【独孤皇后・全50話・最終話まで】ネタバレ全話とあらすじと感想|乱世に咲く花

こんにちわ(*ˊᵕˋ)みるこ(@miiirumu)です!

みるこ
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この記事では、

「独孤皇后〜乱世に咲く花〜」について

全50話のネタバレ・あらすじ・感想を最終話まで掲載していきます。

未視聴の方はご注意ください。

「独孤皇后〜乱世に咲く花〜」全話まとめ

「独孤皇后」ネタバレ一覧はここから( ˘ω˘ ) 1・2・3

一夫一妻を望む伽羅は楊堅と出会う。幸せが訪れると思われた矢先、伽羅の父 独孤信が大冢宰宇文護の罠にはめられ捕らえられてしまった。伽羅は楊家に身を寄せ、父と家族を助けるために奔走するが…

4・5・6

伽羅は楊堅のもとを去り家族と生きることを決意した。しかし、遠方へ送られる途中、伽羅の家族は宇文護の刺客の手にかかり死んでしまう。復讐を決意する伽羅だが、それを心配する楊堅を巻き込んでしまうことに。

7・8・9

楊忠は兵と引き換えに伽羅と楊堅を宇文護の手から救い出した。婚儀をあげることになった伽羅は宇文護の暗殺を企むが、また失敗に終わる。さらに宇文護の糾弾を受けた王后が自害。天王は宇文護から政権を取り戻すべく動き始める。

10・11・12

伽羅は阿史那頌の協力を得て、宇文護を戦地に赴かせる。その間に天王と協力し、宇文護の不正を暴き政権を取り戻す計画だ。見張り役として戦地に赴いた楊堅は森の中でさまよい生死不明に。

13・14・15

伽羅は難産で生死の境をさまよう。そこへ森から脱出した楊堅が駆けつけ、伽羅は楊麗華を無事に出産した。長安に戻った宇文護は兵権を取り上げられ、宇文会は徐浜たちの罠にはまり捕らえられる。宇文護は息子を救おうと護送中に脱走させるが、宇文会は楊堅の手で始末された。

16・17・18

楊堅・宇文邕・高斌は天王の助力を得て隠密隊を結成し宇文護を追い詰める。しかし毒により体を蝕まれた天王はあと一歩のところで命を落とした。太子 宇文賢は国外に逃され、後継者は宇文邕となる。

19・20・21

宇文邕が即位したものの、宇文護の権力は絶頂を極めていた。

22・23・24

伽羅の助言に従い傀儡のふりを続ける宇文邕。宇文護はますます横暴になり、領土を広げるため突厥との戦を決める。

25・26・27

宇文護は謀反を起こすため長安を囲む10州を掌握する。その動きを掴んだ伽羅は、反乱軍が長安にたどり着かないよう徐浜や突厥の協力を得て暗躍する。そしてついに宇文護を追い詰めた。

28・29・30

あらゆる罪に問われた宇文護は民の前で公開処刑された。平和になったかと思われたが、宇文邕は趙越を相談役として重用し、楊堅のことをよく思わない状況が続く。さらに決定的な事件が起き、楊堅は死地へ赴くよう命じられてしまった。

31・32・33

伽羅と楊堅は定州を豊かな地に蘇らせた。宇文会が死に宇文護の金塊が見つかるが、争いを避けるため徐浜に預ける。宇文邕の愚策によって国が荒れていること、末息子の楊広が気がかりな2人は都に戻る。美しく育った楊麗華に宇文邕の息子 皇太子 宇文贇が一目惚れし婚姻した。

34・35・36

宇文邕が崩御。宇文贇が即位した。結婚当初は麗華を溺愛していた宇文贇だが、趙越の悪巧みなどにより4人の側室を皇后にして享楽にふけるようになる。趙越はさらに楊堅がさん奪を考えていると吹き込み、宇文贇を思惑のままに動かし始めた。趙越の動きに気づいた伽羅たちは一網打尽にするため機会を待つ。

37・38・39

媚薬の飲み過ぎにより宇文贇が崩御する。麗華が阿史那頌を味方につけ、楊堅は左丞大臣・宇文闡の補佐を任じられた。後がなくなった趙越は阿史那頌と宇文闡を宮に幽閉。楊堅たちが救い出すため動く。阿史那頌は幼い孫が皇帝になってもまた狙われ同じことが繰り返されるだけだ、と考え楊堅への禅譲を宣告した。旧臣の尉遅迥は受け入れられず反乱を起こすが、追い詰められ自害してしまう。

40・41・42

姪の尉遅文姫と再会した尉遅容は楊家への復讐を誓う。楊堅は皇帝に、伽羅は皇后に、その兄弟や息子たちも称号が与えられた。長男である楊勇は自動的に太子となり、苦労してきた楊広は兄を憎むようになる。ある日、楊勇は山で平民の娘 雲若霞に一目惚れし伽羅に合わせるが、不分別な娘だったため婚姻の許可が降りなかった。しかし楊勇は東宮に雲若霞を連れ込み、こっそり住まわせる。それを知った尉遅容は雲若霞を利用し騒動を起こそうと考えた。

43・44・45

伽羅と楊堅は忠臣の娘 元珍を楊勇の妃として迎える。雲若霞を諦められない楊勇に尉遅容は「結婚しておいて、雲若霞は孕ませ側室にすればいいんですよ」と吹き込んだ。その提案通り、雲若霞は子を産み、ないがしろにされた元珍は失意の中 風邪をこじらせ死んでしまう。伽羅は憤るが、新たな妃として高熲の娘 高霊を迎え、楊勇の道を正そうとする。同時期、楊広は梁の公主 蕭薔と婚姻。太子の座を狙い楊素と暗躍する。陳を制圧した隋は南北統一を果たした、しかしその戦で尉遅容の夫 楊整が死にさらなる恨みが生まれた。

