この記事では衛星劇場で放送中の「明蘭〜才媛の春〜」について、あらすじとネタバレを掲載していきます。
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登場人物一覧
- 盛明蘭:主人公。盛家の四女。母は衛恕意。
- 顧廷燁:寧遠侯爵家の次男。
- 衛恕意:盛紘の側室。売られて盛家に入った。
- 衛氏:衛恕意の妹。
- 小蝶:衛恕意の侍女。
- 小桃:明蘭の侍女。
- 盛紘:盛家の主。官吏(通判)。側女の息子。
- 盛夫人:盛家前当主の正妻。明蘭のおばあちゃん。盛紘とは血が繋がっていない。
- 王若弗:盛紘の正室。長柏・華蘭・如蘭の母。
- 盛長柏:長男。王若弗の息子。本の虫。顧廷燁の友。
- 盛華蘭:長女。王若弗の娘。袁家の嫡次男 袁文紹と結婚。
- 盛如蘭:三女。王若弗の娘。
- 林噙霜:盛紘の側室。寵愛されている。おとなしいふりをして策略を巡らせる。
- 盛長楓:次男。林噙霜の息子。投壺で顧廷燁に負ける。
- 盛墨蘭:次女。林噙霜の娘。母親に似てずる賢い。
- 周雪娘:林噙霜の侍女。
- 斉衡:平寧郡主と斉国公の一人息子。明蘭を想っている。
- 平寧郡主:斉衡の母。気位がエベレスト級。
- 斉国公:斉衡の父。
- 不為:斉衡の侍従。
- 顧偃開:顧廷燁の父。顧家の当主。
- 秦氏:顧廷燁の継母。顧廷煒の母。
- 顧廷煜:顧偃開の長男。顧廷燁とは腹違い。
- 顧廷煒:顧廷燁の三男。顧廷燁とは腹違い。
- 常ばあや:顧廷燁の乳母。
- 朱曼娘:元芸妓。顧廷燁の妾。書蓉と書昌の母。
- 書蓉:顧廷燁と朱曼娘の娘。
- 書昌:顧廷燁と朱曼娘の息子。
- 石頭:顧廷燁の護衛。
- 余嫣然:余家の娘。明蘭の親友。
- 余嫣紅:余嫣然の腹違いの妹。余嫣然を虐げる。
- 丹橘:盛夫人が明蘭に与えた侍女。
- 翠微:盛夫人が明蘭に与えた侍女。
- 劉氏:王若弗が娘の時代から仕える侍女。
- 九児:劉氏の娘。
- 可児:長楓のお手つきになった侍女。
- 媚児:侍女。
- 銀杏:長柏に思いを寄せる侍女。
- 賀弘文:医者。明蘭を想う。
- 曹錦綉:賀弘文の親戚の娘。
- 栄飛燕:栄貴妃の妹。斉衡との縁談が持ち上がるが…
- 嘉成県主:邕王の娘。斉衡を見初める。
- 呉氏:永昌伯爵家の正妻。明蘭を気に入り嫁にしようとする。
- 梁晗:永昌伯爵家の六男。母は呉氏。
- 魏行首:妓女。顧廷燁が贔屓にしている。
- 趙宗全:禹州を治める皇族。
- 趙策英:趙宗全の息子。
- 海朝雲:名門海家の娘。長柏に嫁ぐ。
- 淑蘭:盛家本家の娘。孫志高に嫁ぐが…
- 品蘭:盛家本家の娘。明蘭と仲良し。
- 文炎敬:優秀な文人。あまり裕福ではない。明蘭との婚姻が持ち上がるが…
- 段成氷:顧廷燁の軍仲間。
- 耿介川:顧廷燁の軍仲間。鬼嫁が居る。
- 沈従興:将軍。沈皇后の弟。
- 兗王:王位を狙い、趙宗全を始末しようと企む。
- 康夫人:王若弗の姉。やばい女。
- 沈皇后:趙宗全の妻。
- 劉貴妃:趙宗全の側妻。
- 申和珍:・・・
- 白亭預:白家の財産をすべて手に入れた顧廷燁を恨んでいる。
- 鄒氏:沈従興の側妻。
- 張氏:沈従興の正妻。英国公の一人娘。
- 康兆児:康家の娘。康夫人に利用される。
- 康晋:康夫人の息子。
- 康海豊:康夫人の夫。
- 屠二:顧廷燁の護衛。
- 王夫人:王若弗と康夫人の母。
- 王世平:王夫人の息子。
「明蘭〜才媛の春〜」(43・44・45話)
みるこそれでは、あらすじとネタバレ感想始まります。46話から先の続きは下のリンクから!随時更新していくのでチェックしてください。
