【夢幻の桃花(むげんのとうか)・全56話】31・32・33話のあらすじとネタバレと感想|ヤキモチ焼けました

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

みるこ
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この記事では、

「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。

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登場人物まとめ一覧

  • 天族
  • 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
  • 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
  • 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
  • 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
  • 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
  • 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
  • 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
  • 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
  • 天君:天族の長 連宋の父
  • 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
  • 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
  • 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
  • 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
  • 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
  • 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
  • 白滾滾:はくこんこん ………
  • 魔族
  • 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
  • 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
  • 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
  • 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
  • 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
  • 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
  • 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
  • 玄冥:げんめい
  • 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
  • 九尾狐族
  • 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
  • 白止の妻:優しく見守るタイプ
  • 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
  • 白真:はくしん 鳳九の叔父
  • 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
  • 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
  • 人間界
  • 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
  • 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
  • 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
  • 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
  • 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
  • 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
  • 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
  • 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
  • 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
  • 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
  • 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
  • 比翼鳥族
  • 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
  • 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
  • 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
  • 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
  • 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
  • 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
  • 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
  • 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
  • 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
  • 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
  • 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
  • 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る

【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想

「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第31話

鎮魂玉で化身を作った緲落(びょうらく)の邪悪な気を浴びて寝こんだ白鳳九(はくほうきゅう)。東華帝君(とうかていくん)の床で目覚めた彼女は姫蘅(きこう)に見られて誤解されるのではないかと慌てる。そんな中、東華帝君は勝手に燕池悟(えんちご)と居所を交換して白鳳九と一緒に暮らし始める。その強引さに戸惑いつつも、蘋婆果を盗もうとしたことがばれた白鳳九は仕方なく彼の言うことを聞いて…。

