【夢幻の桃花(むげんのとうか)・全56話】46・47・48話のあらすじとネタバレと感想|真相

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みるこ
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この記事では、

「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。

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登場人物まとめ一覧

  • 天族
  • 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
  • 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
  • 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
  • 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
  • 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
  • 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
  • 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
  • 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
  • 天君:天族の長 連宋の父
  • 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
  • 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
  • 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
  • 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
  • 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
  • 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
  • 白滾滾:はくこんこん ………
  • 魔族
  • 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
  • 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
  • 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
  • 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
  • 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
  • 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
  • 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
  • 玄冥:げんめい
  • 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
  • 九尾狐族
  • 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
  • 白止の妻:優しく見守るタイプ
  • 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
  • 白真:はくしん 鳳九の叔父
  • 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
  • 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
  • 人間界
  • 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
  • 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
  • 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
  • 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
  • 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
  • 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
  • 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
  • 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
  • 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
  • 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
  • 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
  • 比翼鳥族
  • 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
  • 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
  • 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
  • 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
  • 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
  • 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
  • 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
  • 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
  • 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
  • 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
  • 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
  • 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る

【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想

「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第46話

阿蘭若(あらんじゃく)と沈曄(しんよう)の関係を確かめたい白鳳九(はくほうきゅう)は、追放される橘諾(きつだく)に沈曄を会わせた上で、彼の気持ちを探る。すると、沈曄は白鳳九を抱きしめて阿蘭若への愛を打ち明けたのだった。一方、それを偶然見ていた東華帝君(とうかていくん)は白鳳九が沈曄の愛に心を動かされたのではないかと嫉妬。その晩、白鳳九に迫ると初めて二人の夜を過ごして…。

ネタバレ「二人の初夜」

阿蘭若の居所。蘇陌葉が神宮に戻る。鳳九は飴を作って蘇陌葉に渡した。

美味しい〜と喜ぶ蘇陌葉だが「公主たるもの飴を手作りして下々の者に配ったりしないからな」と他言しないよう忠告する。

そして「3日後 橘諾は都を出る、そこで阿蘭若は沈曄に会えるよう計らった」と教える。

過去の阿蘭若は同行しなかったが、東華帝君の出現や犬因獣の事件が起こらないのは大きな変更になるため、沈曄の気を引くため様子を見に行くことになった。

川辺。鳳九は沈曄と橘諾が2人きりになれるよう、気を利かせて人払いをする。

「兄上の気持ちを裏切りました、来世があれば気持ちに答えます」

橘諾は、沈曄が自分を救ったのは愛しているからだと勘違いしている。

「救ったのは愛があるとでも?救ったのはお前の父親のためだ、大恩に感謝しろ、お前の母の血は汚らわしい、お前も嫦棣も母と何ら変わらない」

「阿蘭若のほうが汚らわしい女よ、あなたを縛り付けている」

「私は望んで軟禁された」

橘諾は泣き出し、そのまま流罪先へ連行されていった。

橘諾が去ると鳳九は沈曄をお茶に誘う。

「あなたが橘諾を好きなのか知りたくて来たの、でもやっぱり特別な感情はなかったのね」

その頃、鳳九の不在を知り追いかけてきた東華帝君は野原で花を摘んでいる。

川辺。沈曄のためにお茶を入れていた鳳九は誤ってお湯を膝の上にこぼした。

沈曄は慌てて鳳九に駆け寄り心配する。

しかし、中身は水で沈曄を動揺させるための作戦だった。

「ある言葉を聞きたくて待ってたの」

沈曄は介抱してもらった礼を言うが、鳳九は別の言葉だと教える。

そして「あなたが好き」と沈曄に向かって言った。

「今なんと」

「あなたが好きなの、ずっと前から、知っていたでしょ?今日来たのはあなたの本心を聞くためよ」

「阿蘭若愛している、いつまでもそばにいてくれ」

沈曄は鳳九を抱きしめた。

そこへタイミング悪くやってきた東華帝君は、鳳九の告白を聞きショックを受けて立ち去ってしまう。

鳳九は思いを口にした沈曄に「阿蘭若は死ぬまでその言葉を聞けなかった、偽物には告げて阿蘭若には黙っていたなんて、非情すぎるわ」と突き放す。

そこで、東華帝君に見られていたと気づいた。

鳳九はすぐに追いかける。

帝君は鳳九のために摘んだ花束を落として、フラフラと水月潭まで歩いていった。

鳳九は花束を拾い、東華帝君を待つため先に屋敷へ帰る。

孟春院。沈曄は過去の出来事を反芻している。

阿蘭若の居所。その夜、鳳九が眠っている所へ帝君が戻ってきた。

濡れたまま寝台に上がってきた帝君は「時を忘れて散歩し、雨に打たれていた」と話す。

「変な真似はしない、めまいがするそばにいてくれ」

すがりつく帝君をなだめて、鳳九は体を温める薬湯を用意してやる。

浴室。帝君は「そなたには借りが多い、なので何をしても何を言っても許す、正直に打ち明けてくれ、ただの芝居には見えなかった、二人の愛に感動し、沈曄に心が動いたのでは?」

