【夢幻の桃花(むげんのとうか)・全56話】40・41・42話のあらすじとネタバレと感想|鳳羽花の秘密

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

みるこ
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この記事では、

「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。

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登場人物まとめ一覧

  • 天族
  • 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
  • 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
  • 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
  • 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
  • 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
  • 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
  • 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
  • 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
  • 天君:天族の長 連宋の父
  • 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
  • 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
  • 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
  • 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
  • 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
  • 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
  • 白滾滾:はくこんこん ………
  • 魔族
  • 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
  • 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
  • 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
  • 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
  • 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
  • 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
  • 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
  • 玄冥:げんめい
  • 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
  • 九尾狐族
  • 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
  • 白止の妻:優しく見守るタイプ
  • 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
  • 白真:はくしん 鳳九の叔父
  • 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
  • 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
  • 人間界
  • 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
  • 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
  • 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
  • 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
  • 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
  • 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
  • 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
  • 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
  • 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
  • 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
  • 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
  • 比翼鳥族
  • 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
  • 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
  • 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
  • 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
  • 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
  • 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
  • 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
  • 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
  • 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
  • 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
  • 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
  • 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る

【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想

「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第40話

阿蘭若(あらんじゃく)が白鳳九(はくほうきゅう)だと知らない橘諾(きつだく)と嫦棣(じょうてい)は宴の席で阿蘭若に恥をかかされたと逆恨み。白鳳九に媚薬を盛って蘇陌葉(そはくよう)との不貞の現場を取り押さえようとするが、東華帝君(とうかていくん)の介入で失敗する。その後、沈曄(しんよう)という婚約者がありながら橘諾のお腹の子の父親は師匠だったことが明らかになり、彼女は梟首刑に処されることになるが…。

ネタバレ「姉妹の陰謀」

宴。沈曄は仲睦まじく宴を楽しむ鳳九と蘇陌葉をじっと見つめている。その様子に気づいた橘諾は、婚約者が阿蘭若ばかり見つめることが気に食わず気を引こうとする。しかし冷たくあしらわれた。

沈曄は「息苦しい失礼する」と席を立ってしまう。

王后 傾画は阿蘭若を呼び息澤の行方をわざと尋ねる。

鳳九は「どこへ言ったか知りません」と素直に答えた。

すると横にいた嫦棣が「私は知ってます、姉上の傷が回復しないので山へ護心草を取りに行ってくれるよう頼んだのです。私の願いならばと旅立ちました」と嘘をついた。

2人が言い争っていると息澤(東華帝君)が現れた。

東華帝君は鳳九を気遣い「傷ついているため長い間膝を付けません」と王后に言う。そして席まで手を貸した。

席につくと東華帝君は鳳九が飲んでいた湯のみに口をつけ、鳳九には代わりに薬湯を差し出した。

薬湯には護心草がが入っていて、東華帝君は「橘諾のためではなく阿蘭若のためでなければ険しい山になど入らない」と話す。

王后たちを黙らせた東華帝君は、

「私は山から降りて会いに行ったのに、そなたは蘇陌葉と仲良くしていた、ふん」とすねてみせた。

その頃、部屋に戻った沈曄は一人寂しく「私の存在など目に入らないのだな」としょんぼりしていた。

宴がお開きになり、蘇陌葉と鳳九は庭で話をしている。鳳九は「息澤を好きならば嫦棣は大王におねだりすればいいのでは?」と聞いた。

蘇陌葉は「懇願してもだめだったので今夜のような暴挙に出たのだろう」と推察した。

鳳九は息澤も阿蘭若に優しいと知り嬉しそうだ。蘇陌葉は息澤が「ある者のために粥の作り方を習いに行った」と匂わせる。

蘇陌葉が部屋に戻ると机の上に文が置かれていた。そこには「明日 辰の刻 小舟へ話がある 阿蘭若」と書かれている。

その頃、阿蘭若に恥をかかされた橘諾と嫦棣は悪巧みをしていた。

小舟。翌朝、鳳九が眠っている間に、公主2人が放った間者がお茶に惚れ薬を入れる。目を覚ました鳳九はその茶を飲んでしまった。鳳九はめまいを起こして意識を失う。

公主2人は「別の男と寝床にいたと知れば、息澤も見捨てるはず」と考え、大勢引き連れ阿蘭若の寝所へ向かった。

そしてわざとらしく「寝床にいるのは蘇陌葉では?」と声を上げる。

知らせを聞いた大王は激怒し寝所へ駆けつけた。

しかし、寝台から出てきたのは息澤(東華帝君)だった。東華帝君は「騒々しいので私の部屋で休ませる」と言って鳳九を抱き上げ立ち去る。

そこへ、蘇陌葉が現れた。蘇陌葉は大王に「昨日、置文があったので事情を聞くためにやってきたら、公主に出くわしました」と訴えた。その文は、阿蘭若のものに似せてはいたが嫦棣の筆跡だった。

