【鬼谷子・全52話】22・23・24話のネタバレとあらすじと感想|変法の改革を

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

この記事では、

「鬼谷子・聖なる謀」について

全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。

鬼谷子の登場人物

  • 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
  • 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
  • 今淑…韓の公主、韓王の妹
  • 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
  • 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
  • 鍾萍…王禅の養母
  • 子布…史太晧の弟子
  • 呉起…楚の将軍、変法を唱える
  • 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
  • 嘯公…魏の朝臣

【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想

「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )

第22話「親友の赦し」

変法を阻止しようと魏へやってきた姫元伯は、嘯公を利用し魏王と2人で会おうと試みる。そして、魏王に覇者となりたいなら忍耐強さだけではだめだとたきつける。そんな中、燕と趙、韓の三国から、魏に人質として使者が訪れる。魏王は姫元伯も列席させ、自ら人質として苦しんだ過去を語る。一方、コウ娥は悲しみの中にいる許弋を救おうとするが、史太皓に両親を殺された恨みから、許弋はコウ娥に冷たく接するのだった。

ネタバレ「親友の赦し」

墓地。姫元伯が史太晧の弔いに現れた。

学徒たちに罵られると「史太晧が捨て身の作戦に出たとき、誰が信じた」と黙らせる。

姫元伯は王禅に向かって「復讐に来たのではない」と言った。

王禅も「復讐より変法と奴隷解放を叶えたい」と返す。

しかし姫元伯の目的は変法を阻止することだ。

「奴隷制を守るものと、奴隷制を廃すもの

周王朝の名誉を汚させるわけにはいかない

お前を潰す」

そう宣言して立ち去る。

嘯公府。姫元伯は嘯公に接触。

手土産として手形を渡し「奴隷売買で儲けているらしいね、今後は周を経由してもいいよ」と言った。

姫元伯は「中枢を攻撃して自滅に追い込む」と魏王を追い込む作戦を嘯公に話す。

嘯公は見返りとして周の官職を求めた。

姫元伯は「正しい選択は利益を生むが誤れば死を招く」と忠告する。

嘯公は求めに応じて、姫元伯を魏王に会わせることに。

魏の王宮。嘯公は魏王を花見に誘って呼び出す。

魏王がやってくるとそこには姫元伯がいた。

姫元伯の姿を見た魏王は、刈首営によって引き起こされた凄惨な事件の話をする。

姫元伯は「刈首営も滅び、残るは王禅と私の恨みだけ」と取り合わない。

そして「天下を支配する方法を教えに来た」という。

今までの謙虚さを捨ててこそ覇者になれるというのだ。

魏王は周の天子と刈首営の繋がりに気付いていた。

指摘された姫元伯は、周の天子が魏王の才を認めていると言う。

それは、諸侯の上に立つものになれるかも知れない才だと。

魏王は宴への列席を許可した。

許弋酒場。夜、店じまいをしている許弋のもとに姮娥が現れた。

許弋は姮娥の目の前に水をまき「熱湯をかけてやろうか」と冷たく言って扉を締める。

姮娥は「優しい許弋のままね、私がやけどしないよう水を」と語りかけた。

「お前は仇の娘」

「何だってする、父の代わりに謝らせて」

「俺の両親は死んだ、殺したのは恩師

お前は無関係だとわかっているんだ…

でも仇の娘にどう接していいのかわからない!」

姮娥は「祠廟にいて祈り続ける、楽しかった頃に戻りたい」と言う。

許弋が扉を開けるとすでに姿はなかった。

魏の王宮。燕、韓、趙の人質がやってきた。

人質たちは「両国の溝を解消するため望んでやってきた」という。

魏王は「お前たちごときが人質になれるとでも?」と聞く。

3人の人質は仁義、礼、忠誠を示せると言った。

魏王は9歳で韓に人質として送られた時の話を始める。

「中秋節の宴に家族が集ったが、父の顔に笑顔はなかった

戦に負けて国が滅亡寸前だったからだ

太子として愛されている自信があった

人質になるはずはないと