46・47・48

楊広の暗躍により、楊勇は自ら自分の首を絞めていく。尉遅容と蕭薔公主にけしかけられ、楊堅の信頼する耿康を殺す許可を出してしまったり、陳の元皇帝 陳叔宝と享楽にふけったりと太子らしからぬ振る舞いを続けた。尉遅容は伽羅に復讐するため、尉遅文姫が楊堅と床を共にするよう画策する。

49・50(最終話)

基本情報

『独孤皇后〜乱世に咲く花〜』(どっここうごう らんせにさくはな、原題:独孤皇后、英題:Queen Dugu)は、2017年に作成された中国のテレビドラマ。

エピソードは全50話、ジョー・チェン、チェン・シャオらが主演を務める。南北朝時代を舞台に隋王朝の賢国と、一夫一妻を貫いた独孤皇后の人生が描かれる。

  • 原題:独孤皇后
  • 英題:Queen Dugu
  • 製作年:2017年
  • エピソード:全50話
  • 主演:ジョー・チェン、チェン・シャオ
  • ジャンル:古装
  • 時代:南北朝時代 北周から隋

あらすじ

乱世が続く南北朝時代・北周の初期、国政を統括する大冢宰(ちょうさい)の宇文護(うぶんご)は、従弟の宇文毓(うぶんいく)を傀儡(かいらい)として皇帝に擁立し、政権を掌握。逆らう者を粛正していた。

反対勢力である衛国公の独孤信(どっこしん)は、宇文護に対抗する力を得るため、娘の独孤伽羅(どっこから)を隨国公の長男・楊堅(ようけん)に嫁がせようとする。

好きでもない相手との結婚に反抗する伽羅であったが、いざ楊堅に会うと、彼は先日偶然にも共に人助けをした相手だった。

互いの正体を知らぬまま好意をいだき合っていた二人は、その相手が許婚だと知り、運命を感じる。

そんな中、宇文護は独孤信を排除しようと謀略を仕掛ける。

家族が迫害に遭った伽羅は復讐を決意し、楊堅はそんな彼女を守り抜き…。

のちに隋の開国皇帝となる楊堅と、中国史上初めて一夫一婦制を貫いた独孤皇后が織りなす、最も一途で美しい恋愛絵巻――。

  • 独孤伽羅どっこから:独孤信の娘、宇文護への復讐を誓う
  • 楊堅ようけん:楊家の長男、伽羅との結婚が決まるが…
  • 独孤信どっこしん:衛国公、忠臣だが宇文護にはめられる
  • 崔氏さいし:伽羅の母
  • 独孤善どっこぜん:伽羅の兄
  • 上官英娥じょうかんえいが:伽羅の義理姉、独孤善の妻
  • 楊忠ようちゅう:楊堅たち4兄弟の父、随国公
  • 楊整ようせい:楊家の次男
  • 楊瓚ようさん:楊家の三男
  • 楊爽ようそう:楊家の四男
  • 楊麗華ようれいか:楊堅と伽羅の長女
  • 楊勇ようゆう:楊堅と伽羅の長男
  • 楊広ようこう:楊堅と伽羅の次男
  • 宇文護うぶんご:大冢宰、晋国公、いとこである天王を操り国を支配している
  • 宇文毓うぶんいく:天王
  • 宇文邕うぶんよう:宇文毓の弟、魯国公、伽羅と恋仲だった
  • 宇文珠うぶんしゅ:宇文毓と宇文邕の妹、公主
  • 宇文会うぶんかい:宇文護のうんこ息子
  • 独孤般若どっこはんじゃく:伽羅の姉、王后
  • 阿史那頌あしなしょう:宇文邕の妻、突厥の公主
  • 阿史那厥玷あしなてんけつ:阿史那頌の弟、突厥を治める
  • 趙貴ちょうき:楚国公、忠臣だったが宇文護に始末された
  • 趙越ちょうえつ:宇文護の腰巾着
  • 楊素ようそ:叩き上げの兵士、宇文護に仕えるが出世し国の重要人物となる
  • 鄭祁耶ていきや:楊素の妻
  • 高賓こうひん:忠臣仲間
  • 高熲こうけい:高賓の息子
  • 高霊こうれい:高熲の娘
  • 尉遅迥うっちけい:蜀国公
  • 尉遅寛うっちかん:尉遅迥の息子、酒乱
  • 尉遅容うっちよう:尉遅迥の娘、楊整に嫁ぐ
  • 尉遅文姫うっちぶんき:尉遅寛の娘、妙善庵で尼となる
  • 徐卓じょたく:独孤信の部下、宇文護への復讐のため伽羅に協力する
  • 耿康こうこう:刺史、楊堅が信頼する臣下
  • 宇文贇うぶんいん:宇文邕と阿史那頌の息子
  • 宇文闡うぶんせん:宇文贇と朱皇后 朱満月の息子、楊麗華が養母となる
  • 蕭薔しょうそく公主:梁の公主、楊広に嫁ぐ
  • 陳叔宝ちんしゅくほう:陳の元皇帝
  • 陳婉宜ちんえんぎ:陳の公主
  • 雲若霞うんじゃくか:平民の娘、楊勇と勝手に同棲

予告

DVD&配信情報

【全50話】「独孤皇后」あらすじ・ネタバレ・感想

第1話 あらすじ

戦乱の絶えぬ南北朝時代の北周、従弟の宇文毓を天王として擁立した宇文護は政権を掌握し権勢を振るっていた。そんな中、宇文護の息子の宇文会が罪人を連行する道すがら1人の娘をさらう。その場に偶然居合わせた独孤伽羅と楊堅は運命的な出会いを果たす。

ネタバレ

プロローグ:国に戦乱が絶えなかった南北朝時代 北周の初期。従兄弟の宇文毓を天王として擁立した大冢宰の宇文護は政権を掌握し逆らうものを粛清していた。有力者たちが不満を募らせ民が変革を待ち望む中、朝廷は政権強化を図るべく仏教を広め、毎年盛大な灌仏会(お釈迦様の誕生を祝うやつ、像に甘茶かけるやつ)を開いた。その日は、信者たちが参拝し一年のうち長安城が最も沸く一日だった。

