こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「鬼谷子・聖なる謀」について
全52話のネタバレを全話とあらすじ一覧と管理人の感想を最終回まで掲載していきます。
鬼谷子の登場人物
- 王禅…主人公、父は王錯、史太晧に育てられる
- 姮娥…史太晧の娘、王禅と兄妹のように育つ
- 今淑…韓の公主、韓王の妹
- 史太晧…魏の朝臣だった、学堂を開き王禅と姮娥を育てる
- 健于…優男、王禅と姮娥の友人、学徒
- 許弋…巨漢、王禅と姮娥の友人、学徒
- 鍾萍…王禅の養母
- 子布…史太晧の弟子
- 呉起…楚の将軍、変法を唱える
- 魏王 姫暋…姉は周の王后 姫雯
- 嘯公…魏の朝臣
【全52話】「鬼谷子 —聖なる謀-」あらすじ・ネタバレ・感想
「鬼谷子」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第7話「敵の正体」
刈首営の首領・姫元伯の正体は、王禅の学友・建于だった。素性を偽り、学堂で王禅と共に過ごしながら、王禅の兵法書を虎視眈々と狙っていたのだ。一方、今淑公主との賭けに負け、しこたま酒を飲まされた王禅は、翌日、再び公主のもとを訪れる。横取りされた生糸を取り返すため、格闘技での再戦を挑むが、またしても返り討ちに遭う。公主に翻弄される王禅を見かねたコウ娥は、公主を欺き生糸を取り返すための一手を打つ。
ネタバレ「敵の正体」
塩城。姫元伯の正体は健于だった。
姫元伯は「王禅と史太晧の計画を聞かせてもらおう」と子布に言う。
子布は仲間とともに襲いかかるが返り討ちにあった。
姫元伯は子布を捕らえ利用するという。
姫呈はあれだけ身近にいたのになぜ王禅たちを始末しないのかと尋ねる。
姫元伯は変法を訴える義士の遺児を装い史太晧の信頼を得て、学堂に入り王禅の学友に、さらに王禅の性格や行動を知り尽くした。
そして「いつでも殺せるが手に入れたいものがある」と言う。
姫元伯は大梁に戻り健于の芝居を続けるという。
「王禅の頭の中には世に比類なき奇書 孫子の兵法書がある。
それを手に入れたとき、刈首営は天下を取り諸侯を治め中原を支配する」
史太晧の屋敷。姮娥は王禅の帰りを待っている。
そこへ酒をしこたま飲まされた王禅が戻ってきた。
姮娥は今淑公主の移り香に気づくが、何も言わず屋敷に入れる。
学堂の部屋。その頃、許弋は盗み聞きした姫元伯の話に怯えている。
目の前にいるのが姫元伯だとも知らず、健于にしがみついた。
翌朝、目覚めた王禅は馬の飼い葉桶の中にいる。
そこへ許弋と健于がやってきて、姮娥が激怒して火を吹いていたと教えた。
靴と服を取り上げられ外出禁止だと伝言される。
しかし今淑との約束がある王禅は二人に服を借りて出かけることに。
韓の駅館。今淑を見た許弋はデレデレ、健于は礼をする。
今日の勝負は面をつけて戦う格闘技だ。
王禅とくみあいながら今淑は「韓に来て私の補佐を、生糸の値段がつり上がっても魏王が黙っているのはどういう魂胆?」と尋ねる。
許弋は酒にこっそり幻覚薬を入れた。
今淑は匂いで薬に気づき、王禅に飲ませる。
飲み干してしまった王禅は視界が歪んで、今淑を魔物だと騒ぎ立てた。
史太晧の屋敷。王禅を連れて帰ってきた2人。
姮娥に見つかり「今淑公主と会ってた!」とすぐに口を割る。
幻覚に支配されている王禅は、姮娥を母と見間違い兵法書の暗唱を始めた。
健于は何度か暗唱をさせその内容を聞く。
韓の駅館。今淑のもとに「韓王が重病ただちに帰国を」と信書が届く。
今淑はすぐに駅館を出た。
翌朝、姮娥に唇をしこたま殴られた王禅はたらこ唇になっている。
そこへ姮娥がやってきて「無駄足になるかもね」と笑った。
韓の駅館。王禅は約束通り訪ねるが今淑は不在。
史太晧の屋敷。王禅はなぜ知ってたのか姮娥に聞く。
酔って帰った日に今淑公主と同じ幽合の香りがした。
すぐに韓の駅館へ。
そこで連絡用の伝書鳩を自分のものと交換した。
すると「50万金を楚の生糸商人へ 今淑」という文が届いた。
鳩を利用して親書を送り、姮娥を帰国させた。
ケタケタ笑う姮娥を見て、王禅は「恐ろしい女だ」とつぶやく。
その頃、今淑は信書についていた匂いで騙されたと気づいた。
韓の駅館。今淑に呼ばれ王禅たちは駅館へ。
今淑に信書のことを聞かれた姮娥はあっさりと認めた。
4人は酒を飲むことになる。
史太晧のもとに子布が捕らわれたと報告が入った。
史太晧は「利用価値が残っているから殺さなかった、まだ勝機はある」と考える。
史太晧は姫元伯について胸騒ぎを覚えていた。
「近くにいて密かに見張っているような…」(いますよー!そこにー!)
