ミーユエ〜王朝を照らす月〜のあらすじとネタバレ感想の記事です。
今回は47話から、姝の息子・蕩とユエの息子・稷の才覚の差が決定的になってきている中、次なる討伐の話もまとまりそうな気配…の続きです。
ミーユエ|第47話「甘い罠」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第47話のネタバレ
サクッとネタバレ
張儀の公孫衍への固執から目を覚まさせ、蜀侵攻へのアイデアを張儀に与えたユエは久々に会った泰王と仲直りする。
張儀の練った策により、巴の領土を通ってあっさりと蜀に進行することに成功した泰は巴蜀の地を手に入れた。戦勝により王宮の者たちは報奨を受け、その中には稷も含まれている。今や神童と名高い。
自分の息子との決定的な差を見せつけられる姝は稷の暗殺を企てる。今まで疎遠であった稷を呼びつけてはお菓子などを振る舞い、少使命の日に着ていく着物まで用意した。
その着物には蜂が好む花の香がたっぷりと染み込ませてあり、これを着た稷は王后の仕込んだ殺人蜂に襲われる。
葵姑が覆いかぶさり守ったことで軽症だったが代わりに葵姑は毒に侵され生死の境を彷徨うことに。
誤算だったのは、絶対に外出しないようにと言いつけた愛する息子が、侍女の目を盗んで外に出た上、酒を飲み蜂に襲われたことであった。
細かくネタバレ
- 「泰の蜀攻めは利よりも害が大きい」という話を耳にしたユエは張儀を尋ねる。しかしそれは誤りで豊かな巴蜀の地を手に入れればそこは泰の食料庫になるという。
- 張儀はユエのアイデアで蜀攻めの名案を思いつく。
- 唐夫人と衛良人さらにユエが加わり池を掘る計画をしていると穆大監が秦王に話す。ユエは喧嘩をしてから泰王を避けていたため気まずそうな顔をしている。
- 子どもたちに議論をさせたのは煮詰まっていた大人たちに客観性を取り戻させるためだという泰王に、ユエは過ちを認め仲直りする。
- 張儀の策が成功した。蜀への道に牛の石像を5体置き、夜牛の尻の下に金塊を置いておく、「石の牛が金の糞をした」と報告を受けた蜀王は石の牛を運ぶため山に道を切り開いたのだ。
- 泰は巴の領土を通り蜀を制圧した。さらに巴と苴の両国も滅ぼし巴蜀の地を手に入れた。
- 稷は神童と褒め称えられるように。
- 樊長使の息子・通は林の中で王后の侍女が蜂の巣を持った男と会話をしているところを目撃する。
- 少使命の祭祀の日、姝は蕩に絶対に外に出るなと言いつけて外出する。庭では通が樊長使の作った酒を持ち出し振る舞っている。それを奪い飲んだことで蕩は母親の仕込んだ殺人蜂に刺される。
- 稷も刺されたが軽症、そのかわり覆いかぶさっていた葵姑の命が危ないという。
き、き、きこー!!!!!
