【鬼谷子・全52話】19・20・21話のネタバレとあらすじと感想|黒幕の正体

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では、

「鬼谷子・聖なる謀」について

全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。

鬼谷子の登場人物

  • 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
  • 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
  • 今淑…韓の公主、韓王の妹
  • 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
  • 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 鍾萍…王禅の養母
  • 子布…史太晧の弟子
  • 呉起…楚の将軍、変法を唱える
  • 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
  • 嘯公…魏の朝臣

【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想

「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第19話「杖なき道の始まり」

塩城に着いた王禅が仇討ちの場に選んだのは、幼い頃に母を失った因縁の牢獄だった。姫呈との決闘を制して牢獄に火矢を放ち、駆け付けた姫元伯の目の前で、兵法書もろとも姫呈を炎に包む。仇と兵法書と師の史太皓という、これまで王禅を動かし導いてきたものが、すべて世から失われた。一方、周の朝廷では守旧派貴族たちが、姫呈の葬儀を王族待遇で行うよう天子に迫る。

ネタバレ「杖なき道の始まり」

塩城。姫呈は許弋を解放。

王禅は「牢獄で待っている」と因縁の地へ向かった。

牢獄。そこには当時と変わらず、母 鍾萍を縛った鎖が残されている。

姫呈は「お前が断つことができなかった鎖だ」とあざ笑う。

王禅は「あんたの姿を忘れない努力をした」と母を殺されてからの十年間、仇の姿を脳に焼き付けていたことを話す。

その頃、塩城に到着した姫元伯は高台から敵討ちの行方を見物している。

牢獄。2人は激しくぶつかり合う。

王禅は負けたと油断させ、姫呈の得意技でやり返した。

牢に入れると、周囲を鎖で巻きつけ出られなくする。

そして、兵法書を牢の中に投げ入れると立ち去った。

そこへ姫元伯がやってきた。

姫呈は「王禅にはかられました、助けて下さい」と頼む。

姫元伯は床にまかれた油に気づき逃げ出す。

姫呈は兵法書を盾に助けを乞う。

王禅が火矢を放ち、姫呈と兵法書は姫元伯の目の前で燃えていった。

史太晧の屋敷。大梁に戻った姮娥は1人で父の弔いをする。

そこへ笵渠と姚子英が戻った。

許弋は去ったという。

姚子英は健于が姫元伯であり、史太晧を殺した仇だと教えた。

王禅も戻るが、姮娥は誓いを守り避ける。

周の王宮。臣下たちは王族に連なる姫呈には格式高い弔いをすべきと議論している。

知らせを受けた周の天子は、魏王と皇后の前で「命を狙いながら俸禄を得ていた」と姫呈のことを批判した。

魏王は「罪を天下に布告すべき」と進言。

朝議。しかし、周の天子は臣下の前であっさり意見を変えて王族級の葬儀を行うことになってしまう。

さらに忠烈将軍というおくり名まで与えた。

朝議の後、魏王は「逆臣共を突き止めます」と申し出た。

しかし周の天子は「もう幕引き、面倒ごとに巻き込まないでくれ」と突き放す。

王后は修練をしている太子の様子を見に来た。

そこへ弟である魏王がやってくる。

王后は朝議でのことを心配していた。

魏王は「魏の祖先も周に連なるが、庶出のために軽んじられ、老臣の反発を受けた」と意見が通らなかった悔しさを語る。

王后は、父や王錯、そして自分がしたように耐えるべきだと言う。

しかし魏王には「変法を成して秩序を正す、天下統一のためにも悪には厳罰が必要」と王錯の遺志を継ぐ決意がある。

王后の部屋。王后は変法を急ぐ弟に「同調を期待しても…わからないの?天子様は…」となにかを伝えようとした。

そこへ周の天子がやってくる。

何を話していたかごまかす王后だが、周の天子は変法の話か?と言い当てた。

そして「王族には百害あるのみ」と変法を拒否する。

魏王はその二枚舌に呆れ「お心がわかりません」と返した。

周の天子は「魏の国内で進めよ」と取り合わない。

感想:敵討ち

王禅は長年の宿願を果たしました。

しかし姫元伯は殺さずという謎状況な。

刈首営の事件が一段落して、次は魏王による変法に移る様子。

魏王はなんだかいい人なんだけど、危ういところがあるのでとても心配。

あと周の太子くんも恐ろしい目をしていて心配…

心配ばっかりだよ。

許弋は史太晧の行いを受け入れられず去った様子。

でもいつか戻ってきてくれると信じております。

許弋を見てると、弱い人間だって器用じゃない人間だっているようなと思えるから。

第20話「虎賁将軍」

周都では姫呈亡きあと、天子の身辺守護をする新しい虎賁将軍を決めるべきだとの声が高まっていた。天意に従うとする天子の意向で卜占が行われた結果、示された人物は姫元伯であった。無名の若者の就任に反発する大臣らを納得させるため、天子は武芸の腕比べを命じる。一方、姫元伯は「智児」と名付けた奴隷の女をそばに置くことに。また、魏王の姉であり周の王后のウェンは、かつて天子が愛した侍女とその息子の行方を捜していた。

