こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。
配信&DVD情報
登場人物まとめ一覧
- 天族
- 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
- 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
- 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
- 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
- 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
- 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
- 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
- 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
- 天君:天族の長 連宋の父
- 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
- 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
- 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
- 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
- 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
- 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
- 白滾滾:はくこんこん ………
- 魔族
- 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
- 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
- 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
- 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
- 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
- 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
- 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
- 玄冥:げんめい
- 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
- 九尾狐族
- 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
- 白止の妻:優しく見守るタイプ
- 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
- 白真:はくしん 鳳九の叔父
- 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
- 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
- 人間界
- 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
- 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
- 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
- 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
- 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
- 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
- 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
- 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
- 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
- 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
- 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
- 比翼鳥族
- 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
- 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
- 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
- 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
- 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
- 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
- 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
- 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
- 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
- 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
- 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
- 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る
【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想
「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第28話
60年に1度しか開かない比翼鳥族が住む梵音谷に落ちた白鳳九(はくほうきゅう)と燕池悟(えんちご)。第二王子・相里萌(しょうりほう)に助けられた二人は梵音谷から出られないとわかると、正体を隠し夜梟族の公主と王子のふりをして学府に通い始める。そんな中、学徒が参加する競技大会の賞品が葉青緹(ようせいてい)を神仙に生まれ変わらせることができる蘋婆果だと知った白鳳九は…。
ネタバレ「比翼鳥族の地」
太晨宮。燕池悟との決闘から東華帝君が帰ってきた。重霖仙官が決闘の結果を尋ねると「おそるるに足らぬ」と一言。付け加えて「手巾を梵音谷に落とした」とつぶやく。
谷底。燕池悟の話で鳳九は「帝君は姫蘅のこと想っている」と勘違いした。しかし「でも!狐をねだられて断ったって聞いた!」と言い返す。
燕池悟は「狐がいれば様子を見に来るからだろ、お前は仏頂面が好きなんだろ」とそれっぽいことを鳳九に言った。
東華帝君に狐を盗んだと疑われている燕池悟は、狐の居場所を鳳九に尋ねる。
まさか自分だと言えず、困った鳳九は「出口を探しましょ」と歩き始めた。
開けた場所に出ると、足元には一面の雲海が広がっている。鳳九はそこで足を踏み外し、谷底に落下。
燕池悟も後を追った。
比翼鳥族の地。落下した2人は皇宮を抜け出した第2皇子 相里萌の上に落ちて気を失う。
そこへ兵士がやってきて鳳九と燕池悟は王宮へ連れて行かれた。
朝堂。2人は比翼鳥族の女王 相里橘諾の前に連れてこられた。相里萌の上に落下したことで「王子の命を狙った」と勘違いされてしまう。
狐族と比翼鳥族の間には軋轢があるため、正体がばれないように口裏を合わせようと鳳九は燕池悟に目配せ。しかし燕池悟は意味がわかっていない。
2人は処刑されることになり牢へ連行された。
鳳九の顔を見た相里橘諾は「なんだか見覚えが…」と考え込む。
王子の部屋。相里萌が目を覚ますといとこの潔緑郡主が側にいた。潔緑は下敷きになったことを教える。
比翼鳥族の独身男子は単身で谷を出てはいけない掟があるらしい。しかし、相里萌は「遊歴をするため逃げ出そうとした」と話す。
相里萌は2人が処刑されると聞いて慌てて部屋を飛び出した。
朝堂。牢から出された鳳九と燕池悟。相里萌は女王に2人のことを「夜梟族の皇子と公主、比翼鳥族の学府に憧れてやってきた」と説明したらしい。
2人は疾風院に住み、学府へ通うことになった。
燕池悟はその場にいた女が姫蘅だと気づく。
疾風院。2人を住まいに案内した相里萌は「密かに谷を出ようとしていたので、母上に秘密にしてもらうため助けた」と理由を教える。
鳳九が梵音谷から出られる時を尋ねると「出られるのは60年後、比翼鳥族は弱く俗世の気で病になるため梵音谷の霊気の中で暮らしている、谷には邪気を封じた妙義淵もあるため度々開けば邪気が世にも漏れる、なので梵音谷は60年に1度しか開かない」と説明した。
夜梟族の公主が「九歌」というので鳳九は九歌、燕池悟は小燕、相里萌は萌少とお互いに呼ぶことにする。
2人は疾風院の東と西に分かれて住む事になった。
一刻も早く梵音谷を出たい鳳九は「仙術で逃げましょう」と動き始める。
しかし、瞬間移動してもなぜか谷の外には出られない。諦めずに試していると、相里萌の浴室に出てしまう。
鳳九は慌てて家に戻り、その日は諦めることにした。
太晨宮。外を眺めていた東華帝君は重霖仙官に「冬至はいつだ」と尋ねた。
冬至まではあと半年。
帝君は「昊天塔が守っているから危険は無いだろう」と鳳九のことを心配する。
梵音谷。翌日、鳳九と燕池悟は街へ食事にでかけた。
燕池悟が従順なことを不思議に思った鳳九は「もしかして白い衣の女?」と尋ねる。鳳九は姫蘅がいると気づいていない。
燕池悟は姫蘅のことをごまかし、かわりに帝君のことを尋ねた。
鳳九は「ひと月以内に来てくれたら許す」と話す。
そこへ相里萌がやってきた。昨晩、失態を犯した鳳九は持っていた肉で顔を隠して気まずそうにしている。
訳を聞いた相里萌は「王宮でしか仙術を使えないんだ」と二人に教えた。
学府。授業中、先生が武器の制作について疎いと知った鳳九は短刀の図をわざと見せた。怒った先生は鳳九に罰として書写を命じた。
先生が出ていくと燕池悟は「音律の講義を受けに行く」とご機嫌で立ち去る。
玉林院。燕池悟の目当ては姫蘅だ。
燕池悟は「やっと探し当てた!」と再開を喜ぶ。しかし、姫蘅が知らないふりをするので、子供の頃のように髪を引っ張っていたずらした。
「間違えるわけ無いだろう」
「これ以上付きまとわないで」
「お前がここにいる限りどこにもいかん」
姫蘅に拒絶されるが、燕池悟は引かない。
学府。退屈な講義に飽きている鳳九。先生に目をつけられ、また口答えをし、書写の回数が増えてしまった。
授業の後、鳳九は相里萌から競技大会のことを聞く。競技大会の勝者には頻婆果が褒章として与えられるというのだ。
しかもそれは、鳳九が葉青緹のために探している「人間を生き返らせることができる蘋婆果」だった。
しかし、競技大会の出場者は先生が決めると聞き落胆する鳳九。
妙義淵。緲落が頻婆果のことを聞きつけ、なにか企んでいる。
疾風院。鳳九は罰の書写に「ご健勝をお祈りします〜」と書き加えてこびを売ることにする。しかし、先生の名前が何だったか思い出せない。「祭韓?名前なんだったっけ?」
太晨宮。帝君は夜更けに連宋を呼び出した。そして「妙義淵がいつ崩壊するかわからない」と危機を告げる。
酔里仙。相里萌はペットのコオロギに「鳳九様が恋しいのか?」と話しかけている。
そこへ鳳九がやってきて先生の名前を尋ねる。しかし相里萌も知らないらしい。
梵音谷。学府で講義をするため帝君は1人で梵音谷へ向かった。
天君と連宋が妙義淵について話をしたと知っている重霖仙官は「帝君が講義を取りやめるだろう」と気を使って代理の神仙を用意していた。
しかし、帝君が降りていく姿を見たため代理の神仙を帰宅させる。鳳九がいることを知らない重霖仙官は、なぜ自分は連れて行ってもらえないのかと不思議に思う。
学府。潔緑は東華帝君を慕っている。そのため、代理の先生を追い返そうと、生徒と協力して罠を作っていた。
相里萌は「帝君は伴侶を見つけたらしいぞ」とうわさ話をして潔緑を泣かせてしまう。
潔緑は負けじと「青丘の姫に片思いしているくせに!」と言い返した。
その話をなんとなく聞いていた鳳九は「白浅叔母上ったら罪作り^^」と勘違いしてしまう。
相里萌から図を見せられた鳳九は「穴に落として思行河に落とせばいいわ!」と無慈悲な提案をした。
感想:命を張るぞ!