第43話
ネタバレ
夜になり、明蘭は寝台の上で使用人たちの身元を書いた書類を読んでいる。
すでに着替えて眠る気満々の顧廷燁は「早く寝よう」と明蘭にちょっかいを出した。
明蘭は「秦氏は使用人を送り込むと同時に、若い女を使って誘惑させる作戦も用意していた」と話す。
昼間、顧廷燁の書斎に入り込もうとした春月について丹橘から報告を受けたのだ。
顧廷燁は「そんなに美しいか?」と真顔で聞く。
明蘭は「そんなに気になるなら明日食事の給仕をさせる」と嫉妬の素振りも見せない。
顧廷燁は冗談を言ったと謝り、明蘭は「林噙霜が嫉妬するふりをして気を引くのを散々見てきた」と話す。
そして書類で顧廷燁を叩きながら「側妻を作ったら二度と部屋に入れてあげない」と笑った。
翌日、頼さんは屋敷のことを嗅ぎ回っている。
重い荷物を運ぶ侍女を見つけると手伝いを申し出て「旦那様に贈られた大量の付け届けを運んでいる」と聞き出した。
顧廷燁の身支度を整える明蘭。
頼さんが曲者だと話すと顧廷燁は「追い出してしまえばいい」と簡単に言う。
明蘭は「姑たちが文句を言えないような方法で追い出さなければ、あなたが親不孝者と上奏されてしまう」と忠告した。
顧廷燁が石頭を伴い出かけるのと入れ違いで秦氏がやってくる。
顧廷燁は引き返し、石頭に様子を探るよう命じた。
秦氏は自分が送った頼さんと刁さんになぜ役目を与えないのかと聞いてきた。
明蘭は「刁さんは体が弱く、頼さんは優秀なのでどの役目を与えるか悩んでいる」と話す。
攻撃をかわされた秦氏は「付け届けを受け取るなんて顧家の名声が汚れる、私達まで巻き添えに」と怒り出した。
明蘭は「受け取ったわけではなく、政局が不安定なので一度受け取った後朝廷に上納すると夫が言っていた」と話す。
秦氏は理解の深い姑のふりをし笑い出した。
書斎で待っていた顧廷燁は石頭から「何の騒ぎも起きず帰っていった、秦氏は恐ろしい形相だった」と聞かされ笑い出す。
部屋に戻った明蘭はお茶をがぶ飲みした。
火の番をしている小桃は「頼さんは皆を酒に誘って懐柔し、どんな話も聞き出せる。それをすぐに顧家に報告している」と憤っている。
怒っている小桃をみて明蘭と丹橘は笑いだしてしまう。
食事をする明蘭に翠微が「帳簿が山積みです」と報告し、明蘭は浮かない顔に。
庭の枝を拾って歩く侍女2人と頼さん。
きつい雑用を言いつけられ文句を言っている。
頼さんは「奥様は嫉妬深い、私の娘を雑用係にした」と明蘭の悪口を言いだした。
それを偶然通りかかった小桃が聞いてしまい、侍女たちを叱責する。
侍女2人は告げ口されないか怯えるが、頼さんは結託し言いたいことは言わなければと侍女2人を取り込んだ。
華蘭が澄園にやってきた。
明蘭と腕を組み散歩をしながら話をしている。
英国公の宴に招かれたが「盛家の庶子は姑を軽んじる不孝者、使用人を虐げている」と明蘭の悪口祭りだったらしい。
英国公は3代続けて皇帝に仕える重臣で、成り上がりの顧廷燁をよく思っておらず、2人は宴に招かれなかったようだ。
明蘭は「私の悪口ばかり、夫のことはそうでもない」と苛立った。
明蘭は顧家から来た使用人たちに重要な役目を与えることにした。
頼さんたちは「食いしん坊な怠け者なら扱いやすい、すぐに折れた」とまた悪口を言っている。
頼さんと王さんが言い争いをしている。
権限を手に入れた頼さんが親戚のものを雇って甘い汁を吸わせているというのだ。
その様子を遠くから見ていた明蘭は王さんを利用することに。
王さんを呼び出した明蘭は「庭の手入れが素晴らしい有能だ」と褒める。
そして庭木の手入れを任せることにした。
王さんは得意顔だ。