目が覚めた鳳九は蘇陌葉を訪ねる。

何も知らない鳳九に蘇陌葉は公主2人の企みで惚れ薬を入れられたこと、文を受け取ってすぐに偽物だと気づき東華帝君と相談して裏をかく事になったことを教えた。

公主2人は軟禁されたという。船旅を終えた一行は都に戻った。

王宮。王宮に戻った鳳九は青殿下も公主も不在で、平穏なひとときを過ごしていた。

そこへ茶茶がやってきて「橘諾公主が梟首刑に、嫦棣も流罪、橘諾公主は貞操を汚し師匠の子を身ごもったとか、大王は激怒し功徳譜からの除名を…」と知らせた。

鳳九は「溺愛されている嫦棣が灯籠を壊しただけでなぜ流罪に?」といぶかしむ。

その頃、屋敷に戻っていた蘇陌葉は橘諾の件が発覚するのはまだひと月も先のことだと不思議に思っている。

そこへ東華帝君が現れた。

「帝君が大王を使って橘諾を懲らしめたのでは?」蘇陌葉が尋ねると帝君は認めた。

蘇陌葉は東華帝君が「比翼鳥族の王室の秘密」を知っていて、それを利用したのだと気がついた。

帝君は「しばらく神宮に戻る、食事にこれを混ぜて療養させろ」と自らの血液を入れた薬瓶を蘇陌葉に託した。

蘇陌葉は橘諾を死なせないため、鳳九に相談する。

そして比翼鳥族王室の秘密を明かした。

「橘諾は大王の子ではない、相里闕は兄を殺して王位についた王后の傾画は殺された兄 相里殷の妻だった。

傾画は夫に殉じようとしたが腹の中には橘諾が、相里闕は傾画を愛していたので橘諾を助けると約束して娶った。しかし、いずれ殺す気だった」

感想:天意による懐妊

なにそれ、処女懐胎???天意ならいいけど私通はだめなの???そんなマリア様じゃあるまいに〜^^そして、比翼鳥族のさらなる醜聞が飛び出してきたのでした。

それはいいとして、鳳九ちゃんをかばうためとはいえ寝台から姿を現した東華帝君ったらお着物が乱れてっキャッ(*´艸`*)

「嫁と寝てただけですけどなにか(ドヤッ)」ってこの人ほんとに、石から生まれた天地の主なの?何かが狂っていってる。

さてなんかよくわかりませんが、沈曄さんの存在はいい方に働くんでしょうかね?そうでないと彼がいる意味がないので期待してる。でも、今は帝君がいるので鳳九にも相手にしてもらえず仲間はずれでかわいそう。

第41話

死刑宣告を受けた橘諾(きつだく)を自業自得と思う白鳳九(はくほうきゅう)。だが、彼女には阿蘭若(あらんじゃく)と同じ人生を生きて死因を明らかにしてほしいと願う蘇陌葉(そはくよう)から、かつて阿蘭若がしたのと同じ行動をするよう説得される。こうして迎えた処刑の日。沈曄(しんよう)が橘諾を救おうと白虎と戦い始め、彼を助けるため飛び出した白鳳九が白虎刀に彼女の血を捧げると…。

ネタバレ「不吉な赤い印」

鳳九は蘇陌葉から比翼鳥族の王室の秘密を聞いた。

鳳九は「私をいじめたんだから自業自得よ〜」と仕返しの手間が省けたことを喜んだ。

しかし、蘇陌葉は「重大事のときには阿蘭若と同じ決断をしなくてはならない、だから阿蘭若の行動を踏襲し橘諾を救ってほしい」と話した。

蘇陌葉は、かつての話を鳳九に教える。

「橘諾を助けようとしたのは沈曄だった。阿蘭若は沈曄を好いていたので、刑場に現れ身を挺して沈曄たちを救った」

比翼鳥族は貞操を重んじるため沈曄は傾画の再嫁に反対だった。なので相里闕の公主を嫌い、中でも阿蘭若のことを嫌っていた。そのため、沈曄が認めたのは正統な公主である橘諾だけ。