だが、父は私を韓へ差し出した

哀しみの表情はなかった

その時、愛されていたのは芝居だったと気付いた」

「韓に送られ入れられたのは家畜小屋

奴婢にまで蔑まれ、馬の餌を食べた

看守が口から吐き出した餃子を食べて生き延びた」

魏王は仁義、礼、忠誠を捨てたからこそ、人質として生き延びたのだと言った。

姫元伯はその話を聞きながら笑っている。

魏王はもう1つ復讐をと言い出した。

「解放される前、韓王に女装を命じられた」

その話にならい、3人の人質に女装をするよう言う。

魏王は女装した人質に踊らせ、それを見て笑った。

そして姫元伯に「これが余の考える王の姿だ」と言う。

「変法をやめろというならやめる

だが途中で考えを変える王に誰が畏敬の念を抱く」

姫元伯は「やめさせるつもりはない

誰とどんな方法で変えるのかそれが問題」と言った。

韓の王宮。今淑は魏から戻って食事も取らず引きこもっている。

そこへ韓王がやってきて妹を心配した。

「余のそばで思いっきり泣けばいい」

今淑は「世の流れは変わった

楚が力を取り戻し、韓と手を組んで魏に対抗しようとしている

韓にとっては絶好の機会

太子に嫁ぎます」と決意する。

祠廟。姮娥は神に祈っている。

「許弋を救えるならどんな犠牲も払います

父の犯した罪は私の血で償います」

ちょうどそこへ許弋がやってきて、手を切ろうとする姮娥を止めた。

そして「血が余ってるなら店に来い!料理に使う!」と叱る。

「俺は変わったんだ、痩せた!」

「…以前と何も変わってないわ」

2人は打ち解けお互いのことを祈った。

魏の王宮。魏王は重臣たちに「魏の宰相に、王禅を迎えたい」と話す。

朝議の後、魏王のもとにやってきた姫元伯は「憂いを分かち合える宰相が必要」と言った。

感想:魏王の芝居

人質時代のことを話したのは、姫元伯を騙すための芝居?

すでに王禅も動いていそうだから、なんとか今度は寝首をかかれないようにしてほしい。

どちらが正義でもないけど、どうしてもメインとして描かれる方に心を寄せちゃうわね。

今回、許弋と姮娥が仲直りできてよかった。

でも付き合い続ける限り、過去を忘れられないってことだけどいいのかな。

個人的にはつらい過去に関連するものとは遠ざかって行きていったほうが幸せになれると思うよ。

第23話「宰相選抜」

王禅を宰相にと望む魏王に対し、姫元伯は諸国の賢才を集めて競わせるべきだと主張。魏王に公募を承諾させる一方で、王禅が選ばれないよう入念な裏工作を整える。選抜当日、居並ぶ諸子百家の論戦が始まった。盲人を装い、灯火を掲げて割って入った王禅は、盲者が明かりを持つ意味を説き、各派を論破。周王の使いとして姫元伯が立ち合う中で、旧来の秩序を根底から覆す新法を提唱する。その裏には魏王と王禅の秘められた策があった。

ネタバレ「宰相選抜」

魏の王宮。

姫元伯は魏王に「王禅1人を見て決めず、7国の賢才を招くべき」と主張した。

魏王は「思う通りにしろ、天子様にもそう報告を」と許可を出す。

各国の賢才が魏に集まり、宰相が選ばれると布告される。

周の王宮。

周の天子のもとにも魏が7国の賢才を招くと知らせが入った。

天子は「王錯のときには激震が走った、息子がその意志を継げば再び天地を揺るがすことになる」と危惧する。

周の天子は、周の権威を守るためにも礼法を脅かす変法を許可するわけにはいかない。

楚の王宮。楚王は魏の情報を聞き、呉起を宰相選びの会場に送り込む。

魏に諸子百家が集まってきた。

その中には王禅の姿もある。

その裏では、姫元伯が工作を行っていた。

魏の王宮。

宰相選びの会場。

会場には変装した呉起が潜入している。

呉起に気付いた王禅は「他の王の間者もいるはずだ」と付添の姮娥に話した。

賢才は机上の空論をぶつけ合い、言い争いをする。

そこへ盲人を装った王禅が現れた。

賢才は「盲人なのに明かりを持っている、愚か者だ」と笑う。

王禅は賢才に「盲人なのになぜ明かりを持つと思う」と問うた。

そして王禅は次々に、各派の賢才を論破していく。

「民は盲人と同じように闇の中で暮らしている

私は光を掲げて道を示すが、お前たちは私利のため余の苦難を見ず学説の真髄を汚している

闇を払う明かりの名こそ、変法だ!」

そこへ姫元伯が姿を表した。

姫元伯は、かつて史太晧に反発した王禅が友誼について話したことを教える。

「人と人との関係は利益の上に築かれる、といったな

しかし今度は”人こそ礎”だと

人を使ってどんな利益を得るんだ?」

黙って話を聞いていた王禅は「昔を顧みた」と口を開く。

「世には食うものと食われるものがある

獣たちはそうだろう

人間にはその2つしかないのか?