ネタバレ「帝君のやきもち」

玉林院。帝君は眠ってしまった鳳九を住み家に連れ帰った。

鳳九は妖魔の邪気にあてられ「寒い寒い」と寝台の上で眠りながら震えている。

帝君が側を離れようとすると、鳳九は寝ぼけながら「母上ぇ〜」と甘えた声を出した。そして帝君の手を握って暖かさを確かめると、その手を胸元に入れようとする。

とっさに手を引っ込めた帝君はそばを離れた。

鳳九は「行かないで〜!一緒に眠ってうぇーーーん!!!」と大声を上げて泣き始める。

困った帝君は鳳九の望むようにすることに。

数時間後、目が覚めた鳳九は現状が理解できない。

なんと寝台に座って本を読む帝君にくっついて寝ていたのだ。

帝君は「眠ってしまい世話をするはめになった」とありのままを伝え、他の人間に醜態を見せたことがあるかと尋ねた。

鳳九は布団をかぶって「家族のほかは帝君だけ」と不機嫌に言う。

帝君は珍しく鳳九の問いに屁理屈で返す。呆れた鳳九は「燕池悟が待っている」と立ち去ろうとした。

その時、外に人影が見えた。

「姫蘅だわ!」

驚いた鳳九は帝君を寝台に押し倒して布団の中に隠れた。

「誤解されますよ!」

鳳九が必死に身を隠していると帝君は「そなたこそなにか誤解している、静かに横になっていろ」と言って部屋を出た。

厨房。帝君が薬を取りに来ると、姫蘅が料理をしている。姫蘅は薬を運ぶと申し出るが帝君に拒絶された。

部屋に戻ると鳳九は窓から逃げ出していなくなっていた。

疾風院。無事に戻ってきた鳳九を見て燕池悟は安堵した様子。2人は失敗したと報告し合った。

鳳九は「実は帝君と床にいたの、そこへ姫蘅が来て、なぜか帝君は私を隠そうとしなかった?なんで??」と質問。

すると燕池悟は「それは俺と姫蘅の仲を見て嫉妬し、お前を利用して姫蘅にやかせようとしたんだ!(なんでそうなるの)」と分析した。

太晨宮。司命星君と成玉元君が鳳九のうわさ話をしている。

その昔、「桃林の桃を食べたら懐妊する」と折顔に騙された鳳九は、その桃を食べた白真のお腹をずっと見つめていたらしい。

司命は「帝君にも同じ話で騙されていた」と笑う。

成玉元君は続けて「連宋殿下がなにか勘付いている、過去のことを耳に入れるか悩んでいる」と相談。

司命は「縁がないはずが2人は梵音谷で再び出会っている」とその縁を指摘し、連宋への注意を促した。

妙義淵。帝君は緲落のもとへ。昨夜現れた緲落は鎖魂玉の力で作られた化身だった。

緲落は「お前の心の奥底にはあの女がいる、弱点を知ったからには封印を破るぞ」と帝君に宣戦布告する。

緲落は蘋婆果か鳳九の赤い印を手に入れようと企みを始めた。

疾風院。帝君が訪ねてきたため、鳳九は狐に变化し窓から逃げ出す。

その姿を目撃した燕池悟は「九尾紅狐か??」と驚き、そこでようやく鳳九が青丘の姫だと知った。

唖然としている燕池悟に帝君は「居所を交換してやる」と持ちかける。

玉林院。燕池悟はさっさと荷物をまとめて姫蘅のもとへ。その姿に驚き姫蘅。

逃げ出した鳳九が寒さに凍えていると、そこへ相里萌がやってきた。

相里萌は梵音谷に冬しか無い理由を教えてくれる。

「200年ほど前、神官長 沈曄が春夏秋を切り捨てて岐南神宮に隠棲、比翼鳥族に第2公主 阿蘭若を忘れさせないため」

まだ秘密があるようだが、それ以上は教えてくれない。

疾風院。部屋に戻った鳳九だが、寒さに凍えている。

窓を閉めようと窓辺に近づき東華帝君の姿を目にした。

慌てて元燕池悟の部屋に行くと帝君は「居所を交換した、今日から私に仕えろ」と鳳九に言う。

断ろうとした鳳九だが「蘋婆果を盗むとか…」と匂わされ態度を変えて「料理しますね^^」と従順になる。

魚の料理法を口にしながら後退りしていた鳳九は、入口の段差につまずいて転倒しそうに。

帝君が鳳九を抱き寄せて助けた。その拍子に、腕の傷が開き血がにじむ。

帝君は「そなたが重すぎるから」と失礼なことを言う。

鳳九が怒っていると帝君は乱れた髪を直してくれる。「小白」と呼ばれて気恥ずかしい鳳九は逃げ出した。

一方、燕池悟は引っ越してきたはいいものの姫蘅が嫌がっているためショックを受けている。相里萌にアドバイスを求め鳳九と帝君をくっつければいいと気づいた。

玉林院。鳳九は木芙蓉華膏を帝君に渡す。

塗るよう言われてペンペン叩きながら塗りつけた。

「私に世話させるためにわざと傷を?」

「そんなに私は愚劣か?」

「はい(•ө•)」

帝君が先生に口添えしてくれたおかげで、鳳九は競技大会の決勝に出られることになった。

喜んでいると、そこへやってきた燕池悟が帝君を褒め称え始め、鳳九は疑いの眼差し。

帝君を褒め鳳九を騙した燕池悟が自己嫌悪に陥っていると、そこへ潔緑がやってきた。

潔緑は口の軽い相里萌から話を聞いてすべて知っている。

「九歌は帝君が好きよ、若い娘が嫌いというのは好きってことよ」

「じゃあ姫蘅も!?」

「それはほんとね…」

その話を聞いて、燕池悟は鳳九の思いを手助けしていると気づいた。

潔緑は「九歌への帝君の態度が明らかに違うから私は諦めたの」と話す。

疾風院。鳳九は燕池悟と相里萌を呼んで酒盛り。

帝君のおかげで出場できる、お礼の宴を開くので来てほしいと話す。

相里萌は「決勝戦は氷柱の上で戦う」と情報をくれる。

燕池悟は鳳九に「なぜ蘋婆果がほしいのか」と尋ねた。

しかし鳳九は真実を話さない。

感想:俺様の優しさ

なんだろう、もう鳳九と東華帝君は結ばれているも同然なので好きにしてくれって感じなんだけど、そのわきで1人わちゃわちゃしている燕池悟が不憫で不憫で…うっ…どうか姫蘅と結ばれる運命であれ

