扶揺全66話最終話までネタバレ全話とあらすじと感想|ヤン・ミーのPVでございます

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

全話のネタバレに加え、中国ドラマオタクの管理人が感想や考察を好き勝手言いながら書きなぐっております( ੭ ˙ᗜ˙ )੭

簡潔でわかりやすくツッコミどころは全力で٩( ᐛ )و をモットーに突き進んでまいります(孤独なヲタクなので話しかけてください)

扶揺のネタバレと感想全話まとめ

この記事では、【扶揺(フーヤオ)〜伝説の皇后〜】全66話のあらすじとネタバレを紹介していきます。未視聴の方はご注意ください。

主演は「永遠の桃花」でお馴染みのヤン・ミー!

楊冪(ヤン・ミー、1986年9月12日 – )は、中華人民共和国の女優、歌手。北京市出身。4才のとき、周星馳主演の映画『武状元蘇乞児』に出演して以来、子役として活躍。
2011年、「宮 パレス 〜時をかける宮女〜」や、「孤島驚魂」など、多くの映画やドラマが急に人気を博し、ドラマのプロデューサーの担当を試み出した。2017年の「永遠の桃花~三生三世~」は高い評価を得た。
2014年に劉愷威と結婚し、女児を出産したが、2018年に離婚した。

引用元:Wikipedia「楊冪」

他のキャストも永遠の桃花ファンにはたまらない感じになっています。

詳しいことは本国百度Wikipediaで。

一気読みもあるよ

目次

DVDは全巻発売中(BOXで3巻まで)

予告動画

一番わかりやすい相関図(楽天)

楽天の特集ページにある相関図が一番わかりやすかったので借りてきました。

後半までネタバレしているので注意!

3話までの世界観

  • 五州大陸に太淵たいえん国・天煞てんさつ国・璇璣せんき国という国がある。
  • 3国は天権てんけん国に統領されている。
  • 千年ほど前に、帝非天ていひてんが戦乱を起こすが倒される。だが帝非天の血が五色石となり再び反乱を起こすため復活しようとしている。
  • 太淵国には武術の流派 玄元げんげん派がある。
  • 玄元派では8年に1度、畋闘賽てんとうさいという武術大会が行われる。
  • 主人公 扶揺フーヤオ玄幽げんゆう部の奴婢ぬひ。黒衣を着用する一番下っ端の使用人。
  • 太淵を収める軒轅けんえん一族は水を操る「御水ぎょすいの術」が使える。
  • 一族以外でも蒼穹そうきゅうの術で模倣することは可能。
  • 一族が途絶えて御水ができなくなると太淵国に水が押し寄せ、国を治める権利は天権国に帰ってしまうらしい。

漢字が難しいので難解に見えるけど、いつものファンタジー中国ドラマと一緒です!特別な女の子がいて、特別な力が使える人がいて!よし!

無料で見られる3話までのあらすじまとめ

  • 主人公 扶揺フーヤオは奴婢(卑しい身分の使用人)。
  • 扶揺は玄元げんげんしょう門の息子 燕驚塵えんきょうじんと幼い頃から仲がよく想い合っている。
  • 太淵たいえん国公 斉震せいしんの姪 裴瑗はいえん郡主ぐんしゅという身分を隠し玄元派で修行している。
  • 扶揺↔燕驚塵←裴瑗(よくあるやつ)
  • 扶揺は奴婢である現状に不満があり、事あるごとに規則を破っては戦い方を身に着けようとしている。
  • 太淵国で斉震が謀反むほんを起こす。世継ぎの世子せじゃは殺され国王は薬で昏睡状態に。
  • 斉震は御水ができなくなると国が滅ぶと知り、国王を生かしたまま泉都宗子せんとそうし 軒轅旻けんえんびんを跡継ぎとして指名する。
  • 斉震に追われていた軒轅旻を扶揺は偶然助ける。
  • 本物の軒轅旻を見た扶揺は、偽物の軒轅旻に気がつく。
  • 偽の軒轅旻は聖医 宗越そうえつと協力し斉震を騙していた。
  • 裴瑗は身分を明かし、燕驚塵との婚姻を取り付ける。
  • 燕驚塵は野心のために裴瑗と結婚すると口にしたため、扶揺は別れを告げる。
  • 裴瑗は扶揺に嫉妬し、畋闘賽てんとうさいという武術を競う大会に扶揺をエントリーさせ殺そうとする。

うーん、3話まで見たけど中身がない!大丈夫これ?

すでに主人公の初恋であろう燕驚塵が、野心のためにお姫様と結婚するけどお前のことは愛しているから側室にする!これが最善策だ!(ドヤ)って言っててドン引きですわ。

あまり深く考えずに見ていきます、お付き合いください_(._.)_

第4話 命をかけた腕比べ

扶揺フーヤオは偽 軒轅旻けんえんびんの戦い方を思い出しそれを真似て、見事神獣に勝つ。そして神獣にまたがり誇らしげに燕烈えんれつたちの前に表れた。

扶揺は偽 軒轅旻からキズぐすりを貰う。別れを告げたものの燕驚塵えんきょうじんの怪我が気になって仕方ない扶揺は奴婢ぬひの出入りが禁止されている玄元げんげん部に会いに行く。そして薬を渡した。

またしても裴瑗はいえんに図られ燕烈に捕まった扶揺は、傷薬が入った瓶が大変希少なものであることを知り奴婢が持てる品ではないと盗みを疑われる。そして無念境むねんきょう(仕掛けたっぷり生きて帰れない異空間)に入れられた。

偽 軒轅旻は無念境から扶揺を助け出す。無念境から出られればもう罪は問われない。

扶揺は周じいから火かき棒をもらい、第2回戦に挑む。だが裴瑗の仕業で一緒に組むものが逃げ一人で戦うことになってしまう。しかし偽 軒轅旻が助けにあらわれ…

第5話 悪夢の修行

軒轅旻けんえんびんの力を借りて扶揺フーヤオは勝利する。

しょう燕烈えんれつたちが待つ会場に戻ろうとした扶揺と偽 軒轅旻だが、途中で下降するための傘が壊れ落ちてしまう。扶揺の持っていた火かき棒は、たまたまその下にあった文様が刻まれた羅針盤のようなものに刺さり水の幻影が現れた。

