こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
【東宮〜永遠の記憶に眠る愛〜】全55話について
あらすじとネタバレ感想を書いていきます!未視聴の方はご注意ください。
DVDと配信情報
「東宮〜永遠の記憶に眠る愛〜」あらすじ・ネタバレ・感想
第37話 賭場での殺人事件
あらすじ
小楓と趙瑟瑟は札遊びをしている。
趙瑟瑟は「緒娘をいつ東宮に迎えるのか」と小楓に聞いた。
永娘は「皇后様のところにいるので皇太子妃が口出しできない」と助太刀。
趙瑟瑟が帰ると、永娘は小楓に「用心したほうがいい」と話す。
顧剣は陶険という男を高家の賭場に潜り込ませる。
李承鄞は趙瑟瑟が小楓を尋ねたと報告を受ける。
時恩が「札遊びをして、緒娘のことについて尋ねた」と伝えると、裴照と顔を見合わせいぶかしんだ。
裴照は昨夜様子をうかがいに来た間者が「蛍児」という侍女だったと報告。
李承鄞が明月のことを聞くと、「最近は夜が明けてから皇帝は帰宅する」と答えた。
鳴玉坊。
顧剣は明月に会いに来て、復讐のため皇帝に近づくのを辞めさせようとする。
そこへ小楓が忍んでやってきた。
小楓は明月から「通ってくる人がいる」と聞き、どんな人かと気になるようだ。
高家の賭場。
高震と陶険は、張参が賭けにのめり込むよう仕向け借金をさせた。
顧剣は陶険から「張参は皇后のはとこ、高震もそのことは知らない」と報告を受ける。
小楓は李承鄞から貰った狩装束を身につける。
そこへ趙瑟瑟がやってきて、小楓は李承鄞からの贈り物だと話す。
趙瑟瑟は手製の香袋を贈ろうとするが、そこへ李承鄞がやってきて香り袋を取り上げてしまった。
部屋に戻った李承鄞は、香り袋の中身を調べるよう時恩に命じる。
小楓は「愛し合う二人の間に、私が割って入ってしまった。西州が恋しい…」と落ち込んでしまう。
その夜、李承鄞のもとに顧剣がやってきて「緒娘の腹の子の父親は張参、張参は皇后のはとこで地位を利用し悪行の限りを尽くしている」と報告。
そして高于明と皇后を離間させるため、潜龍使を使ったある計画を立てたという。
張参は賭場で多額の借金をしている。
張参が返済に困った頃に「賭場は非合法なので、官府に密告すれば借金は帳消しになる」と胡嘯を使って吹き込む。
官府と通じる高震は事前に情報を仕入れ賭場が暴かれることはないが、密告者を恨む。
そこに、陶険が張参を連れてくる。
高震は張参を痛めつけるだろうから、張参が動かなくなったところで陶険が息の根を止める。
殺してしまったとうろたえる高震に「死体は処理するので、狩りに出ていたことにして都を離れるように」と話せばいい。
皇后のもとに、皇帝と李承鄞がやってきた。
そこへ、皇后の母が張参の母を連れて尋ねてくる。
張夫人は「息子が不審な死を遂げたが、役所は酔って溺死しただけと調べない」と訴えた。
李承鄞は自ら事件について調べると申し出る。
皇后は「きっと何か裏がある」と母親に注意を促した。
皇帝も誰かの意図があると気づいたようで、芝居の行方を見守ることに。
高于明も、皇后と張参の関係、緒娘の子の父が張参だと知り訝しむ。
趙瑟瑟と夕餉を取る李承鄞。
兄に調査を命じては…?と提案され承諾する。
調査を命じられた李嗣源は、高家と通じる李承鄞に報告せず事をすすめることに。
七夕の日。
アドゥと街に遊びに出ようとしていた小楓は李承鄞に捕まり舟遊びに連れて行かれる。
二人きりで船に乗り、いい雰囲気になる。
感想:時恩は趙瑟瑟推し
時恩は趙瑟瑟を結構かばうね、最初は辛辣だった気がしたけど不憫になったのかな。
女性の気持ちがよくわかりそうなキャラクターだし、同情してる設定かも。
だってあまりに不憫だし…
さてさて、結構人が死ぬドラマですがここのとこ平和だったと思ったら、またモブが死んだ。
緒娘は言うことを聞くしか無いにしても、この後の身の振り方がどうにも出来ないフラグしか立ってなくて可哀想である。
今回始めて皇后のお母ちゃんが出てきました。
皇后だけなぜか麻呂眉で不思議な化粧なんだけど、おかあちゃんは普通の人だった。
豊朝皇后はあの風貌にしないといけない掟でもあるの…?