今回出てきた鳳九が重いってネタは永遠の桃花からの引き継ぎなのかな?ディリラバが筋肉質で見た目より重いんで、ガオウェイグァンはお姫様抱っこするのもやっとだったとかっていう話を見たような。それに比べて夜華と白浅は楽そうだった。白浅を肩にかついでノシノシ歩けるなんて夜華様しかいないですよ〜^^

夜華っていうといつも思い出すんだけど、最終回でバラ柄(幻想)のシルクのローブ着て、ワンレンロングの黒髪下ろしてて…なんかもう「ゲイバーのママ お店を締めた後のリラックスタイム」にしか見えなかったんだよな。感動の最終回なのにぶち壊しだったんで、名前聞くといっつも蘇る。

は!相里萌がなんでコオロギ飼ってるのか謎だったけど、あれ青丘で渡されたやつなんだ。中身何かしらなかった。

第32話

競技大会の決勝に出られることになった白鳳九(はくほうきゅう)が宴を開くと、東華帝君(とうかていくん)に丹薬を届けにきた連宋(れんそう)も阿離(あり)を連れてやってくる。その後、燕池悟(えんちご)は姫蘅(きこう)のために蘋婆果を手に入れようと競技大会に向けて練習を始め、白鳳九も東華帝君の下で猛特訓に励む。一方、相里萌(しょうりほう)はかつて片想いの相手にもらったコオロギが死んだことに大騒ぎし…。