長安。賑わう街にでかけた随国公・楊忠の息子 楊堅(長男)・楊瓚(三男)・楊爽(四男)は灌仏会に参加。

その側で、貧しい人々に施しをしていた独孤伽羅を見つけた楊爽は「心が美しい少年は顔も美しいな、女装も似合いそうだ」と興味を持つ。施しをしているのは男装をした衛国公の娘 独孤伽羅とその侍女たちだ。

弟の話に楊堅も伽羅の方へ視線を向ける。すると米袋を取ろうとした伽羅の方へ、重い米袋がいくつも乗った棚が倒れてきてしまう。とっさに駆けつけた楊堅は伽羅を助け、施しの手伝いに加わった。

罪人を連れて長安に戻ってきた大冢宰・晋国公・宇文護の息子 宇文会。灌仏会で賑わう街を見てなにを思ったのか、美しい町娘を捕まえ無理やり馬に乗せた。宇文会は泣き叫ぶ娘を連れて、伽羅と楊堅の前を走り去る。

正義感の強い伽羅はすぐに宇文会の後を追う。楊堅も顔を隠すための仮面を2つ買い、伽羅に続いた。

静宣苑。仮面をつけ宇文会の屋敷に忍び込んだ伽羅は、わらに火をつけボヤ騒ぎを起こす。そのすきに楊堅は襲われている町娘のもとへ。宇文会は顔を隠した楊堅に「何者だ」と聞く。顔を隠しているのに名乗るわけもなく、楊堅は剣を突きつけ「女を開放せねば○す」と脅した。宇文会は「俺を誰だと思ってる!金なら払うぞ!」と元気いっぱい。楊堅は宇文会をひざまずかせ「礼にあらざれば何事もなすな」と言いながら自ら頬を叩くよう命じた。

そこへボヤ騒ぎを起こしていた伽羅がやってくる。宇文会は素直に言うことを聞くふりをしながら後手で剣を手にしていた。伽羅は楊堅を助け「卑怯者め、続けろ」と宇文会に剣を突きつける(ドSヒロイン?)2人は町娘を救い出し、町外れまで逃げた。

町外れ。感謝を示す町娘に楊堅が「男として当然のこと」と返したため「男だけが正義を行うわけではない」と反発した伽羅は髪を解いて女であることを明かした。その姿に見惚れる楊堅。伽羅は町娘に路銀を渡し、数日長安を離れるよう言った。

伽羅に一目惚れした楊堅は「名前を教えてくれ」と叫ぶが、伽羅は「通りすがりの女よ」と仮面を返し、馬で走り去ってしまう。

静宣苑。晋国公・宇文護は馬鹿な息子の頬を叩き叱りつけた。「独孤信が目を光らせているときだぞ、なぜ女をさらった」と宇文会に聞くが理由などない(ぼんくら)

宇文護は宇文会が捕まえてきた二人の男に「独孤信になにを話した」と尋問。二人が口を割らないため宇文会に「拷問にかけ話させろ」と命じた。

側近の趙越は「反目する2人の件ですが、楚国公の趙貴は太傅として名声が高く、衛国公の独孤信は大司馬、軍に対し強い影響力があります。独孤信は貨幣の鋳造について調べているため早めに手を打たなければ」と宇文護に報告。宇文護は「弱点がなければ作ってでも始末しろ」と無茶を言う。

衛国公府。衛国公・独孤信、楚国公・趙貴、高賓が集まり話をしている。独孤信は配下に宇文護を調べさせていたが、急に姿を消したため宇文護に捕らわれた事を察する。趙貴は「宇文護に気取られた証人の口をふさがねば」と強気、高賓は「宇文護の勢力は今や絶大、慎重にならなければ」となだめた。

趙貴は「宇文護は意に沿わぬ派閥を始末している、太祖は我らの言うことを聞いたが宇文護は侮っている。1人で悠長に構えていろ、失礼する」と怒って出ていってしまう。

衛国公府の門を出ると「独孤信は腰が引けている情けない」と側近の簫左に話した。だが簫左は宇文護と通じている様子…

独孤信は「配下は宇文護に囚われ命を落としたようだ、だがまさか宇文護は私を殺そうとはすまい」とのんきな様子。それに対して高賓は「不正の確かな物証を得ることが最善、随国公 楊忠の力は絶大、恩人の衛国公が頼めば断れないはず」と大将軍 衛国公の力を借りるよう提案した。独孤信は「衛国公の嫡男と伽羅を会わせるつもりだ」と縁組の話をする。

こっそり屋敷に戻ってきた伽羅。待ち構えていた兄 独孤善に呼び止められる。「悪いやつを懲らしめてきたのか?」「有名な悪党にお灸をすえたの、宇文会よ」それを聞いた独孤善は「おしとやかにならないと嫁に行けないぞ」と妹をたしなめた。

そこへ独孤夫人であり伽羅の母 崔氏が兄嫁・上官英娥とともにやって来た。崔氏は「近頃、悪夢を見てうなされ体調も良くないので一緒に般若寺に行きましょう」と伽羅を連れ出す。

随国公府。楊堅は伽羅の事を想いながら仮面を見つめている。そこへ弟たちがやってきたので宇文会との事件を話し「少年ではない娘だった」と伽羅のことを教える。

そこへ今度は楊忠が帰ってきた。楊忠は「お前に大事な話があるのだ、縁組のをしてもいい時期、相手は衛国公の娘独孤伽羅だ」と話す。だが楊堅は「縁談は時期尚早」とやんわり断ろうとする。怒った楊忠は「数日後の顔合わせに備えておけ!」と言い出ていってしまった。

