こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「君、花海棠の紅にあらず(きみ、はなかいどうのべににあらず)」のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。
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楽天TVにて配信中(`・ω・´)ゞ
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君、花海棠の紅にあらずの登場人物
- 商細蕊:京劇役者
- 程鳳台:商人、妻は范湘児、姉は程美心、妹は察察児
- 范湘児:富豪の娘、夫は程鳳台
- 范漣:范湘児の弟、恋人は曽愛玉
- 程美心:程鳳台の姉、夫は曽万釣
- 察察児:程鳳台の妹
- 姜栄寿:京劇協会の会長、商細蕊の養父 商菊貞の兄弟弟子
- 姜登宝:京劇役者、父は姜栄寿
- 鈕白文:梨園協会所属
- 商菊貞:商細蕊の養父
- 鄭原木:商会の会長
- 曽愛玉:范漣の恋人
- 蒋夢萍:商細蕊の姉弟子、夫は常之新
- 常之新:范湘児の従兄、妻は蒋夢萍
- 曽万釣:司令官、妻は程美心
- 曹貴修:父は曽万釣
【全49話】「君、花海棠の紅にあらず」あらすじ・ネタバレ・感想
「君、花海棠の紅にあらず」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第31話「わだかまり」
程鳳台(チョン・フォンタイ)の出張中、范湘児(ファン・シャンアル)は水雲(シュイユン)楼を訪れ、商細蕊(シャン・シールイ)に文字を習わせ、食事制限をさせる。窮屈さに耐えられず逃げ出してしまう商細蕊だったが、寧九郎(ニン・ジウラン)の代わりに上海の梨園会館で行われる宴に出席する。迎えに来た役者・林丹秋(リン・ダンチウ)との再会を喜ぶ商細蕊。しかし、商細蕊は林丹秋が妹のために役者を辞めることがどうしても解せなかった。
ネタバレ「わだかまり」
程家。韓総官は范湘児に程鳳台しか把握していない水雲楼の帳簿を見せた。
「随分な額を使っているのね…金食い虫だこと」
水雲楼。その頃、団員たちは置いていかれた鳳乙にメロメロだ。
遠巻きに様子を見ている商細蕊に小来は「うちには子育て経験のあるものなどいません」と苦言を呈した。
そこへ大聖が駆け込んできて「大変!奥様が来ました!大勢でここへ!」と報告。
罵られると思いとっさに隠れようとする商細蕊、そこへ范湘児が大勢のお付きを伴って現れた。
「商先生^^どこへ^^」
「奥様こんにちわ^^」
范湘児は水雲楼の2階の一室に陣取ると、商細蕊に帳簿を見せた。
「字は読める?」
「少しだけです…」
「驚いた、そんな人が座長を務めているの?」
范湘児は韓総官に命じて、商細蕊に漢字を教えることに。抵抗する商細蕊だが「うちの韓さんに毎回読み上げさせる気なの?二旦那は多忙なのに帳簿の整理までさせるなんて」と言い返されてしまった。
「以前は引き締まっていたのに、随分とふくよかになったのね」
「まさかあ…肥えてませんよお…」
「太った女役を好むものが?」
「あまりいないかと…」
「座長なら自分の管理を徹底すべきよ、精進料理の品書きを渡すからダイエットしなさい」
何も言い返せず商細蕊は韓総官と部屋へ向かった。
団員たちは范湘児の連れてきた教育係にしごかれている。
商細蕊の部屋。
韓さんから漢字を教わる商細蕊だが、全く身が入らない。
「もう水雲楼は解散にします〜そうしたら私一人だし帳簿なんて読めなくても…」
「あなたのためだ続けましょう」
范湘児は団員たちの様子を2階から優雅に眺めていた。
「役者の管理は簡単ね、これからは節度を守ってもらうわ」
范湘児が鳳乙をあやしていると、どこからか歌声が聞こえてきた。