燕池悟「苦楽をともにした仲だ!!!」
かっこいいかよ、ときめきトゥナイトかよ
世の乙女たちは東華帝君に惹かれるんだろうけど、こんな小難しくて遠回りでわかりにくいひとを好きになって良いのは大雑把で大食らいでとんちんかんでおてんばな鳳九ちゃんぐらいなのでそのへんはあれね。割れ鍋に綴じ蓋…?
その点、燕池悟の優秀なこと。ちょっと猪突猛進で思い込み激しいとこあるけど、素直でわかりやすくていいやつだ。
出会ったばかりの鳳九ちゃんなのに、苦楽をともにしたって助けに迎えるのめちゃくちゃかっこいいかよ!
はい、なんかよくわかんない名前の王子のおかげで鳳九と燕池悟は比翼鳥族の学府に潜り込むことになりました。せっかくくっつきかけたのに60年も離れ離れだそうです。
ていうか、私の理解が足りなかったのか、比翼鳥族は俗世の汚れですぐ体調不良になる設定なのに、妙義淵の邪気はいいの?汚れと邪気は別物だから良いの?
梵音谷にそんな邪気垂れ流しのものあったら、めちゃくちゃ体調悪くなりそうだけども。よくわかんない。
第29話
茶道の講義に憧れの先生ではなく代理の先生が来ると聞いた相里萌(しょうりほう)の妹・潔緑(けつりょく)は白鳳九(はくほうきゅう)の手を借りて嫌がらせで教室に罠を仕掛ける。実は彼女の憧れの先生とは療養のため楽師として梵音谷に滞在する姫蘅(きこう)を、10年に1度見舞う東華帝君(とうかていくん)だった。結局、東華帝君本人が現れ再会を果たした白鳳九だったが、彼の前では素直になれず…。
ネタバレ「茶道の先生」
学府。鳳九の指示で「茶道の講義にやってくる先生」を落とす罠が完成。鳳九は競技大会の出場者が発表される午後までに書写を終えるため部屋に戻った。
書写を終わらせた鳳九は先生を訪ねるが、書院に姿がない。
太晨宮。帝君を訪ねてきた司命星君は連宋と出くわす。
司命星君は「妙義淵のことで話し合うため仏陀がお越しなのに、帝君がすっぽかした」と話した。そのため、運命簿を回収すると理由をつけて様子を見に来たのだ。
連宋は「しばらく戻らん」と告げる。
学府。生徒たちの前に東華帝君が現れた。その姿を見た燕池悟は帝君に食って掛かる。
そこへ相里萌が飛び出してきて、帝君が罠に落ちないよう誘導し「今日は天気がいいので外で講義を」と提案した。
落とし穴に気づいた東華帝君は提案を聞き入れる。
去り際、帝君は「礼を言わないのか?姫蘅のためにここにいるのだろう?」と燕池悟に言った。
「関係ない」と言い返した燕池悟の態度に怒った先生は、床を踏みに抜いて落とし穴に落っこちてしまった。
書院の前で待っていた鳳九。そこへ生徒たちが続々と出てくる。相里萌は「先生はそなたの皮をはぐと…」と伝えようとするが、激昂した先生が現れ鳳九は逃げ出す。
逃げ出した鳳九は東華帝君の気配を感じる。
立ち止まったところを先生に捕まり捆仙鎖で縛られてしまった。「先生落ち着いて!たくさん書写したのです!」謝る鳳九だが、先生は激昂したままだ。
その時、帝君が現れ鳳九を救ってくれた。鳳九と帝君に繋がりがあると知った先生は逃げ出していく。
帝君の姿を見た鳳九は「半年も経ってから来るなんて!どいて!」と怒りを顕にした。
そこで帝君は「私が手巾になり、好きに使うのを許せば機嫌が治るか?」と提案し、本当に手巾に化けてしまう。
鳳九は雪に落ちた手巾を拾い持ち帰ると、氷水に浸していじめる。さらに、みかんを潰して擦り込んだ。
ふと、鳳九は手巾に「姫」の刺繍があることに気づく。そして、何をどう勘ぐったのか「姫蘅に手巾を贈られたことがあったから愛しく思って手巾に化けたのね」と解釈した。
