こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「君、花海棠の紅にあらず(きみ、はなかいどうのべににあらず)」のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。
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君、花海棠の紅にあらずの登場人物
- 商細蕊:京劇役者
- 程鳳台:商人、妻は范湘児、姉は程美心、妹は察察児
- 范湘児:富豪の娘、夫は程鳳台
- 范漣:范湘児の弟、恋人は曽愛玉
- 程美心:程鳳台の姉、夫は曽万釣
- 察察児:程鳳台の妹
- 姜栄寿:京劇協会の会長、商細蕊の養父 商菊貞の兄弟弟子
- 姜登宝:京劇役者、父は姜栄寿
- 鈕白文:梨園協会所属
- 商菊貞:商細蕊の養父
- 鄭原木:商会の会長
- 曽愛玉:范漣の恋人
- 蒋夢萍:商細蕊の姉弟子、夫は常之新
- 常之新:范湘児の従兄、妻は蒋夢萍
- 曽万釣:司令官、妻は程美心
- 曹貴修:父は曽万釣
【全49話】「君、花海棠の紅にあらず」あらすじ・ネタバレ・感想
「君、花海棠の紅にあらず」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第7話
商細蕊(シャン・シールイ)は自ら劇場を建てようと決心し、目星をつけている場所を程鳳台(チョン・フォンタイ)に見せる。だが、その計画に水を差すかのように水雲(シュイユン)楼に騒ぎが起こり、団員たちは仲間割れし始める。そこで、商細蕊は先祖代々蓄えてきた財産を費用に当て、専用劇場を建てると宣言。そして、団員たちの前で財産が入っている宝の箱を開けるのだが…。
ネタバレ「希望と絶望」
天橋。商細蕊は程鳳台を荒廃した廟に案内した。
「ここに劇場を建てて好きに演じる!」
程鳳台は出資者として連れてこられたと勘違いする。
商細蕊は「先代の遺産を使うべき時が来た」と教えた。
病を出ると孤児の子どもたちが商細蕊を取り囲む。
子どもたちは商細蕊に演目のネタを提供して、小銭を貰っているようだ。
商細蕊は程鳳台を巻き込んで子どもたちに借用書を書いてる。
今度は老弦児が「新しい演目がある」と言ってやってきた。
「都には名高い建築一族の様式雷、彼らは建築物に見事な飛檐を作る、使うのは木材だけ」
商細蕊は面白いが、そんな話は伝説だと否定した。
すると老弦児は「このあたりじゃ有名な一家で南の方に住んでいる」と教える。
老弦児は優しさを見せた程鳳台から金をしっかり奪って逃げた。そこへ水雲楼の団員がやってきて「仲間割れが起こりました」と慌てて言う。
水雲楼。北平時報の薛社長と関係を持った六月紅に結納品が贈られてきた。それを知った団員たちが六月紅を責め、臘月紅が守っている。
商細蕊は理由を知り「嫁ぐ必要はない」とあっさり言った。
しかし六月紅には子供が出来ており決意は揺らがない。
怯える六月紅に商細蕊が詰め寄ったため、姉弟子のことを一番に思う臘月紅が盾突いた。
その争いを見ていた六月紅は「どうなっても自分で責任を取ります」と言う。
商細蕊はカッとなって「どうなっても戻ってくるな」と言い返した。
その慈悲のない言い方に臘月紅は「水雲楼は虫の息、逆に幸せだ」と現実を突きつける。
それを聞いた商細蕊はショックを受けて団員たちを見回した。
商細蕊は小来に身売り証文の入った箱を持ってこさせ、六月紅の身売り証文を破り捨てる。
「他に出ていきたいものは?違約金も不要だ」
手を上げそうになったものもいたが、この空気では言い出せない。
商細蕊は必ず隆盛を極めると約束し「自分たちだけの劇場を作る」と発表した。
姜家。姜栄寿は水雲楼の団員から手に入れた骨董の花瓶にうっとり。そこへ息子 姜登宝がやってきて水雲楼の話をするので「これは水雲楼の奴らが売ったんだ」と笑った。
水雲楼。一方、商細蕊は先代方の蓄えた財産が入った箱を開けた。
中にはほぼ何も残っておらず、中身に手を付けた男が逃げようとする。男は開き直って「すべて売った」と言った。
商細蕊は関与した4人の男を破門し警察に突き出すことに。
すると、男の1人は「証文さえなければ成り上がっていた、俺を縛り付けたお前が悪い、牢獄に数年いて自由になれるなら水雲楼よりマシだ!」と吐き捨てる。
商細蕊はショックを受けて部屋にこもってしまった。
程家。楊貴妃を見てからというもの、程鳳台は戯曲に夢中だ。
そんな様子に奥様はご不満。運転手 葛さんを呼び出し訳を聞く。葛さんは「劇場へ行って、水雲楼にも行っている」と漏らした。
水雲楼。商細蕊は死んだ養父の夢を見る。
「誰にも叩かれず自由に生きたいなら、圧倒的と言われるまで芸を磨け、唯一無二の役者になれば神と崇められる」
身支度をした六月紅に臘月紅が付きそう。
見送りに出てこない商細蕊に、六月紅は「この御恩はいつか必ず帰します」と叩頭した。
六月紅が出ていくと商細蕊が部屋から出てきた。
そして、空になった箱に頭を突っ込んでなにかブツブツ呟くと、箱に入って閉じこもってしまう。
程家。范漣がドイツの建築家を連れてきた。程鳳台は東の経路をより近く安全にするためトンネル工事を計画している。
家にドイツ人が入っていく様子を、曹貴修が見張っていた。
感想:自由の身
そっか、勘違いしてた。団員たちは好きで役者になったんじゃないんだ。いや、好きでなった人もいるだろうけど水雲楼に関しては売られてきた子たちの寄せ集め…なるほど…
師弟関係に加えて、なんか…なんとも言えねえ気持ちに。家族って何?