鳳乙は歌を聞いてご機嫌になる。それは小周子の歌声だった。出かけていた小周子は、すっかり変わってしまった水雲楼に驚く。
水雲楼。漢字を教えていた韓総官が范湘児に呼ばれて側を離れた。
商細蕊は隠してあったクラッカーを取り出して貪りつく。そこへ小来がやってきて干し肉を渡してくれた。
「なんて気の毒なの…程家の精進料理は食べた気がしないわ…」
たまりかねた商細蕊は小来に何か耳打ちして、水雲楼を飛び出す。
范湘児は韓総官にすべてを託して帰っていった。
韓総官が部屋に戻ると、すでに商細蕊の姿はない。
斉王府。寧九郎は逃げてきた商細蕊を見て笑う。
商細蕊は「程鳳台を訪ねてなんとかしてもらいます」と話す。
それを聞いた寧九郎は「上海へ行くなら梨園会館からの招待状があるので代わりに挨拶しておいで」と招待状を渡した。
上海の駅。到着した商細蕊を役者の林丹秋が出迎える。林丹秋は商細蕊を師叔と呼んで、再会を喜んだ。
斉王府。斉王が畑仕事をしていると、珍しく寧九郎がやってきた。
突然クワを持って畑を耕そうとする寧九郎に、斉王は「畑仕事は経験がないだろう」と言う。
「なぜ商細蕊を追い出したんだ?」
「経験を蓄えさせるのです」
「成長を楽しみにしよう」
クワを振るった寧九郎は作物の根を根こそぎ刈り取ろうとして、斉王に止められた。
上海梨園会館。会館に到着した商細蕊は上海梨園の有名人たちと挨拶を交わす。
その中に原小荻と同門の 寒香社 王先生という人がいた。
商細蕊は宴席で「寧先生に招待状を出したのは、南北梨園の競演に出演してもらうためだった」と聞かされる。
商細蕊は出演を承諾した。
すると、他の役者が「なにか披露してほしい」と言い出す。
王先生は「遠方から来た賓客なのだから私が一曲披露する」とリクエストを聞いて舞台に上がった。
王先生の崑劇を見た商細蕊の意識は過去へ。
幼い商細蕊は両親と妹と街へでかけた、商細蕊は手を振りほどいて崑劇を見に行く………
商細蕊は知らぬ間に涙を流していた。
王先生はその涙を見て「虚構に真実を重ね、心で感じたんだな」と理解を示した。
素晴らしい崑劇を披露した王先生に、商細蕊は「なぜ引退するのです?」と尋ねる。
「すでに崑劇は衰退していたんだ」
「演じる者が増えればきっと復活します、競演は崑劇にしませんか?」
王先生は提案を承諾した。
王先生に見送られ会館を後にする商細蕊。そこへ曽愛玉が現れ「兄を迎えに来た」という。
商細蕊は「林丹秋は一人っ子のはずだ、どこから妹が?」と王先生に尋ねる。
口を出されたことに腹を立てた曽愛玉は「兄はあと二週間で辞める約束をしているんです」と商細蕊に言った。
「役者業は面白くて稼げるのになぜやめさせる」
「あなたと考えが異なるものもいるんです」
「彼がやめたいと言ったのか?」
曽愛玉は怒って立ち去った。
上海の程家。程鳳台は「問題が解決した」と担当者と話している。そこへ商細蕊が現れ、思わぬ再会を喜んだ程鳳台は走ってくる商細蕊を抱きとめた。
「こんなところまで来るとは、また問題が起きたのか?」
商細蕊は范湘児の事を話さず、広告撮影のときに撮った写真を渡す。
写真の裏には「知音へ」と書かれていた。
「上海の役者たちと舞台に立つんです、数日泊めて下さい」
夜道。曽愛玉と林丹秋は帰路についている。
曽愛玉は「約束したのに」とへそを曲げていた。
林丹秋は「商先生が来たんだ、最後の舞台にするから一生のお願いだ」と妹に頼み込む。
そこへ六兄貴というチンピラが現れた。
林丹秋は賭博で失敗し六兄貴から多額の借金をしていた。それを曽愛玉が精算したようだ。
六兄貴は林丹秋だけ呼び出し「妹に手を出されたくなければ金を出せ」とゆする。
問題を起こしたくない林丹秋は有り金をすべて渡した。
上海の程家。朝、程鳳台は朝食に降りてくるよう商細蕊に声をかけた。
商細蕊はトイレにこもって一人二役で歌っている。
「誰と掛け合いを?一人二役か??」
「ここのかわやは声が響いて美しく聞こえます!第一楼にはないでっす!」
