こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。
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登場人物まとめ一覧
- 天族
- 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
- 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
- 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
- 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
- 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
- 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
- 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
- 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
- 天君:天族の長 連宋の父
- 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
- 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
- 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
- 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
- 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
- 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
- 白滾滾:はくこんこん ………
- 魔族
- 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
- 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
- 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
- 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
- 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
- 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
- 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
- 玄冥:げんめい
- 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
- 九尾狐族
- 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
- 白止の妻:優しく見守るタイプ
- 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
- 白真:はくしん 鳳九の叔父
- 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
- 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
- 人間界
- 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
- 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
- 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
- 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
- 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
- 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
- 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
- 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
- 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
- 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
- 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
- 比翼鳥族
- 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
- 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
- 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
- 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
- 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
- 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
- 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
- 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
- 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
- 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
- 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
- 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る
【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想
「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第34話
姫蘅(きこう)は東華帝君(とうかていくん)に邪気を取り除いてもらうが秋水の毒が再発。そこで毒を抜くために蘋婆果が欲しいと東華帝君に懇願する。一方、白鳳九(はくほうきゅう)は優勝の賞品として蘋婆果を受け取るはずが、蟠桃が届いたことに落胆。東華帝君が姫蘅に蘋婆果を渡すと決めたと知ると、その前に危険を冒してでも自分の手で蘋婆果を手に入れようとして…。
ネタバレ「命がけの願い」
玉林院。帝君は修為を使って姫蘅を治療している。
目が覚めた姫蘅は何も覚えていなかった。
そこで帝君は「邪気が入り込んだので取り除いた」とだけ話す。
すると姫蘅は「今年の蘋婆果は秋水の毒をよく取り除くそうなので、父に免じて与えてほしい」と願い出た。
鳳九の目的を知らない帝君は、姫蘅に蘋婆果を与える約束をしてしまう。
酔里仙。鳳九のために仲間たちが祝賀会を開いてくれる。
帝君は姫蘅の看病のため欠席だ。
鳳九はまだ暗い顔をしている。
会の中で相里萌は「蛇陣の中には危険な結界があり、それに触れると襲ってくる。結界の場所はわからず、その結界は阿蘭若と関係があるらしい」と話した。
疾風院。生徒たちがカゴいっぱいの蟠桃を運んでくる。
それを見た鳳九はなぜ蘋婆果ではないのかと困惑。
そこへ連宋がやってきて「帝君の命令で用意した」と教える。
ショックを受けた鳳九は「興味がない、みんなで分けて」と立ち去った。
「どうして…?必死に頑張ったことを知っているのにまだからかわれている?」帝君の仕打ちにショックを受ける鳳九。
そこへ姫蘅がやってきて「以前から蘋婆果が欲しかった、帝君にお願いすると私にくれた」と勝ち誇ったように言った。
鳳九は「半分分けてほしい」と申し出るが「分け合えないと伝えに来た」とあっさり拒否される。
さらに「今後は帝君に近づかないで。特別扱いされて胸が踊ったでしょう、でも帝君には遊び相手でしかないのよ」と鳳九を傷つける。
一人になった鳳九は「姫蘅のおねだりにはかなわない」と涙を流した…(許さん姫蘅表出ろ)
司命殿。司命星君のもとに連宋が酒を持ってやってきた。
「酒に酔うと口が軽くなるそうだな?飲んで真実を話せ」連宋は鳳九の様子を哀れに思い、事情を聞き出す気だ。
司命星君は鳳九が帝君に救われ、恩返しをするために侍女になったところから説明し始めた。
疾風院。鳳九が戻ってくると燕池悟は「姫蘅が怪我した狐を連れてきて、仏頂面は狐を連れて九天へ帰った」と教える。
さらに、帝君がもともと鳳九に蘋婆果与える気はなかったと話し酒に誘った。
鳳九は「知っている」と言って、またどこかへ行ってしまう。
太晨宮。司命星君から話を聞いた連宋は太晨宮へ。しかしすでに帝君は梵音谷へ戻っていた。
重霖仙官は帝君が「もしやつを殺せばあの者が悲しむ、誰にも気づかれずやつを消せないか」と言っていた話をする。
それを聞いた連宋は「愚かな!」と怒りを顕にし、梵音谷へ急いだ。
解憂泉。その夜、鳳九は修為をすべて使って体を守り蛇陣の中へ入る決意をする。すべては葉青緹のため。
帝君が与えた天罡罩もあるので命は守れるはずだと考えた。
蛇陣の中に入ると4匹の蛇が火を吐いて鳳九に襲いかかる。
鳳九の修為はすぐに尽きて天罡罩の結界が現れた。
天罡罩の結界はその場から動かず、鳳九の魂だけを守る。肉体が動いても結界は移動せず、鳳九は八方塞がりに。
疾風院。連宋は東華帝君のもとへ。
そして鳳九が蘋婆果によって人間を生き返らせたいこと、その人間は帝君が人間界にいたときの寵臣だと教える。
さらに、鳳九が帝君を助けるため聶初寅に毛皮を渡したこと、かわりに赤茶色の毛皮をもらったことを話した。
帝君はやっと「私が失ったのは小白なのか」と気がついた。
鳳九は恩返しのため太晨宮へ、しかし狐となり愛玩された、帝君は姫蘅を娶ることになり、軟禁され雪獅に殺されかけ、鳳九は青丘へ戻った。
帝君は「知らなかった、私を恨んでいるだろう」とぽつり。
そこへ燕池悟がやってきた。帝君につっかかり「鳳九は悲しんで姿を消したぞ!」とキレる。
その頃、蛇陣の中で身動きが取れなくなっていた鳳九は、蛇が引いたスキをついて天罡罩から飛び出し蘋婆果を手に入れようとする。
しかし蘋婆果の手前で別の結界に閉じ込められ、阿蘭若の夢の中に入ってしまった。
「阿蘭若公主」
低い地鳴りのような声が聞こえた次の瞬間、鳳九の身に衝撃が走る。
解憂泉。悲鳴を聞いた帝君たちが駆けつける。しかしすでに、鳳九は手傷を負って阿蘭若の夢に閉じ込められていた。
相里橘諾は阿蘭若が妹で とうの昔に死んだと話す。
幼い頃から大蛇に育てられ非業の死を遂げた阿蘭若の執念が夢の世界を作った、そのため大蛇を驚かせればその夢にはまるという。
そして、夢に陥ったものは永遠に出てこられず眠り続けると…助かるには鳳九が夢だと気づいて出てくるか、親しいものが連れ戻しに行くしか無い。
問題は阿蘭若が強者の力を嫌うこと。そのため中に入るには全身の修為を除かなくてはいけない。
「私が行こう」帝君がすぐに声を上げた。
修為の止める声も聞かず連宋に「小白だけが出てきたら青丘に送り届け、崑崙の墨淵に妙義淵のことを頼むと伝えよ、小白が出てきたら蘋婆果を与え救いたいものを救わせよ」と言伝をした。
帝君は9割の修為を捨てて鳳九のもとへ。
大蛇に攻撃され傷だらけになりながら結界の中へたどり着いた。
帝君が触れると鳳九は目を開ける。
「これは夢?」
「私が来た以上何も恐れるな」
「来てくれてとても嬉しい」
帝君は「目覚めれば家だ」と優しく告げて鳳九を眠らせた。
玉林院。恋に破れた姫蘅は燕池悟に孟昊が父だと告白。
そして重霖が姫蘅の過去を知っていて帝君に恩返しさせるため講義の度に世話を申し付けたこと、そのせいで恋の深みにはまってしまったことを話した。
しかし姫蘅はまだ帝君のことを諦めないという。
何もしていないのに失恋してしまう燕池悟だった。
相里萌は鳳九を助けるため解憂泉へ向かっている。そこへ潔緑がやってきて引き止めた。
しかし説得できず、潔緑は燕池悟を頼る。
水月潭。阿蘭若の夢の中に入った帝君は鳳九を抱き上げ周囲を見回した。
そこは梵音谷と同じ場所だが全く違う光景が広がっている。
帝君は仙術で寝台を用意し、そこに眠っている鳳九を寝かせた。
自らの手のひらに傷を作り、鳳九に血を飲まる。
阿蘭若の夢の中で夢を見ている鳳九。
父母や祖母が鳳九の縁談の話をしている。鳳九は「好きな方がいます!」と訴えた。
祖母に相手は誰かと聞かれた鳳九だが「帝君は美貌意外に取り柄がないし…」と困ってしまう。
そして目覚めると、帝君がそばにいて体を気遣ってくれた。
「こんなに優しいのは夢だからね!この機会に夢を叶えちゃいましょ!」
鳳九は東華帝君の首に手を回してキスをした。
感想:キッス!キッス!!
キスしろ言うたらキスしちゃったよ、おじさんびっくりしちゃったよ。帝君は助けに来たかいがありましたね。
はい、なんかよくわかんないけど阿蘭若の夢編?が始まりました。
相里萌のお母さん、相里橘諾女王の妹だけど蛇に育てられて非業の死を遂げたってなんかもうきな臭すぎる。
まず夢の中に入って夢を見てる状況がさっぱりわかんない、帝君は助けに行ったのに鳳九を眠らせてしまった。どゆこと?