阿蘭若は橘諾を助けたが、大王の命令で橘諾は平民となり都を追われた。沈曄は神職を汚した罰で岐南神宮に追放されそうになる。しかし、阿蘭若は息澤の名前で奏上し「夜華様の誕生祝い」だと言いくるめて自分の屋敷で沈曄に剣を鍛造させることで、沈曄を助けた。

しかし、沈曄にその苦労は伝わらなかった。阿蘭若が屋敷で自分を囲っているのは恨みを晴らすためだと思い込んでいた。

蘇陌葉は腐っても公主である橘諾の処刑には多くの作法があると説明する。

刑場は霊梳台、血族のみが入ることを許される。

使われるのは秘宝 白虎刀。

罪仙の血を白虎刀に飲ませると双翼の白虎が解き放たれる。罪仙の元神は白虎に飲み込まれ二度と転生できない。

白虎を封じるには、白虎刀に再び血を与えなければならない。

執行の日。橘諾を助けるため沈曄が白虎に立ち向かう、そこへ阿蘭若が現れ白虎刀に血を捧げて白虎を封じたのだ。

王宮。王后は「どうかお目溢しを」と大王に懇願している。しかし大王は頑なに聞き入れなかった。

岐南神宮。沈曄は「王后が救出の相談にやって来る頃だ…」と考えている。

「また同じ選択をするのか…?」沈曄は思い悩んでいた。

そこへ王后がやってくる。

王后は「独断で裁きを下した」と大王を非難、沈曄は「私を外すことで体面を保ってくださった」とかばう。

沈曄は「前の夫に免じて助けてほしい」と懇願されてしまった。

沈曄がふと窓に目をやると、そこに師匠 息澤(東華帝君)の姿が。

東華帝君は鳳九に飲ませる血を薬瓶に入れていた。そこへ沈曄がやってきて「師匠、薬師を呼びましょうか」と心配する。

沈曄は王后に頼まれた件を師匠に相談。

東華帝君は「己で決めればいい、私はかえって休む」と立ち去ってしまった。

沈曄は夢の中に変化が訪れている、橘諾が処刑される日になにか起こるのでは…?と考えている。

霊梳台。執行の日がやってきた。

刑を見守る鳳九に蘇陌葉は「そなたにかかっている」と期待する。

すると鳳九は「これを使ってもいい?」と鶏の血を持ち出してきた。どうしても自分の手を自分で切ることが出来ないため、一生懸命考えたようだ。

「白虎は生き血しか飲まないし、罪仙の一族の血でないと服従しないんだ!」

「準備は無駄だったのね…」

その時、橘諾が連行されてきた。

橘諾は手首を切られ、その血が白虎刀に捧げられる。

すると、双翼の白狐が現れた。そこへ沈曄が助けに現れる。

沈曄は「量刑の研究をしていて書で読んだのですが、元神が離散する前に罪仙が白虎を封じることができれば、殺生を嫌う天の恩恵を受けて赦免されるとか」と大王に訴えかけた。