朝から楽しそうな商細蕊に小籠包を食べさせ、程鳳台は「会館へ送り私は工場へ、お昼は洋食にしよう」と予定を伝える。
梨園会館。商細蕊は若手の指導をしている。
林丹秋を呼んで「妹が見つかったと聞いた、良かったな」と伝えた。
「私の人生で最高に幸せな出来事です」
「本当に役者をやめるのか?」
「はい続けてほしくないと、一緒に故郷へ帰ります」
「今 舞台にいる奴らより格段に上なのに、やめるのはもったいないぞ」
そこへ、曽愛玉がお弁当を持ってきた。
曽愛玉を見た役者は「美人な上に金持ちとは、あの妹がいたら俺だって役者を辞める」とうわさ話をしている。
話が気になった商細蕊は役者たちに「あの妹は一体どこから?」と尋ねた。
「よくわからない、妹が現れ林先生の借金を高利貸しへ返した、大金でしたし、家族かと…」
「ああ見えてそうとう遊んでいたようです、しかし妹が来てからは一切遊ばず酒にも付き合わない」
洋食屋。お昼、程鳳台は商細蕊にステーキを食べさせる。
しかしナイフとフォークの使い方がわからない商細蕊は、ガチャガチャと四苦八苦しながら愚痴をこぼし始めた。
「妹はひどく傲慢です、林丹秋は舞台を愛しているのに、生業を見下している」
「本当に役者を辞めたくないのか?………君は皿を切ってるのか!?貸せ」見かねて程鳳台が皿ごと取り上げ、肉を切り分ける。
「自分の道を大事にすべき、どう思います?」
「妹のほうが大事だ、妹を持たない君にはわかるまい」
「私にもいますよ!私は拾われっ子で記憶も曖昧、何度も売られて養父のもとに来たときには唐詩を覚えていたとか」
「文人の家の子か?両親に会いたいと思わないのか?」
「さあ、要らないから捨てたのかも知れないし…」商細蕊はようやく肉にありつけた。もぐもぐ
感想:思い込み
曽愛玉が「家族のためにお金がいる」って言ってたの嘘じゃなかったんだ…うっごめん、完全に黒だと思って疑ってた。
え?つまり、林丹秋をお兄ちゃんだと信じて彼の賭博の借金を返すために范漣に近づいたってこと?程鳳台には普通に惚れてただけだよね?誘惑してたけどそんな…?
そして思いがけず妊娠した?計画的に妊娠した?おいおい、身を犠牲にしすぎだよ。
ということは林丹秋が嘘ついてるゴミクズ確定でいいの?許すまじ…
第32話「想起」
林丹秋(リン・ダンチウ)の妹だという女性。その顔を見た程鳳台(チョン・フォンタイ)は驚き、また、妹も顔色を変える。そして、妹の首飾りにある玉(ぎょく)を見て驚愕する商細蕊(シャン・シールイ)。その日の夜から、商細蕊は幼い日の夢を見続ける。公演を終えた商細蕊は翌朝、林丹秋の妹に会いに行く。表向きは林丹秋の説得を頼むためだったが、真の目的は彼女の家族・曽(ゾン)家について聞くことだった。
ネタバレ「想起」
林丹秋が六兄貴に金を渡している。
その様子を曽愛玉はアパートの窓から見ていた。
戻ってきた林丹秋は「博打で負けたと言うから金を貸しただけ」と嘘をつく。
「明日の舞台が終われば雲南へ帰るぞ^^お前といられればなんでもいいさ」
2人は手を取り笑いあった。
梨園会館。雨の中、程鳳台は車で商細蕊を迎えに来た。
商細蕊は林丹秋に「乗っていくか」と声をかけた。
「妹が傘を持ってきてくれる」
そこに現れた曽愛玉を見て、程鳳台は驚いた。
曽愛玉も顔色を変える。
商細蕊は曽愛玉の胸にある玉に気がつき驚愕した。それは、商細蕊の持っている玉の片割れのように見える。
梨園会館を出発した程鳳台は「彼女が曽愛玉だ、范漣が囲った踊り子で鳳乙の母親だよ」と商細蕊に教えた。
商細蕊は驚き、黙り込んでしまう。
上海程家。その夜、寝台の上で玉を握りしめている商細蕊は、幼い頃の夢に苦しめられる。
幼い頃の商細蕊。両親の手を振りほどいて崑劇の舞台に夢中になる。気づいたときには両親と妹の姿がなかった。
翌朝「商細蕊の初演は大入り満員」と男の子が新聞を売っている。
程鳳台はその新聞を買い求めた。