しょんぼりして鳳九に疑惑の目を向ける帝君。

鳳九は「妄想せずに湯船に浸かって!」と叱った。

帝君は鳳九をおびき寄せると、引き寄せて湯船の中へ入れてしまう。

「嫉妬してさまよっていた、沈曄を消そうかと思ったが、そうすればそなたが悲しむ…」

「私の気持ちを考えて凶行に出なかったのね、でもやきもちを焼くのも程々にして!」

鳳九は帝君の頬にキスして、お湯に沈んでいく。驚いた帝君もお湯の中へ。

寝台。風呂から上がった2人は同じ寝台へ。帝君はまだ沈曄のことを話して納得していないようだ。

鳳九は帝君に迫られ、そのまま一夜を共にした………

翌朝、鳳九は帝君の寝顔を見つめている。

帝君が目を開けると鳳九は「しきたりでは床入りの翌日には菓子を作らないと」と照れ隠し。

「床入したと知らしめたいのか^^もう少し寝よう」

帝君は鳳九を抱き寄せた。

数時間後、鳳九は結局紫芋のお菓子を作る。

「みんなに内緒で作ったの」鳳九はそのお菓子を帝君に食べさせてイッッチャイッチャ…

岐南神宮。蘇陌葉は「神器は仕上げの段階、帝君の力が必要です」と帝君に文を送った。

だが帝君は鳳九との時間を邪魔されないように、その文を燃やしてしまう。

感想:お赤飯

おっうっ…おばあちゃんがお赤飯を炊いてあげようね…良かったね…可愛い孫をとうとう取られたんじゃ…

いやしかし、このタイミングでやっちゃうんですね。ということは今が最高潮なの…?不穏な空気を感じるんじゃあ…

とにかく緲落と戦うのは決定してるから、それまでに済ませときたいってことか。

こっちとしては、早く鳳九を夢の中から出してあげてほしい。だって阿蘭若には壮烈な死が待ってるんでしょ?いや〜ここまで来てその体験はしなくていいのでもう早いとこ幸せになってくれよ。

はい!あと、帝君ご入浴のシーンがあったんですけど顔がきれいで全身真っ白なのに鍛え上げられていてなんか、何見せられてるんだろ…って気持ちになってしまった。中性的であれ!

第47話

東華帝君(とうかていくん)の仙力が衰えていることを心配する白鳳九(はくほうきゅう)。彼女は独りで沈曄(しんよう)に会うことになるが、その時、彼が阿蘭若(あらんじゃく)の元神と記憶を集めていた琉璃盞が割れて、白鳳九の脳裏に阿蘭若の記憶が入りこむ。一方、東華帝君が蘇陌葉(そはくよう)とともに作っていた神器・妙華鏡がついに完成。二人がそれを覗いて阿蘭若の過去を見ていくと…。