般若寺。楊堅は父に言われ伽羅との相性を占いに来ている。伽羅と楊堅は相性抜群らしい。その帰り、母と義理姉に連れられやってきた伽羅とすれ違う。

一方の伽羅。母の健康を祈りに来たはずが、良縁を占うためだったと騙されていたことを知る。「私は家族の健康を祈りに来たの帰りましょ」「せっかくお寺に来たんだから占ってもらいましょうこれがお相手よ」渡された紙には「楊堅」と書かれていた。だが名前を知らないのでわからない。母 崔氏は「数日後に顔合わせするの有能かつ品行方正な少年よ」と話す。だが伽羅は「私を騙して連れてきたのね姉上まで、私が縁談を嫌がる理由は添い遂げたい人と出会っていないからよ!」と反発した。

すれ違った女人が伽羅に似ていたと気づいた楊堅は探しに戻る。伽羅はぼんやり庭を眺めていて、そこへ手に仮面を持った楊堅が現れた。伽羅が声をかけようとしたところへ義理姉がやってきて2人は出会うことなく般若寺を去る。

衛国公府。ふてくされて庭で剣を振り回す伽羅。そこへ独孤信がやってきて「剣は何だと教えた、正義をなすための道具だ、私心で振り回すな」と叱った。伽羅は「縁談は受けないわ、父上はいつも私の選択を尊重してくれていたのに縁談に拘る理由はなに」と聞く。独孤信は「お前は輿入れすることによって2つの家を結びつける」と答えた。「姉上は王后にしたわ、娘は道具なの?」娘の問いに父は「宇文邕は阿史那頌を娶った」と現実を告げた。伽羅は宇文邕と恋仲だったのだ。「誰に嫁ぐかは自分で決める」反発する伽羅だった。

街。男装して街に出た伽羅は1人で浴びるほど酒を飲む。近くの席では1枚の硬貨を10枚に増やすという詐欺師が街人から金を巻き上げていた。伽羅はその不正を指摘し、詐欺師をこらしめる。

一度は逃げ去った詐欺団が仲間を連れて戻ってきた。へべれけの伽羅はそれでも圧倒的な武術で叩きのめしていく。そこへ楊堅が現れ騒ぎを止めた。伽羅は楊堅を一発殴って「詐欺師め」と罵り、倒れてしまう。

臨江楼。酔い醒ましの薬を持ってきた店員は「あの人が詐欺団を追い払ってくれたんです」と楊堅に話す。楊堅は眠っている伽羅を見つめて嬉しそうだ。

目覚めた伽羅は「あの時の人よね、お寺にも来ていた」と楊堅に気がつく。楊堅も「やっぱりそうだ家族と来ていたから声をかけなかった」と喜ぶ。しかし「仏教では飲酒が禁忌、多勢を相手にするのも危険、人の出会いは因縁」と楊堅のお説教が始まった。伽羅は「お礼はまた今度」と逃げ帰ってしまう。

顔合わせの日がやってきた。そこで2人はやっとお互いの素性を知る。「私を乱暴で酒癖の悪い女だと思ってるんじゃないの?随国公のご子息なのに随分単純な人」2人の仲睦まじい様子を見て、顔合わせは大成功と喜ぶ父達。

だが伽羅は「婚姻は相手の真心次第、他の女人と夫を共有する気はないの、側室は許さず同じ寝所で寝て同じお墓に入るわ、それが嫌なら別の伴侶を探して」と条件をつける。

感想:独孤皇后、はじめました〜

衛星劇場で始まりました独孤皇后。タイトルからもわかるように「独孤伽羅」と同じネタを新しくこねくりまわした話です。ちなみにイケメン流し目 宇文護は存在しない時間軸となっております(涙)独孤皇后の宇文護は普通におじちゃんです。

さてさてそれは置いといて、ヒロイン伽羅は現代劇に多く出演していた人みたいで私は初めて見る女優さん。相手役の楊堅は「月に咲く花のごとく」の沈星移。ちょっと弱いかな。他にも有名中国ドラマの脇役たちが結構出演しています。これだけ見てると知った顔だらけになってくるのだな。

内容についてはまだなんとも言えないけど、第1話で2人が素性を知るまで引っ張り過ぎじゃねえか!?とイライラしました。運命の出会いっぽくもないし、また男装してるし。男装どう見ても女だし。これを飲み込めるほどの美しい見せ場があれば黙りますけど今回はなし。続きに期待。

第2話 あらすじ

宇文護から屋敷に招かれた独孤信と趙貴は、宇文護から執拗に酒を勧められる。趙貴は独孤信の制止に耳を貸さず大量の酒を飲み泥酔して、宇文護を暗殺する計画を口走ってしまう。その頃、独孤家には結納の品を届けるために楊堅がやってくる。

ネタバレ

伽羅と楊堅の顔合わせ。伽羅は「他の女人と夫を共有する気はない」とはっきり断言。楊堅は「愛する人は一人でいい」と伽羅の気持ちを尊重した。二人の婚姻が決まる。

晋国公府。その頃、大冢宰 宇文護は伽羅の父である衛国公 独孤信を陥れる策を練っていた。

婚儀の日。独孤信は伽羅の婚儀に立ち会えず、宇文護に呼び出され出かけていく。夫人 崔氏は危険だと止めるが「屋敷に招くなら大丈夫だ」と行ってしまった。

衛国公府。独孤夫人 崔氏と伽羅の兄 独孤善が楊堅を出迎え、結納品を受け取る。伽羅は婚姻が嫌で逃げ出そうとするも、兄嫁の上官英娥に連れ戻されてしまう。伽羅がふてくされていると、そこへ北周 王后である独孤般若が祝いにやってきた。楊堅は王后に「伽羅を全力で守る」と約束する。

白虎堂。酒を勧め下手に出て「助言がほしい」と話す宇文護。独孤信が止めるのも聞かず趙貴は宇文会を糾弾した。

泥酔した趙貴は宇文護に「私を殺すおつもりで?」と聞かれ「当たり前だ」と答えてしまう。それを聞いた宇文護は兵を呼び2人を謀反の疑いで拘束した。

趙貴の従者 簫左による暗殺文書の捏造を突きつけられた趙貴は「先帝を毒殺したことも、悪事が明るみに出るぞ」と宇文護に迫る。宇文護は小刀を投げて趙貴を殺してしまった。