葵姑の老けメイクがゆっくりになってきて安心してたのに稷をかばってこんなことに…
アホ息子はどうでもいいけどまあ死なないんでしょうね。
ミーユエ|第48話「亀裂」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第48話のネタバレ
サクッとネタバレ
樊長使は息子から、王后の侍女珊瑚が蜂の巣を持った男に金を渡し、岩の間に蜂の巣を置くのを見たと聞く。
王后が稷を狙ったのだと気がついたが、告発すれば自分が危うい。葵姑を救う方法を探すために庭に出ていたユエに樊長使は、何者かの故意があったのではないかと匂わせる話をする。
薬草がどれも効かない中で、穆辛は故郷の大王蜘蛛が草むらに落ちて生き返った話をする。それを聞いていたユエは草むらに生えていたという薬草を摯先生に伝え山に探しに行ってもらう。二人の命はもう数刻と保たない。
イチかバチかで試した薬草が効き、蕩と葵姑は命をとりとめた。
穆辛は事件の時、稷が着ていた着物を見つけ甘い香りがすることを指摘、さらに蜂の好む派手な色合いだったことから狙われたのは稷だったのではと言う結論に。だとすれば犯人は王后しかいない。
ユエは王后に着物を突きつけ怒鳴り散らすも、王后は静かに罪を認め罰を受けるという。愛する蕩の行く末に稷は邪魔なのだと。
細かくネタバレ
- 通は母に、王后の侍女珊瑚がお金を渡し巣を置くのを見た話をする。樊長使は王后の仕業だと気がつくが告発すれば命が危ないと沈黙を貫く。
- 葵姑は全身が腫れうなされていた。
- ユエは葵姑を助ける方法はないかと蜂の巣を見に、そこに樊長使がやってくる。樊は真実を言うことはできないものの何者かの故意だったのではと匂わせる。
- 穆辛が見つけてきた稷の着物から甘い香りがし、さらに蜂が好む明るい色の着物だったことから狙われたのは稷だったと気がつくユエ。
- ユエは穆辛の郷里に住むという大王蜘蛛の話から特効薬を見つける。
- 摯先生と穆辛が山へ取りに行った薬草で二人は助かる。
- 泰王は穆大監に蜂の件を調べさせるものの決定的な証拠が見つからず、自然に集まったということになってしまう。
- ユエは稷の着物を姝に突きつける。姝はすべてを素直に話し罰を受けるという。
- ユエは姝を告発しないという。葵姑は涙を流すユエに「いずれ今日の温情を公開するでしょう」と語る。
返せぬほどの恩は怨みになる
葵姑さん今回素晴らしい名言の数々を…
母よりも母らしくずーーっとそばにいて見て、的確な助言をしてくれてたんだよね。それが外れたことってない。ずっと守ってくれていた。ほんとに亡くならなくてよかった…
しかし、そんな母よりも母のような人の命が危ういところまで行ったのに、告発しないってなんやユエたん。ここで話が終わってしまうからか?そっか^^
ミーユエ|第49話「分封」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第49話のネタバレ
サクッとネタバレ
いよいよ太子選びの気配が濃厚になって来た。王后は泰王に分封(領地を分け与えそこに封じること)を提案し、年頃になった公子たちに領地を与えることで太子争いを優位にしようと考えている。
そんな中でユエは姝の裏切りに心を痛め、王宮を出ていこうと思い始める。分封により稷が巴蜀の地に封じられれば自分もついていくことが出来る。姉の邪魔にもならない。
ユエは張儀に立太子については稷の名前を出さないよう、そして姝には自分が王宮を出られるよう手助けしてほしいと頼む。
そんなときに、魏夫人の姪・魏頤がやってくる。魏夫人は彼女を使って秦王に取り入り華公子の立太子を確実にしたい様子。
そしてユエは泰王に決定的な話をする。泰王は稷を手放すことなど考えておらず、ユエの希望に激怒し失望したと出ていってしまう。
細かくネタバレ
- ユエは巴蜀を稷の領地に貰い受け、共に王宮を出ていこうと考えている。
- 王后は泰王に分封を提案し、公子たちに領地を与え追い払ってしまう策に出た。
- これに気づいた魏夫人は、祖国から絶世の美女だという姪を呼び寄せた。
- ユエは張儀に太子選びに稷の名前を出さないでほしいと頼む。
- 更にユエは、王后に咸陽を出られるよう手助けしてほしいと頼む。
- 魏夫人の姪・魏頤がやってくる。
- 魏夫人は魏頤を使って泰王に取り入ろうと画策中。
- ユエは泰王に直接、巴蜀に封じてくれるよう頭を下げる。しかし泰王の思いは別にあった。失望したと部屋を出ていってしまう泰王。
ハチに刺された時が13歳で…えーと、
いきなり季節が思いっきり巡るので成長に追いつけない…案の定蕩は相撲取りみたいになってるな。
せめてもの情けに武術の才能があってよかった。よかったけどうん、はい。
今回、恩のある姝のためにユエは苦渋の選択をするわけだけど、泰王が許すはずないよな。
ちょっと物悲しくなっちゃったよ。
そして、魏美人の排簫をゆえはずっと大切にしてるんだよね、しかもそれが泰王との仲を取り持ってくれた。
いやあの、絶世の美女(?)の魏夫人の姪で色々思い出しちゃって。