明蘭は王さんとの話をわざと使用人に聞かせ、王さんを重用したと知らしめる。
明蘭は書蓉に書道を教えている。
だが書蓉は長柏の妻・海朝雲の実家の私塾に通い、書にも詩にも精通していた。
書蓉は「馬球を教えて!」と明蘭に頼み込む。
明蘭が承諾すると書蓉は嬉しそうに駆けていった。
入れ替わりに常ばあやがきて「坊ちゃまは良妻に恵まれた」と涙ぐむ。
その時、外から言い争いの声が聞こえてきた。
どうやら王さんと頼さんがやりあっているらしい。
常ばあやは流石に目をつぶれなくなったのか明蘭に白家の話をする。
白家には厳しい戒律があり、先代が生きていた頃には使用人たちは大声でしゃべることも許されなかったというのだ。
「大きな過ちを犯せば厳罰に処す」
その言葉を聞いた明蘭は「そうよ、厳罰に処すなら大きな過ちを犯させればいい」と言いだした。
そして明蘭は常ばあやに頼み事をする。
平寧郡主と斉国公は伝え聞いた明蘭の話をし「娶らなくてよかった」と悪口を言っている。
病で寝込んでいた斉衡はその話を聞いてしまう。
「明蘭は少し食いしん坊なだけ、横暴に振る舞うわけがない」
そして明日から出仕することを伝えると、縁談も受けると父母に話した。
女の闘い
醜いンゴ〜(;´Д`)
気が狂っているので個人的には男目線の殺し合いのほうが向いてるなとよく思います。でもそう考える女の人も多いんじゃないかな。
しかし平寧郡主はさっそく明蘭の悪口鵜呑みにして旦那とベラベラさあ。
いや誰しも悪口は言うけども、可愛い息子のために迎えようとしてた嫁じゃないのよ!
当の斉衡は明蘭の婚儀で姿を見ないと思ったら寝込んでいたと。
どんなひ弱や。
顧廷燁と明蘭はラブラブっぽいんだけど、顧廷燁としては明蘭の気持ちを手に入れたいんだろうな。
あんなかんじで一緒になったから、もっとこうなんつうの?気づいてほしいみたいなこと言ってたし。
常ばあやポジションが私としては一番いいなあ。
第44話
ネタバレ
常ばあやは顧家の古株ばあや2人を酒に誘う。
そこで「頼さんがどこから来たか誰も知らない、大奥様(秦氏)の腹心は向さん」と聞き出した。
常ばあやは「奥様の悩みを消せば厚遇してくださる」と誘惑し、頼さんのようになりたくない2人は協力することに。
沈従興とその妹が澄園に遊びにやってきた。
明蘭は沈氏と池で魚釣りをしている。
沈氏は田舎育ちで自然を愛する野生児のようだが、ひょんなことから姉が皇后に兄が出世し都に来てしまった。
明蘭は「私のはとことそっくり」と打ち解ける。
顧廷燁は沈従興の酒の相手をしている。
同じ頃、厨房では頼さんに反発した侍女が騒ぎを起こしていた。
夜になり、明蘭は顧廷燁と食事をしている。
明蘭は「外のことよりまずは家の中を調える、名声はそれから取り戻せばいい」と言った。
そして、厨房で殴り合いをした侍女たちはまとめて荘園に送られることになった。
大怪我をした頼さんにも「今夜中に荘園へ送る」と丹橘が知らせに行く。
書蓉の髪を結っている明蘭。
顧廷燁は「私にはそんなにうまく結えない」といつものように面白おかしく振る舞う。
そこへ秦氏がやってきたと知らせが。
明蘭はかんざしを顧廷燁に渡し「これを美しく挿して」といって広間へ向かった。
送り込んだ侍女を追い払われ怒り心頭の秦氏。
明蘭は「頼さんは大怪我をしたのでここでは養生できないと思い荘園へ送った」と話す。
すると秦氏は「明月(春月)は母(頼さん)に同調することなくたしなめていたらしいわ…穏やかで美しく裁縫も上手、重宝するわね」といって帰っていった。
帰りの輿の中。
秦氏は「廷燁は女遊びの癖が抜けないから、新しい女を欲しがるはず」と恐ろしい顔をする。
