こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「鬼谷子・聖なる謀」について
全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。
鬼谷子の登場人物
- 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
- 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
- 今淑…韓の公主、韓王の妹
- 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
- 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
- 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
- 鍾萍…王禅の養母
- 子布…史太晧の弟子
- 呉起…楚の将軍、変法を唱える
- 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
- 嘯公…魏の朝臣
【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想
「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第40話「絶体絶命」
呉起を殺して王禅の仇を討とうと企む今淑とコウ娥。今淑がひとり、隙を狙って呉起に襲いかかると、仮面の下から語りかけてきたのは王禅だった。今淑は、呉起との談話に同席したコウ娥に暗殺の中止を伝えようとするが、上手く伝わらない。その場に、王禅の成りすましを暴こうとする姫元伯も現れ、コウ娥が魏王に乱暴された話や夢の話をして王禅を挑発。さらに手下を使って騒ぎを起こし、呉起が兵権を失うように仕向けるのだった。
ネタバレ「絶体絶命」
楚の朝堂。今淑は呉起(王禅)に向かって短刀を振り下ろす。
王禅はその手を止めて、今淑の執着と復讐が予想外の出来事だと口を開いた。
「万全の読みをあんたに乱されるとは、それほど苦しむとは…」
正体を知った今淑は王禅を殴った。
「憎しみより愛のほうが大きいの!
変法はどうでもいい、大事なのはあなたの命」
今淑は「姮娥はあなたを殺すつもり」と知らせる。
その時、朝堂に姮娥が入ってきた。
今淑は手で合図をして「計画変更」と呉起の正体に気づかせようとする。
姮娥は今淑が怖気づいたと勘違いしてしまった。
姫元伯も現れ、今淑は伝える機会を失ってしまう。
姫元伯は「呉起が夢の中に現れ炎に焼かれたという話」をする。
炎の中で呉起の姿は王禅に見えたというのだ。
さらに、姮娥に向かって「魏王に襲われたとき、やつはどこにいた?」と聞く。
姮娥を侮辱し、王禅を挑発する姫元伯。
姮娥は立ち上がると、
「すべて許すことにした、だれも本当の王禅のことを理解していない
私が楚に来たのは王禅がどんな人間だったか知らしめるため
王禅の心には光が指している」
姮娥は話しながら呉起のそばへ。
「死にたかったけど、王禅に再会するため生きる道を選んだ」
王禅は竹簡に”俺は王禅だ”と書きながら「遺体を持ち帰れ」と言った。
一瞬動揺した姮娥は「殺してやる」と短刀を振りかざす。
今淑と兵士が止めに入り未遂に終わった。
楚王の体調不良で謁見は後日に持ち越される。
楚王の太監は呉起の竹簡を回収し、楚王の部屋へ持っていく。
今淑は「あの竹簡を見られるとまずいのね?」と言って楚王のもとへ。
王禅は「早く楚を離れろ」としか言わない。
楚王の寝所。楚王は眠っている。
今淑は竹簡を盗み出そうとするが、声をかけられてしまった。
「この数日お召がないので寂しい」
今淑は楚王に捕まり襲われてしまう。
(きもいのでカット)
楚王が眠ってしまった後、今淑は怯えながら竹簡と着物を手にして逃げ出した。