ということはいずれ小楓ちゃんは!?やだー!
なんだかラブ方面が死んでるドラマになってきたから、裴照×顧剣でも想像してがんばります。
第38話 離間策
あらすじ
七夕の日、李承鄞と小楓は小舟に乗って湖に出る。
小楓は初めて船を漕ぎ嬉しそうだ。
しかし、誤ってオールを落としてしまう。
二人は手で水をかいて必死に陸に戻ることになった。
翌朝になって帰ってきた二人を見て、永娘と裴照は驚く。
二人ともくしゃみをして風邪を引いてしまったようだ。
東宮。
裴照は滞りなく作戦が進行していると報告する。
だが、趙士玄がそのことを報告しないと告げた。
李承鄞は趙士玄がどう動いても「しらを切り疑いを避ける」と話す。
そこへ趙瑟瑟が訪ねてきた。
昨晩どこかに出かけたのかと聞かれ、李承鄞は「趙士玄と話をした」と嘘をつく。
だが、趙瑟瑟は兄が都を離れていることを知っていた。
彼女はさらに不安を募らせる。
侍女・銀児になだめられ李承鄞のために生姜湯を用意することに。
厨房に向かうと、そこでは小楓の生姜湯が作られていた。
2人が一緒にでかけたことを悟った趙瑟瑟は取り乱して去っていく。
その夜、都を離れていた高震を、趙士玄が捕らえに来る。
翌朝、朝議で高坤は弟が捕らえられたと知り慌てふためく。
朝臣は「高震は賭場を密告された恨みから、張参を殺害した」と奏上。
皇帝はそれを聞き高于明に意見を求めた。
高于明は「高震が罪を犯したなら償うが、重用される我が一族を罠にはめたものがいるかも知れない。高家の財産を調べてくれ」と申し出た。
皇帝は「忠臣である お前を連座させない」と、高于明を罪には問わない約束をする。
同じ頃、皇后も一連の件を知り動揺していた。
顧剣と明月は作戦がうまく言ったと話している。
顧剣は「もう危険なことをする必要はない」と明月を止めようとする。
明月は「ここを出るときは愛する人についていこうと思っている」と話した。
李承鄞は皇后に呼び出される。
問い詰められるが、趙士玄が勝手に動いたと言い逃れをした。
それを聞いても皇后は「高右相を怒らせてしまった」と激怒する。
李承鄞が去ると、侍女・容霜は「今回の件は皇后様に関係がないはず」と慰める。
だが、張参を東宮に入れたのは皇后の独断で、その結果この結末を招いてしまったため弁解できない。
皇后は自ら高右相のもとへ行こうとするが、使いに出した容霜は門前払い。
なんとか高震を救おうと、皇后は容霜を牢獄に向かわせ、将軍に賄賂を握らせた。
そこへ李承鄞がやってきて「かわりに話をしてくる」と容霜の代理を申し出る。
牢の中の高震に「鍵を握るのは皇后、私は言いなりで何も出来ない。だがなんとか罪が軽くなるよう頼んでみる」と話した。
朝議。
高于明は病に倒れ出席していない。
高坤は「罪を犯したのだから、死罪に」と申し出る。
だが他の朝臣たちは一斉に「罪を軽くすべき」と進言した。
皇帝は「杖打ち40回、その後崖州に流罪」と決断する。
高家。
高坤は朝議の結果を高于明に報告。
高于明は「生きているならそれでいい、いつか必ず呼び戻す」と言う。
そして「皇后はいつでも代えられる」と恨みをつのらせた。
高震は流罪になった。
都を出る高震を趙士玄はあざ笑いにやってくる。
高震は負けじと言い返すが、崖州への道中、趙士玄の差し向けた刺客に殺されてしまった。
報告を聞き、高于明は卒倒する。
承恩殿。
永娘は「皇太子は元気がないそうです」と小楓に話す。
小楓はそれを聞いて李承鄞の様子が少し気になる様子。
そこへ李承鄞がやってきた。
小楓が風邪の薬をまずいと言って飲まないと聞き、飲ませにやってきたらしい。
鼻を摘んでしかたなく飲むと、李承鄞は小楓の口に飴玉を入れた。
2人はいい雰囲気だ。
高震の死の知らせが、皇后と李承鄞のもとにも届く。
李承鄞はすぐに趙士玄の仕業だと気づき、表向きは知らぬふりを通すことに。
