こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!
この記事では、
「夢幻の桃花〜三生三世 枕上書〜」(むげんのとうか〜さんせいさんせい ちんじょうしょ〜)のあらすじとネタバレと感想を掲載していきます。
配信&DVD情報
登場人物まとめ一覧
- 天族
- 白鳳九:はくほうきゅう 九尾狐族 青丘の姫で未来の女帝、東華帝君を慕っている。おてんば娘、父は白奕
- 東華帝君:四海八荒を統一した偉い人。隠居生活中に鳳九を気に入る
- 連宋:れんそう 天君の息子 成玉が好き
- 成玉元君:せいぎょくげんくん 瑶地の管理をしている。鳳九の友
- 司命星君:しめいせいくん 人間の運命を司る仕事をしている。鳳九の友
- 折顔上神:せつがん 十里桃林に住んでいる 鳳九の叔父 白真ラブ
- 知鶴公主:ちかく 東華の義理の妹 雨を降らせる仕事をしている
- 重霖仙官:ちょうりん 太晨宮の仙官 東華帝君の側近
- 天君:天族の長 連宋の父
- 孟昊:もうこう 東華帝君の部下だった
- 夜華:やか 天族の跡取り 妻は白浅、息子は阿離
- 朝露:ちょうろ 太晨宮の侍女 鳳九の友
- 沐風蝶:もくふうちょう 鳳九が助けた疾風を起こす蝶
- 謝狐栦:しゃこしゅう 幽冥司の冥主 鳳九の友
- 滄夷神君:そういしんくん 織越山で人間界の管理をしている。鳳九に一目惚れ
- 白滾滾:はくこんこん ………
- 魔族
- 緲落:びょうらく 魔尊 東華帝君に封印された。殺戮の女
- 煦暘:くよう 赤魔君 魔族の統領
- 姫蘅:きこう 赤魔族の姫 煦暘の妹 実は孟昊の娘
- 燕池悟:えんちご 燕魔君 姫蘅が好き いいやつ
- 聶初寅:じょうしょいん 玄魔君 毛皮が好き 悪巧みするやつ
- 閩酥:びんそ 姫蘅の護衛
- 玄鉞:げんえつ 燕池悟の側近
- 玄冥:げんめい
- 阿芒:あぼう 聶初寅の側近
- 九尾狐族
- 白止:はくし 狐族の長 白浅と鳳九がおてんば娘になったので阿離の教育に力を入れる
- 白止の妻:優しく見守るタイプ
- 白奕:はくえき 鳳九の父 厳しいが優しい一面も
- 白真:はくしん 鳳九の叔父
- 白浅:はくせん 鳳九の叔母 夫は夜華、息子は阿離
- 阿離:あり 白浅と夜華の愛の結晶 おませさん
- 人間界
- 宋玄仁:そうげんじん 承虞国の皇子 太子 東華帝君の転生した姿
- 宋玄応:そうげんおう 宋玄仁の兄
- 承虞国王:ぐしょうこくおう 宋玄仁と宋玄応の父
- 賢太后:けんたいこう 宋玄応の母、妹の産んだ宋玄仁に期待している
- 葉青緹:ようせいてい 将軍 宋玄仁と義兄弟に
- 周夢溪:しゅうけいむ 鳳九が運命を変えた女性
- 九夫人:きゅうふじん 鳳九の皇宮での称号
- 楚宛:そえん 記憶をなくした姫蘅が聶初寅に利用され宛婕妤として皇宮に入る
- 凌香:りょうこう 閩酥そっくりに細工された侍女
- 沐芸:もくうん 沐風蝶の転生した姿
- 楊順:ようじゅん 宋玄仁の太監
- 比翼鳥族
- 相里阿蘭若:しょうりあらんじゃく 比翼鳥族の王女 蛇穴で育ったため一族から忌み嫌われている、阿蘭若の夢に入ってしまった鳳九は阿蘭若となって夢の中で過ごすことになる
- 相里萌:しょうりほう 現在の比翼鳥族の王子
- 相里潔緑:しょうりけつりょく 現在の比翼鳥族の郡主 相里萌のいとこ 最終的に比翼鳥族の長となる
- 相里橘諾:しょうりきつだく 現在の比翼鳥族の女王
- 沈曄:しんよう 岐南神宮に隠棲し阿蘭若の復活を画策している
- 相里嫦棣:しょうりじょうてい 相里橘諾と阿蘭若の妹 阿蘭若をいじめる