姮娥と健于と許弋は酔いつぶれ、2人だけで話をする。
今淑は「生糸を買うのは工芸のためだけではないはず、魏王は前哨戦を仕掛けたのね」と言い当てた。
今淑は「贅沢はしているけど、恵まれているとは言い難い」と身の上を話し始める。
「韓は小国、即位した父は楚に脅かされてきた
公主の誕生を喜んだが、それは楚を籠絡する手駒が生まれたから
幼い私が教え込まれたのは男の喜ばせ方、お世話の仕方
赤子のような手にするため、薬湯につけ皮膚は溶けて、両手は血まみれになり耐え難い苦痛だった
1年続けて手は生まれ変わった」
そして、王禅が力を貸してくれたら尊厳を取り戻せると言うのだ。
今淑は生糸は返し、韓で官吏となる推薦状を渡した。
感想:女性陣が魅力的
深窓の令嬢タイプが今のところ1人も登場していない。
姮娥も今淑も目的のために自ら考えて行動する強い女性。
どちらがいいとも言わないけど、見ていて面白いのはバサバサ自分で道を切り開いていくタイプだな。
並行してティファニー・タンの燕雲台を見てるけど、マジの自己中主人公でこっちにはちょっと辟易してるけどw
さーて、なんか幻覚剤を飲まされた影響で暗唱していたけどいいのかな?その程度で伝わるものではないといいんだけど。
史太晧も姫元伯が近くにいると気づき始めているので、健于は近いうちに消えそうだ。
第8話「諸侯らの思惑」
史太皓らは刈首営の調査を続ける中でその名の由来に気づく。それは神話の登場人物、刑天(けいてん)が首を刈られても執念で帝の命を狙い続けたという伝説に由来するものであった。一方、周の天子が諸侯を連れ狩りに出かけている間に、周の王鼎が雷に打たれ引き裂かれる。卜占では周の崩壊を暗示する凶兆と出て周は不安に包まれる。そんな中、狩場では楚王らが天子の毒殺を図るが、失敗に終わる。
ネタバレ「諸侯らの思惑」
養蚕場。魏王に史太晧から報告が入る。
今淑は生糸を返したため姫元伯ではなく、刈首営とも無関係。
史太晧はさらに刈首営の名前の由来に気付いたと話す。
それは神話に登場する刑天という人物に関するもの。
刑天は蚩尤に仕える将軍だった。
黄帝との戦で首を切り落とされ、天帝の首を刈るという意味がある刑天と呼ばれるようになった。
刑天は天帝である黄帝への復讐を誓い不死身となった。
両乳を目の代わりにして左手に盾右手に斧を握り、黄帝を探し続ける。
(乳首が目で、へそに口、首はない)
刈首営はその執念の姿を理想とし、刑天を崇拝しているようだ。
周の都。大雨がふり稲妻が王鼎を引き裂いた。
王鼎は真っ二つに割れてしまう。
周の王宮。王后 姫雯(魏王の妹)は卜占で王鼎のことを占わせる。
すると天変地異の前触れと出た。
「礼が乱れ世は秩序を失う、七国は天下の覇権をかけて争い
新たな覇王が王鼎を作り直す」
王后は絶句する。
周の王宮に祀られている応竜(蚩尤を始末した神獣)に周をお守り下さいと祈った。
王后は周の天子に危険を知らせるため、狩り場へ報告を送らせた。