皇后はすぐに高于明を訪ねるが、面会さえ出来なかった。
感想:どっちが悪役
高于明の過去の罪は強烈ですが、三兄弟に罪はないような…
それなのに冤罪流罪暗殺コンボが決まってしまいました…
いや?ほんとに死んだか?ちょっと怪しいね。
復讐はいいんだけどさ、その方法が正統派じゃないのでなんか違和感ある。
さすがクズの王子様。一周回って可愛く見えてきたよ。
さてさて、あっちの話が進行していると小楓ちゃんの出る幕が全くありません。
今回も李承鄞絡みでしか出てこなかった。
なんだかんだ言いながらまた李承鄞に心動かされていて辛い…
永娘も気を利かせていってるのはわかってるんだけど、
二人の過去を知るこっちとしては「煽らないで!」という気持ちになってしまいますな。
不思議なことに高于明が子煩悩なんだよな。
と言いつつ、如意ちゃんは後宮に送り込まれたけど。
みんな情緒不安定かよ〜
第39話 冷宮送り
ネタバレ
宮中。
兄である高震が亡くなったと知り、高如意は霊位の前で涙を流していた。
そこへ豊朝皇帝が突然やってくる。
宮中での弔いはご法度とされており、如意は「大罪だと承知していたが、最後を看取れず悔やまれて仕方がないのだ」と叩頭した。
皇帝はすぐに如意を立たせ「責めはしない」と言う。
「恨んでいるか」と聞く皇帝に、如意は「兄の自業自得です、しかし高家の面目失墜は怖いのです…」と返す。
皇帝は今回の件で高家に偏見を抱くことはない、と約束した。
如意は「父の病状が悪化しているため、数日家に帰らせてほしい」と願い出る。
高家。
里帰りした高如意は、兄の高坤と話をしている。
近頃、皇帝は明月に会うため鳴玉坊に通い詰めており、如意はその様子を不審に思っていると言う。
もし明月が入内ということになれば、自らの地位も危ぶまれる。
高坤は妹のため「お前の邪魔になるものは排除してやる」と手を握った。
宮中。
皇后が寝込んでいるところへ李承鄞が報告にやってくる。
「高震の死について調べはついたの、偶然とは思えない」
「道中で獣に襲われたようです」
「趙士玄が手を回したのではないのね」
「確たる証拠はありませんが、距離を置きます」
「趙瑟瑟は?」
趙瑟瑟の名前が出たことで、李承鄞は感情的になり皇后に反抗し、言い争いになってしまう。
今や高家と趙家は犬猿の仲となり、後宮と朝廷は一蓮托生の関係にある。
皇后は道理を教えるが、李承鄞は
「父上は愛する女を守れず、一生悔やんでいる。それでも見習えと?
私の女を傷つけるものは誰であろうと許さない」
と反抗し出ていった。
李承鄞が実母についての発言をしたため、皇后は「真相に気がついたのでは…」と不安に陥る。
侍女・容霜は「高右相が皇后を見捨てることはない、まずは緒娘のことに決着を」と助言した。
皇后は人目を忍び高于明に会いに行く。
そして「私は高震を殺していません、宮中には如意がいて高家は安泰、今度如意を降格させます」とすり寄る。
高于明は「今わかった、皇后と高家の間に軋轢が生じたため付け入る好きを与えたのだな…」と陰謀に感づいた。
そして西州と皇太子が手を組む事を阻み、趙瑟瑟を排除するよう皇后に命じた。
高于明は緒娘のことにも勘付いており、指摘された皇后は「早急に手を打つ」という。
宮中。
食事をしていた緒娘は、腹をなでながら「いい子でいればこの世に出られる、だが父はやくたたずで会うことは出来ない」と語りかける。
その時、腹に痛みが走り苦しみ始めた。
緒娘は流産してしまう。
その知らせはすぐに、李承鄞と小楓のもとにも届けられた。
その夜、2人は急いで清寧宮へ。
侍女・容霜から事の次第を聞く。
容霜は「産気づく物を口にしたため流産をしたようだ、すべての侍女を捕らえ飲食物を調べると堕胎薬が混入していた」と報告。
そこへ皇后と高如意が入ってきた。