同じ頃、明蘭は「戦わずして勝つ、明月に荘園の母・頼を訪ねさせる」と顧廷燁に話していた。
冬になり荘園の母の元を訪ねた明月。
頼さんは秦氏からなにか言われていないか、今の状況を尋ねる。
明月は「廷燁様を誘惑しなければ大奥様に許してもらえない、だけど顧家のものはいなくなり近づくこともできない」
見捨てられたと感じた頼さんは「奥様に何もかも話しなさい」と言った。
澄園に戻った明月は秦氏の企みをすべて話し泣きついた。
秦氏から身売り証文を取り戻してもらえれば母と妹とともに故郷へ帰る、そうすれば残った者たちは奥様に従うだろうというのだ。
明蘭は明月の調子のいい考えに腹がたったが承諾することに。
その夜、明蘭は顧廷燁と食事をしている。
「3人が去ったので風通しが良くなった、これで荘園の見回りに行ける」と話す。
顧廷燁は気が向いたときでいいと言うが、明蘭は荘園の管理は大切なこと、と聞かない。
顧廷燁は「気ままな暮らしをさせたくて娶ったのに」と明蘭を気遣う。
身売り証文は顧廷燁が取りに行くことになった。
そこへ侍女がきて石頭の義理の姉が来たと伝える。
顧廷燁が話を聞くと、絵姿にそっくりな親子を見たが逃げられたというのだ。
話を終えて部屋に戻った顧廷燁。
すると明蘭と丹橘たちが寝支度をしながら話をしている。
顧廷燁は足を止めた。
「旦那様がお優しいので安心しました」
「大事にしてくれるし私も良かったと思う、でも人に多くを望んではいけない、期待しず切れば失望し、恨めば憎しみとなり生きづらくなる」
「まるで雇い主のような話です」
「夫を雇い主と思い慎重にならないとね、新婚のうちは優しくとも、この先期待しすぎれば負担に思われる」
そこまで聞いて顧廷燁は部屋に入った。
顧廷燁は書昌の話を明蘭に報告し「知らせがあれば何もかも放り出して後を追う」と話す。
明蘭はすぐさま了承し、無事を祈ると言った。
それを見て複雑そうな顔をする顧廷燁は「荘園の巡察は急がなくても」と切り出す。
明蘭は「荘長が民を虐げるのを防ぐためにも見て回らないと、死者でも出たら大変。」と話す。
すると顧廷燁は「ならば仕事を休んで同行する」と言い出すが、明蘭は「頼れる兵を数人貸して」と断った。
顧廷燁は明蘭に「なぜ怒らない」と尋ねる。
明蘭は「常ばあやにも聞かれたわ、来世はあなたのような父親がほしい」と本心を話さない。
顧廷燁は明蘭を抱きしめ「前世で徳を積んだから、娶ることができた」と言う。
明蘭は湯浴みの準備をすると行って逃げてしまった。
残された男は「どうすれば心から信じてくれる」と1人つぶやく。
顧廷燁は軍営に出かける。
そこで皇帝が巡察に来ることになったと報告を受けた。
顧廷燁は何も聞いていない。
書昌を探すため休みをもらいたいと切り出すが却下されてしまった。
明蘭は荘園の見回りに出かける。
荘園の長・巴老福と荘園のものが出迎えた。
「夕方まで待たせたて悪かった」と明蘭は早々に解散させる。
その荘園は罪を犯した臣下から没収されたもので、小桃は「なんだか怖い」と口にした。
丹橘は「それより明蘭様が命じたものは持参した?」と聞く。
巴老福たちは明蘭の姿が見えなくなると「ただの小娘だ、好きにさせよう」と去っていった。
すれ違いが発生中
恋愛なしの見合い結婚、人となりだけはよく知っている。
この状態から何をどうしたらいいんだろう現代人にはわかりましぇん。
明蘭の言うように怒らせず騒がず付かず離れずいるのが一番の良策だよね。
だっていつ裏切られるかわかったもんじゃないんだから。
ちょっと!!結婚してドキドキわくわく新婚ラブ巨編が始まるんじゃなかったのぉ!?