酔里仙。鳳九はお詫びの宴を開いてもらった。そこで帝君が10年ごとに講義をするため梵音谷に来ていることを教えてもらう。
楽師(姫蘅)は、その度に先生の泊まる玉林院で世話をしていると…
話を聞いた燕池悟は姫蘅のもとへ向かう。
姫蘅は東華帝君を待っていたようで、落胆した表情を見せた。
姫蘅は「恩は返す、でも帝君に受けた恩はもっと大きいだからここに住んで帝君のお世話をする。あなたは身勝手で不遜、もう関わらないで」と燕池悟を突き放す。
追い出された燕池悟が歩いていると、東華帝君が疉宙術を使って連宋と話している。
帝君は「三毒の気が増しているが、抑えられそうなので数日したら浄化をする」と連宋に告げた。
疾風院。その頃、鳳九は手巾を乾かし「乾いたら終わりにします」と話しかけている。そこへ燕池悟が戻ってきて「仏頂面(帝君)が疉宙術を使うのを見た!俺の修為と同じくらいだと思ってたのに!」と悔しがってみせた。
疉宙術は2つの時空をまたぐ仙術で、いざという時にしか使えない。しかし帝君が碁打ちをするために使っていたと燕池悟は悔しさをにじませる。
話を聞いた鳳九は、やっと手巾が東華帝君ではないと気づいた。憤怒し疾風院を出る。
碁を打っていた連宋は帝君の背後からやってくる鳳九に気づいた。
「あなたに思いを寄せる姫はたくさん見ましたが、何故鳳九だけ特別なのです?すごい形相でこっちへ来ましたよ」と教える。
激怒している鳳九だが、疉宙術のせいでしっぽが出てしまい可愛い姿に。
しかしそのまま帝君のもとへ突撃し「私をバカにしたわね!」と怒りをぶつけた。
九尾紅狐の姿を見た帝君は「前にあったことが?子供の頃に助けたような…?」と思い出しかける。
そして「恩返しのかわりに、助けたことは不問に」と言い出した。
怒った鳳九は「これがそんなに大事なのは姫蘅が刺繍したからですか!!ぶーいぶーい!!(鼻をかむ鳳九)」とくちゃくちゃにして返した。
太晨宮。通話が切れると連宋は「あの帝君がたった3万歳の姫に絡んでいる!司命!見たか!?」と司命星君に話しかけた。
司命星君は「鳳九様の狐姿は愛らしいから仕方ないですね」といい、連宋に「何を隠している!?」と疑われてしまった。
梵音谷。競技大会の出場者が発表された。そこに鳳九の名前はない。
どうしても蘋婆果を手に入れたい鳳九は直談判に行く。先生は鳳九が帝君と知り合いだと知ってから態度が違う。そして「あんな大会に出して傷つけたら困る」と出場を許してくれなかった。
疾風院。落ち込んでいる鳳九。そこへ燕池悟がやってきて帝君に頼めばいいと言い出す。
不思議に思った鳳九が「嫌いなんじゃ?」と尋ねると、燕池悟は「姫蘅との交際に干渉しなければ恨みは忘れると話した、姫蘅が梵音谷にいる」と教える。
それを聞いた鳳九は「私のために来たんじゃないんだ」と更に落ち込んだ。
翌日、鳳九は一大決心し「頻婆果を盗む!」と燕池悟・相里萌に相談。
相里萌は「石柱に大蛇が住んでいて蘋婆果を守っている」と危険を教えた。燕池悟も絶対に行くなと釘を刺す。
解憂泉。それでも、諦められない鳳九は蘋婆果のもとへ。しかし蛇が怖くて逃げ出す。その様子を東華帝君が見ていた
玉林院。姫蘅は東華帝君の世話をしている。滞在期間を聞かれた帝君は「滞在は長くなるかも…」と言った。
感想:可愛いが大渋滞
鳳九ちゃんの可愛いが大渋滞して大変なんですけど。帝君はよくそんなに意地悪が出来ますね?もう全部かわいいし、全部かわいい、あと全部かわいい。なにこれ。
それはそうと、姫蘅はなんで燕池悟を遠ざけるの???単に東華帝君ラブなだけ?それとも秋水の毒がなんか関係あるの?