ネタバレ「二人きりの特訓」

酔里仙。競技大会への出場が決まった鳳九はお礼の宴を開く。

参加者は鳳九、帝君、燕池悟、姫蘅、相里萌、潔緑。

そこへ連宋が阿離を連れて、わざわざ修為を使いやってきた。

それを見た鳳九は「夢かしら…?(帝君の足をつねるグリィ)痛くないわやっぱり夢ね^^」と一人で納得。帝君は「なぜつねるのだ?」と鳳九に聞くが、ごまかされる。

連宋は阿離を「天君のひ孫」と紹介し、帝君に太上老君の丹薬を届けに来たと話した。

宴の席にも関わらず、姫蘅は自ら作った汁物を帝君に出す。

その汁物の匂いを嗅いだ帝君は「長生藤」が使われていると気づき、体に良くないと叱責した。姫蘅は「帝君の好みの味にならないので…」と話す。

その様子を見ていた鳳九はいたたまれなくなり「料理の支度を見てくる」と言って逃げ出した。

同じく、姫蘅に冷たくされ居心地の悪い燕池悟も鳳九について来る。さらに遊んでほしい阿離も鳳九にくっついた。

鳳九は阿離に菓子を渡して席に戻らせ、燕池悟にも渡そうとするが、その菓子が好みではないと気づく。

「これは嫌いよね…姫蘅が帝君だけに親切で辛いのね、酔里仙の厨房に作ってもらおうね」

2人がヒソヒソ話している側で帝君は聞き耳を立てている。

その様子に気づいた連宋は「料理が得意なんだな」と鳳九に話しかけた。

鳳九は余っていた菓子をすべて連宋に渡す。

連宋はそれを帝君に見せびらかした。

帝君は「あの物の好みに詳しいのだな」と鳳九に突っかかり、自分も菓子がほしいと目で訴えた。

鳳九は阿離に分けてあげてと頼む。しかし阿離は「子供はたくさん食べろと言われました」と譲らない。

連宋は「他の者の好みには詳しいが、帝君の好みは知らないのだな^^」と帝君をからかった。

そこへ待ちくたびれた燕池悟が声をかける。「早く行こう、何ならお前が作ってくれ」

それを聞いた帝君は姫蘅の汁物を燕池悟に仙術で投げつけた。汁物を手に入れた燕池悟は嬉しそうだが、姫蘅はショックを受けて奪って逃げる。気まずい宴となってしまった。

疾風院。その夜、鳳九の部屋に緲落の邪気が入り込む。すぐに気がついた帝君が駆けつけ、鳳九の結界を強化した。

追い払われた邪気は姫蘅の寝室へ。

「帝君を手に入れたいなら互いに疑心を抱かせろ、蘋婆果を手に入れるんだ」と心を揺さぶり、姫蘅の中に入り込んだ。

夢を見ていた姫蘅は飛び起きる。姫蘅の目が怪しく光った…

玉林院。翌朝、緲落に操られた姫蘅は燕池悟に「蘋婆果を手に入れてほしい」と頼む。

燕池悟はその他のみを聞き入れた。

鳳九に謝りに来た燕池悟。鳳九は「どちらが勝っても半分個にする」と提案。燕池悟は「それなら自分に任せて辞退してほしい」と話す。

その話を聞いていた東華帝君は、燕池悟に嫉妬して鳳九を自ら指導すると言い出した。

帝君は疾風院に結界を張り、10日間の猛特訓を開始する。

その頃、相里萌のかわいがっていたコオロギが死んだ。悲鳴を上げる相里萌。

疾風院。鳳九は庭に作られた氷柱の上を自由自在に飛び回る訓練をさせられる。鳳九は仙術が使えないと高いところが苦手だと怯えた。

案の定、足を滑らせて落下した鳳九を帝君が抱きとめる。

「愚かなものを指導してみたかった」帝君の言葉に鳳九は激怒。知鶴を指導したことがあると知っていたからだ。

帝君は「あの者は私に頼ることばかり考えていた、そなたは違う期待しているぞ」と話す。

天宮。成玉は鳳九のことが心配で元気がない。連宋は安心させるため鳳九の様子を見せてやる。

映し出されたのは柱から落ちた鳳九と受け止めた帝君の口がぶつかりキスしてしまった映像。

疾風院。慌てて離れた鳳九。

「なにか言うことは?かんで申し訳ないと」

帝君の唇からは血がで出ていた。

数日後、鳳九はあっという間に上達し目隠しをしても柱を飛び回れるようになった。

酔里仙。コオロギを失った相里萌は嘆き悲しみながら、何日も酒を飲んでいる。

見かねた潔緑は燕池悟を叩き起こし「諭してほしい」と頼んだ。

燕池悟は疾風院の結界を破って鳳九を連れ出し、酔里仙へ向かう。

酔里仙。相里萌の死んだコオロギは意中の女に貰ったものだった。その女とは鳳九のこと。

相里萌が恋心をいだいているのは叔母の白浅だと勘違いしていた鳳九は驚く。そして、青丘の街で青年を助けたことを思い出した。

鳳九は事情を燕池悟に話し「絶対に秘密!」と口止めする。

そして、谷を飛び出す決意をしている相里萌に「コオロギが入っていた壺が残っているのはまだ掟を破るのは早い!という天意よ!」と話して無理矢理丸め込んだ。

相里萌は諦めて帰っていった。

感想:サービスシーン

東華と鳳九のサービスシーンの嵐だよ。しかしわたしは燕池悟のことが気になって気になって仕方がない、姫蘅を諦めるのか別の女と結ばれるのか…いやでも一途なのが彼のいいところだし最終的に両思いになれるといいね。

ただこうなってくると姫蘅のどこがいいの?という…な!

さてさて、相里萌は青丘で鳳九ちゃんが助けた青年でした。行為を持ったような感じだったけど一目惚れしてたんですな。それにしたって無謀な恋なので諦めてどうぞ。

第33話

結界を破って出かけたことで東華帝君(とうかていくん)から叱られた白鳳九(はくほうきゅう)。彼女はさらなる東華帝君のしごきを受けて擦り傷を作るが、彼は優しく木芙蓉花膏を塗ってくれる。そして、競技大会の決勝日。姫蘅(きこう)の弾く琴に合わせて笛を吹く予選を突破した白鳳九は、生き残り戦で剣の腕を競う決勝に臨む。だが、そこで燕池悟(えんちご)の様子が急変して…。