姫元伯の屋敷。姫元伯が眠っていると智児がお粥を持ってくる。
夕食を食べなかったので気を使ったと話した。
姫元伯はご機嫌でそのおかゆを食べる。
「自由を手に入れたら何をしたい?」
智児は何か言いたいことがある様子で口ごもった。
「私は…その…」
太子府。姫元伯は太子に「呉起が恐れられるのは兵権を持っているから」と教える。
そして2人は兵権を奪うため新たな策を動かし始めた。
楚の市街。姫元伯は呉起の配下に金を握らせ、貴族 旦公の奴隷に暴力をふるわせる。
楚の王宮。呉起と貴族たちが集まり、変法について会議をしている。
呉起(王禅)は「まず穀物を買うべき」と進言。
それは王禅の理想とする真の変法への道筋を作るものだ。
そこへ旦公が駆け込んできて「呉起が手下に命じて暴行を加えた」と訴える。
呉起は「無関係だ」と主張。
そこへ捕らえられた配下が連行されてきた。
配下は「巡視中に旦公の護衛が民を虐げていたので…」と話す。
そこで太子が口を出した。
「街の警備は私に任されている、街中に兵士を配置し謀反も起こせる」
楚王は太子に処分を任せ、呉起のことはとがめなかった。
そこへ急報が入る。
「呉起に忠誠を誓う兵士が暴動を起こし、貴族を襲って街が混乱している」
楚王は「虎符を持つものにのみ兵を動かすことを認める」と言って朝議を切り上げた。
感想:姮娥と今淑
姮娥のほうが芝居できるんだな。
今淑は本当に男を誘うことしか教えられてこなかったのか、動揺さえ隠せていなかった。
姮娥のおかげでなんとかなったけど、そのあと身を投げだして竹簡取り戻してたし…まあ…
なんか今淑があまりにもわかりやすい家庭崩壊系メンヘラで怖いです。
環境がそうさせてるから悪いわけじゃないんだけど、王禅に何かあった、または何かされたときに大暴走するから…
うーん、闇ヒロイン今淑奥深いな。
第41話「動乱の予感」
智児は、虐待されていた奴隷の親子のために思わず容赦を願い出たため貴族にさらわれそうに。呉起が仲裁に入ったのを見た姫元伯は、その仮面の下は王禅だと確信。王禅は、呉起が存在すれば楚は混乱し続けると説き、望む方向が同じであることを知った姫元伯も呉起の正体を暴かずにいると告げる。事実、呉起と貴族の対立は激化。貴族側は変法を支持する条件として軍を都の外へ移動するよう迫るが、なんと呉起はすんなりと快諾し…。
ネタバレ「動乱の予感」
楚王の寝所。楚王は太子を呼びつける。
「軍が騒ぎを起こした件はお前の指図か」
問い詰められた太子は白状した。
楚王は呉起が兵権を握るのは危険だとわかった上で、関係性を崩さないよう手出ししていなかった。
それなのに、今日の騒ぎで関係が危うくなったと太子を叱る。
「魏と戦になったとき、お前に指揮が取れるのか?」
太子はその能力が自分にないとわかっている。
苦し紛れに、
「計略を示せるものは他にもいる、まだ戦にはなっていない…」と言った。
楚王は太子を殴りつけ「国を騒がすな、将来国を滅ぼすのはお前という畜生だ」と激怒する。
そして最後に「天下は乱世、乱れるが良いわ」と言った。
太子府。太子は姫元伯に「成功かつ失敗」と報告する。
楚王の呉起への警戒心は確認できたが、重用は続くだろう。
そこで「天下は乱世、乱れるが良いわ」と言っていたことを伝えた。
姫元伯は「黙認された、計画を進められるぞ」と笑う。
楚王は太子を連れて渚宮の川辺へ。
東屋。目の前には河がある。
楚王は川の激流がなければ大地は育まれず、人間の体にも同じように血が必要だと語る。
そしてそれは国にとっても同じことだと。
楚王は自らの寿命が、もう長くないと悟っている。
葵丘の会盟で魏に攻め込まれたとき、呉起が守っていなければ楚は魏に飲まれていた。
今は呉起を支持し、変法により国が強くなってから、呉起を始末し太子に国を継承させると話す。
そのために今は「国境で戦の気配ありと」外に目を向けさせるという。
楚の市街。智児は貴族に虐げられる奴隷の親子に遭遇した。奴隷の親子は奴隷の集会に参加したとムチで打たれる。