一方、独孤家。王后 独孤般若の提案で、伽羅と楊堅は手合わせをすることに。争いながらも息ピッタリな鼓舞を披露する。

その様子を見た王后と崔氏は「文武両道の人格者」と楊堅を褒めたたえた。

そこへ宇文会が乗り込んで来る。王后が食い止めている間に、崔氏は伽羅と楊堅を逃がし「父上の居場所を探し、何が起きているか調べて」と伽羅に命じる。宇文会は王后を除き全員を捕らえさせた。

残るという伽羅を気絶させ、楊堅は森の中の隠れ家へ連れて行く。目覚めた伽羅は父が捕らわれていると聞いて助けに行くと聞かない。楊堅は興奮する伽羅を止め、知人に頼み牢に忍び込んだ。

独孤信は「何があっても生きねばならん、逃げては潔白を証明できない」と伽羅を説得し、宇文護の悪事を伝える。楊堅は伽羅を守ると約束し牢を出た。

宇文護は独孤信を生かし支持者をあぶり出して見せしめにする作戦に出る。そのため伽羅も追われる身となった。

随国公府。宇文会が乗り込み伽羅を出すよう迫る。随国公 楊忠は毅然と対応。そこへ楊堅たちが目撃された情報が入る。

楊忠も近衛兵を借りて楊堅と伽羅を探しに向かった。

山中。伽羅を洞窟に残し、楊堅は食料の調達へ。伽羅は牢で父から聞いた事を思い出していた。「宇文護は偽金を作っている、寺を普請させ賄賂を受け取り建国の資金まで横領した、確かな証拠をつかめば断罪できる」

独孤信を助けるには、宇文護の不正の証拠を見つけなければならない。

感想:急展開

嫁入りすることなく、パパ上が捕らえられる急展開になりました!まだ2話ですよ?50話もあるから落ち着いて。

月に咲く〜以来のチェン・シャオなわけですが、貴公子役が似合うこと…惚れ惚れしちゃうよ。楊堅が華やかなので、ちょっと伽羅は主役感が足りないかなあ。中国の女優さんはキラキラしすぎて日本では通用しそうな顔でも、主役としてはいまいちってことが多くて難しいね。彼女には現代劇のほうが向いてる気がする。

今回、独孤般若がでてきました!が!あまりにも独孤伽羅の般若お姉ちゃんに慣れ過ぎちゃって…これはすぐに消えるタイプの皇后…って悲しくなった。あまりにもメイン感がない。

これ、さっさと隋になってそこからの話が長いんだろうか。

第3話 あらすじ

独孤伽羅は楊忠の申し出により楊家に身を寄せる。一方、宇文護は楊忠に続き独孤信を支持する重臣が現れることを警戒し、事態を静観することにする。そんな中、宇文護は天王に呼ばれ独孤信を放免するよう指示されると、天王に刃を突きつけ…。

ネタバレ

楊堅は狩りの最中、宇文会に見つかる。

同じ頃、楊忠の4男は「狩りの時に使っていた洞窟」に隠れているのではないかと心当たりを話した。

楊堅は宇文会に追い詰められ「伽羅の居場所を吐け」と言い争いに。楊堅の落とした佩玉を見た宇文会は、楊堅が仮面の男だと知り殺そうとする。伽羅は楊堅を守るため自ら姿を表した。

そこへ楊忠たちが兵を率いて現れる。武芸に秀でた楊家はあっという間に宇文会を捕らえ、2度目はないと言って逃した。

「これ以上迷惑をかけるわけには行かない」と渋る伽羅を楊堅は説得し随国公府に向かう。

崇義宮。寝込んでいる王后 独孤般若のもとへ天王 宇文毓と息子がやってきた。父を救ってくれようる頼む王后、だが天王は宇文護に実権を握られどうすることも出来ない。

そこへ天王に呼ばれた宇文護がやってくる。独孤信を放免してほしいと頼む天王に、宇文護は「女人に惑わされ真の忠臣をないがしろにした」と自害しようとする。驚いた天王が下手に出ると「すべて秋官府に任せろ」と脅して去っていった。

随国公府。楊堅は「祝言をあげ伽羅を身内として守りましょう」と父に提案。そこへ伽羅が来て、寵姫の侍従 簫左のことを話した。楊忠は簫左のことを調べる。

斉との戦に出ていた天王の実の弟 宇文邕(魯国公)と寧遠将軍 高熲 が都に戻ってきた。

宇文邕は「徹底的に糾明しなければ、民は不安にさいなまれ、それでは国を治められません」と兄に進言。だが天王は「実権がない」と逆ギレし、解決策を探すと言って謁見を切り上げてしまった。

同じ頃、宇文邕の正妻 阿史那頌は夫の帰りを心待ちにしている。侍女から「娘の伽羅がお尋ね者になった」と聞き嬉しそう。そこへ宇文邕が帰ってくるが、阿史那頌にはそっけない態度。さらに高熲から「伽羅の居場所がわかったので会いに行く」と伝令が届く。宇文邕が急いで出ていったため、阿史那頌は「まだ女狐に気がある」と嫉妬した。

随国公府。父 高斌と一緒にやってきた高熲は「魯国公も来るから昔よく遊んだ場所で」と伽羅を呼び出す。

その夜、伽羅は宇文邕と高熲の待ち合わせ場所へ。宇文邕は「大臣たちを説得する心配するな、父上は配下に守らせる」と約束した。伽羅は「宇文護が父を陥れたのは偽金に関すること、徐卓に会えと言われた」と2人に伝える。

随国公府。楊堅は伽羅に会おうと部屋の前までやってくるが入ることが出来ない。部屋の前で「結納の日、ときめいていたんだ…」と独り言を言い始めた。ちょうどそこへ帰ってきた伽羅は楊堅の独り言を聞いてしまう。