大王は認め、沈曄は橘諾を木の陰に避難させ、白虎に立ち向かった。

戦闘を見守っていた蘇陌葉は、助けに入るよう鳳九を促す。

鳳九が渋々立ち上がると「この大恩は忘れない」と言った。

「弱った橘諾の血では白虎を満足させられない、阿蘭若の生き血を半分、沈曄が全力で霊力を、これで封印できるはず」

鳳九は白虎に向かって弓を射た。

「従妹思いで仲がいいのね、なぜ同じ従妹なのに私を嫌うの」200年前と同じセリフを話す阿蘭若に沈曄は「嫌ったことなど無い…」と震える声で言った。

鳳九は手のひらを切って白虎刀に血を捧げ、白虎は封印された。

その時、鳳九はめまいに襲われ、過去の光景が頭の中に流れ込む。

東華帝君が蒼何剣を使って緲落を封印した、胸に刺さった剣から2滴の血がこぼれ落ちる。そのうち1滴は、母の胎内に宿る鳳九の中に入り込んだ。

水月潭に沈められている鳳九の体、その額にある鳳羽花も光を放ち始める。

妙義淵。その光景を見て高笑いする緲落。

「かつてお前と戦った時、私は元神の赤い印を残した、それが阿蘭若の夢の中に現れるとは、天が私に味方した。この結界を破るのは赤い印を取り戻した時」

緲落は化身を作り出し、阿蘭若の夢の中へ。

霊梳台。意識を失い倒れた鳳九を東華帝君が抱きとめた。

騒動が収まり大王は裁きを下す。

橘諾は平民に落とされ追放、沈曄も平民として追放、阿蘭若はひと月俸給を止める。

それを聞いた鳳九は「不仲だった姉のために戦ったのに、褒めることもなく罰を与えるのですね」と父母に嫌味を言った。

そして「神官長に剣を一本作って貰うよう息澤様に言われていた」と大王に話す。

大王は剣を作る間だけ屋敷にとどまることを認める。

意識を失った鳳九に東華帝君は用意していた血を飲ませた。

その様子を見ている沈曄は「あれは阿蘭若ではない、ではなぜこんな選択を、師匠の様子もおかしい」と夢の変化に気づいている。

東華帝君は鳳九を危険な目に合わせた蘇陌葉を「小白の選択ではない、そなたがやらせた」と責めた。

水月潭。緲落の化身は水月潭に沈んでいた鳳九の体を取り出し、元神を吸い取る。

そこへ鳳九を連れた東華帝君が現れ、体を取り戻した。

2人が戦っている最中、鳳九が目を覚ました。鳳九は水月潭に置き去りになっていた自分の体を見つける。そして、額にある鳳羽花に触れると、体の中に吸い込まれた。

感想:何が何やら

えーと、あの、ちょっと突然のことで…なに???

鳳九の額にある鳳羽花は緲落の元神が体に宿ってるっていう印だったの?なんてこった。ていうか、そんな大事に気づいてない東華帝君どうなのよ。1割帝君無能説。

連宋が言ってたけど、帝君は出ようと思えば出られるんでしょ?でも今は1割修為だから鳳九を連れて行くのは難しい。だから夢の中で静養させて回復したら2人で脱出したい。

そんで、蘇陌葉は阿蘭若が好きなので彼女を生まれ変わらせるなりしたい、沈曄と同じ思惑がある?だから、阿蘭若の夢を成立させるために鳳九に無理強いして白虎と戦えと言った?

そりゃあ帝君もキレますわ。知らねえよ、そっちで解決してくれよって話ですがな。

そもそもだって、沈曄は東華帝君なんでしょ?じゃあ阿蘭若は…?って話になる…いやー!ぐるぐる!魔法陣グルグル…

第42話

東華帝君(とうかていくん)が白鳳九(はくほうきゅう)を守るために緲落(びょうらく)の化身と戦っている間に、白鳳九の元神が本人の体に戻り記憶を回復。そんな彼女に東華帝君は優しくキスをして愛を告白する。そして、二人はこの夢の世界の答えを見つけるため阿蘭若(あらんじゃく)と息澤(そくたく)としての人生を続けることになる。同時に、東華帝君は阿蘭若と白鳳九の不思議な縁を探ろうと考えて…。

ネタバレ「帝君の告白」

水月潭。鳳九の元神は本体に戻り目を覚ました。そして、なぜか阿蘭若の体は消えてしまう。

東華帝君と戦っていた緲落は鳳九が目覚めたことに気づき襲いかかった。

すぐに東華帝君が駆けつけ緲落の攻撃から鳳九をかばう。隠れているよう言われた鳳九は「あれは帝君が梵音谷で戦った妖女、どういうこと」と訳がわからない。

解憂泉。阿蘭若の夢に異変が現れた。連宋たちは推移を見守るしか無い。

王宮。橘諾は王后にもたれかかり泣いている。

「母上が頼んだのですか、兄上を巻き込んだことを後悔しています」

王后は大王に話をつけたのでしばらく王宮で静養するよう言った。そして追放されても時が来れば王宮に戻すと。

洞窟。血痕を残して東華帝君が姿を消す。帝君を探して山に入った鳳九は洞窟にたどり着いた。

「ついに目覚めたか」姿を現した帝君は、そう言うと額の鳳羽花に触れた。

そして鳳九を岩肌に押し付けて深くキスをする。

驚いた鳳九が押し返そうとすると「小白 押すな、めまいがするのだ」と弱々しく言った。

「いけないわ手当をしなきゃ」

「何も言うな、そなたに体を預けたい」

鳳九は帝君を支えて岩に座らせ、薪を拾いに行くと言って逃げ出した。

鳳九は薪を拾いながら火照った頬に触れている。「帝君が変だわ、全て思い出したけど…」

洞窟。薪で火をおこした鳳九は帝君に「包帯を巻くから取って」と話しかける。

すると帝君は「歩けない」と子供のように駄々をこねた。

「足は怪我してないでしょ!」

鳳九は仕方なく帝君のそばに寄って、左肩の傷を手当した。

「なぜここへ?」

「そなたを追ってきた」

「姫蘅と愛し合ってるのになぜ?」

「どうしてそう思う?」

「蘋婆果を姫蘅に与えたでしょ」

「すまない、秋水の毒に使うと言ってきたので渡した。そなたに渡せば燕池悟に菓子を作るから…嫉妬したんだ」

東華帝君に「嫉妬している」と言われても、鳳九はさっぱり訳がわからない。

「なぜ嫉妬を?」

問い詰める鳳九に帝君は「何を怒っている?あの者たちはどうでも良い、信じてくれ私はそなたが好きだ、私が心の臓を捧げれば信じるか?好きだから阿蘭若の夢の中まで追ってきた…これまでよく尽くしてくれた」とささやき抱き寄せる。