容霜は宮女の供述調書を読み上げる。
そこには皇太子妃に金と得体のしれない薬を渡され、子を下ろすよう命じられたと書かれていた。
小楓は「そんな事をするわけがない」と釈明する。
皇后にどう思うかと聞かれた李承鄞は「母上におまかせします、国には国法、家には家法があります」と庇いもしなかった。
皇后はその言葉を聞き「そうよ、国には国法、家には家法がある。」とにっこり。
趙瑟瑟を排除したい皇后は、はじめに小楓を犯人に仕立て上げ、李承鄞から言質をとって趙瑟瑟を庇えないようにしたのだ。
「伝令せよ、趙良娣は庶人に降格、東宮から追放する」
皇后の言葉を聞き、李承鄞は「誰かが彼女を陥れた」とかばい始める。
激高した皇后が「死罪」を持ち出したため、小楓も趙瑟瑟をかばった。
「殿下は趙瑟瑟を深く愛している、殺してしまえば一生憎まれることに。私との溝は更に深まるでしょう。それに趙瑟瑟は帳簿も読めない私を助けてくれているのです。」
2人の懇願により、皇后は「庶人に降格し3ヶ月の幽閉」と死罪は免じる。
一件落着したところで、高如意はが「緒娘は子が流れて不憫なので、昇格しては」と言い出した。
皇后は緒娘を昇格して補佐にし、皇太子妃の近くにもっといて子供を作れと李承鄞を叱った。
清寧宮を出たところで、裴照が2人を待ち構えている。
李承鄞は小楓になにか話そうとするが、門の裏で様子をうかがっている容霜の姿が目に入った。
不仲を演じなければならないと、李承鄞は小楓の頬を叩く。
そして全てが小楓の陰謀だと罵った。
それを聞いた小楓は「ならば私を廃せばいい、望んで嫁いだわけでもない、西州には男は数多いる、それも皆英雄ばかりでこんな小心者はいない。詩を詠む以外に何ができる?騎馬さえ私に劣る。西州じゃあなたなんて相手にもされない」
小楓は瞳をうるませながら必死に言い返す。
李承鄞は何も言わず去っていった。
李承鄞が去ると、永娘は小楓をなだめる。
小楓は感情的になり「趙瑟瑟が羨ましい。どんな時も信じて守ってくれる人がいるもの。でも憎んだことはない」と話す。
東宮。
李承鄞は裴照に言い訳をしている。
裴照は「皇太子妃をぶつのは断腸の思いだとわかっています」と理解を示した(軽蔑の眼差し)
趙瑟瑟が冷宮送りになり、東宮のものは皆いつ害されるかわからない。
李承鄞は小楓に嫌われ離れるくらいがいいと思っているようだ。
だが、趙瑟瑟には「あとで湯薬などを差し入れてやってくれ」と優しさを見せる。
それを聞いた裴照は「良娣にはお優しいですね」とちくり。
皮肉はやめてくれ、と苦笑いした李承鄞だった。
皇后のもとに戻った容霜。
さっそく李承鄞と小楓の言い争いを報告する。
「皇太子は皇太子妃が良娣を陥れたといい、平手打ちを食らわし言い争いになりました。そして、帝位についたらまず皇太子妃を廃すと…」
計画がうまくいき、皇后はにっこり。
そして高于明への報告は如意に任せることにした。
高如意は「今日のことを聞けば父の回復が早まるでしょう」と笑う。
緒娘を見舞うためやってきた小楓。
「まだ若いのよ悲しまないで、何でも用意させる。」
緒娘は何も欲しくないと首を振る。
永娘が「まだ若いので懐妊出来ますよ」と声をかけると、緒娘は声を上げて泣き出してしまった。
流れた子はもういない、そしてその子の父もいないのだ。
都を離れていた柴牧が戻ってきた。
顧剣は無事の再会を喜ぶが、明月のことを聞かれ口ごもる。
話を聞いた柴牧は鳴玉坊へ飛んでいく。
「すぐに支度を、夜のうちに都を出る」
仕事を終えて帰ってきた明月は父にいきなりそう言われ、
「あれから悪夢を見るようになった。悪人たちに血で償わせ陳家の恨みを晴らしたい。高家を倒してこそ敵が討てる。そして堂々と母上の娘だと名乗りたい。」
と、思いを語った。