ネタバレ「過去の真実」

街。鳳九と東華帝君が仲睦まじく街を歩いている。

「また飴を作ってあげるわ」

「紫芋の菓子がいいな」

「それはだめ(´・ω・`)」

待ち人は二人を見ておしどり夫婦だと噂している。

羨望の的になっているが鳳九は「夜に出歩くほうが静かでいいわ」と喧騒を嫌った。

帝君は「静かな場所へ」と蛇陣に連れて行く。

蛇穴。帝君は「梵音谷の蛇陣からここへ入った、なにか秘密が隠されていると思う」と蛇陣を探る。

そこで鳳九は帝君の仙力が衰えているのが気のせいではないと知った。

「夢に入る前に傷を負っているのね、仙力が衰えているもの」

「実は9割の修為を…」

「私のために…二度としないで」

帝君は仙術を使って蛇陣を探ったが何も分からなかった。

やはり一生を終えるしか無いのか…鳳九は犬因獣の話を帝君に伝える。犬因獣の事件がないとすれば、次の重大ごとは大王の死だ。

阿蘭若の居所。二人の様子を緲落が見張っている。

東華帝君は緲落の気配に気づき、鳳九を先に中へ入らせた。

部屋に入った鳳九は帝君の机の上の文に気がつく。「帝君のお力が必要至急お越しください」

戻ってきた帝君は鳳九の足にできたまめに木芙蓉華膏を塗っている。

鳳九は蘇陌葉からの手紙を見せ、

「私がうまくやるから心配いらない、早く戻って!」

と促した。

帝君は「一日千秋の思いだ…」とうじうじしている。

そこへ茶茶がやってきて「大王と王后が恋しがっているので来てほしい」と鳳九に伝える。

王宮。大王と王后は息澤との関係を探りたいようだ。そして、沈曄の剣作りについえ何も答えられない鳳九を王后が叱責し、屋敷に様子を見に来ると押し切った。

馬車。

王后は「なぜ息澤は急変したの?」と鳳九に聞く。

「不仲でないと困ることがあるんですか?」鳳九は阿蘭若の母がひどく娘を憎んでいる…と悲しむ。

工房。王后は沈曄に「協力するか拒むか、答えを聞きに来た、どちらにしても謀反を起こす」と話す。

孟春院。その夜、鳳九は沈曄に呼ばれて孟春院へ。帝君の不在をいいことに、緲落が付け狙っている。

庭の机の上に琉璃盞が置かれている。

「それは琉璃盞といい元神を集めるための神器、中にあるのは阿蘭若の元神、この夢は阿蘭若を生き返らせるために私が作った」

沈曄の説明を聞いた鳳九は、

「これはあなたの執念なのね」と納得する。

「何度も繰り返して元神を集めてきた、しかしそなたが体を奪ったことですべてが変わった、今回ですべて集まるはずだったのに」

沈曄は怒りをあらわにする。

そして「恨まれても冷たくされても生き返らせ、気持ちを伝えたい」と本心を話した。

鳳九はその気持に心打たれ協力することに。

そこへ緲落が現れた。

その拍子に琉璃盞が床に落ちて割れてしまう。

中にあった阿蘭若の元神が鳳九の中に流れ込んでしまった。

部屋に戻った2人、沈曄は好きな記憶を見ろという。

鳳九は屋敷の庭で寄り添う阿蘭若と沈曄の姿を見た。

「あなたと阿蘭若は情を交わしていた、阿蘭若は純粋で誠実だったけど、あなたは本心を見せなかった…でも、共に過ごした日々は幸せだったのね」

しかし、幸せな時間は長く続かない。大王が急死し、阿蘭若は王宮へ行かなくてはならなくなった。

別れ際、沈曄は阿蘭若の髪に白い花を挿した。阿蘭若は「戻ってくるわ私を待ってて」と王宮へ向かう。

冷遇されていたが父の死を嘆く阿蘭若。すぐに王后に追い払われ屋敷へ戻った。しかし、すでに沈曄は岐南神宮に戻り葬儀の準備をしていると伝えられる。

「やっぱり私のことよりも己の身が大切なのね」

孟春院。阿蘭若の記憶を見ている鳳九に、沈曄は「どう思っているか知りたい」と尋ねた。

「恨んでない、でもあなたが何も言わずに去って残念だった」

牢。阿蘭若は大王を殺したとして牢に入れられる。王后は追い詰められた阿蘭若に、処刑を求める沈曄の奏上を見せた。

そして王后は相里賀を始末するため戦を起こす。

岐南神宮。妙華鏡が完成した。帝君は亡者の前世や現世が見えるように改良したと話す。

「夢を作ったのはおそらく沈曄、沈曄の過去を確かめて関わりを探ろう」

妙華鏡に幼い沈曄と阿蘭若が出会った場面が映し出された。

名付け、入れ墨、どちらも沈曄によるものだったと知り蘇陌葉は驚く。

感想:光と影

阿蘭若の正体はもう明らかだけど、ここから過去編の過去編に突入です。ややこしや〜^^

たまにどっちの時間軸で話してるのかわかんなくなって、あれ?あれ???って混乱している。過去の中で過去の話するのやめてくれ。

さて!阿蘭若の夢編も佳境に入ってきました!

このまま沈曄さんが阿蘭若と再会して幸せな結末になることを望むけど、そうやらそうも行かない様子…うっ…まあしょうがないか、人間界でも悲恋に終わったもんね。最終的にご本尊の2人が結ばれればいいという世界軸で生きていると考えよう。

傾画おばさんは確かに子供に対しゴミのような親だけど、夫を殺された恨みを晴らして正統な後継者を跡目につけるって目的を遂行しているんだと思えば別に悪者には見えないから不思議なんだよな。そもそも謀反を起こし兄を殺した大王が悪いわけで。

第48話

かつて沈曄(しんよう)は橘諾を即位させたい傾画と手を組んだふりをしつつ、密かに阿蘭若(あらんじゃく)を助けようとしていた。そして、文恬と息澤(そくたく)の協力を得て一度は彼女の救出に成功する。だが、夜梟族との戦に苦戦する兄・相里賀を見捨てられないと阿蘭若は自ら戦場へ。そこで鳳鳴陣を使った彼女は敵を討ち取ったものの、命を散らしたのだった…。