史太晧は私に唯一無二の人間になれ

戦いの規則を変える人間になれと言った

時代を変えるんだ」

王禅は旧来の秩序を根底から覆す新法を提唱していく。

その言葉に魏王が応えた。

「爵位改革!」

「許す」

「土地を民に!」

「許す」

「奴隷の全面廃止!」

「許す」

会場に姿を表した魏王は王禅のもとへ。

そして、明かりを持つ手を支えともに掲げた。

周の王宮。周の天子は はかられたと激怒。

周の天子が送った虎賁将軍 姫元伯の前で、王禅は変法を宣言したのだ。

これでは表立って反対できず、天子の賛同を得たように見える。

海岸。王禅と魏王は2人だけで海を眺めている。

2人は姫元伯を出し抜き、周の天子と変法を阻むものも出し抜いたのだ。

王禅は史太晧の喪に服すため「3年待ってほしい、準備はしておきます」と言った。

2人は同じ信念を持ち進んでいく。

3年間、王禅は変法の準備を進めた。

その間、励公、嘯公、王族の末裔は変法に反対し

呉起は覇主の座の奪還を狙い

韓では今淑が兵を整えて機会を伺い

周都では天子と姫元伯が新たなる陰謀を企てている。

魏の王宮。

3年後、王禅は宰相となった。

王禅は「大王様の剣がほしい」と願い出て許可される。

「王剣を手に障害を除きます!」

魏王は「奸臣は斬り捨て御免!みなのもの心得たか」と重臣に言った。

史太晧の屋敷。初朝議の前夜、王禅は新法の宣布を練習中。

そこへ姮娥がやってきて寄り添う。

そして「幸せを失うことは怖い」と言った。

2人は永遠に一緒にいることを誓う。

魏の王宮。朝議の日、臣下は急病急用で一人も現れない。

怒り狂う魏王に、王禅は「嘯公府にいると思います」と言う。

王禅は企てがあるらしく、宴を開いてほしいと言った。

嘯公府。その頃、王禅のよみ通り臣下は嘯公府に集まっている。

励公は「反撃の好機、宴に出席を」と言った。

深夜、王禅は新法を石碑に刻ませる。

感想:改革に挑む男たち

音楽も相まって今ほんとに中国ドラマ見てる?(失礼)って気持ちになっちゃった…

オオオォカッケエェ\(^o^)/

これで魏王が王禅をあっさり裏切ったりしたら立ち直れないのでそれだけはやめてくださいね、それだけは…

さて、3年の服喪期間で王禅はさっぱり小綺麗に、魏王はおひげを生やしてちょっとどっしり貫禄をつけ、姮娥は前髪を上げて大人っぽくなりました。

王禅に関しては汚えおっさんが身ぎれいにしただけなのでなんともいい難いが、なんであんな汚かったの?

表現としてはハナタレ小僧からの進化なんだろうが、見てる側には汚えおっさんからきれいなおっさんに進化しただけで…汚えって言わないで!

第24話「重臣の誅殺」

状況を打開するため、魏王は変法に反対する励公らを宴席に招く。わざとみすぼらしい服装で現れた励公は、国のために自らの全財産を献上すると申し出、さらに、恩情に訴えて魏王の考えを改めさせようと、権力と財力により魏王を支えた過去を切々と語り始めた。励公に追従する貴族たちも、そろって新法の破棄と王禅の排除を訴える。だが王禅は、励公が財産を隠し持っていることを突き止めていた。王剣を手に立ち上がる王禅は…。