東華帝君に惚れちゃったから、助けてくれた男に冷たくしてるなら最悪だなと思いました。だって身勝手で不遜!って言うてたからね。ひどいね。涙が出ちゃうよ。
今回一番好きなシーンは、手巾に化けた帝君に好きにしていいと言われて鳳九が力いっぱいやり返すところです。
氷水でもみ洗いしてほうきでゴシゴシしてみかんすりつぶしてエンドレス…ほんとに帝君だったらどうするんだ!?ってちょっと心配になるくらいやってました。良いよ鳳九ちゃん!
第30話
白鳳九(はくほうきゅう)は講義の間も姫蘅(きこう)がつきっきりで東華帝君(とうかていくん)の世話をするのが面白くない。しかも姫蘅と“闘茶”で負けて悔しい思いをする。また、何としても蘋婆果を手に入れたいと考えた白鳳九は満月の夜、燕池悟(えんちご)が作った抜け道を辿って蘋婆果を盗みにいく。すると、なぜか東華帝君が一人の妖女と体を絡ませているところに迷いこみ…。
ネタバレ「妖女の正体」
早朝、鳳九はどうやって蘋婆果を盗めばいいのか考え込んでいる。そこへ潔緑がやってきた。今日から帝君の講義が始まるので気合が入っているらしい。
水月潭。帝君は助手の姫蘅を伴って現れた。
その様子を見た鳳九は「やっぱり姫蘅のためにここへ来てるのね」と落ち込む。
「姫蘅は東華帝君のそばで、私は遠くから見てるだけ」鳳九は太晨宮で味わった切なさを思い出した。
講義が始まり帝君は茶道について解説する。
解説が終わると、姫蘅が闘茶を提案した。
生徒同士でペアを作り戦うことになるが、九歌が余ったため姫蘅が相手を申し出る。
2人の入れた茶の味を東華帝君が評価。
「どちらの味も引けを取らない」と帝君は言うが、鳳九が講義の内容についての質問に答えられなかったため、東華帝君は姫蘅の勝ちとした。
講義が終わり席を立った帝君を鳳九が追いかける。
そして「負かすために適当な理由をつけるなんて仕返しね!」と突っかかった。
それを聞いた帝君は「どうやら本当に聞いていないようだ」と呆れて、鳳九の頭についた枯れ葉を取ってくれた。
その様子を影から見ている姫蘅…
疾風院。鳳九がぼんやりしていると燕池悟が戻ってきた。燕池悟は「今日はたくさん話しかけてくれたぞ!」とご機嫌だ。しかし実際は授業の中で指示を受けたに過ぎない…
燕池悟は思い悩んでいる鳳九を酔里仙に連れ出した。
酔里仙。鳳九は相里萌に酒を飲ませて蘋婆果のことを聞き出すことにする。
「蘋婆果は4匹の大蛇に守られている、大蛇は満月の夜に霊気を吸うため石柱のそばを離れる」
酔った相里萌は何でも話してしまう。
帰り道、鳳九は燕池悟に「一緒に蘋婆果を盗まない?蘋婆果を食べれば凛々しい豪傑になれるらしいわよ、姫蘅の好みはどうかしら?」と協力するよう仕向けた。燕池悟はあっさり提案に乗る。
鳳九の作戦は地下道を作ってそこから蘋婆果を盗み、すぐに地下道から逃げるというもの。
決行前夜、燕池悟が仙術で穴を作り隠しておく。その様子を見ていた東華帝君は、穴に細工をして分かれ道を作った。
玉林院。帝君が部屋に戻ると、姫蘅が甲斐甲斐しく世話をする。
帝君は「雑用まですることはない」とやめさせようとするが「恩があります」と引かない。
姫蘅は「10年に1度会える、その記憶だけでその後の10年生きられる」と素直に思いを伝えた。
だが帝君は思いに答えず「どこへでも行っていい、側にいなくて良い」と突き放す。
姫蘅は「お側に置きたい人が?もしや九歌公主?」と聞くが帝君は答えず下がらせた。
満月の夜、鳳九と燕池悟は作戦を実行する。
先に燕池悟が地下道に降りると道が増えて3つになっていた。困った燕池悟はとりあえず道を進むが、違う場所へ出てしまう。
一向に戻ってこない燕池悟を心配し、鳳九も穴の中へ。そして鳳九も間違った道を進んでいった。