蘭心劇場。しかし実際に埋まったのは六割程度、崑劇では数年ぶりの盛況だという。
楽屋。舞台の準備をしている王先生は「2人は同じくらいの年頃なのに親子みたい、二旦那の行動はすべて商先生のため、電話があって寒香社の状況を説明させられた、肉も用意しろと、あんなに細やかな人はいないよ」と程鳳台のことを教えた。
「商先生、あなたは我が道を行き何事をも恐れぬかに見える、だが本当に困った時相談するのは二旦那だ、頼りにしているのだろう?まるで小さな子が家の人に相談するようだ」
商細蕊はただ微笑む。
商細蕊と王先生は断橋を演じた。その舞台に見入る林丹秋。
楽屋。無事に終わり楽屋に戻った商細蕊は「違和感がした、拍手する場所が違った」と話す。
王先生は「寧九郎との共演が成功したのは、みんな劉漢雲を怒らせたくないから、券を買って劇場で聞けば違う反応を示した
崑劇の衰退はどうしようもないんだ」と話す。
拍手する場所が違ったのは、客が崑劇を理解できないためだった。
話を聞いていた林丹秋は「とてもいい舞台でした!観客のことは気にしないで下さい」と励ます。
商細蕊は「理解できるまで歌ってやるさ」と意気込む。
そこへ程鳳台がやってきて、3人を食事に誘った。
林丹秋は「引っ越しの準備が、妹が明後日の便を取ったんです」と断る。
上海程家。その夜も過去の悪夢にうなされる。
「父さん母さんどこにいるの、お願いだから出てきて」
誰もいない街、役者が1人舞台にいるだけ、どれだけ呼んでも両親は現れない。
翌朝、程鳳台は商細蕊に声をかける。しかし部屋にいない。
アパート。商細蕊は林丹秋が出かけるのを見届けてから、曽愛玉に声をかけた。
「君に会いに来た」
曽愛玉は程鳳台の使いで商細蕊が来たと勘違いして部屋に上げる。
「二旦那に頼まれたのね、私は絶対に約束は守るわ、お金を頂いた以上子供を返せとは言わない。雲南に戻ればもう二度と会うこともないわ」
「今日は別の用事で…林先生を説得してほしいんだ」兄妹かも知れないと口にしようとするが、どうしても言えず林丹秋の話を始めた。
「私生活にも口出しするとは、曽家は没落したけど家訓には「子弟を梨園に入れるな」と書かれているわ、それに家族で出かけたときに兄は芝居に見とれ行方不明になった、そのせいで家は落ちぶれ幸せは崩れたの」
「落ちぶれた…?」
「肉親は私と兄の2人しか残っていない、兄の行方不明の翌年に母が、私が16歳のとき父も死んだわ」
「もしも、もしも兄が芝居をやめないと言ったら君は許すか?」
「怒鳴りつけて兄妹の縁を切るわ、会わなかったことにする」
商細蕊は何も言えず泣きそうな顔で妹を見つめた。
「そんな顔しないで冗談よ、故郷で小さな店を開いて暮らすの北平も上海も別世界、すべて忘れるわ」
商細蕊は首から下げている玉の事を聞いた。
「兄と遊んでいるときに割ってしまい、祖母は曽家の縁がつきたと子孫は苦しみに巻き込まれると言ったわ、そこでお守りとして兄妹にくれたの」
林丹秋は玉をなくしたと言っていたようだ。
「なぜ我が家のことに興味を?」
「ただの好奇心だ」
商細蕊は真実を伝えず、鳳尾が鳳乙と名前を変えたと教えた。
曽愛玉はその名前を呟いて涙ぐんだ。
「いい響きね、鳳乙は元気かしら」
「とても元気だ、水雲楼で面倒を見ている」
夜の街、雨の中 商細蕊はずぶ濡れになりながら歩いている。
程家上海。びしょ濡れで帰ってきた商細蕊は、程鳳台に曽愛玉が妹だと打ち明け、玉を見せた。
「今日、私の玉と合わさりそうか見てきました、私のは鳳凰の頭、彼女のは尻尾です」
「ということは鳳乙は君の実の姪か、林丹秋は?君には兄弟もいたのか?」
「兄や弟がいた記憶はない、なぜ兄だと思ったか聞いてもらえますか?」
手がかりは林丹秋が借金し、曽愛玉が金を返したという六兄貴だ。
程鳳台は警察に知り合いに明日尋ねてみると話した。
しかし商細蕊は「今すぐかけて下さい、最近昔の夢ばかり見て眠れないんです」と懇願する。