狩り場。刈首営の刺客が太監に化けて狩り場に侵入。
周の天子の薬に毒を入れた。
天幕。周の天子と諸侯が集っている。
そこへ薬が運ばれてきた。
周の天子は「新しい盟主を決めればいい、その者が鼎を作り直すといい」と役目を降りる気満々だ。
それを聞いた楚王は「会盟の許可を」と言い出す。
その直後、毒入りの薬を飲んだ周の天子は苦しみだし「誰だはかったな」と諸侯を睨みつけた。
そこへ刺客の兵士が襲いかかる。
楚王は刺客を始末した。
刺客は楚の人間で姫呈の審査を受けて宮中へ入ったという。
周の天子は一命を取り留めるが、病弱だった体に毒が入り体調が悪化してしまった。
黒幕の楚王はさっさと帰路につき、戦の準備を始める。
周の王宮。魏王と周の王后 姫雯が見守る中で、周の天子が目覚めた。
周の天子は王后に「政略結婚だったが、今はそなたが心残り」と言う。
そして魏王に「今後も手を携えて、王権と皇太子を守れ」と命じた。
魏王と王錯は血盟により「周王室を助け天子に尽くす」と誓っているのだ。
魏の王宮。国に戻った魏王は軍を強化するため、臣下に家財を献じるよう頼む。
嘯公率いるドケチな臣下たちは、老臣 励公に泣きついた。
励公は人質だった魏王を韓まで迎えに行った人物で、協力すべきと助言する。
「できる限り差し出し、悪に手を染めず、心を一つに」
史太晧の屋敷。その頃、魏王に解決策を考えるよう言われた王禅も頭を抱えていた。
どうすれば臣下は蓄えを献じるか。
そこへ今淑から前掛けが贈られてくる。
韓の駅館。王禅は前掛けを返しにやってきた。
今淑はすでに魏王の頼みを勘ぐっている。
そして「下着の中まで見ようとしなければ味わえないわよ」と前掛けを投げ返した。
そこには重臣たちの財産目録が書かれている。
今淑は「このまま楚に追従しても、楚にとって韓の利用価値は低くなるばかり、侵略されれば飲み込まれる
力が匹敵する国と手を組みたい
魏と韓が手を組み、楚に対抗すれば、それは韓の生存の道にもなる
そのために魏へやってきた」
と王禅に語った。
王禅は今淑の手助けで難題を解決する。
励公や嘯公たちが集まる場所へ乗り込んだ王禅は「特別な贈り物」と言って竹簡を渡しすぐに立ち去る。
そこには財産目録が書かれていた。
励公は豊富な蓄えを見て激怒する。
魏の王宮。王禅は魏王に「工面できた」と報告。
そこへ楚王からの文が届いた。
「王権を執行し、ひと月後会盟を開き盟主を選出する」
感想:パンツじゃなかった
王禅ったら届いてすぐにひと目見てしまっちゃったから、白い布切れってことしかわからなかった。
前掛けだと思うけど、どっちかというとパンツが良かったな^^何の話だ。
いや〜それにしてもそういうことを教え込まれて育てられたという前提以上に妖しい雰囲気をもった女性である。
整形丸出しの鼻が一役買ってるよ。
人工的な部分が余計に妖しさを引き立てている。褒めてるからな!?
