ミーユエ〜王朝を照らす月〜のあらすじとネタバレ感想の記事です。
今回は53話から、虢美人が自害したことで泰王に叱責を受けた姝が気を失ってしまってからの続きです。
ミーユエ|第53話「天意」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第53話のネタバレ
サクッとネタバレ
稷では幼すぎる。泰王は王后を罰したところで他にすげ替える太子もおらずどうすべきか頭を悩ませていた。樗里疾は国の安定を考え王后に味方する。
承明殿に稷が呼ばれたことを知った姝は、太子位が廃されるのではないかと考える。樊長使の告発には証拠がないはず、なのになぜ?と言う姝に馮甲はユエの仕業だと吹き込んだ。姝は甘茂と相談し稷を亡き者にしてしまおうと考える。
承明殿で穆大監と稽古をしていた稷を荒くれ者を連れた蕩が襲う。そこに泰王が朝議からもどり激高する。あまりにも興奮したため泰王は吐血し意識不明になってしまう。
意識を取り戻した泰王に樗里疾は状況を話す。「庶子を太子にすることはできない」結局、泰王は樗里疾に負け、王后を罰することなく蕩を次の王とし、稷とユエを巴蜀に送ることに。
細かくネタバレ
- 泰王は王后を罰すれば蕩の太子位を廃するしかなくなるが、そのかわりに太子と出来るような公子が今はいないことを悩んでいる。稷では幼すぎるのだ。
- 王后派の樗里疾は、泰王のそんな気持ちを察するように今はなんとか場を治めるべきだと主張する。
- 甘茂は告発者が樊長使1人で証拠もないため罰せられることはないだろう、と蕩に話す。
- ユエは泰王に真実を話そうとしない。
- 蕩に付いている馮甲は牢獄の看守に賄賂を渡し珊瑚に面会する。
- 翌朝、珊瑚は壁に頭を打ち付け死んでいた。
- 張儀は秦王に直接講義する。「太子は粗暴で見識が狭く時機をみる目もない、蕩が太子になれば巴蜀の討伐はどうなると思う」泰王は、商鞅の法を遵守する国ならば、法を守り王族であろうと罰せられるべきだとわかっていた。
- 稷が大王に呼ばれたと言う話を聞いた姝は馮甲に吹き込まれユエの仕業だと信じる。姝は甘茂と相談し稷を亡き者にしようと企む。
- 承明殿で穆大監と稽古をしていた稷のもとへ、蕩が子分を引き連れてやってくる。このままでは通の二の舞になりかねない。穆大監は稷をかばい戦うが、そこに泰王が戻ってくる。怒りに興奮した泰王は血を吐き危篤に。
- 非常事態により王后の権利が復活してしまう。
- 意識が戻った泰王は、樗里疾から各領地に送った公子たちも全員集まり庶子が太子になると浮足立っている話を聞く。樗里疾はこれも天意だ、ここで太子を変えれば世に混乱が起きると言う。
- 勅旨が下る。蕩を監国とし樗里疾を補佐とする、稷とユエは巴蜀に送る。
ユエはなんで何もしないの
因果は巡るんだね。威后のときと全く同じことが起こってしまった。
樗里疾の心配ももちろん分かるし、もっともなんだけど、悪をのさばらせておくのかよ〜って気持ちが強くてすっきりしないよう。
意味深な空白の時間があったから多分他にもなにか残していて後に響いてくるんだろうとは思うけどそれまであのブタと母親の天下かあ。
ミーユエ|第54話「崩御」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第54話のネタバレ
サクッとネタバレ
泰王は死の床で嬴夫人に遺詔を託した。もう一つの内容はわからない遺詔である。しかしそれを姝に付いている馮甲が見ていた。
泰王は死期を悟り枕元に集まった妃や公子たちを呼ぶ。そして蕩に決して兄弟を殺さないと誓いを立てさせ遺詔を下した。
最後に泰王はユエの排簫を聞き眠るように目を閉じた、姝は悔しさで顔を歪めている。
馮甲は死の間際に遺詔を見たと姝に話す。そんな物があれば可愛い息子の地位が危うい、姝はなんとしてもその遺詔を見つけるように言う。
馮甲は義父である穆大監に毒を盛り解毒薬と引き換えにもう一つの遺詔のことを聞き出そうとした。しかし抵抗され穆大監は自ら首を切り自害してしまう。それを目撃した穆辛も腹を刺されるが無事で唐夫人に匿われている。
遺詔が見つからないなか、姝はユエを疑い出す。ユエを呼び出し目の前で巴蜀へ送るという遺詔を燃やしてしまう。「やっとあなたの本性がわかった」というユエ。
細かくネタバレ
- 死の床に嬴夫人が呼ばれた。「心残りが一つだけある」と話す泰王は、衛夫人に何かが書かれた遺詔を託した。この様子を見ていたのは馮甲だ。