- 息澤真君:そくたくしんくん 阿蘭若の夫 沈曄の師匠
- 相里闕:しょうりけつ 比翼鳥族の王 謀反を起こして兄を排除し、現在の地位に
- 相里賀:しょうりが 阿蘭若の兄 相里闕と側室の間に生まれたため冷遇されている
- 相里殷:しょうりいん 前王 傾画の最初の夫 相里橘諾の本当の父親
- 傾画:けいが 比翼鳥族の王后 阿蘭若たちの母 相里殷との子供である相里橘諾を王にするため画策
- 蘇陌葉:そはくよう 阿蘭若の師匠 鳳九を阿蘭若の夢から救うため、夢の中に入る
【全56話】「夢幻の桃花〜枕上書〜」あらすじ・ネタバレ・感想
「夢幻の桃花」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ )第43話
蘇陌葉(そはくよう)によれば、かつて阿蘭若(あらんじゃく)は自分の居所に留め置いた沈曄(しんよう)を励まそうと一計を案じた。自分からでは敬遠されると考えて宗学の学者・文恬(ぶんてん)の名前で彼に手紙を出し続け、やがて二人を引き合わせたのだ。そこで、白鳳九(はくほうきゅう)もその通りに行動するが、阿蘭若をよく知る沈曄は今の彼女は別人だと見抜いて密かに苦しんでいたのだった…。
ネタバレ「夢のほころび」
王宮。鳳九が食事をしていると蘇陌葉が慌ててやってきた。
東華帝君の命令で、急遽 岐南神宮に行かなければならなくなったようだ。
蘇陌葉は「帝君に呼ばれてこれを届けろと言われた」と文を渡した。それはこれから始まる沈曄との文通に使うためのもの。
蘇陌葉は「阿蘭若の文を数日かけて書き写した、筆跡を真似たものもあるが文章を写しただけのものもある、残りはそなたが」と鳳九に託す。
「3日に1通沈曄に届けること、見つからないようにくれぐれも注意を」鳳九は書が苦手なので文句を言う。
蘇陌葉が帰ると、鳳九は阿蘭若の文を読んでみる。
阿蘭若の手紙の内容は素晴らしいものだったが、最後の宛名になぜか「文恬より」と書かれていた。鳳九は「送り主は阿蘭若のはず?」と不思議に思う。
今度は執事がやってきて「こもりきりで一歩も外に出ず、食事もあまり口にしない」と沈曄の近況を報告。
鳳九は沈曄を気遣うよう執事に話し「送り主は明かさないで」と手紙を託した。
孟春院。沈曄が手紙を受け取った。しかし、刑場で阿蘭若の中身が違う人物であると察していた沈曄は「あの者が手紙を?」と困惑する。
岐南神宮。東華帝君は「やっと小白が戻った」とご機嫌だ。
蘇陌葉は「なぜ鳳九と夢の中に入ったのですか?2人はもしや?」と気になっていたことを聞いた。
東華帝君はあっさり「好いている、もう逃したくないのだ」と気持ちを認める。
そして「小白に何が起こるか予測が付かない、なので一刻も早く元神を回復して夢の外に出たい」と伝え、神気の作製を助けるよう頼んだ。
神気が完成すれば、阿蘭若の前世が明らかになり夢の始まりが分かる。そうすればここを出られる。
梵音谷。その頃、潔緑は「阿蘭若の夢の秘密を明かしてください」と女王に懇願していた。橘諾は「王家の禁忌とされている」と言って取り合わない。
潔緑は諦めず膝をつき懇願し続ける。
王宮。沈曄から返事が届いた。
宛名が文恬になっていることを執事に尋ねられた鳳九は「私が文恬の名前で出したの沈曄には内緒に」と頼む。
そこで、文恬が実在する人物だと知った。
孟春院。返事を受け取った沈曄は、過去に阿蘭若からもらった手紙と比較する。筆跡も内容も同じ…しかし、沈曄の目に映る阿蘭若は明らかに別人だ「お前はなぜ霊梳台であんな話を?お前は阿蘭若か?」
庭。沈曄から「紀行書を見つけた」という内容の返事が届いた。鳳九は沈曄と阿蘭若に共通の趣味があると知る。