さーて、もうこの世は俺のものとばかりに楚王が会盟を開く宣言をしました。
刈首営はそれを傍観しながら天下を手に入れる機会を狙うってさ。
第9話「会盟前夜」
楚王の主催による会盟が数日後に迫っていた。覇権を握ろうとする楚王の思惑を知る各国の諸侯たちは、自国の存亡を賭け、互いに腹を探り合い、駆け引きを繰り広げる。予め兵を配備して戦に備えようと考えた魏王は、まだ知らされていない会盟の開催地を予測するが、情報は得られたものの決め手に欠け、決断できずにいた。そんな中、王禅が独自の思考法に基づき「楚王の心を読む」と言い出し、意外な視点から開催地を予測する。
ネタバレ
韓の王宮。韓王は趙王と燕王を招いて闘鶏を見ている。
話は会盟の話題に。
韓王は「勝者を見極めるだけでは退屈、敗者をどう料理するかに面白みがある」と笑う(フラグ)
会盟を前に、存亡をかけた諸侯たちの駆け引きが始まっていた。
韓の王宮。魏から使者がやってきて「魏の5都市と韓の1郡を交換」と伝える。
今淑は「会盟での連携が目的、割の良い投資です」と魏に味方するよう話す。
しかし韓王は「考えがある、王の座を奪う気か?」と今淑を信用しない。
楚の王宮。楚王のもとに諸侯の情報が入ってくる。
・燕は車200台の武器で楚を支持
・魏は兵力を拡充
・斉は魏と結託
会盟は10日後に迫っていた。
楚王は「気がかりなのは秦」と危惧する。
呉起将軍は「天災が続き疲弊しているため問題ない」と話した。
楚王は兵力の半数を同行、半数を王宮の守りに残すと臣下に話す。
すると、太子の息がかかった羋昊将軍が「全兵力で力を見せつけるべき」と進言した(これもフラグ)
楚王は進言に激怒し羋昊将軍をワニの餌にしてしまう。
さらに「立場を利用して兵を動かした」と太子も叱責を受けた。
魏の王宮。その頃、魏王たちは「会盟の開催地がわかれば勝機はある」と頭を悩ませている。
事前に仕入れた情報によると、会盟の開催地候補は3箇所。
北杏、上艦、耳山の3つだ。
史太晧や重臣の間でどこが本命か意見が割れる。
魏王は王禅に意見を聞く。
すると王禅は「全員不正解、その中にはない、正解は葵丘」と全く候補に上がっていない土地を示す。
敵の心情を正しく推し量ってこそ的確な判断ができる。
王禅はその「心を読む技術」を使って楚王の考えを読んだのだと話す。
まず、楚王は中原を制覇することを目指している。
そして斉の桓公に憧れてあれこれ真似っ子している。
葵丘は中原の中心であり、権力の頂点として選ぶ場所にふさわしい。
王禅の意見は筋が通っていた。
しかし、確固たる根拠はない。
それでも魏王は兵を葵丘へ向かわせた。
魏の王宮。会盟の開催地の知らせが届く。
場所は葵丘だ!わー!!
養蚕場。夜、王禅は魏王の奏でる古琴を聞いている。
そこへ姮娥がやってきて「会盟で着てほしい」と服を渡した。
王禅が着替えに行くと、姮娥は魏王に話しかける。
「勢いがあるが音律が乱れていますね
私は同行できませんが大王様と王禅が天下を変えるのです」と励ました。
そしてはなむけの曲を演奏する。
周の天子は会盟の会場に権杖を送った。
権杖を手にしたものが天下を統べるのだ。
葵丘。魏王は王禅とともに遅れて会盟の会場へ到着した。
遅れた理由を問い詰められ、王禅は「周の作法にのっとり、葵丘の祖廟を参拝していた」と発言する。
感想:大興奮
開催地が王禅の読みどおりだったところでウォオオオ!っつったわ。なお、お部屋に1人ぼっちで、咳をしても1人…
なんか全ての考えに現実味があって突飛なことを言い出さないのがとても好き。
王禅の推理だって下調べさえしてれば誰にでもできること。
その人になりきって何を考えているか推理して、その証拠を集め答えを導く。
とても理にかなっている。
トンデモ中国ドラマだと、それ絶対知らなかったじゃん!?とかそんなエスパーな推理できる??とか透視能力でもあるのかな???って引っかかりまくるので流石にこの作品は良く出来てるなと感心しています。
続きみよっ^^