ネタバレ「重臣の誅殺」

許弋酒館。許弋は「新宰相が酒の相手」と言って客を呼び込んだ。

顔を白塗りにして頬を赤く塗った貴族風の許弋は、小芝居をして貴族をけなす。

それは、会いにも来ない王禅へのいら立ちからだった。

許弋は「民を思うならここへ来て思いを聞くべき」と声を上げ、客も同調する。

そこへ王禅が現れた。

許弋を除き、人々は地面にひれ伏す。

王禅は顔を上げさせ「宰相として法を定めるときは民の利益を最も重視すると誓いを立てた

貴族が独占してきた富を国のものにして民に分け与える」と変法の話をする。

そして、許弋の作った草の冠をかぶった。

宴はお開きになるが、王禅と許弋はまだ飲んでいる。

「すまない、ずっと言えずにいた」

「恨んじゃいない…でも両親を思うと史太晧の顔が…兄弟に戻るよ」

許弋は王禅の膝にもたれかかって泣いた。

そこへ「励公が家財をどこかへ運び出した」と知らせが入る。

魏の王宮。王禅は「励公を退かせるべき」と魏王に進言。

しかし、励公は魏王を韓から救った命の恩人だった。

そのため、王禅の提案を聞き入れない。

魏の王宮。宴が開かれる。

遅れて現れた励公は、貧しい民が着る粗末な服を身に着けている。

そして魏王の前にひざまずくと、

「私は罪を犯しました

長年仕えているが何の功績もない

富を享受し

国力強化の妨げになっている

償いとして全財産を献上する」と告げる。

話を聞いていた王禅は「隠居される励公への送別の宴に変更しては?」と席につかせた。

そこへ、今朝釣ってきたという魚が振る舞われる。

王禅は「隠居するなら奴隷はどうする」と質問。

励公は「動物をたくさん飼っていたが、隠居先では世話ができないので逃した

しかし多くのものが戻ってきた」と話す。

王禅は「仕えてきたものには?」と聞く。

励公はその場に奴婢を数人連れてきた。

そして一言「自由を与える」という。

奴隷は困惑し耕し方など知らないと答えた。

奴隷解放に対する反論のようだ。

王禅は奴隷たちのもとへ行き「2日前、50人の奴隷が新たに入ってきたはず、以前のものは?」と聞く。

奴隷は答えられない。

そこで王禅は、振る舞われた魚がうまいのは人肉を食べているからだと明かした。

他の臣下は吐き出すが、励公は動じない。

王禅は「公子亥の屋敷では奴隷30人が溺死

林の屋敷では41人

励公府は200人」と魚の餌になった奴隷の人数を教えた。

「立ち上がらぬ人間は家畜と同じ扱いを受ける、お前たち今こそ立ち上がれ」

王禅の言葉を受け、奴隷は恐る恐る立ち上がった。

しかし励公の一声でまたひれ伏してしまう。

励公は魏王に向かって恩着せがましく過去の話をする。

「韓から戻れたのは私が根回しをしたから

お前が王でいられるのは富と権力を使って支えてきたから」

そこへ嘯公たちが出てきて、

「新法の推進に反対、爵位改革と土地分配と奴隷解放の中止を!」と求める。

励公はさらに「王禅に厳罰を!」と斬首を求めた。

王禅は「全財産の中に、洞窟に隠した金銀や未記載の家屋、玉器は記されていない

悔い改める機会を自ら手放し大王に刃向かった」と声を上げる。

そして剣を手にとった王禅は励公と首を切り落とした。

大王は「ならぬ」と止めるが間に合わない。

「王剣により不忠なる奸臣を誅殺した

未来のため新法を死守する!」

魏王は王禅を呼び出し「何故殺した」と叱責。

王禅と魏王の間に溝ができてしまった。

韓の王宮。韓王は今淑に料理を作っている。

そこへ「会盟における韓の内通者がわかった」と知らせが入った。

感想:計画したのは誰

励公の斬首は想定外だったのか?これも計画のうち?

そうではなくて、恩人の励公を排除するだけに止めようとしていた魏王と、恩人に流されそうになっていた魏王を止めようと斬首した王禅であれば、2人の間に溝ができてしまうのでは!?

と思って予告呼んだら仲直りするのねよかった。

前回の今回でさっそく決裂されたら悲しいめぽ…

さてさて!なんだか平和に過ごしている韓兄妹のもとに嵐が吹き荒れそうな予感。

次回、25・26・27話はここから!

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