噂によればこの阿蘭若の夢編がたまらんオブたまらんらしいので大変期待しております。
よくわかんないから次!
第35話
比翼鳥族の公主・阿蘭若(あらんじゃく)の夢の世界に入ったことに気づかず、自分で夢を見ているのだと思った白鳳九(はくほうきゅう)。彼女は大胆にも東華帝君(とうかていくん)に接吻するが、目の前にいた彼は現実だった。一方、東華帝君は白鳳九に太晨宮にいた頃までの記憶しかないとわかると多くは語らず、傷ついた彼女の元神を別の誰かの体の中で回復させることにするが…。
ネタバレ「阿蘭若の夢」
阿蘭若の夢の中。
すべて夢だと勘違いした鳳九は帝君を引き寄せてキスをした。
「夢の中なのに本物みたい〜^^」
帝君は拒むこと無く鳳九のキスを受け入れ、唇が離れるともう一度 鳳九の口をふさいだ。
キスをするのが初めてだった鳳九は無呼吸状態。
「どのように呼吸するか知らないのか?」と帝君にからかわれる。
「……呼吸を止めるのは青丘のやり方です、禁忌なんですから!」と嘘をついた。
「これは私の夢の中だから私は何もしてもいいんです!」
その言葉を聞いた帝君は「私を見ても怒らないのはそういうわけか」と納得する。そこでやっと鳳九は、これが一応現実だと気がついた。
「眠る前に何をしたか覚えているか?」
鳳九はどうやら太晨宮にいた頃までの記憶しか残っていないようだ。
帝君は鳳九が数々のいじわるを覚えておらず、怒っていないなら好都合だと考えることにする。
そして「ここは、阿蘭若の夢の中、十悪蓮花境のような場所で燕池悟に閉じ込められた私を、お前が助けに来てくれたんだ^^」と嘘を教えた。
助けたことなど…と不思議に思う鳳九に、帝君は「前にも助けてくれただろう」と言う。
「あの狐が私だと気づいたんですね?」
鳳九は涙を流してつらい気持ちを吐露した。
「太晨宮でのことは自分なりに理由を見つけて納得しなきゃと考えた、生まれながらに運が悪いのだと、帝君とは縁がないと示されたんだと…」しくしく
帝君は涙を流す鳳九を抱き寄せた。
鳳九を守るためには体から元神を抜き取って封印し、体を癒やさなければならない。元神はこの地の誰かの体に入れて精気を吸わせつつ回復を図る。
傷ついた鳳九にはもう時間がない。
そこで帝君は鳳九と恨み合わないために「夫婦」だと嘘をついた。
もちろん困惑する鳳九。
「記憶を失ってるんだ、私がひざまずいて許しを請うたのだ」それを聞いても信じられない鳳九。
「私の父はとても頭が硬いんです名家の若君でもなく実権もない方を婿とは認めない…」
「哀れんで認めたのだ」
鳳九を寝台に横たえた帝君は「どうしてほしい?」と聞く。
鳳九は「心の臓を捧げるのが誠意だって聞きました!」と無邪気に答えた。
何も言わない帝君に困った鳳九は「でも夫婦なんだし急ぎません、また思いついたときに」と要求を引っ込めた。
帝君はやさしくキスをして、鳳九を眠らせる。
水月潭。帝君は元神を取り出した鳳九の体を封印し、水月潭の底に沈めた。
夢の中に落ちていく鳳九。
額の赤い印が消え、追いかける帝君が手をのばすが届かない。
鳳九の夢。赤子の阿蘭若が大蛇の住み家で泣いている。そこへ、従兄の少年 沈曄がやってきて血を与え、病を治した。
目を覚ました鳳九は何も覚えておらず、見覚えのない部屋にいた。そこへ侍女がやってきて「阿蘭若公主」と呼ばれる。
侍女の名前は茶茶。鳳九は困惑しながらも、とりあえず阿蘭若のふりをして振る舞うことにする。
鏡台に向かって自分の顔を見てみるが、その顔に見覚えはない。右腕には入れ墨で「阿蘭若」と書かれていた。
赤宏殿。梵音谷を出た燕池悟は煦暘のもとへ向かい「姫蘅は梵音谷にいる」と話した。
そして、鳳九を帝君が助けに行ったため一緒に助けに行ってくれと頼む。