扶揺は水でできた剣を持たされ、その幻影に武術を習う。

偽 軒轅旻と斉震せいしんが話をしているところへ扶揺が来る。偽 軒轅旻は斉震がいるため、扶揺と恋仲であるように見せかける。だが疑り深い斉震は調査を命じた。

扶揺は記憶が曖昧な状態になり、幾晩も夢の中であの幻影に武術を習わされている。そして気がつくと違う場所で寝ているのだ。

偽 軒轅旻は夢うつつで修業を続ける扶揺を見つけて気絶させる。

掌門 燕烈は第2回戦の勝利の証である珠が足りないと報告を受けていた。しかもそれは玄幽げんゆう部にあると…

第6話 禁断の破九霄

珠を扶揺フーヤオが盗んだと決めつけた燕烈えんれつと長老たちは、それを取り上げにやってくる。扶揺は持っていないと思っていたがポケットには珠が。扶揺は第3回戦に出場する権利を主張し認められた。

生死を分かつ戦いを前に、周じいは部屋に閉じこもり出てこなくなる。扶揺は涙ながらに別れを告げた。

扶揺は第3回戦を突破し、最終決戦まで生き残る。最後の相手は燕驚塵えんきょうじんだ。

習得した武術により扶揺は燕驚塵に勝つ、だが途中で放棄ほうきし燕驚塵に勝ちを譲った。見物客からは跡取り息子だから勝ちを譲ったのだと批判が出る。

裴瑗はいえんは扶揺が妖術を使い燕驚塵を惑わせただけだと言い、殺すよう仕向ける。燕烈も扶揺を責める。

山を去ろうとした扶揺だったが、再び燕驚塵と戦い打ち負かす。だが破九霄はきゅうしょうという玄元げんげん派に伝わる秘伝の武術を盗み使用したと燕烈に言われ拘束されてしまう。

牢に入れられた扶揺は周じいから破九霄についての話を聞く。同じ頃、燕驚塵も燕烈に連れられ隠し部屋に入っていた。

感想:内容がうすーくないですか?

感想書いているとよく分かるんですけど、必要な内容と飛ばしていい内容の量で面白さって結構決まる気がする。必要な内容ばかりではだめだし、どうでも良い要素がまったくないのも面白くないと。

何が言いたいって、扶揺は中2女子が考えた超どうでもいい設定がてんこ盛りなのよ!もう秘宝とか出てきたけどどうでもいいわと思って書いてません。どうせこれっきりなんでしょ。

そして内容が薄いことよりも何よりも気になるのが、燕親子のどクズ具合www

息子は優柔不断で最悪のクソ野郎だなとほぼ最初から思っていたけどさ、一応玄元派の長であるパパがあのクズさってどうなのよ。

すぐに盗みだ!って決めつけるし、調査しようともしないし。すぐに権力に屈するし。燕驚塵を怒れる立場なのか?と何度も思いました。

タイトルから行って、扶揺は一応皇后になるんでしょ。後々仕返しされなきゃいいね。

あと気になったのは、突然の皆に愛されている扶揺演出、まじで謎。あれだけ好き勝手して、周じいにも特別扱いされてるなら玄幽部に所属する奴婢からは相当嫌われてそうだけどな。

なのに死ぬかもしれない戦いの前に、突然皆扶揺を思って泣き出す…なにー!??もうよくわかんない、ぼんやり見ていこう。

第7話 五色石を持つ少女

玄元げんげん派の祖師そし破九霄はきゅうしょうの秘伝書を一部分だけ手に入れた。たったそれだけで天下に名を轟かせ、玄元派をおこすことが出来たのだという。

周じいは牢から扶揺フーヤオを逃がそうとするが、罠にかかり致命傷を負う。周じいは扶揺の体には5重の封印がされており、破九霄を体得したため封印が目覚めてしまったと話す。そして扶揺を拾ったときに持っていた五色石を渡して死んだ。

太淵たいえん国王が危篤に。このままでは太淵の都 昆京こんきょうを水害が襲う。その情報は玄元に滞在している斉震せいしんの耳にも入る。だが斉震は王に仕えるため戻る気はないという。斉震は「非煙ひえん」というものの力を借りて「御水ぎょすいの術」を手に入れ自らが王になろうとしていた。

燕烈えんれつは「破九霄を手にしたものが乱世を制す」と燕驚塵えんきょうじんに話す。そして裂散魂れつさんこんという、服薬すれば相手の思うままになり数刻後には腐肉と化す薬を渡し、扶揺を始末するよう言った。

再び捕らえられていた扶揺は裴瑗はいえんに連れ出される。そして小七しょうしちを人質にされ崖から飛び降りるよう命じられる。扶揺は条件を飲み飛び降りるが、崖の下にも罠が。駆けつけた偽 軒轅旻けんえんびんに助けられ助かる。裴瑗は小七も突き落とすが扶揺が助けた。

非煙の手がかりを得た斉震は、川の前で儀式を行う。すると対岸に幻生殿げんせいでんが現れ殿主 非煙の声が聞こえた。非煙は「摂坤鈴せつこんれい軒轅けんえんの血をもって天地を祭れ」と御水の術を与える取引に応じた。

肩に矢傷を負った扶揺は医聖 宗越そうえつに治療を受ける。同じ頃、斉震は天煞てんさつへの密書を雲痕うんこんに渡し、軒轅旻を幽閉しておくよう命じた。摂坤鈴は天煞の秘宝らしい。

斉震が非煙と接触したことは偽 軒轅旻の耳にも入る。偽 軒轅旻は天権国の皇太子で、父である王から血を流すことなく太淵を治めるよう任務を受けていた。

第8話 玄元派との訣別

御水ぎょすいの術を手に入れるため必要不可欠な軒轅旻けんえんびんが逃げたため斉震せいしんは捜索を命じる。斉震は宗越そうえつの居住地に押し入りくまなく探させるが、宗越の機転で逃げ帰る。隠れていた扶揺フーヤオ天権てんけん国太子は助かる。

