田舎産まれ田舎育ちで都会に出てきて、将来は田舎でのんびり暮らしたいなあとぼんやり思い描いている20代のどこにでもいるものです。
NHKの番組「やまと尼寺精進日記」(音羽山観音寺)の魅力に取り憑かれてしまったのでどこよりも詳しく解説していきたいと思います。
やまと尼寺精進日記って?
現在は、毎月最後の日曜日18時から30分間(たまーに1週間早まることあり注意)定期的に放送されています。
Eテレの公式番組ページにも放送予定が掲載されているのですが、ちょっとわかりづらいですよね。
この放送を逃しても、土曜日の午前5時半に再放送が行われています!
献立に関する特番「季節の恵み献立張」や総集編の特番SP「やまと尼寺 くいしんぼ日記」なども放送されました。
やまと尼寺 献立張の放送日時
やまと尼寺で実際に作られたレシピを紹介する3分番組「やまと尼寺 献立張」では本放送では紹介されなかったレシピなども放送されています。
初回放送は毎週木曜日22時47分から、再放送は毎週金曜日11時50分からとなっています。
やまと尼寺の宿坊に泊まりたい!
やまと尼寺こと音羽山観音寺ですが、一度廃寺になったため、鮎釣り名人いわく「檀家のないお寺」なんだそうです。
なので宿坊に泊まった方からの宿泊費や予約制の精進料理がお寺の現金収入になります。
他にジャムや干し野菜、梅干しなどといったご住職たちの手作り食品を販売されています。
今は都会に出ていますが私はど田舎の出身なので、農作物を山程もらったり畑からとったばかりの作物を調理したり、食べきれないものを加工したり干したり、さらには外から聞こえるのは自然の音だけ…という環境にめちゃめちゃ飢えているのです!田舎帰りたい…
冬は参道が凍って大変なようだし、夏はめちゃくちゃ暑い様子でいつか絶対にいこうと思いながらものびのびに。
いつか必ず行ってレポを書きます。
「やまと尼寺精進日記」の舞台はどこ?
奈良県桜井市の山中にある、音羽山観音寺が舞台です!
桜井市といえば、まぼろしの邪馬台国ではないか?と言われている纏向遺跡や、国の女王であった「卑弥呼」の墓ではないかと言われている箸墓古墳などがあります。
他にも数多くの遺跡や古墳が現存している古代ロマンあふれる魅力的な土地!
この纏向古墳周辺は、前方後円墳が最初に作られた場所だと言われていれ先に紹介した「卑弥呼」の墓は日本でいちばん古い前方後円墳だと言われていて・・・
本当のところは解らなくても、歴史のロマンを感じてワクワクします!
音羽山観音寺は桜井市の中心地から南に行った山中にあるみたい!
登場する皆さんをご紹介
ご住職の後藤密榮さん・副住職の佐々木慈瞳さん・お手伝いのまっちゃんの三人です
後藤密榮さん(尼寺のご住職)
岐阜県出身の笑顔が素敵なご住職です。
現在の年齢は68歳2月のお生まれです。
お年にしてはお肌ツルツルでシワもしみもあまり目立たなくてやっぱり自然の恵みのおかげでしょうか。
ご家族は、梅酒の回に弟さんが一度出演されたことがありますがそれ以外は不明。
お正月に、若夫婦や子どもたちが集った場面があったのですがその人達がご親族かな?と勝手に推測しております。
荒れ果て廃寺になっていた音羽山観音寺に平成元年ごろに1人でやってきて、地元の方やご信者さんと協力して参道を直したりお寺の修繕をしたりと今の美しいお寺を作り上げてこられたそうです。
ご住職は野草やハーブの知識が豊富で、畑を作って育てているものもあれば自然に山に生えている草などもとってきてあっという間に美味しそうな精進料理にしてしまうんです!
最近放送された中でご住職のセンスに感動したものがありました。
「庭の草ドレッシング」というご住職が愛情込めて育てているお庭からなんでもとってきて、それをみじん切りにし、香草塩とオリーブオイルと酢と黒酢とだししょうゆに混ぜるというすごくおしゃれなドレッシング!
分量は、
お好きな草たち
青じそ・赤じそ・レモンバーム・ウイキョウ・ミョウガ
香草塩(干して砕いた野草に塩を混ぜたもの):小さじ3
青じそ・バジル・ローズマリー・ペッパー・エゴマ・山椒の皮
オリーブオイル:320cc
酢:150cc
黒酢:50cc
だししょうゆ:30cc
となっていましたが、家庭で作るにはちょっと多いですね。
レモンバームやウイキョウが庭にありませんし…!?