さて、遺産を使って劇場を作ろうと考えた商細蕊ですが知らない間に使い込まれていたため、計画が頓挫しています。もうそんなの社長に助けてもらうしかないよな。
それはいいとして、なかなかこうベッタリな関係にはならないね?そりゃそうなんだけど、なんかもっとこう蜜月的なものを期待していたので…期待したらだめだったの…?
それぞれに自分のことが忙しくて、やりたいこともあるから面白いと言えばそうなんだけど。
第8話
絶望に打ちひしがれ宝箱に籠ったきりの商細蕊(シャン・シールイ)は、とうとう姉弟子の十九(シージウ)に見切りをつけられてしまう。悟った商細蕊はかつて出ていった者たちも呼び集め、水雲(シュイユン)楼の存続について会合を開くと告げる。そして皆を拘束している証文を燃やし本音を聞こうとする商細蕊。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は頓挫しかけたトンネルの修繕計画に一筋の光を見つける。
ネタバレ「決断の時」
水雲楼。閉じこもってしまった商細蕊に十九は激怒し不満をぶちまけた。そして「出ていってやる」と荷造りを始める。
そこへ商細蕊が出てきて「あなたなしにどうすれば…?」と弱々しく言った。
程家。ドイツの建築家は荷重が大きすぎるため工事ができないと謝罪し、金を返す。落胆する程鳳台だが、建築家を食事に誘った。
水雲楼。商細蕊は「身売り証文がある限り、逃げたものも仲間、出ていったものに集まるよう声をかけてくれ、来れば身売り証文を返す」と会合を開く決定をした。
程家。程鳳台は建築家に屋敷を案内している。そこは元 王侯の屋敷で范湘児のために程鳳台が買い取ったものだ。
東屋の天井裏に興味を示した建築家は、その構造を見て驚く。そしてその耐震技術がトンネル工事にも使えると考えた。
話を聞いてた范湘児が屋敷の図面を持ってくる。
そして「モンゴルの姫だった叔母の話では、かつて円明園が外国人に焼かれた時、雷家の者が止めようとして何人も死んだとか」と代々宮殿の建物を作った建築家一族の話を教えた。別名様式雷。
その話を聞いた程鳳台は老弦児の話を思い出す。
水雲楼。商細蕊は「演技は出来るが管理はからきし、こうなったのは私の責任」と過ちを認め全員の証文を取り出すと火鉢にくべて燃やしてしまった。
そして自分の証文だけ残し「私がいる限り水雲楼はある」と誓いを立てる。
商細蕊に味方するものはいきり立ち、そうでないものは黙るしかなかった。
商細蕊は「北平を出て平陽へ戻る」と決定を下す。
水雲楼。翌日、荷造りのため売れるものは売り処分していく。
商細蕊は程鳳台に貰った指輪を手にとった。
小来が程鳳台を頼ればいいと助言すると「あの人からは借りない、返しようのない借りを感じている」と拒否する。
その頃、六月紅は4人目の側室として薛家へ向かっていた。見送りに来ていた臘月紅は平陽に戻ると伝える。
六月紅は腕につけていた金の腕輪を臘月紅に渡した。
天橋。程鳳台は老弦児を探し出し雷家へ案内させることにする。雷家には模型と継ぎ手の数々が並べられ、その技術を疑う余地はなかった。
模型を見て感動した范漣は「欧州に行ったらひっぱりだこですよ!?」と勧めるが、雷氏は「感覚が命の仕事、人に教えることは出来ない」と言う。
感想:洗脳
身売り証文ねえ、なんだか洗脳に近いような。
さーて、なんか故郷に帰ると言っておりますがそううまくは行くまい!?帰ってしまったらお話にならないじゃないかよ。というわけで、程鳳台がパトロンとして名乗り出るんだな、わくわくさん楽しみだよ^^
商細蕊と蒋夢萍の関係性を再び再現した臘月紅と六月紅。唯一違うのは、臘月紅が六月紅を拒絶すること無く寄り添ったこと。商細蕊は蒋夢萍が芸を汚して捨てたことが気に入らないんだろうなあ。それさえなければ良好な関係な気がするんだけど?なんか母も同然とか言ってるけど、結局そこな気がする。
第9話