太子は扶揺に気を与えて助けたらしい。扶揺は困ったときには必ず助け、恩を返すと約束する。そして扶揺は裴瑗はいえんへの復讐を誓った。太子は増水した渓流から脱出する準備をしてあると言った。

裴瑗が扶揺を殺したと知った燕驚塵えんきょうじん。裴瑗は「私を好いたことが?」と聞くが燕驚塵は答えない。

扶揺は周じいの墓の前で酒を飲み思い出に浸る。そして大雨の中、復讐をするため裴瑗の部屋へ。破九霄はきゅうしょうを会得した扶揺に裴瑗は全く手が出ない。すると裴瑗は「祭血神功さいけつしんこう」という非道な技を持ち出す。

扶揺は裴瑗を殺さなかった。裴瑗の侍女 阿烈あれつは日頃から虐げられてきたことを根に持ち、騒動を目の前にしながら助けようとしない。扶揺が去ると、侍女は刀を手に裴瑗の顔に傷をつけた。

扶揺と太子は渓谷に飛び込む。だが扶揺は水の中で意識を失ってしまう。太子は気を分け与えるため口づけした。

翌朝、傷だらけになった顔にショックをうける裴瑗。斉震は駆けつけるが、「郡主が奴婢に傷つけられるなど」と冷たい言葉を吐く。燕烈えんれつと燕驚塵もやってきて、斉震は燕烈と外へ。燕驚塵は「扶揺が憎い」と泣きわめく裴瑗を抱きしめるしかなかった。

斉震は「これは玄元げんげん派の謀反むほん」と言い出す。燕烈は罪を着せられないために、朝廷の逆賊ぎゃくぞくが世子暗殺を企て、守ろうとした裴瑗が傷を負ったという話に乗る。燕烈は逃げた軒轅旻に追手をかけた。

無事に逃げ出せた扶揺。同じく逃げ出してきた小七と合流し笑顔を見せた。

第9話 天煞国の武将

扶揺フーヤオは太子と別れ、小七しょうしちと共に昆京こんきょうへ向かう。

天煞てんさつ国王から斉震せいしんに密書が届く。斉震は太淵たいえんと天煞の間にまたがる長瀚山ちょうかんざんと引き換えに摂坤鈴せつこんれいを手に入れようとしていた。天煞国王 戦南城せんなんじょうは「個人的に」貸し出すが、貸したあとは長瀚山は天煞のものだと返答する。斉震は国王の腹黒さに苛立つも条件を飲む。

斉震は時が来るまで太淵国王を生かすため宗越そうえつに声をかける。医局を自由にし、国庫の薬草も使い放題だと条件を出す。宗越は3つの条件をだして昆京へ行くことを承諾した。

扶揺と小七が竹林を通っていると、扶揺にだけ幻が見える。「召使い、こちらへ来い」と呼ばれ取り込まれそうになっている所を、天煞の烈王 戦北野せんほくやに助けられる。

二人だけでの旅は危ない、と軍への同行を承諾される扶揺。二人は烈王の正体を知らないが、小七は腰に摂坤鈴があるため王族かも…と言い出す。

婚姻を拒否しようとしていた燕驚塵えんきょうじんだが、殊勝な様子の裴瑗はいえんに言い出せないまま婚儀の前日になる。燕烈えんれつは、わがままな上 人に恨みを持つ、妻に持てば苦労する、と裴瑗の事をけなし、利用価値がなくなれば裂散魂れつさんこんを使って排除しろと命じた。裴瑗はそれを聞いてしまう。

烈王 戦北野は銀製の櫛を眺め母の思い出に浸っている。ふと気がつくと腰に下げていた摂坤鈴が無くなっていることに気がつく。眠っていた扶揺を起こすと、盗人として捕らえた。なぜか小七はいなくなっている。

扶揺は昆京まで連れて行かれ、烈王の馬に乗せられた。

その頃、太淵国御史ぎょし 章鶴年しょうかくねんは国王の危篤に焦っている。そこへ情報が入り、昨夜斉震は屋敷に戻ったと。そして章鶴年が謀反をおこし世子をさらったとの疑いをかけられていると知った。

現時点のナンバーワンは燕烈お父さん

燕烈「嘘でも喜んでいるふりをするのだ」

燕烈「お前は希望だ」

燕烈「私を超えて羽ばたいていけ!」

燕烈「利用価値が無くなったられつこんさん!だ!」

って婚儀前日の息子に言う?びっくりしすぎて引き笑い。

今回もツッコミどころ満載の展開でした。わいがこの国に行けるなら天下取れると思う。やれる気がする!

燕烈お父ちゃんのどクズさにドン引きしながら、目の前に犯人がいるのに扶揺を恨む裴瑗の愚かさに呆れながら、扶揺の新衣装可愛いなと思いながら、最後に現れた天煞の烈王!東華帝君(黒髪ワイルドバージョン)かっこいい〜!!というオチでした。

東華帝君(ガオ・ウェイグァン 高偉光)と白鳳九(私のディリラバ様)の組み合わせが大好きなので、今度は白浅との恋かあ…と複雑ですが顔面偏差値がバリ高いので許せる。はやく東華帝君とディリラバの続編が見たいです。翻訳まだですか。

なんかもう最近は、本国で放送されてからの翻訳を待つより、ある程度言語の勉強をして字幕ありの本国放送を見たほうが早いんじゃないのか?と思い始めた。習いに行くか中国語。

第10話 もう一人の世子

扶揺フーヤオと同じく偽 軒轅旻けんえんびんを演じていた天権てんけん国皇太子も昆京こんきょうに到着していた。太子は章鶴年しょうかくねんのもとに軒轅暉けんえんきという少年(どう見ても男装の少女)を送り込む。この情報が入った斉震せいしんは、他に軒轅の血を引くものはいないはずだと焦る。太子の思惑は、斉震自らの手で偽 軒轅旻を王座につかせることらしい。