ネタバレ「すれ違う想い」

岐南神宮。東華帝君と蘇陌葉は妙華鏡を使って沈曄の過去を探る。

過去。沈曄のもとに「王殺しの罪で公主を捕縛」と密書が届く。

そこへ王后が来て、謀反の作戦を考えた沈曄に礼を言う。

沈曄は謀反に協力する見返りとして、王后に2つの要求をしていた。

1つは神官長に復帰させること、もう1つは阿蘭若の処分を沈曄に任せることだ。

しかし王后は「我が子だから私の手で」と約束を破る。

沈曄は「文恬を王后の養女として娶りたい」と申し出て、王后は許可する。

沈曄から婚姻の話を聞いた文恬は「娶るべきは阿蘭若公主、慕っていたが失望した」と話す。

沈曄は文恬を山に連れ出し、川に流されたふりをして見張りから逃れる。

向かったのは息澤の居所。息澤の従者が信用できるかわからないため、筆跡を変えて阿蘭若のことを伝えた。

沈曄は「もし失敗すれば神宮が死罪に処すと奏上し阿蘭若を逃がす」と決意している。

文を受け取った息澤は阿蘭若を牢から連れ出した。

王后の策略で相里賀が戦場へ向かう。そこへ阿蘭若が連れ去られたと急報が入り、王后は沈曄を疑う。

息澤の居所。阿蘭若は文を見て手紙の送り主のことを考えている。筆跡が違うため沈曄だとはわからない。

兄が戦場に送られたと知った阿蘭若は、王后の魔の手から兄を救うため身代わりになる決意をする。

阿蘭若は「戻れなかったときは兄を改名させ安全な場所へ、それから沈曄に送った文を取り返してほしい」と息澤に頼んだ。

戦場。鳳九は兄を息澤に託し戦場へ向かう。

阿蘭若の記憶をたどりながら、その苦しさに涙を流す鳳九。

「阿蘭若が戦場に行った時あなたは何を?」

「見張りが厳しく、何も知らなかった…阿蘭若は無事だと信じ切っていた」

過去。戦場へ出た阿蘭若は鳳鳴陣を敷き、命をかけて比翼鳥族を守った。

力尽き倒れ込んだ阿蘭若の上に白い花が降り、阿蘭若は元神ごと散ってしまう。

岐南神宮。蘇陌葉は思いもしなかった阿蘭若の最期に涙を流す。そして沈曄の心痛をおもんばかった。

過去。息澤が神宮に現れ「文を返してもらう、阿蘭若は戦場へ行った」と話す。沈曄は「手を貸してください連れ戻してきます」と言うがすでに阿蘭若は死んでいた。

「どうして何も知らぬのだ、傾画はそなたの奏上を阿蘭若に見せその内容は阿蘭若を絶望させた、体は思行河の土に帰り、元神は消え失せた」

思行河。話をきた沈曄はすぐに思行河へ。対岸には傾画と橘諾がいる。傾画は沈曄を攻撃させ、橘諾は必死に止めた。

矢を受けた沈曄は「二度と戻れないのなら、私もここで眠る、お前たちも」と敵討ちを決意。

そこへ息澤が現れ沈曄を止める。

「九天の結魄灯、あれを模倣すれば阿蘭若は助かる、一生分の修為を捧げ新しい世界で元神を集めるのだ」

沈曄は修為を捧げ、阿蘭若の夢を作った。そして、辺り一帯が凍りついていく。

「阿蘭若は去った、私は四季を切り捨てた、今後 梵音谷には厳しい冬しか無い、あるのは寒さと恐れだけ、忘れるな!その名は相里阿蘭若!」

感想:映画鑑賞

帝君と蘇陌葉の映画鑑賞会でした!続きが気になる蘇陌葉に、帝君「見ればわかる」映画は1人で見たいですね。

さて、鳳九が手に入れた阿蘭若の記憶と妙華鏡で明かされる沈曄の記憶、それぞれ分かれて見せられたのでややこしいや!

大まかに整理すると、

・軟禁生活2年で沈曄と阿蘭若は情を交わした

・大王が死ぬ

・沈曄が気持ちを伝えず立ち去ったので、阿蘭若はやっぱり思われていないと考える

・沈曄は王后の謀反に手を貸していて、阿蘭若には興味がないふりをして助けるつもりだった

・王后が約束を破って阿蘭若を自ら処刑しようとする

・困った沈曄は息澤に偽の筆跡で文を送る

・王后が沈曄の「神宮で死罪に」という奏上を阿蘭若に見せる

・救い出された阿蘭若は、優しくしてくれた人に報いようと兄を助けることにする

・阿蘭若戦死

・沈曄は全て終わってから真実を知る

こんな感じ?

そもそも沈曄が謀反の計画考えたなら…普通に戦犯なんですけど。

次回、49・50・51話はここから!

全話、ネタバレ一覧はここから!

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