しかし、もうすぐ蘇陌葉の文を使い切ってしまう。鳳九は書写の練習を始めることにした。
王宮。鳳九が書の練習をしていると蘇陌葉が戻ってきた。
2人はそれぞれに近況を報告。蘇陌葉は「神器を作っている、材料を取りに来た」と明かす。
鳳九はなぜ文恬の名前で文を出したのか尋ねる。
「文恬は宗学の学者で昔 孟春院に住んでいた、本名では敬遠されると考えて阿蘭若は偽名を使った」
それを聞いた鳳九は「私なら真実を話すのに!」と主張。
蘇陌葉は「沈曄の自尊心を傷つけないため、阿蘭若は文恬と沈曄を引き合わせている」と教える。
「一途な愛がまるで伝わらないなんて哀れだわ…」
「数日中に酒が届くので、それを口実に2人を会わせるように!」
2人は18通もの文通を続けた。その夜、沈曄は庭に埋めた酒を掘り起こす。
それは阿蘭若が作り方を教えたお酒、完成までに2年の歳月がかかる。
王宮。翌日、鳳九のもとに返事とお酒が届いた。
鳳九は文恬を王宮に招くよう命じて、蜂蜜屋へ出かける。
戻ってくると、文恬が来ている。
鳳九は文恬を夕食に誘い「先生の名前を拝借しました、沈曄との文通を続けてもらいたい。内容は日々の雑事で構わない、悟られてはならない。念の為私の筆跡を真似てほしい」と頼む。
暇を持て余した鳳九は、買ってきた蜂蜜で飴細工を作っている。
完成すると「息澤に10個、蘇陌葉に5個、沈曄にも5個」と伝え茶茶に届けるよう行った。
岐南神宮。神器を作っている二人の元へ茶茶が飴細工を届けに来た。
東華帝君が飴を受け取ってニヤニヤしている、しかし蘇陌葉にもあると知ってムッとした。
蘇陌葉は自分のほうが少ないと気づき「つまみ食いしたんだな?」と茶茶を責める。
茶茶は「酷い濡れ衣です!多い方を息澤様にと!」と言って立ち去った。
東華帝君も勝ち誇ったように立ち去っていく。蘇陌葉がふと手元を見ると飴が全てなくなっていた。「ケチすぎる!」
王宮。その夜、鳳九は庭で沈曄から送られてきた酒を飲んでいる。「折顔の酒には及ばないわね〜でも美味しいわ〜」
そこへ沈曄がやってきた。
沈曄がなにか話しかけたところへ、棋譜を置き忘れた文恬が戻ってきてしまう。鳳九は文恬を紹介して、さっさと立ち去った。
翌日、鳳九は執事から「文通は順調、贈り物をする仲になった」と報告を受ける。
孟春院。その夜、沈曄は「明日からは永遠の別れ」と1人呟いた。
翌日、鳳九のもとへ沈曄が乗り込んできて「文の主はお前か!よくも騙したな」と詰め寄った。
鳳九は素直に認めてしまった。
「私からの文を読み、いつか傷つくのを待っていたのか!」
鳳九は誤解だと話そうとするが、沈曄は何も言わず立ち去る。
孟春院。沈曄は霊梳台での話が過去と食い違っていること、阿蘭若の態度が別人なこと、飴を作ってくれた記憶など無いことなどから、夢に変化が訪れていると考える。
そして「この夢ではすべてが変化を止めるはずなのに、阿蘭若は変わってしまった」と嘆いた。
その夜、鳳九は眠れずに考え込んでいる。「何かがおかしい、孟春院に行ってみよう」
鳳九が庭へ出ると東華帝君が待ち構えていた。
感想:記憶が戻って一段落
鳳九の記憶が戻って、あとは阿蘭若の夢の秘密を暴いて外に出るだけなんだけど、ここで沈曄さんとの文通が始まりました。
最初は蘇陌葉が書いたもので、ストック切れてからちょっとだけ鳳九が書いて?そのあと文恬に丸投げか?あまりにも沈曄が哀れな気がしてるんですが…どうなの?
このあと何が起こって阿蘭若が死んでしまうのかがはっきりしないし、現実の方では比翼鳥族の女王に橘諾が収まってるし、王后の企みで大変なことになって王族がいなくなってしまったから橘諾が継ぐしかなかったとかそういうオチ?