「1つ聞くが、彼女は兄に芝居をさせたくないと言っているどうするんだ?」
街。翌日、2人は六兄貴を尾行する。
路地裏に入ると六兄貴は子分を連れて現れた。
商細蕊が応戦、しかし六兄貴に顔を殴られてしまう。
それを見ていた程鳳台は即座に銃を突きつけ「顔を殴ったな!?はあん!???」とブチギレ。
降参した六兄貴は2人のことを話し始めた。
「林丹秋は賭博に負けて借金をしていた。
女を知ったのは2年前、一目で名家の令嬢だとわかったので手下を近づけると”生き別れの兄を探している”という。
2人は一晩話し合って兄妹と認め合った。
女は”返済分は実家で用立てるから戻ってくるまで手を出すな”と」
その金額は程鳳台が渡した額と同じ10万元だった。
激昂し六兄貴を追い払った商細蕊は報復に向かおうとする。
程鳳台は「たとえ林丹秋を殺しても取り返しがつかないぞ」と止めた。
「やつを殺して妹に私が兄だといいます」
「林丹秋を殺して彼女が喜ぶと思うか?あれだけ苦労したのに、その全てが無駄だったと告げる気か?きっと耐えられないぞ」
「どけ!!!」
「断る!!!」
商細蕊は走り出した。
駅。曽愛玉と林丹秋は列車の出発を待っていた。
そこへ商細蕊が飛び込んできて「話がある」と林丹秋をトイレに連れ込む。
商細蕊は林丹秋を殴りつけ蹴り上げる。
そして、片割れの玉を見せた。
「まさかそんな…」
「どうだ?殴られて当然だろう?」
「誤解ですよ、あまりに借金が多くて逆らえなかったんです…」
「どうやってあんな大金を稼いだのか考えなかったのか!?手切れ金だよ!!金持ちの子を生んだんだ!!子供は水雲楼にいる!!程鳳台が10万元を払った!なぜだました、良心はないのか!!!」
「騙したつもりはなかったんです、師匠いわく私は文人の家の子で長男だったと、聞いた話も同じだった、だから天が妹をくれたのだと、私のために泣き哀れんでくれた時 胸が暖かくなったんです」
感想:善人風味
あれよ、二親分みたいなわかりやすい悪党より、こういう僕は可哀想でしょタイプが厄介だよな。おじさんはそう思います。
だってこんな事言われたら、もう曽愛玉には真相を打ち明けず林丹秋と一緒に送り出すしかないじゃん。善人ヅラした悪党が一番嫌いだよわたしゃ。
いや、もういいよ。実の兄がわからない曽愛玉も曽愛玉だよ。諦めよう。
まあ踊り子で金を稼ごうとして、范漣に妊娠させられたのは可哀想だ。
そして、ここで次の配信を待つことになるのでした…うっこの世は地獄…
今後の展開は争いが激化して2人が巻き込まれていくということでいいのかな。なんだかもう平穏であれと願うばかり。
第33話「戻らない日々」
林丹秋(リン・ダンチウ)との話を終えた商細蕊(シャン・シールイ)は、去り行く曽愛玉(ゾン・アイユー)を呼び止め声をかける。後日、商細蕊は路上で遭遇した女性から、抜け殻のような男への説得を頼まれる。その男は恋人と引き裂かれ、ケガを負った陳紉香(チェン・レンシャン)だった。商細蕊に励まされた陳紉香は、恋人との再会を果たそうと再び舞台に立つ。そんな折、陳紉香に宛てた1通の手紙が届いて…。
ネタバレ「戻らない日々」
駅のトイレ。商細蕊は妹を騙した林丹秋に激怒し、殴り飛ばした。
林丹秋は「妹のために真人間になって暮らそうと思った、しかし借金が多く逃げられなかった」と話す。
そんな兄を見て曽愛玉は「家を売って借金を返済してあげる」と嘘を付き、北平で踊り子になったようだ。
曽愛玉の気持ちを聞いた林丹秋は「実の兄であろうとなかろうと曽家の人間として家を継ぎ愛玉を守る」と決意したと話す。
自分を責め、自らの頬を叩く林丹秋。
商細蕊は何も言わず、じっとその姿を見ている。
駅のホーム。商細蕊を追って程鳳台が駆けつた。
曽愛玉は程鳳台に娘のことを聞き、無事だと聞いて安心する。
程鳳台は「顔が見たくなったらこれを」と商細蕊が鳳乙を抱いた写真を渡した。