その話を聞いた一族は「この機会に天族と戦を」といきり立った。しかし煦暘は「姫蘅を自由にすると閩酥に誓った」と戦を拒む。
その話を聞いていた聶初寅は緲落に報告した。
阿蘭若の夢。鳳九は茶茶に「質問に答えられたらご褒美をあげる」と言って阿蘭若の情報を聞き出す。
阿蘭若は蛇が好きなようで、鳳九は蛇の油が入った風呂に入れられ嘆くしかない。
岐南神宮。梵音谷の神宮にいる沈曄は、仙術でかつての阿蘭若の姿を見ている。
その昔、沈曄は蛇穴に捕らわれていた阿蘭若に蛇ではなく公主だと教え「阿蘭若」と名を付けた。
その名前を阿蘭若が忘れないように入れ墨として腕に残したのも沈曄だ。
しかし、沈曄は神官になる修練のため阿蘭若の側を離れなければならなかった。
20年の修練が終わり大蛇の巣に駆けつけると、そこには沈曄が用意した寝床だけが残されていた。
王宮。阿蘭若を探して沈曄は王宮へ。そこで従妹の相里嫦棣、相里橘諾と出くわす。
相里嫦棣は「父上は阿蘭若を息澤様に嫁がせる」と教えた。
息澤神君は沈曄の師匠でもある人物。
慌てて庭に向かった沈曄の目の前で、阿蘭若は息澤に嫁いでいく。
感想:阿蘭若の夢編
前半は痴話喧嘩でした。そして2人とも嘘を付きまくっておりました。後でこじれるからやめなさい!お母さんいつも言ってるでしょ!攻撃されないときには素直が一番よ!
で、阿蘭若の夢編が始まったわけだけど何もわからない。なにこれ?
阿蘭若の望んだ夢の世界ってことでいい?その中で、もう死んだ人々が生きていて日々を送っているってこと?夢の世界だからそこまで厳密なものではないのかも。
そして神官になるという沈曄は東華帝君とそっくり。これはどゆこと?
鳳九が夢の中に落ちていったとき東華帝君も追いかけてたから、同じ世界にはいるはずだよね?ここでもう一度恋愛し直しましょうってこと?
第36話
200年以上経った今も阿蘭若(あらんじゃく)が生まれ変わるのを待ち続け、彼女の人生を描く夢の世界を作り上げたのは従兄の沈曄(しんよう)だった。その世界で白鳳九(はくほうきゅう)の元神は阿蘭若の体に宿り、彼女は阿蘭若として生活を始める。だが、蛇を好きな阿蘭若のふりをする毎日に四苦八苦。すると、西海の第二王子で阿蘭若の師匠だった蘇陌葉(そはくよう)が訪ねてきて…。
ネタバレ「公主の生活」
岐南神宮。沈曄は夢の中の阿蘭若の様子を盗み見しながら過去を思い出していた。
その昔、自分のせいで阿蘭若が梵音谷で死んでしまったことを悔やんでいるのだ。
阿蘭若を生き返らせるには阿蘭若の夢の世界を再現し、その夢を使って結魄灯のように元神を集め、生まれ変わらせる他にない。
阿蘭若の夢の中。記憶をなくした鳳九は、とりあえず阿蘭若になりきって過ごすことに。
そこへ、侍女の茶茶が大蛇の青殿下を連れてきて「今日は楽しい日、青殿下の誕生日ですよ〜^^」と笑った。
蛇が怖い鳳九は逃げ回るしかない。
比翼鳥族の街。東華帝君も鳳九を探しに夢の中へ入っている。
茶店で橘諾公主と息澤神君の話を聞いた東華帝君は王宮へ向かった。
王宮。東華帝君は修正術で息澤に成り代わり、橘諾公主の診察へ向かう。
その頃、鳳九は青殿下に怯えながらお茶を飲んでいる。
茶茶は「仲良しだったのにどうしたんです?」と不審に思っているようだ。
茶茶によれば青殿下は阿蘭若が子供の頃に救った青蛇。
鳳九は「蛇嫌いを克服し阿蘭若だと信じてもらわなくては…」と考える。
鳳九は「私が最も好きな人と嫌いな人は誰?」と問題を出して阿蘭若のことを探る。
「好きなのは息澤真君で、すでに嫁いでおられます。嫌いなのは姉妹の公主では?公主たちは阿蘭若様にひどい仕打ちをします」と教えた。
王宮。比翼鳥族の王后 傾画は落馬して傷を負った娘 橘諾公主を心配している。
そこへ、息澤になりかわった東華帝君がやってくる。帝君は「落馬したときに驚き、精神が傷ついているため半月の静養が必要」と診断した。