嫁に行ってからバリくらいんですけど。
実家で策をこねくり回してた特のほうが明蘭は生き生きしていた。
婚姻というのは女を殺すのだろうか。
第45話
ネタバレ
荘園を訪ねた翌朝。
明蘭は「慰労のしるし」として小作人ひとりひとりに銭を配った。
その夜、明蘭は翠微から報告を聞いている。
「田畑は登記より多く、登録されていない住人もいる、巴老福は親戚の名前で田畑を保有し、年貢を横領している」
少しの銭でこれだけの情報を得ることができたと明蘭は笑う。
そこへ、荘園の管理者である巴老福たちが謝罪に来た。
明蘭は謝罪を聞き入れず「顧家の掟に背く行為、巡察が終われば夫と処分を話し合う」と言い渡す。
翌朝、明蘭は次の荘園へ向かう。
次の荘園は十数年前に摂取され皇家の領地になっていたもので、かつては宦官が担当していた、だがその当時から陛下の名のもとに好き放題をしていたらしい。
翠微は「すでに知らせが伝わっているはず、別の方法を考えなければ」と小桃に話す。
すると明蘭は「従者を数人、物売りの格好で探りに行かせた」と教えた。
荘園を管理する呉荘長は宮中の宦官の親戚で厄介なことになりそうだ。
呉荘長は明蘭が到着するのを待ち伏せしていた。
まるで見せたくなものでもある様子だ。
案内され荘園を見て回っていると、明蘭が探りに行かせた従者が捕まっているところに出くわした。
明蘭は「夫との賭けで荘園の木を数えさせるため従者を送った」と言い逃れをする。
怪しまれていると感じた呉荘帳は「この荘園には小作人は皇家の方に貸した借用書がある」と話す。
その数はあまりに多く、地代を滞納している小作人に2万両、医者代を払えないときに貸した銭が1万5千両、皇家の方に頼まれて貸した金が1万4千両だというのだ。
呉荘長は「この地に残れたら片を付ける」と明蘭を脅した。
その夜、明蘭は1人で借用書の山を見ながら「荘園の下賜ではなくただの厄介払い」と怒っている。
そこへ顧廷燁がやってきた。
明蘭は驚くが顧廷燁は「心配なのでやってきた」といつもの調子だ。
今日の出来事を顧廷燁に話す明蘭。
「呉荘長は卑怯者、偵察を捕まえ脅してきた、荘長を続けさせないと荘園の借金を暴露すると!!」
顧廷燁は怒る明蘭を見て楽しそうだ。
そして「悪者退治は私の本業」と明蘭に代わり対処を申し出るが、明蘭は「家の中のことまで面倒をかけられない」と意地を張る。
だが、顧廷燁は「荘園も回り回れば国事」と話をこねくり回して明蘭を納得させた。
翌朝、顧廷燁は荘園を管理する呉荘長らを呼び出す。
「他の荘園で妻は褒美を配った、ここでも平等に与える」
そう顧廷燁が言うと、呉荘長は預かって後で小作人に配ると言い出した。
それを見越していた顧廷燁は石頭に命じ、すでに小作人を呼ばせていた。
顧廷燁が「主がかわる、管理者も替える」と話すと、小作人は呉荘長の悪事を口にした。
呉荘長は罪を逃れようと「皇家の体面が汚れる」と顧廷燁を脅そうとする。
だが、そんな脅しに屈するような男ではない。
顧廷燁は「汚れた借用書は燃やし、借金は私が払う」と問題を起こすことなく解決してしまった。
都に戻った明蘭は盛夫人に会いに行く。
盛夫人は顧廷燁の手腕を褒め「呉荘長は銭を受け取った直後、賊に襲われ足を折られたそうよ」と明蘭に話した。
今回の件で顧廷燁が権力争いの渦中に置かれていると気づいた明蘭は祖母に不安を話す。
盛夫人は「長楓の嫁選びでごたごたしているので今日は帰ったほうがいい」と言った。
王若弗は誰でも適当なものを、盛紘はよりすぐりたい、長楓は器量良しではないとだめ、というわけで見合いがうまく進まないらしい。
皇宮。
皇太后は顧廷燁が荘園の問題を解決したと宦官から知らせを受ける。
「禹州から来たもので最も賢く文武両道、手強い敵になりそう」皇太后は皇帝の政治が気に食わないらしい。
澄園。
明蘭は宮中へ春の挨拶に行くため身支度をしている。
そこへ顧廷燁がやってきて「一緒に行こうか」と言い出した。
明蘭は「愚かなふりをしておく」と笑う。
沈氏と一緒に馬車に乗り込んだ明蘭。
顧廷燁はその後を馬に乗りどこまでもついてくる。
権力争い
あーん!なるほど、全然頭が行ってなかったけど皇太后としてはぜんぜん違う血筋が皇帝になっちゃったわけだもんな。
そんで自分の言うことを聞きゃしないと、ていうか政治に口出ししていいの?
その腹心の部下である顧廷燁はもちろん皇帝と皇太后の争いに巻き込まれてしまうということか。
家の中にも敵がいるのに、職場にも敵がいるの?
いつになったら平和に暮らせるんじゃい!
それにしても突然出てきたおばあさまがなんで荘長の行方を知ってるんだ?
明蘭が喋ってるのかと思って見直しちゃったよ。
実家ではお兄ちゃんの嫁とりで揉めてるし、でもこうしてみると絶えずどこかで何かしら起こっているって今に通ずるものがあるな。
平和で平穏が一番だけど!