トンネル修繕の契約を終えた帰路、程鳳台(チョン・フォンタイ)は平陽(ピンヤン)へと向かう水雲(シュイユン)楼一座と遭遇し、商細蕊(シャン・シールイ)の逆境を知る。ついに、水雲楼の後ろ盾になるという大きな助け舟を出す程鳳台。希望が見えた一座だったが、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)が黙っているはずはなかった。そんな折、商細蕊の芸を愛する戯曲作家の杜洛城(ドゥー・ルオチョン)が現れるが、程鳳台を見て怒り出す。
ネタバレ「梨園の王となれ」
雷家。程鳳台はトンネルの図面を取り出して雷氏に見せた。
その素晴らしい図面に感動した雷氏は仕事を引き受ける。
程鳳台は「どんなときでも私の心1つで倒壊させられる仕掛けがほしい」と依頼した。
雷氏は難題を引き受ける代わりに紫禁城にある太和殿の修繕がしたいと頼む。
程鳳台はその条件をすぐに承諾し手配した。
夜、水雲楼の面々は平陽へ向けて出発。
その途中、程鳳台が現れる。
商細蕊が理由を話さず「平陽へ帰る」と伝えると、十九が「お金が盗まれたんですよ」と口を挟んだ。
程鳳台は商細蕊を呼び、2人だけで話をする。
「友になりたかったのになぜ私を頼らない」
「金が絡めば無粋な関係になる」
程鳳台に説得された商細蕊は、彼をパトロンとして受け入れることにした。
程鳳台は団員の前で「後ろ盾となる」と約束する。
水雲楼。翌日、姜栄寿の息のかかった新聞記者がやってきて団員をからかう。十九は自慢げに「程鳳台が出資者だ」と吹聴した。
商会会長 鄭原木を姜栄寿が訪ねてくる。姜栄寿は商細蕊に程鳳台が出資していることを教え「劇場を持たせたくない、程鳳台を懲らしめるためにも手を貸してほしい」と話した。
喫茶店。商細蕊が目をつけていた天橋の廟は売れてしまっていた。ケーキを食べながら文句を言う商細蕊を程鳳台がなだめる。
程鳳台は劇場を探すのは気長に、そして帳簿の管理はすぐにでもと動き始めた。
水雲楼。商細蕊の友人であり戯曲作家の杜洛城がやってきた。
商細蕊と再会し飛びついて喜ぶ杜洛城。
商細蕊が程鳳台を紹介すると、杜洛城は突然殴りかかる。
「スザンナのことだ!こいつは彼女を捨てたんだ!」
訳がわからない一同、商細蕊が喧嘩を諌めた。
程鳳台が真相を話す。
イギリスの留学先で程鳳台はスザンナに「東洋の留学生に気に入られた、恋人だと言って諦めさせるので写真を貸してほしい」と頼まれた。それを杜洛城が勘違いしたのだ。
その夜、商細蕊は夕食の席に程鳳台を招き契約の話をする。
契約に違反すれば役所に捕まり裁かれる、しかし契約は5年で違約金を払えば途中で辞めてもいい。団員は好条件だと考え全員署名する。
雅鴻劇場。チケットの販売に客が押し寄せている。
自分の人気が爆発していると得意げな表情で劇場に入った姜登宝だったが、その人気は商細蕊の復帰によるものだった。
雅鴻劇場の管理人は程鳳台の後ろ盾を知り「商売が一番」と儲かる方を選んだのだ。
夜の舞台は水雲楼が担当すると聞かされ、姜登宝は追い返された。
程鳳台の事務所。程鳳台は范漣に劇場の支配人をするよう命じる。「水雲楼に出資し劇場を買う、妻には一言も漏らすな」
それを聞いた范漣は「今や商細蕊は映画会社よりも稼ぐ、出資がしたい」と名乗り出た。
程家。范湘児のもとに「曹貴修が積荷を没収した」と連絡が入る。
慌てて程美心を呼んだ范湘児は曹貴修のことを相談、「父子の争いに巻き込まないで」と頼んだ。
感想:骨肉の争い
大変だ、これはカップリングで殴り合いが起きる…
待って、おじさんはまだ中立よ!おじさんはまだちょっと判断付かないわ!でも杜洛城みたいなキャラは大好物、そしてどちらかと言うと彼は受けである。おお…なんと悩ましいのか…
それは置いといて、あれやこれやと日々問題が絶えません!重鎮に睨まれている商細蕊の問題も解決しないし、程鳳台は親子の確執というより軍の問題に巻き込まれそうだし、それに加えて東の経路の整備もしている。忙しいな。
それなりの歳になってから思うけど、何かを成し遂げたり才能があるように見える人ってバイタリティがあるよね。まさに程鳳台のように動き回って、問題を億劫だとも思わず解決していくような人。普通に働いて残業して午前様で帰ってきてその日に長野にスキー行こうよとか誘ってくるような人(具体的)
無理じゃあ!休めえ!寝とらんどお!