この策略により、斉震は章鶴年も王座を狙っていると思いこむ。

太淵たいえん国王に謁見した軒轅暉は信南王の血族だと名乗った。系譜には信南王の子孫は存在しないが、それは母が結婚せず産んだからだという。

昆京は太淵国王の危篤により大雨が降り続いていた。昆京へ入ろうとする扶揺と烈王 戦北野せんほくや一行だが、無理に橋を渡ろうとしたため流されてしまう。扶揺は泳げない将軍を救った。

将軍を川から引き上げると、今度は少女が現れる。雅蘭珠がらんじゅという少女は戦北野に人工呼吸をしようとするが、気がついた戦北野は部下と一緒に逃げていく。

血族だと示すため御水ぎょすいを行った軒轅暉。見事に成功させ昆京は晴れる。

斉震に言われ昆京にやってきた宗越そうえつ。彼はかつて暮らした場所で、少女との思い出に浸っている。なにか思い入れがあるようだ。

戦北野を救った扶揺は感謝されるが、摂坤鈴せつこんれいを盗んだ疑惑は解消していないと同行を命じられる。そこへまた雅蘭珠が現れ、扶揺はこっそり町へ。すると、国公府の馬車に小七しょうしちに教えた目印が書いてあるのを見つける。追っていこうとするが、通関証明が必要で関を抜けられなかった。

夜中になると、扶揺は戦北野の部屋に忍び込み通関証明を盗み出そうとする。だが返り討ちに合い、朝まで柱に縛り付けられてしまった。戦北野は摂坤鈴を見つけるまで離さないと扶揺に言う。

翌朝、まだ付いていこうとする雅蘭珠に戦北野は付いてくるなと冷たく言う。そこで扶揺は彼女と一緒に行きたいと言いだし、けを提案した。

第11話 うごめく陰謀

扶揺フーヤオはずるをして賭けに勝ち雅蘭珠がらんじゅを連れていけることになる。雅蘭珠は12歳からずっと戦北野せんほくやの後について旅を続けてきたと扶揺に話した。

雅蘭珠は戦北野のために故郷・天煞てんさつの料理を作る。扶揺が味見をすると相当まずいらしい。雅蘭珠は斉震せいしんと会い帰宅した戦北野に料理を食べてほしいと言うが、はねのけられてしまう。それでも雅蘭珠が抱きついて離れないので、戦北野は扶揺を愛していると言い出した。

戦北野の不機嫌の理由は、斉震との面会にあった。戦北野が摂坤鈴せつこんれいを盗まれたことを話すと、斉震は知っていたような素振りを見せた。小七が居なくなったのも、摂坤鈴が無くなったのも斉震が関係しているのかもしれない。

斉震は屋敷に迎えた宗越そうえつのもとへ行く。そして太淵たいえん国王の症状の緩和、一時的な好転を頼んだ。もう少し生きながらえてもらわなければならないという。

扶揺は雅蘭珠の戦北野への想いを聞く。そこへ、偶然通りかかった一行が天灯てんとうを持っている。話を聞くと、今日は太淵最大の祭り上巳節らしい。願い事が叶うという天灯を求めて二人も出かける。

その頃、戦北野は腹心の部下である林易りんいに毒を盛られていた。すぐに気が付き飲むことはなかったが、信頼していた部下の裏切りに心を痛める。

皇太子と護衛 江楓こうふうも町へ見物に出ていた。そこで偶然扶揺を見つけ微笑む皇太子。雅蘭珠は美容膏を買う。

戦北野は林易を尋問している。扶揺を容疑者として連行したのは真犯人を探すためで、内通者がいることはわかっていた。戦北野は黒幕を尋ねるが林易は言おうとしない。

戦北野は林易に助けられた過去の話をする。恩があるため殺さないという戦北野に、林易は涙ぐんだ。戦北野は、黒幕が戦南城せんなんじょうで親や妻子が人質だろうと言い当てる。林易は自害してしまったが死に際に、まだ罠があると忠告した。

扶揺は雅蘭珠に、なぜ戦北野を「5番目の兄さん」と呼ぶのかと聞く。1番目が天煞てんさつ国王 戦南城せんなんじょう、2番目が戦北恒せんほくこうで戦南城の言いなり、3番目が戦北野、だが異母兄が2人いた。しかし、継承権争いの時に戦南城に殺された。戦北野は兵権と領地を差し出し生き残ったが、母 静太妃せいたいひが王の手中にあるため逆らえないという。

第12話 軒轅の血族

雅蘭珠がらんじゅ戦北野せんほくやを探しに行くというので、扶揺フーヤオは橋の上で別れる。そこで偶然、願い事をしにきていた裴瑗はいえんに見つかり、扶揺は軍に追われてしまう。

同じ頃、宗越そうえつは世子府に来ていた。宗越は素性を隠しているが、15年前世子府で皆殺しにされた文懿ぶんい世子 軒轅林けんえんりんの息子だ。宗越を世子府に導いた皇太子は、目を背けたまま供養もしない宗越を叱咤し、納棺したことと贈り物があることを告げて去った。

宗越は両親の位牌に向かって涙を流す。置かれていた封筒の中には雲痕うんこんの生年月日(辛未年6月4日)が書かれていた。

斉震せいしん戦南城せんなんじょうからの書状を受け取る。内容は戦北野を始末してくれれば長瀚ちょうかん山はいらないというもの。斉震は祭りの天灯を使い、戦北野の滞在地に火をつける。

斉震に狙われ殺されそうになっていることに気がついていた戦北野は、兵符へいふを紀羽将軍に託す。そして摂坤鈴せつこんれいを取り戻すよう任務を与えた。

戦北野を探しに戻った雅蘭珠は、火が放たれ見張りが殺されていることに気づき屋敷に潜入する。華麗な身のこなしで中にいた兵士と戦うが多勢に無勢で負けそうに。そこへ戦北野が現れ彼女を助ける。