「そっぽを向くのは先程の口づけが不満か?それともご機嫌を取らぬから?許せ、私は経験が乏しい手ほどきをしてくれ」

「私が?ずうずうしい!」

「先程の返事は?」

「信じていいのかしら、まだおぼろげだけどすべて思い出したわ、1人には慣れてるでも何度も裏切られるとやっぱり辛いの」

東華帝君は、阿蘭若の夢が奇妙で鳳九の元神が不安定になっているため、夢を出てから誤解を解こうと考えた。

そして「私は息澤で、そなたは阿蘭若、私達は夫婦だ、すべてが終わったら真相を話す」と約束した。

「もう一度歌を歌ってくれ、傷が痛くて眠れないんだ」

「そんなに痛いのね…ヨチヨチ…膝枕してあげる」

「もう二度と悲しませない」

鳳九の歌を聞いた東華帝君は、幼い頃に聞いた歌を披露する。

鳳九も知っている歌で、帝君は歌詞の内容を変えていた。

「殿方が飴を好きでもいいと思うわ」

「孤児の私は飴など無縁だった、食べさせてくれるか」

「急に家が恋しくなった」

「では青丘に帰ろう」

鳳九はそこで蘇陌葉の話を思い出し、その前に阿蘭若の一生を終えなければと話した。

孟春院。阿蘭若の居所に沈曄がやってくる。「200年、何度も繰り返したがついにここまで来た」

水月潭。東華帝君は眠ってしまった鳳九を連れて水月潭へ。棺の中に阿蘭若の体はなく、鳳九は阿蘭若と瓜二つ。

「鳳九は阿蘭若の転生か?」と疑う東華帝君だが、阿蘭若が生まれたのは数百年前、小白は青丘にいた。

何かしらの縁があるのは間違いない。

東華帝君は「妙華鏡に映し出せば明らかになる」と考え、鳳九を王宮に連れ帰った。

王宮。翌朝、鳳九が目を覚ますと目の前に東華帝君の顔が。

「お目覚めか起きなさい」

「あんまり眠れなかったわ」とのんきなことをいう鳳九に、東華帝君はしがみつかれてしびれてしまった右腕をアピールした。

「ごめんなさい!モミモミ」

東華帝君は岐南神宮に戻ると話し、面倒を避けるために阿蘭若と息澤のフリを続けることになった。

阿蘭若の手の傷は消えてしまったので、鳳九は手に包帯を巻いて周囲をごまかすことにする。

鳳九は茶茶から「沈曄様が孟春院に」と知らせを受けた。

鳳九が茶を飲んでいると蘇陌葉がやってきた。

「この傷を見てよ!白虎に殺されかけたわ!」

と怒ってみせると、蘇陌葉は素直に謝罪する。

鳳九は冗談だと笑って、記憶が戻ったことを教えた。そして、阿蘭若の体が消えたことも伝える。

その話を聞いた蘇陌葉は驚き声をかけてもブツブツとなにか考え込んでいるようだ。

鳳九は次に何をすればいいのか蘇陌葉に尋ねる。

「沈曄は部屋にこもりきりだったので阿蘭若は文を書いていた」鳳九は字が下手くそなので時間がかかるかも…と話す。

その頃、東華帝君は妙華鏡を作り二人の縁を探ろうとしていた。

感想:どちら様でしょうか

あの、大変感動的で美しく運命的な回だったのですが…あの…どちら様でしょうか!?

最初からキャラ設定がぶっ壊れてるのはわかってたけど、まだ崩壊するんだな。とどまる所を知らない崩壊ぶりよ。誰だよ。

石のような東華帝君を返して!!!

まあそんなこんなですけど、鳳九が幸せだって言うならおばあちゃんは何もいいませんよ。いいですよ、どんな男に引っかかってもおばあちゃんはここで待ってますからね。

さて、なんかよくわかりませんが鳳九と阿蘭若には隠された縁があるようです。これも、連宋が企んだ往世の術じゃないの?これは違うのかな?

次回、43・44・45話はここから!

全話、ネタバレ一覧はここから!

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