まあとにかく鳳九が楽しそうで何より。かわいい^^かわいい
第44話
東華帝君(とうかていくん)は白鳳九(はくほうきゅう)を喜ばせようと幻術で仏鈴花を降らせ、祭りで賑わう街を二人で歩く。そのことを無邪気に喜ぶ白鳳九に東華帝君は「この世界を出たら帝后に迎える」と約束するのだった。ところが、そんな二人の背後には再び緲落(びょうらく)の化身が忍び寄っていた。また、帰宅した白鳳九は酒を飲んで暴れていた沈曄(しんよう)を介抱することになり…。
ネタバレ「愛の証」
阿蘭若の居所。夜、鳳九が庭に出ると東華帝君が待ち構えていた。
帝君は幻術を使って空から仏鈴花を降らせ鳳九を喜ばせる。そして、安禅樹の花で作った冠を鳳九の頭に飾り付けた。
鳳九は「男が意中の女に渡すもの…安禅樹の花で編んだ冠は愛の証…キャッ」と嬉しそう。
東華帝君が街で行われている祭りに誘うと、鳳九は「ここがきれいだからどこにも行きたくない」という。
帝君は鳳九を連れて街へ移動し、街中に幻術をかけ仏鈴花を降らせた。
幻術を見て喜ぶ鳳九、しかしはたと気が付き「体に障るわ!傷がいえてないのに」と帝君を止める。
しかし帝君は町人の噂話が聞こえてきてご機嫌だ。
「ご機嫌なのは神器が完成したから?」
鳳九の問いに、帝君は飴を取り出して食べてみせる。
「飴が嬉しいの?」鳳九は帝君のたもとを覗き込み、雨がないことを確認すると「もう全部食べちゃったの?」と呆れた。
帝君はまだ蘇陌葉の分があると悪びれもせず話す。
「望むなら何でも作ってあげる」
鳳九は孤独な幼少期を過ごした帝君のために遊びや楽しみを教えてあげることにした。
2人は屋台を巡って買い物をする。その背後に、緲落の化身が忍び寄っていた。
東華帝君は緲落の気配に気づき、鳳九をしっかりと抱き寄せる。岐南神宮。その頃、1人で神器作りを頑張る蘇陌葉。「よくも こんなときに飴の差し入れなど、逢瀬に夢中で帝君は戻ってこない」
街。橋の上に座って街を眺める2人。鳳九は精衛に意地悪された話、歴史が得意な理由を帝君に話した。
阿蘭若の孤独に同情し始めた鳳九に、帝君は「阿蘭若に感情移入するのは危険」と止める。
そして「夢を出たらそなたを妻に迎える」と婚姻の約束をする。
「妻って?」
聞き返す鳳九の口を東華帝君はふさいだ。
「これは夢?夢からでたら、すべて忘れてしまう?」
「何も考えず阿蘭若の生涯を終えて、夢から出たら太晨宮に嫁いておいで」
2人は香袋を投げる行事を見に行くことに。女達は東華帝君めがけて香袋を投げ、鳳九は帝君に張り付いてしまった香り袋を取ろうとする。面白そうに鳳九を見ていた帝君は、仙術で香り袋を消した。
そこへ、緲落が襲いかかる。帝君は鳳九を置いて、緲落の後を追った。
王宮。1人で戻ってきた鳳九は「婚姻の約束をしたのにまた姿を消した!」と怒っている。
そこへ「沈曄様が孟春院で酒に酔って暴れています!」と茶茶が慌ててやってきた。
孟春院。沈曄は飲み足りないと言って暴れている。鳳九は全員下がらせ、1人で相手をすることに。
沈曄は「出ていけ、お前は違う偽物だ」ときつくあたる。
「あの日霊梳台で気づいた、いかに筆跡を真似ても文恬を担ぎ出してもお前は阿蘭若ではない、どんな関係にでもなれたのに、今の関係はありえない、昔こういったな、愛しているあなたが好きと」沈曄は頭を抱えて泣いている。
その頃、東華帝君は街で緲落の化身と戦っていた。緲落は「赤い印を取り戻すまで諦めない」と東華帝君に告げる。
孟春院。鳳九が眠ってしまった沈曄を介抱している。
朦朧とした沈曄は「ずっと待っていた、戻ってきくれ」と鳳九の手を握った。
鳳九は「何故思いを伝えず冷たくしたの」と聞く。
「お前のためだった…」