シソは葉だけでなく、実や花の部分も使われていました。
ご住職がおっしゃるには、「基準はない、食べれる物を!」ということですが食材を組み合わせるセンスがないとなかなか難しいですよね。
出来上がったドレシングに、自家製クリームチーズを1センチ角に切ったものを混ぜ合わせて、じゃがいもとカボチャにかけて召し上がっていました!
番組で作られた料理のレシピは毎週火曜日放送の「季節の献立帳」で紹介されています。
佐々木慈瞳さん
慈瞳(じけい)さんは現在49歳で、副住職の仕事とは別にカウンセラーの資格を活かして地域の学校で授業を行っているそうです。
慈瞳さんのお母さんがとうもろこしを送ってくれたり、最近の回ではお寺にお参りもされていました。
とっても仲がいい親子という感じでした。
慈瞳さんは変わった経歴の持ち主で、大学在学中に卒業論文のため明日香村に研究に通い観音寺に泊まった経験がきっかけとなって尼になることを志したそうです。
卒業後は何年か大学職員として働かれてから、本格的に高野山専修学院に通い始めたようです。
人生を変えてしまうような出会いだったんですね。
番組の中で、知り合いのおじさんに「ひとみちゃん」と呼ばれていたので、もしかすると本名はひとみさんとおっしゃるのかも!
なかなか無理が効かなくなってきたご住職の代わりとして外出されている事が多い様子です。
まっちゃん
まっちゃんは、32歳のお寺のお手伝いさん。
イラストがとても上手で、季節ごとのイベントにつかうハンコであったりのぼりであったり何にでもイラストを添えて可愛くしてしまう達人です。
他にも、参道の看板に書かれた絵なんかもすべてまっちゃん作!
お手伝いさん、と紹介されているので本当にどういう人なの…?という疑問は残りますが、ご住職とお話していた時に
「嫁入り前の〜」
という言い方をされていたのでご結婚はされていませんね。
学生時代はソフトボールをしていたとか、髪の毛は自分で切っているとか、他愛もない会話は聞こえてきますがどういう経緯で尼寺のお手伝いさんになったのか…?
当たり前ですが、ご住職たちに比べてあまり豊富な知識はなくまだまだ勉強中という印象です。
基本的には年齢的に体力も衰え足も悪くなっているご住職の代わりに寺の雑務を引き受けているみたい!慈恵さんもいるけど結構出かけていることが多い様子だからまっちゃんがいないとやっぱりお寺が回らないのかも
おまけ
順子さん
山の麓に住んでいる順子さん!
ほぼレギュラーのように登場しています!
順子さんは、麓の土地を広く所有されているお家の方のようで色々な農作物やお花・たけのこやふきのとうまでな〜んでも持ってきてくれます。
そして順子さんのお得意が「佃煮」これはご本人も笑っていらっしゃいましたが、番組で料理をするとなぜかよく「佃煮」になってしまうんですね。
すごく上品でかわいらしい順子さん!初期から登場されていて大好きな人です。
お家もとても立派であの土地の名のある家なのではないか…?と推測していますがあまり個人情報に関わることは書かないほうがいいですね。
オサム
音羽山観音寺の番犬です!
番組のスタッフもよく吠えられていましたが、番犬の名に恥じぬめちゃくちゃ吠えるイヌです。
実際にお寺を訪れた人の感想ではよく、オサムに強烈に吠えられたという感想が…
山の中に女性だけで住むというのは、色々と物騒ですもんね。
頑張れオサム!
オサムはご信者さんのところから貰われてきた犬のようで、一度兄弟犬が出演していました。
他に飼われている犬は、老犬の太郎とスイカ計3匹がお寺の番犬です。
スージー
寺のアイドル猫スージーです。
白地に灰色が混ざったとてもきれいな猫!
よくまっちゃんに撫でられてかわいがってもらっているのが放送されています。
そしてチロというご住職がとても可愛がっていた猫がいたのですが虹の橋を2019年の1月に虹の橋を渡っていきました。とても愛されていたようでご住職がまっちゃんの手作り手ぬぐいにチロの可愛らしい柄が施されているのを見て涙していたことが印象深いです。
それからもう一匹、トラという猫とまだ他にもいるみたいなんですけど名前まではわからない…
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おわりに
毎回楽しみに視聴していますが、いつ終わってしまうかとびくびくしながら見ている番組の一つでもあります!大好き!
「ベニシアさん」のようにNHKの定番番組になっていってくれると嬉しいんですが…
2016年が初登場だと思っていたのですが、今回調べてみるとNHKの過去の番組にも登場されているんですね!もともと、奈良の制作局の方とお知り合いなのかも。
奈良の山寺の愉快で楽しい暮らし、とても憧れています。
いつかあんな暮らしができたらいいなと思って今日も元気に頑張るぞ!