裴瑗に追われていた扶揺だが、またも皇太子に助けられる。皇太子と別れると、偶然、小七しょうしちの印を見つけ昆京闘奴こんきょうとうど場へ。だがそれは裴瑗の部下の罠であり、扶揺は捕らえられてしまう。

皇太子も昆京闘奴場へ。目的はきゅうという男だ。その男は文懿ぶんい世子が襲われた時、宗越そうえつを助けた。皇太子は竜鱗甲という秘宝のことを尋ねる。それがなければ太淵は存在しない代物らしい。

扶揺は試合に引きずり出され、裴瑗は殺したものを解放し百両与えると宣言。扶揺は飛びかかってくる烏合の衆を蹴散らす。分が悪くなった裴瑗は撤退、闘奴の群れは扉を押し開け外に出ようとするが、外では兵士が待ち構えている。

うっかり雲痕

そこに扶揺!!!目の前に!!そこ!!うーーんこーーーーーん!!!って独り言を言ってしまった。しっかりしてください雲痕さん。

12話で宗越と雲痕の関係が明かされました。超わかりにくいけど、雲痕はいつも斉震養子とか父上って呼んでも義理父とかって表記されるんです。そう、謎が解けた。物心つかない頃だから飼いならされているのかなあ。

山にいた人物たちが、面白いように昆京に集まっています。感想書いていてこんなに「偶然」って使ったの初めてかもしれない。だって偶然がすぎるんだもの…なんでそんな偶然出会っちゃうんだよ。偶然の多用はよくない。

色んな人が暗躍してますが、今回一番腹黒いと言うか怖いなと感じたのは裴瑗の侍女。名前は忘れました。主の顔をボロッボロにしておいて平然とまだ仕えているし、扶揺を見つければ「あ!あいつが犯人ですぜ!」とばかりにしっかり教えるし。こわい。

そしてそして、初登場で一番魅力的だなと感じたのはやっぱり雅蘭珠ちゃん!初めてみた顔だけど他のドラマには出ているんだろうか。戦北野が大好きで、お転婆で武芸に秀でていてさっぱりした性格だなんてもう大好き!

願わくば、いつもの中国ドラマの「かつての親友が裏切り」パターンが起きないことだな。東華帝君と結ばれるといいね。東華帝君と言えば、白髪に白塗りにほんのりお化粧(青髭隠し)ですが、今回はもう黒髪黒ひげワイルドムハァ!って感じなんですよ。そうなってくると、あれ…?東華帝君以外に顎長くない…?とか、あれれ…東華帝君悪目立ちする系の青ひげなのね…とか…ねえ!!!

中国の俳優さんは脱毛しないんですかね、次!

第13話 変顔の術

数十人の闘奴とうどが場内から飛び出すと、待ち構えていた裴瑗はいえんが軍に矢を射らせる。扶揺フーヤオは奴婢を守るため戦うが裴瑗の放った矢を背中に受ける。傷を負ったまま扶揺は裴瑗に向かっていくが、すんでのところで皇太子が止めに入る。裴瑗は毒針を隠し持っていたのだ。

扶揺を止めた時、皇太子は傷を負う。皇太子は「個人的な恨みがある」と扶揺を裴瑗から奪った。そして助けに来ていた戦北野せんほくや雅蘭珠がらんじゅに託す。

軒轅暉けんえんき太淵たいえん国 新世子となる。

戦北野と雅蘭珠に介抱され目覚めた扶揺。戦北野は小七しょうしちと扶揺が盗みの犯人ではないとわかっていたが利用したと白状する。扶揺はそんなことで怒る暇もない、と小七を見つけられる確信を得ていた。

斉震せいしんの衛兵を勝手に使った裴瑗は叱責される。この騒動で、斉震は軍を統率する権利を奪われるらしい。裴瑗と入れ違いで雲痕うんこんが入ってくる。雲痕は軒轅旻けんえんびんが都にいることと、戦北野暗殺の失敗を報告。斉震は怒りながら、戦北野は利用するため生かすこと、軒轅暉を攫うことを命じた。

扶揺たちは国公府に潜り込むため宇文紫うぶんしという娘の立場を利用する。宇文紫は斉震により流罪にされ断絶した家柄だが、運勢を重んじる斉震により強引に呼び戻されたらしい。本物の宇文紫は駆け落ちしたため、雅蘭珠の換顔術で扶揺の顔を変え潜入する。

換顔術の注意事項は、5日しか保たないこと、水と鏡に写らないことだ。潜入した扶揺はさっそく屋敷を嗅ぎ回る。護衛である江楓こうふうから扶揺のことを聞いた皇太子は扶揺を助けるため影から見守っている。

翌日、扶揺は五色石の反応する場所を見つけるが…

第14話 御水の術

掃除をしていた奴婢ぬひに呼び止められた扶揺はそこが裏庭だと知る。夜になり戦北野と合流すると裏庭に潜入した。扶揺の持つ五色石は光り輝き助けとなる。

二人は摂坤鈴せつこんれいを見つけた。摂坤鈴を使った小七しょうしちの姿はないがその間には絆ができており、小七はどこかで苦しんでいる。摂坤鈴を取ろうとすると皇太子が現れ、今 手を出すと斉震せいしんの罠にはまる、斉震が摂坤鈴を使うまで3日待てといった。

太淵たいえん国王が回復してきた事を知った斉震は宗越そうえつを連れて王宮へ。宗越は太淵国王に素性を明かし「15年経ってもここは冷たいままだ」と言った。

宗越が戻ると斉震が待ち構えている。そこへ報告が入り、一度は回復した国王が崩御ほうぎょしたと言う。斉震は嘆き悲しむ振りをし、始まりだ、といった。

雲痕うんこんがさらってきた軒轅暉けんえんきの血と摂坤鈴を使い、斉震は御水が使えるようになる。翌朝、天に現れた巨大な滝は太淵に水を注いでいた。国王の葬儀で、斉震は章鶴年しょうかくねんに世子を出せと迫り、それが出来ないと知りながら謀反むほん人だと責め立てる。