だが、柴牧は「敵討ちは男の努め」と突き放し、明月の思いが20年以上敵討ちに費やした自分への腹いせだと思っているようだ。
そんな父に明月は聞く。
「時を戻せるとしたら、顧家を助けに行く?それとも家に帰る?」
柴牧は「答えは知っているはずだ、もし天が機会をくれるなら命がけでお前たちを救い出し、その後顧一族とともに死ぬ」と答えた。
明月は母の墓参りにいかないか、と誘い出す。
陳夫人の墓は見晴らしのいい丘の上にあった。
当時、まだ幼く母の遺体を運ぶことが出来なかったため、衣冠塚(衣服を葬った墓)を作ったのだと言う。
「事件のあった日、街でかんざしを買った。この手で挿してやるつもりだった。」
そうして取り出した、かんざしを明月に渡す。
明月は「母上の願いがかなったのよ、父上がこうして会いに来てくれた」と柴牧にしがみつき泣いた。
永娘は部屋で一日中眠り飲まず食わずの小楓を心配している。
アドゥが部屋に入らないよう通せんぼしているが、我慢できなくなった永娘は部屋に突入。
だがそこに小楓の姿はなかった。
その頃、小楓は皇宮の屋根に登り、顧剣に会っていた。
「宮中で騒動があったと聞いて心配で見に来た、君は何しに?」
小楓がやってくるとわかっていたように顧剣は問いかける。
「夜風には取りにきたの、当分は自重しないとまた永娘に泣かれる」
「やつに打たれた?」
「なぜそれを?大丈夫よ私もやり返してやった、手がしびれるほど力いっぱいね」
顧剣は東宮が牢獄のようだと語り、幸せではないのなら早く出たのほうがいいと小楓に言う。
「あなたと一緒に行けるわけないでしょう」
「ならどうすれば?拉致するか?」
「何でも従うと思ったら大間違いよ、誰もあなたに太刀打ちできないと思うの?いっとくけど今私が騒いだら羽林軍の矢でハリネズミにされるわよ!」
「私を誰だと?この剣があれば羽林軍がみんな出てこようと私は捕まらない」
「じゃぁこれまで誰にも負けたことがないの?」
「覚えていないのか?剣術で君に負けた」
「剣術で私に負けた?」
「生涯をかけた勝負だった。私が負けたら君の夫となり生涯君を愛し側で守り続ける、私が負けたらもちろん私に嫁ぐ生涯私は君のそばに行き守らせる」
「冗談にもほどがあるわ」
「勝ちを譲ったんじゃない」
小楓は信じようとしない。
「7月15日 満月の夜に将来を誓い合った。国境の砂丘で落ち合って2人で遠くへ行こうと…」
「駆け落ちの約束をしたの?なぜ果たさなかったの?」
「私が約束を破った、あの日急用で行けなかった、私が砂丘に付いた頃には約束の時間を過ぎて君は砂丘を去った後だった」
あの日、赤い装束を身にまとい、一人砂漠で顧剣を待つ小楓の姿が浮かび上がる。
「ちっとも面白くない、嘘でしょ」
「嘘なら、生涯私を許さなくていい」
顧剣の真剣な眼差しに、「もう寝るわ」と小楓は逃げ出した。
顧剣は「もしや再びやつを愛してしまったのか…」とつぶやく。
感想:もういっそ顧剣と逃げてもいいんじゃないのか小楓ちゃん
今回も、びっくりするほど李承鄞さんがパーフェクトクズで裴照もドン引きしておりました。
あまりにも理解できなくて怖くなってきたよ。
小楓ちゃんが心の底では大事なんだろうけども、守るために突き放すと言い訳をしながらその直後趙瑟瑟には差し入れを届けさせるっていう…?人格がたくさんあるのかな…?
本当に守りたいなら、趙瑟瑟も小楓も放って置いて、実は時恩のことを心の底から愛している、でも裴照との間で揺れていて…みたいな噂を流したほうがいいと思いますけど。
趙瑟瑟を寵愛しまくってるのは、小楓とくっつきたいんで排除したいようにしか思えないもん。
邪魔だからかわいがって皇后に排除してもらお^^っていう。
顧剣さんはあいも変わらず飲んだくれておりますが、彼の役目は小楓のことを傍で見守る(ニート)なのでまあいいかなって許せる。
なんか働けよとは思うけども。