そして、橘諾公主の腹に子が宿っていると気付く。元神が宿るのに胎内は最もふさわしい…東華帝君は鳳九が橘諾の腹の中にいると勘違いした。
一方、鳳九は蛇嫌いを克服する決意をしたものの対策を考えられずに途方に暮れている。
ようやくひらめいて1人で酔里仙に行くと、蛇料理をすべて用意させた。
しかし、口をつける前に一瞬にして青ざめ、口を覆って急いで階下に降りた。
店を出ようとしたところで、沈曄にばったり出くわす。
鳳九は沈曄のことを知らない。
沈曄は「阿蘭若、忘れたのだな?」とショックを受けた様子だ。鳳九はごまかして逃げ去っていく。
その様子を蘇陌葉が見ていた。
王宮。雨に濡れて帰った鳳九を心配し、茶茶が温かい足湯を用意してくれる。
鳳九は「沈曄が来ても多忙だと言って取りつがないでほしい」と頼んだ。
すると茶茶は「昔、沈曄様の誕生日に贈り物をしたが公主たちが汚いというので、沈曄様はそれを全て捨てた、それ以来親交はない」と教える。
翌朝、鳳九を起こしにやってきた茶茶は「師匠の蘇陌葉様が来てますよ!」と教える。
阿蘭若ではないとバレるわけにいかない鳳九は「体調が悪いと言って」と面会を断った。
茶茶は仕方なく蘇陌葉に断りを入れる。
蘇陌葉は阿蘭若の様子を茶茶に尋ねた。
「青殿下に腰を抜かしてちょっと様子がおかしいですが…」
それを聞いた蘇陌葉は部屋に乗り込んだ。
鳳九は突然入ってきた蘇陌葉に驚く。
なんとかごまかそうと振る舞う鳳九に、蘇陌葉は酒を飲ませた。その酒を飲んだ鳳九は「どこかで飲んだような?」と感想を口にする。
すると蘇陌葉は「やはりそうだ鳳九様!」と正体を見破った。
東屋。蘇陌葉は鳳九に「阿蘭若の夢の中に陥った」と教える。
ここへ来たのは連宋の頼み。蘇陌葉の母が蛇の縁者だったため、阿蘭若の夢に拒まれないのではと考えたのだ。
記憶をなくしている鳳九だが、助けに来てくれたことに感謝する。
蘇陌葉と阿蘭若が師弟の関係にあるというのは本当の話。阿蘭若が25歳のときに、蘇陌葉が蛇穴から助け出した。
その後、蘇陌葉は西海に用事があり2年間梵音谷を離れた。帰ってみると活発だった娘は墓に埋まっていた。比翼鳥族は口を揃えて自害したといった。
しかし、蘇陌葉はその話を信じていない。以来、200年の間 阿蘭若の死の真相を探っているという。鳳九は頼まれて力を貸すことに。
阿蘭若の夢の中に本人が入ってくると、夢の中の人物は姿を消す。なので夢の中にいた蘇陌葉は姿を消している。しかし鳳九の場合は特殊、蘇陌葉は夢を作った者の仙術に落ち度があったのではと推測する。
蘇陌葉は「この夢を作ったも者の望みは、夢の中だけでも阿蘭若を幸せにすること、だから生涯をありのままに再現すれば、ここから無事に出られる」と鳳九に教えた。
王宮。お昼寝している鳳九を茶茶が起こした。すると目の前に青殿下がいる。なんとか歩み寄ろうとした鳳九だが、あまりの恐怖に気絶してしまった。
寝台で目を覚ました鳳九に、茶茶は「食事も寝床も一緒だったのに…なぜ突然青殿下を嫌うようになったのか…私まで辛くなる」と悲しそうに言う。
鳳九は蛇嫌いを克服するしかないようだ。
王侯の誕生祝いの宴へ出席することになった。新しく作らせた船で南の行宮へ向かうという。息澤神君も一緒だと聞かされた鳳九は目を丸くした。
感想:順応性
鳳九の順応が素晴らしく早くて、ちょっとついていけてません!とにかく、阿蘭若の夢を終わらせればいいみたいだけど悲劇で終わったらだめなんじゃないの?沈曄の望む世界にして終わらせないとまた夢の中に閉じ込められそうな…
今回、西海の第2王子である蘇陌葉が登場しました。蛇の女王が母親だって言ってたけど、永遠の桃花の少辛じゃないよね?別の人だよね?
そもそも、永遠と夢幻がリンクしているわけじゃないって設定なのでよくわかりませんな。