そして自らが御水の力を持つと言いだし天に手をかざした。しかし水の勢いは衰えない。やっと水が治まったと思い斉震が振り返ると、そこには偽軒轅旻けんえんびん(天権国 皇太子)がいた。誰もが彼が水を止めたと思う。

扶揺は小七が捕らえられていそうな場所を見つける。だが先に裴瑗はいえん燕驚塵えんきょうじんが中に。裴瑗は扶揺をおびき出す囮にする、と無断で小七を連れ出した。助けに走りそうになった扶揺を、宗越が気絶させて止める。

第15話 軒轅旻の即位

王宮に戻った偽 軒轅旻けんえんびんこと皇太子は、斉震せいしんの前で愚かな世子を演じる。賊にさらわれ奴婢に襲われひどい目にあったと。斉震はもちろん信じておらず怒りに震える。そして、皇太子は太淵たいえん国王に即位した。

斉震を騙すため作った打撲を治療しに宗越そうえつが王宮にやってくる。扶揺が無事だと知ると皇太子はご満悦だ。そして葬儀の日に使った御水の力は「斉震の側にいた軒轅の力」だと言う。どうやら宗越とも関係があるようだ。

そこへ総管 曹成が、即位の折には祝賀の宴を開くと日取りを決めに来る。だが皇太子は宴はつまらん狩猟にと言いくるめた。

皇太子が人払いをすると、物陰から軒轅暉けんえんきが出てくる。だが軒轅暉の姿はみるみる変わり、太妍たいけんと呼ばれる女性になった。何らかの事情で彼女が代役をしたらしい。太妍は手助けすれば勝負する約束だ、と向かってくるがあっさり負け去った。

扶揺が国公府に潜入し5日目、術を施さなければもとに戻ってしまう。しかし小七のことが気がかりな扶揺は、祝賀の狩猟に裴瑗はいえんが参加すると聞き出かけてしまった。

狩場には未婚の女性が呼ばれ、斉震の罠が張られている。戦北野せんほくやもやってきて摂坤鈴盗難の話をして斉震と言い争いになる。そこへ裴瑗が小七を連れてやってくる。馬に奴婢を乗せ、それをおとりに見立てようというのだ。扶揺は堪らず追いかけ裴瑗と戦うことになる。

うん…こ…ん???

う、うん…こ…ん……お前だったのか…

雲痕がそんな重要キャラだったなんて知らなかったよ。多分協力したってことでいいんだよね???未だに、長孫無極さんを皇太子としか書けないのは一応本編を重視してのことである(細かいどうでもいいことにこだわる)謎な部分が多い。

謎といえば、宗越は軒轅の血を引くわけだけど御水全く出来ないんだろうか?最初の方の説明で、御水は軒轅一族でも操るのが難しいと言ってたから向き不向きがあるのかもしれない。その分、医学に精通した…?謎〜?

そんでもって、でました!お約束の変顔!顔変えられたら何でもできるじゃんよ。というかそんな事ができるなら、国公の背格好に似たおじさん仲間にして顔変えてなんやかんやさっさと済ませるか、裴瑗に化けちゃえばいいじゃん。それか他の権力者。いやまあいい出したらきりがないんだけど、ツッコミどころ満載。

あとなんか都合のいいときに五色石が光りだしてテレポートしてました。なんかもうあんぐりしちゃって書いてないけど。「お嬢さん、その石をしまってくれんかね…」って?ラピュタかよ。なんなんだよ。

なんか見てると、要所要所で、ハリーポッターかな?とか、あれ?あの名作かな?あらら???ってなります。こればっかりは仕方がないんだろうか。

今のとこの萌えキャラナンバーワンは宗越かな。復讐を胸に恨みを一筆一筆滲むような血で描きながら…みたいなこと言うてました、位牌の前で。いや〜大好き!苦労なくほこほこと育った誰にでも愛される才能に恵まれたやつなんてみたくないのよ!もっと不幸を演じて、表情筋が死んじゃった演技がたまんないわ。

相関図をみる限り宗越の相手役はいないので、願わくば皇太子と結ばれてください!

第16話 新王暗殺計画

扶揺は裴瑗の罠にかかるが、また皇太子に助けられる。そして木に吊るされていた小七を救い出した。3人で狩場をさろうとした時、幻生殿 殿主 非煙が現れる。彼女の狙いは皇太子だった。

扶揺は小七を戦北野に託して皇太子のもとに戻る。皇太子は枯れ葉で出来た巨大な人形に踏み潰されそうになるが扶揺が止めに入る。非煙は扶揺見て攻撃をやめ去った。彼女は帝非天の復活を望んでいる。

偽軒轅旻を演じる皇太子は扶揺を気絶させ祝賀の席に戻る。皇太子は国公に暗殺されかかったと言いだし、斉震は即位したので天が難題を与えたと切り抜ける。皇太子は芝居をして、救ってくれた娘が国公の家のものだったので宮中に迎えたいという。

宇文紫(扶揺)が覇者の星を持つと知った斉震は彼女を養女にして利用することに。扶揺は偽軒轅旻とグルなのでは、と疑われるが切り抜ける。国公府で与えられていた侍女 時嵐が皇太子の送り込んだ仲間だとわかった。

宮中では新国王の妃選びが急がれていた。どの権勢の息がかかった娘が王妃になるか、関心が集まる。

扶揺は国公府から逃げ出したいが、逃げれば宇文紫に関わるものが処罰される。そこで寝殿に石油を撒いて宇文紫が焼死したように見せかけ宗越の手を借り逃げ出した。だが宗越は怪我をする。

第17話 御鱗台を開く鍵

斉震の毒矢を受けた宗越は宮中の隠し通路まで逃げ込むが動けなくなってしまう。この日は、秘宝 竜鱗甲の在り処がわかる日で、宗越は偽軒轅旻との約束があった。

扶揺は宗越から約束の品を預かり、隠し通路を抜け偽軒轅旻の部屋へ。そこに国公府に入った刺客は偽軒轅旻の仕向けたもの、と疑った斉震が押し入ってくる。偽軒轅旻は扶揺を布団で隠し、情事の最中を装って難を逃れた。