楊堅は「家族を捨ててでも守る」と宣言、しかし伽羅は「人生は長いわ決めるのは時期尚早よ」とあしらった。

王宮。秋官府の審問のため独孤信が牢から出される。そこへ簫左が証人として呼ばれた。簫左は物証として暗殺の企てが記された文を見せる。

秋官府の大司寇は「2人は頻繁にあっていたのに、なぜ文を送るのか」と矛盾を指摘。さらに随国公 楊忠は「豪遊し邸宅を手に入れている、楚国公の死後裕福な暮らしを手にれるとはいかにも怪しい」と進言した。分が悪くなり宇文護に目配せされた簫左は、仮病を使って審問を中断させる。

随国公府。伽羅は審問が有利に進んだと聞いて安堵。大司寇も公正に裁きを下しているので、独孤信が助かる可能性が高くなった。

その夜、阿史那頌は「お祝いに弟の送ってくれた酒を」と宇文邕に酒を勧め人払いする。

感想:国公の嵐

国公がたくさん出てきて、役職も相まって誰が誰だかわからなくなっております。

整理しておこう…

衛国公が独孤信、伽羅の父

随国公が楊忠、楊堅の父

晋国公が宇文護、ついでに大冢宰

魯国公が宇文邕、天王の実の弟

楚国公が趙貴、宇文護に殺されたおじさん

蜀国公が尉遅迥、まだ出てきてない

それから高熲という伽羅の幼馴染が寧遠将軍

とりあえず役職抜きでここだけは中身に入れます。

すでに宇文邕と阿史那頌は結婚していて、結婚前にいざこざでもあったのか阿史那頌は伽羅に嫉妬心を抱いている。高熲は幼馴染だけどただのお兄ちゃんという感じ。

こっちの伽羅も宇文邕に悩まされそうな構図でオラわくわくすっぞ^^

次回、4・5・6話はここから!

最終話 49と50話 あらすじ

第49話

独孤伽羅から楊堅を寝取った理由を問い詰められた如意はすべてを吐露した直後に自害する。楊堅は如意を死なせた独孤伽羅に激怒する。その後、独孤伽羅の命で尉遅容の寝所を調べた陳婉宜は媚薬の効果を有するお香と猛毒を有するトウアズキを見つける。

ネタバレ

甘露殿。伽羅は趙如意を宮に連行させる。趙如意はあっさり尉遅文姫だと名乗り、暴言を吐きながら「死ぬより苦しい目に合わせてやった」と勝ち誇った。すべてを暴露していく尉遅文姫に伽羅は衝撃を受ける。

同じ頃、尉遅容は楊堅を起こし「如意が殺される」と泣きついた。

甘露殿。伽羅は「尉遅家には借りがあるので殺さない、顔に傷をつけて寺に帰れ」と命じる。しかし尉遅文姫は剣を手に取り、自ら首を切って自害した。

その様子を駆けつけた楊堅と尉遅容が目撃する。楊堅は「死なせたも同然だ」と伽羅を責めた。それを聞いた伽羅は趙如意が尉遅文姫だと明かす。尉遅容は知らなかったふりをして涙を流した。

楊堅は「嫉妬し、おぞましい」と口にする。伽羅はショックを受けながら「罪があると考えるなら廃位を」と言った。2人は決別する。

楊堅は尉遅容の「姪の墓を作りたい」という願いを許した。

尉遅文姫の一件で尉遅容への疑いを強めた伽羅は、陳婉宜に頼み尉遅容の寝所を探らせる。

陳婉宜は寝所でトウアズキとお香を見つけた。

陳婉宜と入れ違いで伽羅の元へやってきた尉遅容。陳婉宜が寝所に向かったと知り、伽羅に毒が含まれるトウアズキの汁を出した。しかし、伽羅は飲もうとしない。

陳婉宜が太医を連れて戻ってくる。そして寝所から出てきた媚薬効果のあるお香とトウアズキを見せた。伽羅は王誼が死の直前に食べた小豆汁のことを思い出し、侍医に調べさせる。すると、尉遅容の出した汁とトウアズキに猛毒が含まれていると判明した。

伽羅は尉遅容を呼び「小豆汁が冷めてしまったので下げてほしい」と頼む。伽羅は尉遅容に最後のチャンスを与えた。

しかし尉遅容は「まだ温かいので食べてほしい」と汁を差し出した…

伽羅は寝所から見つけた証拠を突きつける。尉遅容はすべて認め「あなたのせいで尉遅家が滅びた」と伽羅に襲いかかった。そこへ楊広が兵を連れて助けに来た。

王誼を殺した理由を明かすことなく尉遅容は首にかんざしを刺して自害した。

楊広は協力的だった尉遅容の目的が楊家の内紛を起こすことだったと知る。そして、この好機に太子がしでかすよう仕向ける画策を行った。

東宮。楊広は楊素や臣下を連れて、太子 楊勇の誕生日の宴を開く。そして、酒を飲ませ失言を誘った。

感想:道半ば

まだ復讐全く終わってませんがな。尉遅容を曼陀っぽい立ち位置にしたかったんだろうけど、あまりにもパンチが足りなかったですな。というわけで尉遅家の生き残りたちご退場〜

さて、最後に残るは太子の座をかけた兄弟の争い。そして伽羅と楊堅は真実の愛()を取り戻せるのでしょうか。

高霊ちゃんの処遇だけが心配だよ。政治利用された麗華も可哀想だし、なんだかちゃんと終わっても物悲しい物語ね。

第50話 最終回

楊広の策略により失言した楊勇は、その内容を聞いた楊堅に激怒され、ほどなく太子の座を追われたうえ平民に落とされる。新たな太子として冊封された楊広が臣下と冬至を祝っているころ、自分の悲惨な状況を受け入れられない楊勇は皇宮に押し入り…。

最終話 ネタバレ

東宮。誕生日の宴で太子 楊勇は献杯により泥酔していく。そして楊広に誘導されるままに「父上は私がお嫌い、私だけが責められる。尉遅文姫の件は責められず、雲若霞のことを責める」と口にしてしまった。

