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【全話】あらすじ・ネタバレ・感想
「山河令」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第10話 ネタバレ「狂気の果てまで」
安吉の四賢の悲惨な死によって関係がぎこちなくなった周絮と温客行は、それぞれ酒で憂さを晴らす。一方、高崇は娘・高小怜と張成嶺を結婚させようとし、それに反発する張成嶺は顧湘に周絮と温客行に会いたいと訴える。そんな彼に顧湘は同情するが、鬼谷の谷主としての身分に戻った温客行は、手下の悪鬼たちを呼び集めると……。
仁義坊。
四賢の遺体が並べられている。その側で温客行は埋葬するための穴を掘っていた。
そこへ周子舒がやってくる。
温客行は動揺する気持ちを隠しながら「お前は死神か?一緒にいると死体を見る」とぎこちなく笑った。
「江湖は悪意に満ちて生き辛い、安らかに眠ってくれ、来世では実直になり過ぎるな
あなた方の死は不合理だった」
温客行は安吉の四賢の死が想定外のものであったことを認める。
周子舒は穴を掘る温客行の手を止めた。
「凡人は自分の首を絞めたといったな、反論はしないが悪人ではなかった安吉の四賢は災難に巻き込まれ命を落とした
嬉しいか?これが望んだ結果か?」
「悪人か…」
温客行は周子舒の手を振り払い「そうだ、安吉の四賢は悪人ではない、では周首領が殺したのは全員悪人だったのか!?」と言い返す。
「そうか、よく分かった」
周子舒は何も言わず立ち去った。
悦樊楼。
周子舒は1人で楼閣に登る。
温客行の言うように、かつて天窗の首領だった周子舒は幼い女の子にも手をかけたことがある。
節度使、静安郡主、畢長風、始末してきた人間は数しれないだろう。
「知己だと思っていたのに、罪を犯してきた私達のような者の人生は問いようがない…もういい、私が間違っていた」
1人思案する周子舒を韓英が見つめていた。
妓楼。
温客行は安吉の四賢の埋葬を放り出し、妓楼で女遊びをする。
箱の中には大量の琉璃甲が入っていて、価値を知らない女達は「瑠璃はどれもかけていてもったいない」と言った。
温客行は女達と一緒に浴びるほど酒を飲む。
「あるものを手に入れたが無くしてしまった。見つからないと思ったが、何年も後になり再び現れた…
だが時が移ろい、それをもはや得られない」
温客行は酔ってしまった女を相手に意味深なことを話す。
酒楼。
周子舒も1人で浴びるほど酒を飲む。
祟武殿。
沈慎が戻り「封暁峰を取り逃がした」と申し訳無さそうに報告した。
趙敬は「縁者や弟子に亡骸を託した、掘りかけの墓の跡があった」と報告。
丐幇の仕業ではないかと疑う趙敬に、高崇は考えすぎだと答える。
そこでふと高崇は「傲崍子を殺したのは本当に鬼谷なのか?」と聞いた。
沈慎は「傲崍子が街で姿を消した後に冥銭があった」と証言。
趙敬は「あの晩は宴のあとで酔っ払っていたはず、お前は傲崍子から琉璃甲を強奪するため追ったのか?」と問い詰める。
沈慎は「泰山派を襲ったのは事実だが傲崍子は殺していない、そもそも陸太冲が最初から五湖盟に琉璃甲を渡していればよかった」と主張した。
華山派。
掌門 于丘烽のもとに弟子がやってきて「仁義坊は華山派を侮った」と憤りを伝える。
于丘烽は弟子を叱りつけ「今後は勝手に関与せず報告しろ」と命じた。
于丘烽は息子 于天傑の行方を探しているが、手がかりもなく焦りを隠せないようだ。
そこへ「泰山派の弟子が来た」と知らせが入る。
弟子は「傲崍子の死には裏があり、五湖盟の仕業だろう」と話しているらしい。
于丘烽は弟子に面会せず、不在を装った。
韓英の部屋。
昨晩しこたま酒を飲んだ周子舒が目を覚ました。
部屋の中には神仏が祀られている。
そこへ韓英が現れた。
韓英は昨夜 密偵から周子舒が酔いつぶれたと報告を受けかくまったようだ。
「天窗の密偵は腹心だったので事なきを得たけれど、気をつけてください…」
「怯えて暮らすなら脱退した意味がないじゃないか」