宗越から託されたのは御鱗台を開ける鍵だった。衛兵がいて外に出られない扶揺は仕方なく偽軒轅旻に協力することに。

謀反を疑われ王宮から軍を引き上げた斉震。国公府に戻るがまだ火事は鎮火しておらず、雲痕も刺客を取り逃がし怒りに震える。

扶揺と偽軒轅旻は王宮地下の隠し通路を抜けて御鱗台の前に出る。そして鍵をかざすと御鱗台の上に竜鱗甲が現れた。扶揺はそれをみるとなにかに取り憑かれたようになり御鱗台の上へ歩いていく。扶揺の体は御鱗台の上に浮かび上がった。

驚く偽軒轅旻だが、扶揺が首から下げている五色石を見てすぐに状況を理解する。天権国皇太子は五色石を持つ少女を探し、帝非天の復活を食い止める任務を担っていた。

竜鱗甲が扶揺の体に施された封印を解こうとしている。天権国皇太子は、封印を解けば運命が変わり、解かなければ命に危険が及ぶ、と葛藤するが…

扶揺が目覚めると偽軒轅旻の寝所にいた。偽軒轅旻は扶揺の見る不思議な夢と石の関係、そして封印について教えるという。だが偽軒轅旻が身につけている玄霊真葉を一ヶ月以内に奪うことが出来たら、という条件付きだ。

扶揺は雅蘭珠に頼み顔を変えてもらう。そして焼け落ちた国公府の正殿に戻り、火事から生き延びたふりをした。

第18話 入宮の決意

火事のことを不審に思った斉震は、雲痕に宗越を見張るよう言う。雲痕は宗越の手伝いをしている最中に、宗越の左手から血が滴るのを見てしまう。だが斉震には報告しなかった。

雲痕が何かを感じているのと同じく、宗越も雲痕の手に残る古傷を見て彼が弟だと確信する。その夜、宗越の部屋を訪れた雲痕はなにか話をした様子だが…

紀羽将軍から鷹羽封よううふうという緊急の封書が届く。それを見た戦北野は建物の屋根に登り故郷に思いを馳せる。そこに雅蘭珠もやってきて、昼間 扶揺を助けに行くと騒いだことを謝った。二人は故郷の歌を歌う。

太淵国王 偽軒轅旻による朝議が始まる。偽軒轅旻は退屈そうに振る舞い、すべて国公 斉震を頼れとしか言わない。

朝議が終わると、総管 曹成がやってきて章鶴年が軍費の申請をし国王が承諾したと耳打ちする。

宮女として王宮に入る扶揺だが、その前に幽掖庭で生娘であるか検査されるらしい。その頃、町で扶揺が入宮するという話を耳にした戦北野は彼女を攫いに行く。幽掖庭に向かっている途中の宮女が攫われたため、騒動になる。

戦北野は森の中で扶揺と話をする。扶揺が目的のために入宮するのだと言うと、戦北野は聞き入れた。そして太淵を離れるため、因縁の摂坤鈴を扶揺に預けたいと言い出す。扶揺は必ず戻り、酒をおごれと言った。

身悶え宗越先生

小難しいこと言ってるようでいて、その実、特にその小難しい部分は内容に反映されないし関係ないっていう駄作の特徴…が…いやまあ話はそれなりに見れるし大丈夫!ね!宗越先生!

鳴り物入りで登場した戦北野こと東華帝君は、なんだか今の所かっこいいところが一つもない。川で溺れて、間違えて人攫いして、部下の使い方も間違っている気がする。うむ…雅蘭珠ちゃんはその間抜けっぽい所が良いのかい?

国公府を燃やすために扶揺が用意した生成済みの石油もあれどこから手に入れたんだろうな?ファンタジーだから何でもいいのよ!気にしないで!といいつつ気になる。あんなにどっさり用意する必要あったんだろうかな。

とにかく、今わかっている情報で行くと5州に5つ秘宝があって、それをうんちゃらかんちゃらすれば扶揺の封印が解けると。摂坤鈴もその一つだけど、摂坤鈴だけじゃ作用しないとかいう話か?で、ラブロマンスがしたいから扶揺を後宮にとりあえず入れたいと。

永遠の桃花キャストが結構出ているので(宗越も)かぶるところはあるけど、まあまあ面白く見れていると思う。前回に続きやっぱりお気に入りは宗越先生。弟の雲痕に出生のことを教えたんではないかって描写があったしこれからどうなっていくのかな。そもそも雲痕を養子にした経緯が不明である。

斉震に恨みがあって、もしわいが宗越の立場なら、治療と見せかけてジリジリ苦しみながら死んでいくように毒でも盛ると思う。ヘヘ…苦しみぬいて死ぬに死ねないやつな。次!

第19話 兄弟の宿命

宮女が攫われたことで、偽軒轅旻は斉震を疑い叱責する。斉震が何に変えても探し出すというので、偽軒轅旻は屋敷の火事で大変だろうと捜索は章鶴年に任せると言い出した。捜索には金がかかるため上奏されていた軍費の件も了承すると。

それを聞いた斉震は声を荒げる。偽軒轅旻は「王は誰だ」と耳打ちし警告した。そこへ扶揺こと宇文紫が見つかったと報告が。運ばれてきた扶揺は湖で溺れ気を失ったふりをしているが、偽軒轅旻に頬をつねられる。

扶揺を診察してもらうため雲痕は宗越を呼びに行く…昨晩の回想が始まる…。宗越は雲痕に出自を明かし、二人の父である文懿世子は斉震に陥れられ、その声望を恐れていた国王に始末されたと告げた。そして肩にある蛟竜の入れ墨を見せた、雲痕にも同じものがあるらしい。