千秋殿。失言はすぐに楊堅の耳に入った。呼び出された楊勇は「不服を唱え、本心を晒した」と叱責される。そこへ伽羅がやってきて楊堅を止める。

楊堅は伽羅に「楊勇の性根は善良だが、生き方を教えなければならない」と話した。伽羅は楊広が楊勇を罠にはめたと気づいている。

東宮。高熲と高霊は一連の事件から楊広が太子の座を狙っていると気づく。そこで楊広一派の動きを調べることになった。

東宮。高霊はお目付け役として楊勇を気遣う。しかし楊勇は「長男だから事実は動かせない」と廃されない自信がある様子。高霊は父 高熲が各所に働きかけている継承の行方がかかった大事な時に子供のようなことを言うな!と叱りつけた。しかし楊勇は聞く耳を持たない。

西暦600年 隋の建国20年目の11月。

楊勇は享楽や怠惰などを問責され平民に落とされた。新たな太子として楊広が冊封される。

千秋殿。楊勇は平民の服を着て千秋殿に入れてももらえず泣きわめいた。高霊が駆けつけ寄り添うが、楊勇は気が狂ったように笑っている。

同じ頃、楊広は東宮に移り、協力した臣下とともに宴を開いていた。

仏殿。伽羅は仏に祈っている。すべての罪は自分にある、罰を与えるなら私に…そこへ侍女が慌ててやってきた。

楊勇は「皇帝が来たぞ」と半狂乱で喚いている。そこへ駆けつけた伽羅は「皇帝になれば更に苦しむ」と息子を抱きしめた。楊勇は伽羅を突き飛ばし「母親なんかじゃない!大業を成す!!」と喚いてフラフラとどこかへ歩いていく。

高霊は「楊勇には器も能力もなかったのに太子の座に縛り付けた!だから気を病んでしまった!」と伽羅のことを責め立てた。高霊は「母親失格だ」と吐き捨て楊勇の後を追う。

「何もかもが失敗に終わった…」伽羅は苦しみ涙を流した。

数カ月後〜寝殿。伽羅は病床に臥せっている。楊堅は扉の前に来るが部屋に入ることができない。

伽羅はすっかりやつれて、髪には白髪が目立つようになっていた。陳婉宜はそばに寄り添い看病を続けている。

起き上がれるようになった伽羅は上奏について尋ねるが、陳婉宜は上奏はなく、楊堅が何度も部屋の外に来ていると伝えた。

伽羅は部屋の外にいる楊堅の気配を感じる。「夫婦愛と親子愛どちらも失った、しかし立ち上がるには楊堅の力が必要だ」と涙を流した。

重材殿。麗華は母の優しい幻影を見て涙を流す。そこへ伽羅が危篤だと急報が入った。麗華は宮を飛び出し走り出す。

寝殿。一足先に楊広と蕭薔公主が駆けつける。伽羅は「この世には善悪で割り切れないことが多い、わたしはずっとあなたの幸せを望んでいる、国を大切に、兄弟のことも頼む」と遺言を残した。

陳婉宜には「楊堅に寂しい余生を送らせないため自分の代わりをしてほしい」と頼む。陳婉宜はからの気持ちを理解し承諾する。

そこへ楊堅が…「やっと会えた」「ずっとそばにいたぞ」久々に言葉を交わす2人。

伽羅は「一人の女人としてほしかったのは富や名誉ではなく、あなたの愛が欲しかった」と本心を語る。そして麗華の顔が見えないことを気にした。

伽羅は「起こして抱きしめてほしい」と楊堅に頼む。枕元の箱の中には祝言をあげた日に楊堅が贈ったかんざしが入っていた。楊堅は伽羅の望むよう歌を聞かせ、想いあった日々のことが走馬灯のように流れる。

そして麗華が来る前に、伽羅は息を引き取った。

訃報を告げる鐘を耳にした麗華は「間違っていたごめんなさい」と涙を流す。

長安の街。平民となり店を営む楊瓚・宇文珠も訃報を聞き膝をついた。2人は自分たちを守るために皇宮から遠ざけた伽羅の気持ちを理解し、皇宮へは行かないと話す。幸せとは大事な人といつまでも寄り添うこと、2人は寄り添いあった。

西暦602年 隋朝2年。

独孤伽羅が逝去、隋の建国に貢献し楊堅を支え隋を栄えさせた皇后の死を民は心から嘆いた。

この2年後に没した楊堅は伽羅と合葬され、楊広が皇帝に即位する。

西暦618年 隋は建国から38年で滅びた…

感想:鳥肌で幕を下ろす

鳥肌が止まりません!ナレーターが読み上げる「西暦618年 隋は建国から38年で滅びた」というセリフで独孤皇后は幕を下ろしました。このどうしようもない虚無感…ゾクゾクするぜ!!!

実は私、キャラクターの死は好きじゃないんですけどバッドエンドは大好きなんですよね。これどうあがいても絶望的なバッドエンドでしょ?いやたまんないね。

結局の所、伽羅の求める真実の愛は貫けなかったし子どもたちも皇位を求めて争うことになったし…伽羅と楊堅のしたことは立派だったかもしれないけど、結局それに巻き込まれて不幸になった人が大勢いた上に、崩御後数年で国は滅びてしまったと。

やっぱり曼陀さんがいないとだめよ!この話!尉遅容じゃ物足りなさすぎて箸にも棒にもかからない。

というわけで、感想をお読みの奇特な方はお気づきでしょうが大変評価低いです。おもしろネタに走るか、しっかり考察して脚本を濃いものにしないと面白くないよねえ。

17 COMMENTS

masumi

みるこさんの明蘭あらすじコメントが大好きです。
みるこさんの着眼点を可笑しくもそうそうと共感しながら楽しんでます。
あなたの感想はほかのネタバレページより、思い入れが感じられ一番です。
ところで今日、独弧加羅皇后ページを開きましたが、1.2.3話は選択できますが。4話以降のネタばれが選択できません。これはミスですか?それとも4話以降はアップされていないのですか?ああああああ続きが読みたい!!