その頃、阿蘭若の居所に戻ってきた東華帝君は、茶茶から鳳九が沈曄の介抱に行っていると聞かされた。
孟春院。沈曄が鳳九の顔に触れようとする。そこへ、東華帝君が来て沈曄を眠らせた。
「昏倒させるなんて!」
「どんな理由でも顔に触れるのは許さない」
「私を偽物だと見抜いているの」
「なぜそこまで心を砕く」
「過去の私に重なるの、あなたはさっき置き去りにしたし…このまま夢に残りたい、夢から出たら私はただの小狐、夢の中なら愛し合える」
東華帝君は沈曄に心を寄せても夢から出れば その献身は無に帰すと教えた。
鳳九は涙を流す。
水月潭。その夜、東華帝君は「もし鳳九の赤い印が緲落に渡れば、緲落を抑えられなくなる。早くここを去らなくては」と考えている。
孟春院。翌朝、沈曄が昨夜の失態を知る。そして「阿蘭若の元神を手に入れる最後の機会、慎重に行動しよう」と決意した。
感想:燕池悟のポテンシャル
忘れないで!と言わんばかりに、時たま挿入される梵音谷で待ちぼうけ食らってる人たちのシーン。
今回は、阿蘭若の夢を見に来た姫蘅を燕池悟が迎えに来るシーンがあったんだけど、燕池悟「危険だから戻ろう」って姫蘅の肩に手を置こうとして、触れるのをためらい服を優しく引っ張って促すっていう…あああああ!!!おおん!!!
なんなの?もう燕池悟でドラマ一本作ってほしいくらい、彼のことがお気に入りだよおじさんは!
どうせ姫蘅と結ばれるだろうから、もうその点についてはお前が好きな女と一緒にいたいって言うならもういいよ…って諦めてるけど、彼の秘めたる能力は並外れたものがあると思うんですわ。
そこをどうにか…活かして…
第45話
阿蘭若(あらんじゃく)と息澤(そくたく)の仲睦まじい姿を見た沈曄(しんよう)は夢の世界が過去の現実とは変わってきていることに苛立ちを募らせる。一方、東華帝君(とうかていくん)の命で共に神器・妙華鏡を作っていた蘇陌葉(そはくよう)が戻り、白鳳九(はくほうきゅう)にこれから起こることを明かす。彼は王と兄が亡くなった後、阿蘭若が即位するはずが、沈曄の裏切りで橘諾(きつだく)が王位を奪うことになると言うが…。
ネタバレ「待ち受ける悲劇」
阿蘭若の居所。息澤の荷物が運び込まれてくる。
そこへ茶茶と東華帝君がやってきて、
「私は今後 妻の部屋で暮らす」
「寝所はどうするの!?」
「もちろん夫婦として一緒に寝る」
「だめよ!勝手に決めないで、荷物は東の部屋に運びなさい」
どうにか止めようとする鳳九だが、茶茶は「夫婦は同じ部屋で暮らすべきです」と東華帝君に味方した。
そして「別の寝台を用意すればよかろう^^」と押し切られてしまう。
「なぜそれほど強引なの!」
起こる鳳九を帝君が抱き寄せた。
「夢の中で愛し合っている感じが好きなのでは?」
東華帝君は扉を締め鳳九を抱きしめた。
そこへ、昨夜の事を謝るため沈曄がやってくる。案内した茶茶は「今、取り込み中なんで後のほうがいいですよ」と二人の姿を見せた(なんで見せた)
沈曄はショックで立ち去る。
阿蘭若の居所。その夜、池で摘んだ蓮を楽しんでいる二人の元へ沈曄が現れ昨夜のことを謝罪した。
東華帝君は「夜中に訪ねて来るとは慎みがない」とへそを曲げてしまう。
その様子を見て「夜中に姫蘅と絵を書いていた時 私はなにか言った??」と鳳九は太晨宮での話を持ち出して黙らせた。
翌日、東華帝君は「神宮で神器を見てくる」と岐南神宮に戻った。
岐南神宮。クタクタ蘇陌葉。そこへ東華帝君が戻り「順調です形を成しました」と報告した。東華帝君は蘇陌葉に休みを与える。
庭。鳳九が鯉に餌をやっていると蘇陌葉がやってきた。
「なんだかやつれてるわね」
「肝心なときに飴をよこしたから!全部押し付けられたんだぞ!」