ネタバレ「虎賁将軍」

韓の王宮。今淑は婚礼衣装を眺めながら微笑んでいる。

そこへ兄である韓王がやってきた。

今淑は「いつか自由な暮らしを望んだらお許しに…?」と聞く。

韓王は今淑の握っている神鳥に気付いた。

「王禅のために危険を犯すとは、その価値があるというのか」

「私の望む未来です」

今淑は婚礼衣装に触れ幸せに満ちた顔をしている。

大梁。姮娥は父を弔っている。

父を傷つけ、許弋を救うこともできず、健于に敵討ちをする力もない。

誓いのために王禅に会うこともできない

姮娥は「どうすればいいの」と涙を流した。

周の王宮。周の天子は次の虎賁将軍を決めるよう迫られる。

周の天子は「それは天が決めること」と卜占を命じる。

すると適任は姫元伯だと出た。

王后は「天子様が回復してから改めて検討を」と保留にする。

周都 夜の街。姫元伯は髪の毛で奴隷印を隠し、貴族の青年として周で暮らしている。

その夜、姫元伯は姫呈の殉葬のために連行される奴隷たちとすれ違った。

姫呈はその中にいた一人の女を連れ帰る。

周の王宮。卜占の結果を聞いた周の天子は「天が示したならそのものに」と命じる。

しかし大臣らは無名の若造には任せられないと反対していた。

それを聞いた周の天子は「姫元伯も含め腕くらべをさせろ」と命じる。

姫元伯の屋敷。姫元伯は奴隷の女を屋敷に連れ帰った。

女は名前がない、両親もいない話す。

そこで姫元伯は女に智児と名付けた。

下がるよう命じると、智児は服を脱ぎ始める。

夜伽のために連れてこられたと思っているのだ。

姫元伯は智児に下がるよう言って床に入った。

その夜、姫元伯は過去の夢にうなされる。

母を失い1人になった姫元伯は、同じく孤児となった智児という女の子と支え合った。

智児の口元には、奴隷の女と同じほくろがある。

姫元伯は家臣に救われ、智児と離れ離れになった。

悪夢にうなされて起きると、部屋の隅で智児が縮こまっている。

智児は一晩中そこにいたようで足がしびれて立てない。

智児は洛邑の奴隷収容所から来たこと。

女の奴隷の日々は死ぬより辛いこと。

死を求めて殉葬に志願したことを伝えた。

そして「戻りたくない、疎ましく思えば殺してくれ」と頼む。

姫元伯は約束した。

周の都。腕くらべの日がやってきた。

姫元伯は1人目をあっさり倒し、2人目には取り巻きを加え複数人を一気に相手する。

そして見事に勝利した。

姫元伯は試合を見守っていた天子、王后、朝臣の前で姫呈の屋敷で見つけた刈首営との結託の証拠を示す。

「この場にも繋がっていたものがいるはずだ」

その言葉に一部の朝臣は怯えた。

しかし、姫元伯はその証拠を燃やしてしまう。

そして「天子に心から忠誠を尽くす」と宣言し、その場を仕切ってみせた。