そして「将来見せてやりたい」と曽愛玉の写真を受け取った。
そこへ2人が戻ってくる。
怪我をしている林丹秋を見て曽愛玉は商細蕊を睨みつけた。
林丹秋は「階段を踏み外して助けてもらった」と嘘をついて列車へ向かう。
押し黙っていた商細蕊は「曽愛玉!」と妹を呼び止める。
「元気でな」
商細蕊は真実を明かさず、妹を見送った。
帰りの車内。商細蕊を気遣う程鳳台は曽愛玉の写真を渡してやる。
そして、食事にでかけた。
列車。林丹秋は商細蕊から譲られた玉を見つめながら、トイレでの会話を思い出していた。
「一生 罪を償って妹を守れ」
商細蕊は妹のために真実を明かさず、林丹秋に玉を譲ったのだ。
そこへ、曽愛玉が戻り玉を見て驚いた。
「荷物を整理していたら見つかったんだ」
曽愛玉は喜び、自分のものとその玉を1つに合わせた。
街。映画鑑賞を終えた商細蕊と程鳳台。
程鳳台は、映画派だったが今ではすっかり京劇が好きだと話し、商細蕊のことを褒めちぎった。
「この程鳳台だけが危険を顧みずそばにいるんだぞ^^」
そこへ、男に絡まれている女性の声が聞こえてきた。
2人が助けた女性は月鈴、商細蕊に「助けてほしい」と懇願する。
ホテル。陳紉香は浴びるように酒を呼んでいた。
月鈴は「陳紉香のために足抜けして上海に来たら抜け殻同然になっていた」と経緯を知らないようだ。
商細蕊は陳紉香と二人になり、励ましてみる。
すると陳紉香は「上海の恋人と一緒になろうと思った、しかし家族に反対され駆け落ちした、捕まって足を強打され荒野に捨てられた、目が覚めたら足が折れ、彼女もいない」と話す。
商細蕊は「彼女も行方を探しているかも知れない」と励まし、足を治して公演をするよう説得した。
程鳳台は医者を呼び、陳紉香の治療を頼む。
治療を終えた陳紉香は「宿命だったのさ、私には弟子もおらず何も残せない」と涙を流した。
商細蕊は「姜栄寿は嫌いだが仙人歩法に罪はない、暗い話をするな、立ち直って恋人に会え」と励ます。
その後、松葉杖をついて歩けるようになった陳紉香は「舞台に立ちたい」と言い出す。
月鈴や医者は反対するが、商細蕊は「動きの少ない演目で補佐する」と申し出た。
蘭心劇場。陳紉香は劇場の前で恋人を待っている。
そこへ手紙が届いた。
陳紉香は控室で手紙を開けた。
中には恋人と陳紉香が写った写真。
裏には「今生ではご縁がないようです、お元気で…」と別れの言葉が書かれていた。
陳紉香は演目を無視して、剣を持ち舞台へ上がった。
「前世からの縁のためだと死んで明らかに致します」
最後の芸を披露すると、剣で首を切って自害した。
姜家。その頃、うたた寝をしていた姜栄寿はふと湯のみに手を伸ばし落としてしまった。
駆けつけた姜登宝に陳紉香のことを話すと「もう少し休む」と下がらせる。
その時、陳紉香の声が聞こえた。
「歳のせいかな、聞き間違いだろうか…」
姜栄寿は何も知らず眠りについてた。
上海の程家。
陳紉香の一件で商細蕊はふさぎ込んでいる。
そこへ程鳳台がやってきて、あまり気にするなとなだめた。
商細蕊は水雲楼を恋しがる。
程家。その頃、水雲楼の帳簿をつけていた范湘児は鳳乙のことが気になる。
水雲楼。范湘児は理由をつけて水雲楼に出向くと、鳳乙を笑顔であやした。
愛情が芽生えているようだ。
感想:
陳紉香の最後
そんなに思い詰めるほどの恋だったの…?
陳紉香が恋におぼれて追い詰められたと言うよりは、廃れていく京劇を表現したかっただけか?
程鳳台の言うようにフィルムに残せば形は伝わるかも知れないけど、商細蕊の言う細部や空気感は絶対に伝えられない。
激変の時代に突入する前触れか。
さ!やっと最終回まで配信されたので一気に買って見ております。
商細蕊は結局、偽物のお兄ちゃんを許して曽愛玉を見送りましたな。そうなるしか無いけど、少しでも血縁だと感じてほしかったな。
本国版を見ていると、カットされたシーンがあった様子。何がだめなんだろうか。