穴を抜けた先は岩山。鳳九はそこで東華帝君と妖女が逢引をしている姿を目撃した。
「なぜ来た」
鳳九は帝君に声をかけられたと思い驚くが、その先には姫蘅の姿が。姫蘅は絡み合う二人を見て逃げ出し、鳳九は残った。
鳳九は「これは強大な気がせめぎ合い作り出す光景、仏鈴花は九天の聖花、三毒の気を浄化するため帝君が撒いた、見かけは男女の戯れでも実際は激しく争っている、あなたは誰?」とすべてを見破った。
鳳九は剣を出し緲落に戦いを挑む。
東華帝君の助言で緲落に立ち向かい、東華帝君に手を取られ共に緲落の化身を祓った。
同じ頃、鳳九を探していた燕池悟は姫蘅を発見する。燕池悟は泣いていた姫蘅に「部屋まで送る」と申し出た。
一方、緲落の化身との戦いを終えた2人。帝君はもう一度「何をしに来た?」と尋ねる。
それを聞いた鳳九は「さっきも私に聞いたの?」とちょっと嬉しそう。
鳳九は(蘋婆果を盗みに来たとは言えないし、時間がない…)と考え、さっさと立ち去ろうとする。
帝君は「傷を負った私を置き去りにして平気なのか?」と鳳九を仙術で引き戻し、仙術で作った寝台の上に座らせた。
帝君は左腕の怪我を見せ、手当するよう鳳九に言う。
その傷を見た鳳九は「天地の主になってから流血したことがないとか…この血を飲めば1800年分の修為を…じゅるり」と舌なめずり。
鳳九は手巾のことがあったため、傷も偽物だと思っているようだ。
東華帝君は「障眼法は人間にしか効果がない」と教えた。鳳九は嘘ではないと知り慌てて手当をする。
帝君は鳳九を見つめ「そなたのことを考えていた、なぜ夜中に解憂泉へ?」と尋ねる。
それを聞いて燕池悟のことを思い出した鳳九は立ち去ろうとする。
しかし結界にぶつかってしまった。
帝君は緲落が侵入したため結界が現れ、12刻の間は消えないと説明する。
焦った鳳九は「燕池悟と合う約束をしたんです!」と口を滑らせてしまった。
続けて「結界を解いてくれたら梵音谷に半年放置したことも!手巾のことも許してあげます!」と頼み込む。
しかし、帝君は鳳九を離さない。
同じ頃、姫蘅を家に送り届けた燕池悟は健気に鳳九を探し回っていた。
鳳九は仕方なく寝台に座り込んでいる。ふと「来月15日に蘋婆果を盗むのを手伝ってくれないかも」と口を滑らせてしまった。
帝君に追求された鳳九は「聞き間違いです^^」とごまかす。
すると帝君は「めまいがする」といって鳳九の方に倒れ込んできた。
鳳九は「枕に化けますよ!」と逃げるが、帝君にすきを突かれ膝枕をさせられる。
「血を失ったので手が冷たい」帝君が差し出した手を鳳九は拒む。
すると「今度比翼鳥族の女王に会って頻婆樹を植える方法を聞こうかと…」それを聞いた鳳九は帝君の手をにぎにぎ!
「十分に休んだら外に出してやろう」鳳九は帝君の頭をなでながら眠ってしまった。
帝君は眠ってしまった鳳九を寝台に横たえると「衆生は絶え間なく私に救いを求めるが、あろうことか私を守ろうとしたのはこの者が初めてであった」と笑っている。
感想:どうして寝ちゃうの
どうして鳳九ちゃんはそんなどこでも寝ちゃうのよ。帝君はご機嫌でしょうけど、探し回ってる燕池悟は!?
さてさて、姫蘅はなにか理由があって帝君に媚び燕池悟を遠ざけるんだと思っていたら、そんな深い理由はなかったようです。なんてこった。つまり、梵音谷に身を隠して先生としてやってきた東華帝君に惚れてしまったんだな。閩酥はどうした、閩酥は!!!草葉の陰で泣いてるぞ。
それにしても、永遠の桃花のときとはえらい違うよう喋る帝君ですな。しゃべるだけじゃなく、すきを狙って膝枕を求めてみたり、手を握ってほしいからって交換条件出したり…誰ですか??
いじわる期間が終わって、早く蜜月期間になってほしいです。