蔵書閣。王后は天子に仕えた侍女の名前を探す。

しかし記録が消され、目当ての侍女の名前は分からない。

王后は密かに王宮を出て、芮という侍女に会う。

そして「天子と関係を持った盈児」という侍女のことを聞いた。

盈児には天子との間に一人の男の子供がいた。

王后はその子供の行方を探しているのだ。

王后は「3人の侍女うち、残る1人が男児を連れて逃げたのではないか」と芮に聞く。

そして、処刑されるはずだった芮が生き残ったのは、褒美をもらったからではないかと。

王后の話を聞いた芮は、剣を使って自害してしまった。

泮宮の広間。天子のもとに姫元伯がやってきた。

天子は「世の一連の芝居は見事であったか?」と笑う。

刈首営を裏で操っていた黒幕は、周の天子だった。

天子は「諸侯など傀儡

奴らに殺し合いをさせ

王鼎を作り直す日は諸侯を滅ぼす日になる」と本音を話した。

姫元伯は「楚と手を組み魏を葬るべき」と進言する。

天子は「やっとそばに来られた

わざと苦労させ武芸を磨かせたのは相応な人物だと納得させるためだ」と姫元伯にいう。

姫元伯は天子のことを「父上」と呼んだ。

天子は息子の額の奴隷印を見て顔を曇らせる。

そして、見せたいものがあると別室へ。

そこには祭祀で使われる太鼓があった。

「前魏王が送ってきた、その皮はお前の母の皮膚だ」

ショックを受ける姫元伯。

「お前の母は善良な侍女だった

しかし、前魏王が娘を娶れと脅してきた

私は愛を選んだ

娘と子供は魏王に殺され愛してもいない女を娶って天子になった

祭祀の度にこの太鼓を叩く…」

天子は「余に比類なき無敵の天子となれ」と息子に願う。

姫元伯は力強く太鼓を叩いた。

感想:

誰…?

王后が人相書き広げて「瓜二つだわ…」ってつぶやくんだけど、マジで誰だかわかんない。

あまりにもブス似顔絵過ぎて困惑した。

一旦停止して5分くらい眺めてやっと、姫元伯…?っぽい…?という結論に達しました…皆さんはどうですか?

アニメ絵が出てくるときも困惑するけど、これもこれで困惑するな。

しかし、史太晧は太鼓発見して気付いてたのになんで言わずに死んじゃったんだろう。

言うタイミングなかった?

というわけで、ここからは天子親子による魏国への復讐の始まり編ですな。王后が無事だといいけど。

第21話「雷に打たれても」

自分を娶るよう迫る今淑を王禅は拒絶。「王禅とは二度と会わない」というコウ娥の天への誓いを知った王禅は、愛を捨てきれず苦悩するコウ娥のもとへ行き、「どんな責め苦を受けようと一生そばにいる」と愛を告げる。2人の密かな愛が初めて通じ合った瞬間だった。一方、会盟での敗北から再起を目指す楚も、魏と同様、変法による富国強兵を進めようと試みる。周の天子は魏の変法を阻止しようと、姫元伯を魏へ送り込む。