改める気のなさそうな周子舒に韓英は「荘主が七竅三秋釘を作ったのだから、治すこともできるのでは?治す方法が西域や他の地方にはあるかもしれない、お供します」と申し出る。
周子舒には全くその気が無いようで「強欲な私を天は治さないだろう」と言った。
「いつから神仏を?」
「願望を抱くようになった今、神仏に頼らなければやっていけないのです」
「私が誘い込んだ道で、神仏の加護は得られないぞ」
「この道の他は死あるのみです」
「昨夜は助かった、しかし私と関わればお前が危うい、天窗でうまく立ち回れ」
別れを切り出し立ち去ろうとする周子舒。
韓英は周子舒を呼び止め「悩みがあるなら命懸けで解決します」と申し出た。
周子舒は少し戸惑い、持っていた偽物の琉璃甲を見せる。
「2個を信州へ送りましたが、なぜまだあるんですか?そういえば、2個とも同じ形でしたが、晋王の持つ絵では5個とも違う形をしていました」
周子舒は模造品が出回っていると教える。
韓英は「お望みなら晋王に送った2個の琉璃甲を取り戻します、忠誠を誓ったのは荘主です」と言う。
周子舒は「深入りするな、生き抜くことが私への忠誠、この言葉を忘れるな」と引き止める。
山荘。
黄鶴と桃紅・緑柳が話をしている。
桃紅は「偽物にしてやられた」と憤った。
そこへ「高崇が高小怜と張成嶺を婚姻させる」と情報が入る。
黄鶴は「高崇が張成嶺を取り込めば、すべては高崇の思うままになってしまう」と危惧した。
松柏居。
訓練から戻った張成嶺を顧湘が出迎えた。
「おやつよ泣き虫くん!」
木の実のCM入ります。
張成嶺の顔のあざに気づいた顧湘は「誰にいじめられたの!懲らしめてあげる!」と憤る。
途端に張成嶺は泣き出してしまった。
「意気地なしね!泣かないで!高崇に訴えればいいのよ」
「なぜみんな私を憎むんだ…?」
そこへ高小怜がやってきた。
「その顔どうしたの!?」
張成嶺は突然かしこまり「高師姉」と呼んで距離をとった。
「いじめられていません、手合わせで技量が足りなかったんです」
顧湘は空気を読んで退室。
高小怜はそれ以上聞かず「桂花を使ったお菓子を作ってきたの、故郷の特産でしょう」と気遣った。
「お持ち帰りを、操り人形にはなりたくないです、婚姻には承諾しかねます、私が承諾すれば師姉を横取りしたと非難されます」
高小怜は泣きながら出ていった。
外で様子を伺っていた顧湘は「優しくされて何が不満なの」と聞く。
「高小怜さんは悪くないんだ」
「わかった、もういいわよ」
張成嶺は軟禁状態であること、周子舒と温客行に会いたいことを素直に話す。
妓楼。
顧湘は温客行のもとへ。
張成嶺と高小怜の婚姻のことを知らせた。
「高小怜は一番弟子の鄧寛と恋仲でした。周知の仲だったので、批判が出ています。鄧寛は喜喪鬼が行った遊戯の生き残り、今も昏睡しています」
「下手人が分からぬと?」
「遊戯は私も見ていましたが、鄧寛はかすり傷程度で昏睡するはずがないのです」
「生首の一件は無常鬼の仕業だな、お前と喜喪鬼は何を知っているんだ?」
「特に何も???」
顧湘は張成嶺が「外に出たい、2人が恋しい」と話していることを素直に伝えた。
「だから?」
「別に…ただ可哀想だとおもって…」
「私の計画に口出しする気か?」
「滅相もない」
「お前は無心紫煞だろう、人と鬼の道は違う、人が鬼に同情すると思うか?」
突然鋭い視線を見せた温客行は、張成嶺を引き続き見張れと命じる。
「私を異常だと思うか?」
顧湘はうんうんうん!と首を揺らしてうなずいた。
「いつか正気を失ってお前を殺すかもな」
「殺されて幽鬼になっても付き従います!」
岳陽派。
高小怜が父 高崇と沈慎のために心を鎮める蓮の実の汁物を持ってきた。
高崇は「我々は飲まないので、張成嶺に持っていってやれ」という。
「父上、なぜ私に一言も聞かず婚姻を決めたのです」
「ひとまず婚約して、年ごとになったら結婚すればいい」
「愛がありません」
「子供の婚姻は親が決めるもの、歯向かうとは恥知らずだ!」
「私にも尊厳があります