そして父親の舌を切り、子供の膝の皿をえぐった。
智児はたまらず「子供を見逃して下さい」と叫ぶ。
貴族の爺は智児を気に入り、屋敷に連れ帰ろうとする。
そこを呉起(王禅)が通りかかった。
王禅は智児の主が姫元伯だと知り、主に任せるべきと主張。
しかし貴族は剣をに抜き脅す。
王禅はすぐに応戦し、貴族の股間に小刀を押し付けた。
そこへ姫元伯がやってくる。
姫元伯はその場を収めるために、智児をムチで打った。
姫元伯は「話がしたい」と王禅を呼び止める。
2人きりになると、姫元伯はその正体が王禅であるとはっきり指摘する。
「情けをかけたせいで正体が露見したぞ」
王禅は「重要なのは俺が太子の敵であること
俺がいる限り太子は攻撃の手をゆるめない
争い続ける限り楚に安寧の日はない
どちらが勝っても大きな痛手となり、楚は混乱する」
王禅はそれこそが姫元伯の狙いだと言い当てる。
2人が狙う方向は同じ。
姫元伯は王禅の正体を暴かないことにする。
姫元伯の屋敷。姫元伯は智児の手当てをする。
智児が目を覚ますと「罰を与えなければ助けられなかった」と謝罪した。
智児はちじこまって「私は奴隷殺されても仕方ありません」と応える。
「本音か?」
「それが法ですから従います」
「自由になれて…」
「追い出さないで!やっと優しい主人に出会えた、離れたら生き地獄です」
姫元伯はそれ以上何も言えない。
楚の駅館。姮娥のもとに楚の大軍が国境に押し寄せていると知らせが入った。
魏王からの文には、
「楚は国内の乱れから目をそらすべく国境に布陣
見せかけだが警戒はしなければ
楚王をなだめる国書を書いた
最後の機会、国書を楚王に渡し魏に帰れ
王禅の亡骸を諦めれば許す」と書かれている。
楚の王宮。姮娥は国書を持って楚王に謁見。
「辺境から兵を引いて下さい」と願い出る。
楚王は「すぐには答えられない」と返答。
姮娥は滞在を延ばすことにする。
楚の王宮。貴族は「呉起が都の駐留軍を都の外へ動かすなら新法を支持する」と告げる。
呉起は兵権を持っており、兵権を持つものが対局を左右する。
兵権を持ったままでは将軍を信用できないという理屈だ。
呉起(王禅は)あっさり快諾した。
太子府。太子と貴族たちは祝杯をあげる。
呉起の兵権を削ったとご機嫌だ。
しかし、姫元伯は浮かない顔で「簡単すぎる」と危惧している。
貴族たちは「明日呉起が軍を撤退させたら屋敷を荒らしに行くぞ」と大盛りあがり。
感想:一気に見てきた
気づかないうちに、残りが10話になってた…
何に引き込まれるのかはっきりわからないし、これと言った魅力がある作品でもないのになんだろうねこのやめられない状態。
さて、姫元伯に呉起の正体がバレました。しかし目的は同じなので口外しないらしいです。
姫元伯の大事にしている智児は奴隷の習性が全く抜けなくて、姫元伯に変法を意識させる鍵になっている。
彼女が自分は奴隷だからと蔑む度に、姫元伯はなんとかしたいと思うしかないじゃんね^^
第42話「民の怒り」
軍の不在に乗じ、貴族の一党が呉起を討ち取ろうと屋敷を襲うが、残っていた一部の兵士らによって返り討ちに遭う。その頃、牢が破られ、囚われていた無数の奴隷たちが一斉に町へとなだれ込み、貴族をやみくもに襲い始めた。抑圧され、搾取され続けた民の怒りがついに火を噴き、楚都は殺戮と混乱の渦に飲まれていくのだった。楚王に呼ばれて参内した王禅は、顔を覆っていた面を取り、一連の計画の真意と自らの信念を語り始める。
ネタバレ「民の怒り」
呉起府。夜、姫元伯が王禅の前に現れる。
天子が「民の前で王禅をさばき戒めにしろ」と命じていることを話した。
姫元伯は貴族が明日呉起府を襲撃することを明かす。
そして「明日は真の姿を見せろ」と言った。
翌日、旦公たち貴族は呉起府を襲撃。
勢いよく突入すると、そこにはすでに待ち構えていた兵士がいた。
王禅は突入してきた30人を貴族もろとも皆殺しにする。
監獄。捕らわれている奴隷たち。
その中には王禅の配下 孫吉の姿もある。