ネタバレ「雷に打たれても」

姫元伯の屋敷。屋敷に戻った姫元伯は智児のもとへ行き、強く抱きしめる。

「何があったんですか」

「こんなに弱い自分は初めてだ

6歳のとき喉を裂かれる母親を黙ってみていた

9歳で宮廷から逃げた

3年世話をしてくれた侍女は餓死しないよう生きたまま自分の肉を裂き私に食べさせた

女は死んだ

その時、涙を流すこと意味はないと悟った

私は侍女の死体をむさぼった

弔い人は獰猛な野獣に食い荒らされたようだと言った

お前は純粋で温かい、ぬくもりは力をくれると知った

母が受けた残酷な仕打ちを知り、虎賁将軍となった

しかし無意味だ、すでに魏王は死んでいる」

黙って話を聞いていた智児は姫元伯を抱きしめた。

「もう二度と愛を失いたくない」

「あなたの智児として一生おそばにいます」

楚。会盟での敗北から、楚王は必ず七国の覇主の座を奪い返してみせると変法による改革を推し進めた。

しかしそれは王錯の主張した庶民や奴隷を救うためのものではなく、兵力増強による国力強化を狙ったものだった。

楚王は変法に呉起を起用し、権力を与える。

特権を奪われたくない太子や大臣たちは楚王と対立。

楚は一触即発の情勢になってしまう。

ある日、楚王は太子や重臣を呼び出し堕落した生活を叱りつけた。

呉起はその場で変法を進言。

「貴族の土地を農民に与え農地に

功を立てたのもには爵位を

庶民だけでなく奴隷にも

変法により強大な軍を作る」

楚王は呉起に変法の権利を与える。

韓の王宮。韓王のもとに楚王から婚約の催促が届いた。

それは、前王が生前に結んだ今淑と楚の太子との婚姻だ。

韓王は「今まで拒んできたのは、両国の力の差が大きく今淑に何の利点もなかったから」と話す。

しかし、現在の楚は情勢が不安定。

楚王が没し太子が即位すれば、今淑は強国の王妃になれる。

韓王は今淑に「理想と愛情のどちらを選ぶか決断を」と言った。

今淑は王禅を選ぶ。

大梁。姮娥は王禅を思い苦しんでいる。

養蚕場。王禅のもとに花嫁衣装を着た今淑が現れた。

今淑は「裾を短くした、家事には不要だから」と健気な話をする。

「私だけを思ってくれなくていい」

「姮娥だけだ」

「わたしに傷を与えたのに?」

「後悔している」

「私を妻にして」

「それ以外の望みなら何でも叶える」

「夫婦にはなれないわよ、二度とあなたに会わないと姮娥は誓ったから」

誓いの内容を聞いた王禅は「姮娥のためならどんな責め苦も受ける」と言った。

王禅は今淑から神鳥を取り返す。

霊廟。姮娥は「王禅をお守り下さい」と神に祈っている。

そこへ王禅がやってきた。

姮娥は誓いのために王禅を拒絶する。

王禅は無理やり今淑をおぶって屋敷に連れ帰った。

突然の雷雨。

王禅は屋根に登って剣を空に向け「雷で打て」と叫び始めた。

「打たぬならここに誓う、王禅は姮娥とともに生きると、生涯守り続ける!」

王禅は姮娥にキスをし、姮娥は「一生あなたのそばにいる」と誓った。

帰路についた今淑を雷雨が襲う。

「なぜ私が責め苦を受けるの」

雨に打たれながら今淑は嘆く。

周の王宮。周の天子は「魏と楚の変法が成功すれば秩序が乱れ周の礼法が軽視される」と危惧している。

そこで、虎賁将軍となった姫元伯に「魏へおもむき、変法を阻止せよ」と命じた。

養蚕場。王禅のもとに田清から密書が届く。

「姫元伯が虎賁将軍に早急に対処を」

同じ頃、王后も魏王に手紙を書いていた。

「天子は変法を認めぬ、見合わせるべし

虎賁将軍の姫元伯が魏へ向かった早急に対処を」

弔いの儀。

史太晧の棺の前に学徒たちが集まる。

そこへ許弋が現れた。

許弋は自らの現状を嘆き「両親は亡骸も見つからないのに、師父は立派な棺で眠っている」と嫌味を言う。

王禅は止めるが、事実は1つ史太晧が両親を殺したと聞き入れない。

「お前らの理想のために何人も殺された」

そこへ姫元伯が弔いにやってきた。

許弋は殴りかかるが返り討ちにされる。

姮娥も「消えて」と拒絶した。

しかし姫元伯は「相容れぬ組織に属したため殺すしかなかった、私が望んだのではない必然の結果」と自らを正当化した。

感想:結ばれたのかしら

キッスしたところしか映像がなかったけど、結ばれたのかしら?

いいような…なんとも…いい難い…オープニングで盛大にネタバレしておいてこの展開だもんなあ。

それに比べたら健于が姫元伯だったなんてかわいい話だよ。

さてさて、続々と魏に集結し話が進んでいきます。

姫元伯が智児を得たからと言って、他人に愛を持って接するわけがないので、弔いに来たのはどういう意図があるんでしょうね?

それから今淑はあっさり振られたけど、彼女の性格なら絶対王禅を許さないよな。

チンを切り落とすくらいのことはしそうである。

あともう一個だけ!楚王のいばらの鎖ってなによあれ。

なんでワニとかいばらの鎖とかちょっとSMチックなのかしら。楚王にそういう趣味があるの…?

次回、22・23・24話はここから!

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