「律儀だから帝君はきっと手料理を振る舞ってくれるかも!」
「遠慮する…」
蘇陌葉は沈曄の状況を尋ねた。
鳳九は「酔って妙なことを言っていた、よそ者や仇敵になっても今の間柄はありえないって」
それを聞いた蘇陌葉は「一生そのままにしていたら阿蘭若にとって一番いい」と現状を喜ぶ。
そして、二人の物語の続きを話し始めた。
橘諾の件が終わり阿蘭若はのどかな日々を送った。阿蘭若は文恬に「碁を教わりたいので沈曄を訪ねたい」と頼まれ許可する。文恬は沈曄を慕っていた。
ある日、阿蘭若は沈曄に会うため岐南山に行くので、沈曄に剣の材料を取るための同行を許す。沈曄と文恬は石を取りに、阿蘭若は息澤に菓子を差し入れた。
阿蘭若は息澤が捕らえた犬因獣で腕試しをした。見事に犬因獣を射るが、石につまずいて転んでしまう。そこへ沈曄が助けに現れた。
阿蘭若を助け出すと沈曄は息澤を責めた。阿蘭若は目を覚まし「私のことが好き?好きよね?」と沈曄に語りかける。その様子を文恬が見ていた。
危ない目にあったことで沈曄は初めて阿蘭若への思いを示したのだ。
蘇陌葉は、その後のことは西海に行っていたのでわからないと話を終わらせた。
鳳九は「一緒にいるのを見たくなかったんでしょ?」と蘇陌葉の恋心を指摘する。
それから2年後、相里闕が病死 太子 相里賀が即位した。
即位から7日後、夜梟族が比翼鳥族に戦を仕掛け相里賀が親征した。しかし、8月17日に戦死、橘諾は平民に落とされていたので阿蘭若が即位するはずだったが、8月19日橘諾が流罪先から戻って即位した。
明くる日、阿蘭若は首をつって自害した。王族は自害下の一点張りだったという。
阿蘭若の死後、橘諾はその名前を禁忌にし、阿蘭若が大王を毒殺したと噂が流れた。
蘇陌葉は首を吊れば元神が消えてしまうため口実にされたのだと憤る。
孟春院。沈曄のもとへ王后が現れた。沈曄は「半年後のはず…」と予定が狂っていることを不安に思う。
工房。王后は橘諾を救ってくれたことに感謝する。そして「私があなたの叔母だからではなく、前夫の唯一の子だから救ったのよね」と言って立ち去った。
梵音谷。潔緑に根負けして女王 橘諾が阿蘭若の話をする。
「阿蘭若とは何者か、夢を作った理由はなにか?」
「阿蘭若は私の妹、あの子が生まれたばかりのころとても可愛くて大好きだった、けれどあの子は私の悪夢になっていった。
あの子は私の憧れ、のびのびと生きて壮烈な死を遂げた。しかし、私が女王になる道を阻み、母は目的のために手段を選ばなかった。
阿蘭若の夢は比翼鳥族に対する天罰、私達の代で終わらせるべきだったが、あるものが阿蘭若のためにすべての修為を捧げた。
九歌と帝君は機が熟せば出てくる」
橘諾は潔緑に話せることをすべて話した。
潔緑は王后 傾画の行方を尋ねる。
「私は阿蘭若の波乱に満ちた愛を見た後、改心して普通の夫と婚姻し母を監禁した。母は20年目で気が狂った、気が狂った後に口にするのは阿蘭若のことばかりだった」
その話を聞いて納得した潔緑は、相里萌のもとへ向かった。
潔緑と相里萌は王宮に戻る。
感想:やりたい放題
帝君のやりたい放題には触れないでおこう…馬に蹴られちゃうので…
さて、橘諾おばさんが口を割りました!やっぱり傾画が橘諾を女王にしようとして悪巧みするんだな。そんで、阿蘭若は壮烈な死を遂げるらしいので、少なくとも蘇陌葉の言ってた「自害」ではないと思われる。じゃあ、元神が消えてしまうほどの壮烈な死ってなんだろう。
それにしてもあっさり「改心した」とか言うけど、そんなに簡単に人は変わらんで!のおノブう!
橘諾の開き直り方にはちょっとうんざりした。直接関与してなくても、自分の存在が発端だったならもうちょっと言い方あると思います!