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ミルコ

はじめましてmasumiさん!コメントありがとうございます。

そうなんです…「独孤皇后」の3話以降はまだアップできていなくて、じっくり見てから感想を書いているので時間がかかってしまって申し訳ないです。
私も早く続きが見たいんですがなかなか時間が取れなくて!!もうしばしお待ち下さい。
「独孤伽羅」は視聴していますが、感想は書いていません!紛らわしいですよね!なにか分けて表記するいい案があるといいんですが。

「思い入れが感じられる」と言っていただけてとても嬉しいです!わぁー!!
中国ドラマが大好きでもっと沢山の人に知ってほしくて、映像だけではなく文字でも内容がわかるようにと思って始めたので管理人冥利に尽きます。
反応がもらえるととても嬉しいので、またコメントしてください( ¨̮ )/ミスの指摘はとても助かります。

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ミルコ

匿名さん、コメントありがとうございます( ¨̮ )/

独孤伽羅の感想は書いていないのですが、人気なようなので時間が出来たらもう一度見直して書いてみようと思います!

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masumi

ごめんなさい。さきほどのmasumiですが、独弧皇后と独弧加羅は違うドラマですね。わたしが読みたいのは独弧加羅のほうです。

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あこちゃん

はじめまして。
韓流ドラマから中国ドラマへ。
今、中国ドラマにどハマリなのです。何本か見てきて独孤伽羅にどハマリしてしまいました。テレビ視聴中にDVD購入〘シンプルbox〙その後独孤皇后のレンタルが始まるとの情報。でも独孤伽羅の俳優のイメージから抜けなくてとても借りる気持ちが生じません。なんか正解のようです。

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ミルコ

あこちゃんさんコメントありがとうございます、こちらこそはじめまして( ¨̮ )/

そうなんですそうなんです…麗しの宇文護はなぜか貫禄のあるイケオジに変貌し、般若お姉さまは随分お年を召して…
ドハマリする作品を見た後ってなかなか抜け出せませんよね。今見ちゃうとこんがらがってしまうと思います!
独孤皇后もいずれBSで放送されると思うので、その時に興味があったら見てみてください。

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Trois Ilets

こんにちは。
独孤皇后のBS放送始まりました。
主役二人にはこれから慣れていくとして、脇役のイメージが全く違って、少し戸惑ってます。
お姉さんと宇文護の愛憎たっぷりの悲しいラブストーリーはこちらの世界では全くあり得ないし、さんざん物語を掻き回してくれた真ん中のお姉さんはまだ出てきてない。
まあ、まだ始まったばかりだし、違いを楽しみながら徐々に慣れていこうと思っています。

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ミルコ

こんにちはTrois Iletsさん!いつもコメントありがとうございます(`・ω・´)ゞ

とうとう始まりましたね!映劇版も最終回を迎えたので、昨日から見始めました。これからネタバレも進めていきます!
そうなんですそうなんです、もうまっっったくの別物なので切り替えてみていかないと何が何やら…???
個人的には独孤伽羅のほうがキャストも含め楽しめました(小声)

また来てくださいね!

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匿名

秋からBS11で放送されていたのでこちらを読ませてもらいました。
簡潔で分かりやすい文章でドラマを観る助けになりました。
ありがとうございました。

私もだんだん独孤伽羅の築いた家族が壊れて行き、国も滅んでしまったというラストは良かったと思います。

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ミルコ

匿名さん、こめんとありがとうございます( ¨̮ )/大変励みになります!

ドラマを見るお手伝いができてとても嬉しいです照れ…
中国ドラマは話数が多いので盛り上がって放り出して終わり!よかったね!じゃない展開もいいですよね。
1人でやっているのでこうして反応をいただけるととても嬉しいです…照れ…

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匿名

中国歴史ドラマは登場人物が多く、また私はBS11で見ていたので、何回か見過ごすことがあり、このあらすじはとても助かりました。ありがとうございます。
それと今回は辛口のコメントも面白かったです。
2年くらい前から、中国語の勉強のつもりで見始めた華流ドラマですが、いまでは結構はまってみています。

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ミルコ

匿名さん!コメントありがとうございます(*^^*)

1日1話で再放送もなしだと、録画失敗したりで見逃しちゃいますもんね…とってもわかります
独孤伽羅は突っ込みどころが多くて、文句を言いながらも楽しく見ました笑

中国語の勉強をなさっているのですか!?とても尊敬いたします!私も習いに行きたいなあと思いながらテキストを買ってみたりしただけで行動に移せていないので…

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ナジコ

初めまして。
最初はMX(東京ローカル)でリアルタイムで観ていたのですが、録画になり録画が溜まり、ちょっと早送りしてしまったり。
でも最終回まで観たいから、内容は理解したい…
そんな中たどり着いたミルコさんの書かれた文章、とても有難かったです!!

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ミルコ

ナジコさんコメントありがとうございます( ¨̮ )/

録画たまりがちすっごいわかります…見る気はあるのにいつの間にか追いつけない話数になってるんですよね笑
お役に立てて本当に良かったー!
私もためちゃうタイプなので、同じような方の役に立てたらと思って始めたブログ…よかったブログやってて!

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えみ

近年の中国ドラマは、ドロドロ感が減って、ある程度史実に沿った脚本になってきてる点がいいと思います。アクションシーンも良かったです。
ドラマの独孤伽羅は「自分は誰にでも誠実に接しているのに思いもよらない事で逆恨みされる」ケースが多く、晩年は夫と疎遠となり、愛情を注いだはずの子供たちにも裏切られるという、侘しさが残るエンディングでした。即位して20年間も栄華を誇ったはずなのに、質素な地方赴任や育児と格闘した時代より、ストレスだらけの宮廷で不幸だったというのは、悲しいけど実際そうだったんじゃないかと思います。
因みに史実では長男を皇太子から廃嫡させたのは皇后の意向が強かったそうです。娘も末娘を除いて我儘だったという説もありますが、私個人としては、伽羅は晩年まで「長男に甘い母親」ではなく、国政への公正さや質素を重視した、自分にも他人にも厳しい女性だったと思っています。

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