扶揺の脈を見た宗越は「生と死の狭間にある脈」だと驚く。そして、黒は人を救い、白は人を殺す、朱色は使う前に聞けという薬を渡した。

戦北野が旅立ち、連れて行ってもらえなかった雅蘭珠は追いかけることにする。小七も誘うが、彼は扶揺が心配で行けないといった。

后選びの当日になった。偽軒轅旻は茶番を演じ、斉震が后を決めろとごねる。斉震が承諾しないので、后は外に出され「如懿回し」で選ぶと言い出す。西平郡王の娘 高普若は気が強く、庶子を馬鹿にし扶揺と争うがやり込められる。

選ばれたのは、8人。その中から、貴夫人に唐芷蓉、徳夫人に簡雪、淑夫人に宇文紫を選んだ。王妃に選ばれる四夫人にはまだ、賢夫人が残っているが偽軒轅旻はもうやめてと言って出ていく。

雲痕は宗越に言われ、文懿世子に仕えていた邱という男に会いに行く。世子を裏切ったと世間に謗られ生きてきた邱だが、真相は違った。一族皆殺しの勅旨を知った世子が二人の息子を守るため、邱に裏切り者として斉震の懐に入れと命じたのだ。

第20話 お妃選び

偽軒轅旻がふざけた妃選びをして臣下は飽きれるが、章鶴年はその才覚に気づいていた。偽軒轅旻は適当に決めたようにみせかけて、斉震の思惑を乱し、権力者の娘たちを均等に選んだのだ。

妃選びで扶揺と揉めた高普若の父 西平郡王は娘が選ばれなかったことに激怒し斉震を責める。だがそこへ、高普若を賢夫人とする勅旨が届いた。斉震は西平郡王の兵権が目当てで結託しているが、実はそのライバルに当たる唐伯年とも通じ、その娘 唐芷蓉を推挙していた。

斉震は不治の病に侵されていた娘 斉韻を迎えに行くよう雲痕に言う。斉韻は町の料理屋で料理長をしていた。三年の間料理修行に出ていたらしい。偶然姿を見かけた宗越は、幼い頃のことを思い出し驚いた。

国公府に戻った斉韻は斉震と再会し、白髪の増えた姿に涙を流す。そしておとなしく家にいると約束した。

扶揺と妃嬪たちはさっそく後宮に入る。輿に乗り遅れてやってきた高普若は自慢げで傲慢に振る舞う。それぞれの妃に宮が与えられる。王妃となるものが住むという永嘉殿には唐芷蓉、芷蘿居には簡雪、酔衍居には扶揺という詔で、名前がなかった高普若はまた激怒する。

扶揺が酔衍居に入ると、高普若が永嘉殿に住むとごねたので住まいを譲ったと簡雪がやってくる。一緒に住むことになった二人。

夜になり、偽軒轅旻は唐芷蓉をはべらせる。そして玄霊真葉を盗まなければならない扶揺も動き出し、太監を襲って服を盗み潜り込んだが…

第21話 玄霊真葉を持つ男

太監に変装していた扶揺だが偽軒轅旻にあっさりばれる。湯殿で二人きりになると玄霊真葉を巡って戦いになるが、扶揺は服を脱がされていく。偽軒轅旻は何度も惹かれ合う運命を受け入れようとしていた。扶揺に口づけする。

そこへ刺客が唐芷蓉を人質に入ってくる。唐芷蓉は気を失い、隠れていた扶揺は偽軒轅旻を守るため飛び出してしまう。刺客はあっさり引き、扶揺も玄霊真葉を手に入れられなかった。

偽軒轅旻は自作自演で刺客を用意し、斉震の息がかかった衛兵の不手際を作り上げ罷免にするのが狙いだった。斉震もそれに気が付き憤る。

後宮を歩いていた扶揺は、高普若が寒衣節で気を引くため幽鬼の出る萃梁殿から水霊鏡をとってくるよう命じたという話を耳にする。鏡に映ると正体がバレてしまう扶揺は、使われる前に壊しに行くことに。

宗越は不治の病で六歳まで生きられないと言われていた斉韻が元気になっていることを不審に思う。そして偽軒轅旻に竜鱗甲を斉韻が持っているのではないかと話した。

斉韻について街に出ていた雲痕。彼女が逃げ出したため追いかける。群衆をかき分け逃げる斉韻は待ち構えていた宗越に捕まり気絶させられた。そして兄弟は川のほとりで話をする。

雲痕は斉震に慈しみ育てられたと思っている。だが斉震は単なる下僕としか思っていない。雲痕は記憶のない生みの親よりも、育ての親に囚われている。さらに雲痕は斉韻のことを想っているようだ。雲痕は復讐には協力するが、斉韻には絶対に手を出すなと言う。

太監コスプレで萃梁殿に忍び込んだ扶揺は白狐を見る。そして萃梁殿住み幽鬼となろうとしていた仙是美に捕らえられ、摂坤鈴を取られてしまった。

運命に翻弄された兄弟の物語

で?よくないですか?というかもうそっちメインで見ております。

無理やり女主人公にするから難しくなっちゃうのよ。もっとこう、ねえ?

今回、はっきりと雲痕の出自が明らかになりました。さらにさらに斉震が珍しく優しく接する娘 斉韻ちゃんが出てきました。この役者はどこかで見たことある。

権力欲だけに生きている男かと思いきや、どうやら娘のために竜鱗甲が欲しくて契りを交わした大親友を裏切った様子。しかし?その後国まで手に入れようとするのは単なる悪党だな?はたまたなにか裏事情があるんだろうか。

扶揺が後宮に入ったことで妃嬪がドバっと増えました。でも扶揺以外これといって特徴のある美人が居ないんですが…?早々にこの人達退場だから?60話近くある中の三分の一使ってまだ何も解決してないんですがこのペースで封印全部とけるのか!?

とりあえず、高普若は早々に自滅してくれそう、唐芷蓉は斉震に利用されて消えそう、思惑が全くわからないのは簡雪、彼女は章鶴年にも認められる才女だそうなので後宮なんかに入れられて不服を覚えていそうである。敵と見せかけて仲間になるパターン?

うーん、しかし今回一番の見所、湯殿でくんずほぐれつ。いまいち萌えない。なんかなんだろう、モブ顔なんだよ軒轅旻。

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