ネタバレ「決勝の熱戦」

酔里仙から出た2人。鳳九は「なぜ見初めたのかしら」と燕池悟に聞く。

仲睦まじく話している2人を東華帝君が隠れて見ていた。

疾風伝。翌朝、起きてきた鳳九に帝君は「昨夜どこへ行っていた」と聞く。

結界から出たことを咎められた鳳九はありのままを話して「今後は稽古に励む」と謝った。

その日は、日が暮れてあたりが暗くなるまで稽古が続いた。鳳九は打ち身だらけになってしまう。

玉林院。琴と笛の合奏のよる勝負が予選で行われる。

姫蘅は燕池悟の下手くそな笛に顔をしかめた。あまりにも下手くそなので、まずは琴で音階を教えることに。

姫蘅は琴の指導中に燕池悟の手に切り傷を作り、そこから邪気を送り込んだ。

疾風院。疲れ果てて寝台に倒れ込んでいる鳳九。

そこへ東華帝君がやってきておでこや胸元にに薬を塗ってやる。帝君の優しさが信じられない鳳九は「からかっているのね!騙されないわ」と怒り始めてしまった。

帝君は「常に守ってやるわけにいかない、天罡罩がなければ梵音谷へ落ちたとき身が砕けていたぞ」と教える。

鳳九はそんな大事なものを!?とすぐに返そうとするが、どこにも見当たらない。

帝君は「天罡罩が消えるとしたら私が死ぬとき、四海八荒を脅かす事態が起これば死ぬだろう、まあ少なくとも数十万年後だ、心配するな」と話す。鳳九はうるうる…

悲しくなってしまった鳳九は「今はもう手の傷はないのに木芙蓉華膏を?」と尋ねる。

「なぜ傷のことを知っている?」口を滑らせた事に気づいた鳳九はなんとかごまかした。

「かつて私の狐が作ってくれた」帝君はそう教えながら、鳳九の顔に木芙蓉華膏を塗る。

鳳九はやり返そうと帝君を寝台に押し倒して、その顔に薬を塗った。ふと我に返り、恥ずかしくなって布団にくるまる。

帝君は薬がついたままの鳳九の指を拭って出ていった。

疾風院。翌日、帝君は鳳九に笛の稽古をつける。「奏者の表情と所作を読めばいい」と助言。

帝君と連宋は碁を打っている。連宋は「鳳九はなぜ蘋婆果がほしいのか?え?知らないんですか?そう言えば燕池悟と仲良しらしいですね」と帝君をからかった。

疾風院。連宋にからかわれ不機嫌になった帝君。

鳳九に「蘋婆果を得たいのはなぜだ?」と聞く。

「まだ食べたことがないから」

「菓子を作るのか?燕池悟が食べたがっているのか?」

「小燕?」姫蘅にヤキモチを焼かせたいから小燕のことを気にするのね!(ちがう!!)

勘違いした鳳九は帝君の恋を助けてあげるため「もうすぐ大会なので結界を解いてください」と頼んだ。

「そうしたら友が遊びに来られます」その言葉を聞き嫉妬した帝君は結界をさらに強化してしまう。

競技大会当日。予選は姫蘅の奏でる琴に合わせてよどみなく笛を吹くというもの。

鳳九には難しい曲を、燕池悟には簡単な曲を、どちらも予選を通過する。

青梅塢。そこはかつて一面の青梅が植えられていたが、四季が無くなり枯れてしまった場所。女王の命令で競技場になっている。

競技の準備が整った。そこへ東華帝君が連宋をつれて現れる。

決勝に残った者たちによる剣による腕くらべが始まった。

参加者は好きな相手を選んで戦い、最後まで柱の上に残ったものが勝者となる。

最後に残ったのは鳳九と燕池悟。

姫蘅は燕池悟を操り、鳳九に致命傷を与えるような攻撃をさせる。それに気づいた東華帝君は姫蘅を眠らせ鳳九の手助けをした。

そして見事 鳳九が勝利する。

女王の血を飲ませて大蛇を眠らせるため、蘋婆果が得られるのは明日になる。

勝利した鳳九だが、東華帝君が気を失った姫蘅を連れて競技場を出る姿を目で追う。

みんなに祝福されるが心ここにあらずだ。

感想:何をどうしてそんな勘違いに

誰がどこからどう見ても東華帝君は鳳九のことを思ってるのに、本人はさっぱり気づいてない。少女漫画によくある話ですか、そうですね三生三世は少女漫画みたいなもんですね。

なんでこんなに長引いてるかって、燕池悟と東華帝君のせいで梵音谷に落ちたのと、鳳九が葉青緹に執着してるせいだよ。みんな寿命が長いからって他のことにかまけすぎ。

今回も鳳九と東華帝君のあれなシーンが目白押しでした。もう毎回のことなので、はいはい!どうせまた何もないんでしょ!はいはい!次!って思ってしまって…なあ?せめてキッスでもしろよ。

次回、34・35・36はここから!

全話、ネタバレ一覧はここから!

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