命令通り張成嶺に好意を示しても拒絶されました、怒らせることはしていません、どうして私が父上や張成嶺に冷たく扱われなければならないのですか」
高崇は必死の訴えに返答せず「汁物は誰かに届けさせる」と言う。
高小怜は泣きながら部屋を出た。
顧湘と曹蔚寧は仲良く食事中。
そこへ鬼谷の配下である流しの娘が現れた。
顧湘は密偵に「出会えた喜び」という曲をリクエストし任務を伝える。
それは鬼谷の招集を示す暗号なのだが、曹蔚寧は勘違いして「選曲は私への告白か!?へへ^^」とご機嫌になった。
傾玉楼。
傾玉楼の門前に谷主の招集を示す絵が描かれている。
羅府。
鬼谷 谷主 温客行の招集を受けて、十大悪鬼たちが羅府に集まった。
温客行は「青崖山から出ることを許したのは、吊死鬼を捕らえて琉璃甲を取り戻すためだ」と悪鬼たちの悪行を話し始めた。
悪鬼たちの起こした災禍は3つだ。
丹陽派を途絶えさえ鏡湖派を滅ぼすと、泰山派の掌門を殺して亡骸を吊るした。たった3ヶ月で鬼谷と五湖盟の20年に及ぶ平穏を破った。
「実に見事だ」
羅浮夢は「罪をお許しください」と頭を下げる。
「皮肉だと思ったのか?私は皆を褒めているんだ。任務には失敗したが、私達悪鬼の本業に励んだのだから」
羅浮夢は弟子を殺して陸太冲を憤死させていた。
温客行は「私が責める予定が台無しだ、お前の過ちだぞ」と責めるが罰は与えない。
「鏡湖派は一夜のうちに滅びたな」
悪鬼たちは顔を見合わせ誰も声を上げない。
「ここにはいない?ならば長舌鬼だな?無常鬼、お前の配下だろう?」
無常鬼は長舌鬼が鬼谷を出てから従わないと罪をなすりつける。
温客行は「鬼谷の掟は弱肉強食、長舌鬼が無常鬼を殺せば新たな十大悪鬼の首領だ
お前たちに私を殺せたら幽鬼になって従おう」と微笑む。
問い詰められた無常鬼の配下 白無常は「滅相もない」と返事をした。
「食うか食われるかの死闘、私が死ねば谷主に取って代わるのでは?」
温客行は白無常の首を片手で掴み空中に釣り上げた。
「生首を捨てたのはお前だな?」
問い詰められた無常鬼は「白無常の失策です、代わりに始末してくださり感謝します」と答える。
「泰山派の掌門は?開心鬼だな?お前の印があったぞ」
傲崍子の口は左右に引き裂かれ、開心鬼と同じように縫われていた。
開心鬼は「濡れ衣です」と答える。
温客行は「他の楽しみを探そうじゃないか、もうすぐ犬の大会がある生き残った老犬3匹を叩き潰せ」と命じる。
感想:谷主
どこまで匂わせだったのかわからないけど、温客行がはっきり谷主と呼ばれるシーンが出てきました。
普通に見てれば第1話で気付くのかな…?いや…?一応隠してる設定なのかな…?
はじめに出てきた紅い衣を着た谷主も温客行も、いつもくるみをゴリゴリ手のひらで弄んでいるんだけど何か意味があるの?ただの匂わせ?
さーて、正直なとこ申しますと別に温客行が谷主だろうが性格が極悪非道だろうが結構どうでも良かったりします。
周子舒には優しいし、ひどいこともしませんし、むしろ慈しんで守っているし…
これから行われる温客行の芝居を、周子舒は人々を助ける(張成嶺を助ける?)ために止めるんだろうけど、それが回り回って温客行を救うことになればいいなと思いますな。
谷主って世襲なんだろうか?じゃあ彼が谷主になったことをよく思わない鬼もいる?
第11話 ネタバレ「生死を共に」
岳陽派が英雄大会の準備を進める中、周絮の署名がある偽の手紙でおびき出された張成嶺は、毒蝎四大刺客のショウ羅漢にさらわれる。だが、それに気付いた周絮が後を追い掛け、温客行も駆け付けたことで、蝎王の手に落ちようとしていた張成嶺は救われる。そこで2人に深く感謝した張成嶺はついに、隠してきた琉璃甲について口を開き……。
放送後に追記します
感想:
第12話 ネタバレ
放送後に追記します
感想:
次回、13・14・15話はここから!
山河令の感想の更新もお待ちしてます。
はじめまして遥さん( ¨̮ )/コメントありがとうございます!
おまたせしてしまって申し訳ないです…
必ず最後まで感想を書きますのでもうしばらくお待ちいただけると幸いです!