- 泰王は集まった全員を呼んだ。その場で蕩に誓いを立てさせる。「生涯に渡り、決して兄弟の命を奪わぬ、近いに背けば天罰が下る」と。
- 泰王は最後にユエを呼ぶ。その排簫を聞きながらこの世を去った。
- 死後、恵文王と号された。
- 馮甲は臨終の前に穆大監が遺詔を持っていくのを見たと姝に話す。そしてそれは恵后と新王にとって不利益なものなのではと。
- 馮甲は義理父である穆大監に毒を盛り、遺詔のありかを聞き出そうとする。しかし抵抗した穆大監は自ら自害する。それを目撃した穆辛は腹を刺される。
- 穆辛は一命をとりとめ唐夫人がかくまっている。
- 姝は遺詔をユエが持っていると勘違いし、巴蜀への遺詔を燃やしてしまう。
これがもらい泣き…
スン・リーのあまりの演技の巧さにもらい泣きしちゃったよ…なんて切ない臨終の場面だったんだろう。
中国歴史ドラマ見てるとお葬式の場面を何度も見られるけど、毎回ちょっとずつ違って面白いね。年代によって残ったものと変わったものとが混在てる感じ。
ユエはどう出るんでしょうね。
ミーユエ|第55話「遠い地へ」あらすじ・ネタバレ感想
「ミーユエ〜王朝を照らす月〜」第55話のネタバレ
サクッとネタバレ
咸陽に兵が集まり謀反の気配がある。姝は恵文王と共に、稷とユエ、樊長使を殉葬してしまおうと考えるが樗里疾に止められる。蕩は王になったものの何も意見できず、母親の言うまま。
魏頤は姝に「人質としてどこかの国に送ってはどうか?」と提案する。燕に茵公主が嫁いでいたことを思い出した姝は、稷とユエを燕の人質とする話を朝議で強引に通してしまう。その後、樊長使は自害したと馮甲は言う。
ユエと稷を見送り<張儀も泰を去る。国に残る<庸芮に張儀は「あの親子が再び戻る時、後ろ盾となってほしい」と言い残す。
燕に向かう道中、車輪が壊れ馬車から引きずり出されそうになる。護衛の将軍にはすでに姝の息がかかっていた。危ういところに冉が助けにやってくる。冉はユエにこのまま皆で逃げたほうが良いというが、ユエは今逃げれば王后の思う壺であると燕に向かう意志を示す。
姝は遺詔を持つものは自分のことを避けるはず…と嬴夫人が遺詔をもっていると勘づく。北の離宮に乗り込み侍女を拷問しようとしたところへ、樗里疾と庸芮がやってきて止められる。庸芮は嬴夫人に逃げたほうが良いと進めるが、この国を見守らなくてはならないと受け入れない。
ユエの乗った馬車は趙に入った。偶然そこで商いした帰りであった義渠の翟驪と再会することになる。
細かくネタバレ
- 咸陽に兵が続々と集まっている。謀反の気配が濃厚だ。
- 恵后となった姝は、ユエと稷、樊長使を殉葬する気である。樗里疾が必死に止めたことで恵后は思いとどまったがユエを亡き者にすることは諦めていない様子。
- 蕩は王の風格もなく樗里疾に「どうすればいい?」問うばかり。
- 魏頤は姝のもとを訪れ、始末してしまうには人質にしてしまえばいいという。姝は茵のいる燕に送ることにした。
- 樊長使は自害したと馮甲は言う。
- 庸芮と張儀はユエを見送る。ユエたちが去った後、張儀も泰を去った。張儀は庸芮に「もしあの親子が秦に戻ることがあれば庸家が後ろ盾になってほしい」と言い残す。
- 燕へと向かったユエたちだが道中、仕組まれたように馬車の車輪が壊れる。言うことを聞かないなら殺すと言われたところに、冉が駆けつける。王后の息のかかった将軍は連行された。
- 燕には行かず逃げろという冉に、ユエは今逃げては死罪になる、それでは王后の思い通り。私のことを思うなら秦で自分の地位を築き戻った暁には支えてほしいと話す。
- 姝は嬴夫人のもとに遺詔があると勘付く。衛夫人の寝殿に乗り込んだ姝は侍女を捕らえ尋問しようとする。しかしそこに庸芮と樗里疾が駆けつけ難を逃れる。
- 庸芮は国を出るべきだと進めるが嬴夫人はここで泰を見守らなくてはという。
- 義渠の翟驪はユエが乗っているとも知らず馬車を襲う。翟驪はユエの追い込まれた状況を聞き、ユエを匿い秦と戦うという。
悪女の階段上りすぎ
王女未央とか武則天のときもそうだったけど、あの眉尻が上がるメイクはめっちゃ意地悪そうに見えるね。
ただの喧嘩っ早いデブを王にしちゃったわけだけど、どうすんのさ樗里疾さん。
遺詔は嬴夫人に渡していたけどまだ持っているのかな?庸芮か張儀が持ち出した?どうかんがえても王宮にあると危ないと思うんですけど…
もやもやしたまま次回に続く…