孫吉は楚の奴隷として変法の思想を広め、王禅の行動を支えるべく動いていた。
その日、なぜか牢の鍵が開いており奴隷たちは一斉に街に解き放たれる。
飛び出した先にいたのは呉起の兵。
兵士は奴隷たちを奮起させ、貴族を攻撃するよう仕向ける。
「呉起を支え貴族を排除しろ、田や家を与えるぞ」
呉起の軍は都を出ていたが、抑圧された奴隷たちが武器を手に立ち上がり次々に街を襲った。
怒りの矛先は貴族に、搾取の代償を払う時が来たのだ。
街が混乱に陥る頃、王禅は姫元伯の脅威に対峙する。
王禅は姫元伯と一対一で剣を交える。
しかし、決着はつかない。
そこへ暴動を起こした奴隷が流れ込んできて2人は戦いどころでは無くなってしまった。
王禅は奴隷に襲われた姮娥の乗る馬車を助ける。
太子府、韓の駅館にも奴隷が押し入った。
太子は逃げ惑い、今淑は堂々と迎え討つ。
姫元伯は智児を助けるため屋敷に戻った。
奴隷である智児は殺されず姫元伯と合流する。
姫元伯は死んだ母のそばで泣いていた小さな女の子を助ける。
しかし、そのそばにいた奴隷の子どもたちに目潰しをされてしまった。
姫元伯に襲いかかる奴隷たち。
智児は姫元伯をかばう。
「優しい人よ、誰も傷つけたりしない」
奴隷たちは「主人を殺して共に死ぬがいい」と智児に短刀を渡す。
「私は死んでもいいこの人に手を出さないで」
智児の悲鳴を聞いて姫元伯は立ち上がった。
そして目が見えないまま、奴隷を殺していく。
駆けつけた姮娥は姫元伯を止めた。
「何人殺せば気がすむの!」
城壁の上。
4人は城壁の上に逃げる。
王禅は「こんな時代に俺たちが争う意味があるのか」と聞いた。
姫元伯は「時代も人も乱れきっている理解できんな」と応える。
王禅は城壁に乗り街を見下ろしながら言う。
「腐った制度から膿が噴出するのは歴史の必然
この時代の傷が癒えるまでは長い時を要する
今すべきは、知謀をめぐらし明日を創ること
ほころびは直し、直せぬなら取り替える
新たな法と秩序こそが変法の意義
時代の選択は止められない」
楚の王宮。太子は楚王のもとに逃げ込んだ。
「呉起の正体は王禅でした」
呉起府。呉起のもとに楚王から「即刻参内を命じる」と勅書が届いた。
楚の王宮。王禅は呉起の仮面をつけ法典を持って参内する。
そして、楚王に謁見すると面を取った。
王禅は「この芝居は楚王ひとりにみせるためのものだった」と計略を明かし始める。
まず、呉起と二人きりになるのがこの計画の最大の難所だった。
その途中で面白いことに「呉起が楚王に呪いをかけている」と知った。
さらに巫祝は楚王とも繋がっていた。
呉起と楚王は互いを排除したがっていたのだ。
王禅は姫元伯と太子が呉起に化ける王禅の正体を疑ったのに、なぜ楚王は疑わないのかと考えた。
そこで毎日の上奏書に異なる筆跡を混ぜ、楚王の出方を見た。
すると楚王は気づかぬふりをした。
楚王が知らぬふりをしたのは同じ目的があったからだ。
王禅は楚王に「鹿の頭がすきな理由」を聞く。
楚王は「鹿は王、標本は腐らず、王権も永遠」と答えた。
王禅は「死なないものなどない
しかし、我々が朽ち果てても1つだけ歴史に刻まれ永遠に残るものがある
変法に成功すれば、あなたは腹黒い暴君ではなく新法の先駆者になれる」と告げた。
王禅は新法発布を許可される。
王禅の首を狙っていた太子は、無事に朝堂から出てきた呉起を見て唖然とした。
感想:オオオ(雄叫び)
なんだこの日頃の鬱憤を吹き飛ばしてくれるドラマは…
楚王が鹿の頭をすきな理由でああーあああーーーって言ったわ。
王禅は楚王の老いと死への恐怖を読み取ってたんだな。
利用されていることもわかった上で、さらにその上を行く知略を展開し着実に目的へと歩みをすすめる…私なぞには予想も付きませんでした…たまんない…
そもそもはじめから呉起を暗殺する気はなかったんじゃないのかな。
様相が崩れるような毒を仕込んで、呉起が仮面をかぶる用に仕向ければ入れ替わりもたやすくなる。
中国ドラマお得意の変装術ではない、確実な方法。