口にした。

そしてきょうは科挙の合格発表、このあと呼び出しがあるぞと意味深なことを言う。


平寧郡主から明蘭の話を聞いた斉衡は激怒。

平寧郡主は「顧廷燁は如蘭を娶るつもりだったが一歩遅れた、お前も遅かった」と慰める。

斉衡は「違う、違うんです」と口にし出ていった。


顧廷燁を酒楼に呼び出した斉衡。

「なぜ明蘭を娶るのか」と顧廷燁に聞く。

顧廷燁は「お前は一度諦めた、それにより小役人の庶子である明蘭が何を言われたかわかるか。娶ると言うなら嘉成県主が死んだときでも科挙に受かるまでも良かったはず。」

「お前が本気で明蘭を娶りたいと言うなら、あの時私は邕王に命をかけてでも立ち向かった、だがお前は諦めてしまった」

顧廷燁は明蘭を譲る気はないといい、斉衡は盛夫人に直談判するため盛家へ向かった。


門の前で待つ斉衡。

そこへ小桃が出てきて「盛夫人は具合が悪いので会いません」と帰るよう言う。

だが斉衡は食いつき話をしたいとすがる。

小桃は「何度も断ったのにしつこくいいよったのはそっち。そのせいで結局明蘭様が傷ついた」と怒り出した。

その様子を屋敷の中で聞いている明蘭。

小桃に門を閉められ斉衡がしぶしぶ去っていくと、明蘭は「後ろは見ないの」とつぶやいた。


顧家。

顧廷燁は秦氏と兄・顧廷煜に婚姻の報告をする。

秦氏は本心を隠しながら「じゃあ準備をしないと」と言う。

顧廷燁は「陛下が定めた婚姻なので宮中から人が来る」と言い返す。

さらに屋敷の修繕まで始めるというので秦氏は「あなたの父の婚儀でもそこまで大げさじゃなかったわ…」とケチを付ける。

顧廷燁は「これは陛下のご意思、武将でこれ以上昇進できない私へ銭や物で恩賞を。皇后様もお見えになるかもしれない。」と黙らせた。


顧廷燁が帰っていくと秦氏は「爵位が欲しく手探りを入れに来たのかも」と警戒するよう顧廷煜に言う。


顧廷燁は常ばあやも呼び早速準備に取り掛かる。

その様子を屋敷の中から見ている顧廷煜は妻に爵位について聞かれ、

「顧廷燁は待てばいい、母上はわたしから爵位を奪い実子に継承させたい、盛家の娘は苦労する」と話した。

盛夫人に「顧廷燁は蜘蛛のような男、網を張っていたのだ」と憤慨しながら報告する明蘭。

盛夫人が明蘭の様子に驚きながら「それはひどい男だね」というと、なぜか顧廷燁のいいところを並べ擁護し始める。

「いつも助けてくれるのに、恩返しを求めない」明蘭は顧廷燁の人柄に惹かれていた。

盛夫人は「真相を聞かされた時どう思った」と聞く。

すると「最初は私のために知恵を絞ってくれたと誇らしく、次に腹が立ち、そして不安に、いずれ飽きたら捨てられるかも」と明蘭は話す。

盛夫人は「陛下が決めた縁談でもお前が嫌なら断ってやる」と明蘭の頭をなでた。


澄園。

長柏は「明蘭は首を縦に振らない」と顧廷燁に報告する。

そして「次に謀ったら2度と助けない」と忠告した。

すると顧廷燁は「皇后様に頼み込んで馬球の大会を開く」と言い出す。

長柏は「皇后様を使って脅せば明蘭は怯える」と苦言を呈した。

顧廷燁は「これが最後の決め手」と書の練習をしていた書蓉の様子を見る。

そこには「馬で駆けつけすぐ勝利」と書かれていた。


皇后主催の馬球の日。

華蘭に引きずられて明蘭もやってくる。

華蘭は「顧廷燁が皇后様に馬球を頼み込んだのはあなたと話すためね」と言う。

皇后に拝謁し「出場しないの」と聞かれた顧廷燁は「よい賞品がないので」と答える。

そしてまもなく婚姻するので結納の品をくださいと言い出した。

皇后は明蘭の方を見ながら頭に挿していたかんざしを一本取り、

「これは皇后になった時に挿した品、陛下を助けた褒美に贈るが次の試合に勝つことが条件」

と話す。

一部始終を見ていた明蘭は突然席を立ち「帰る」と歩き出した。

だが追ってきた顧廷燁に道を塞がれる。

「今日思いを伝えてまだ拒まれるなら諦める」

顧廷燁の話を聞くことに。


2人きりになった明蘭と顧廷燁。

顧廷燁は「なぜ拒むのか」と問いかける。

すると明蘭は「いい嫁になれない賢くないし優しくない、世間知らずの小娘ではやっていけない」と話す。

顧廷燁は「別の屋敷に済むので大丈夫、二度と辛い目には合わせない」と明蘭の言い訳を無意味なものにした。

顧廷燁は明蘭が「上辺ばかり取り繕ううそつき」だと言い始める。

「生まれたときから蔑まれてきた、だから表に出ず出しゃばらず賀家のような縁談しか無い」

「だが私はどれほど落ちぶれようと、永遠にそなたを愛する。」

顧廷燁は真摯に告白する。

そこに顧廷燁の対戦相手が声をかけてきた。

邪魔をされて「放っておけ」という顧廷燁に、明蘭は「勝たなきゃ賞品がもらない」と言う。

そして「2人で出れば叩きのめせる」と顧廷燁の告白を受け入れた。


明蘭と顧廷燁はほほえみ合いながら試合会場に戻ってきた。

協力した者たちもその様子を見て笑顔になる。

だが、秦氏と墨蘭だけは苦い顔をしていた。


如蘭に会いに来た明蘭。

如蘭は何故か不機嫌だ。

文炎敬の母が図々しく屋敷に来ては息子の自慢をするので、嫁ぐ前から明蘭と比べ不安になっているらしい。

明蘭は「嫁ぎ先を交換する?」と提案。

提案を受け入れるはずもない如蘭は明蘭の与太話を聞いて笑った。


その夜、盛夫人の部屋に来ている明蘭。

盛夫人は「余嫣然のために働いたのが前世のことのよう」と、以前顧廷燁と婚姻することになった余嫣然のために奮闘したことを話す。

盛夫人は嫁荷として権利書を明蘭に贈った。

ながかっっった

全74話で40話にしてやっと結婚できる!良かったね明蘭、最良の選択だとおばちゃんも思うよ。

「後ろは見ないの」

肝に銘じます。

いやー斉衡は見ていてもうイライラしかしないけど、私自身思い切りのいい人間じゃないから気持ちはわかるんだよな。

優しいからこそ自分にも厳しく出来ない。

でも科挙に受かるということは現代で言うと司法試験のようなものと聞くので、まあ頑張ったんでしょうね。

もっと大変な気もするが。

墨蘭はちゃっかり正妻として梁家に居座って皇后主催の馬球にも出張ってきてたけど、姑との仲はあんまり良くなさそうだあ。

嫁に行ってから初めて出てきたのは流産設定があるからかな。

さて、これで盛家で蔑まれることはなくなったわけだけど、今度は秦氏という強敵が…

次回、40・41・42話はここから!

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